星空の下で』の作文集

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星空の下で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/5/2023, 2:20:15 PM

『星空の下で』

 ダイヤ、金、プラチナ、ルビー、サファイア、トパーズ……
 そんなものをこの世界からめいっぱいかき集めて、すべてばら撒いてしまったような星空だった。
 新月の夜、見上げる空にはひとすじの雲も見当たらない。
 嘘のような満天の星空では、どこを向いても星が瞬いて光っている。
 
「北極星、どれ?」
 僕の問いかける声に「えーと」と隣から思案する友人の声が聞こえた。
 自分でも探しているが、こんなにも星が多いと僕には見分けがつきそうにない。
 「あれが、北斗七星だから……」
 横から伸びてきた腕が天に掲げられる。星空に黒いシルエットで描かれた華奢な腕、その指の先を懸命に探すと、確かに他より目立った七つ星がみつかる。
 そこから先の探し方は知っているので、ようやく空に輝くポラリスを見つけることができた。
 こぐま座α星。淡いトパーズ色で他の星に負けない光を放ち、真北の空に輝いている。

「この北極星を眺めるのは、今日で最後か」
「そうだね」
 僕の言葉に、友人は淡々と答える。そうして何かを探る気配の後「見つけた」と再び天を指差した。
 満天の星空の中、雄大に流れる天の川のほとりに佇む織姫様。こと座のベガが青白い光を放っている。
「次に目覚めたときには、織姫が北極星か」
 
 ――人類は、明日から12000年の眠りにつく。
 この後、地球に起こる気象変動をやり過ごすために。
 目覚めた頃には、真北に輝くのはベガなのだそうだ。
 全員が目を覚ます保証はない、それでも僕たちは眠りにつく――。

「見られると良いね、ベガの北極星」
「見られるさ、きっと」
 
 再びここで、二人一緒に、新たなポラリスを。

4/5/2023, 2:20:06 PM

星空の下で

君が言った悲しい話し
ここで待ってる、嘘の一言
行っても行っても君の姿が見当たらない
確かにこの場所この時間星空の下
日にちは教えてもらってはいないけど
毎日行けばいつか会えると思ってた
人から聞いた噂話
たったそれだけ
さようなら

4/5/2023, 2:17:29 PM

エメラルドグリーンの水の上を
小さな雲に乗って浮いている
ネグリジェ姿で女は待つ
四角く切り抜かれた空間の
華やかにもどこか寂しげな部屋
見上げればいつも空は夜色
女は訪ね人を待ちながら
足元のうねりを眺めている
星空の下で一夜を共にする相手を
心待ちにしながら

4/5/2023, 2:17:27 PM

星空の下で


星空の下で少女は夢をみていた。
「こっち、こっち! 一緒に踊りましょ!」
そう言って少女の腕を引っ張ったのは小さな妖精だった。弱く引っ張られた腕につられるように少女は歩き出す。
森の中の獣道をぬけた先で、視界の開けた草原に動物たちが集まっていた。夜はすっかり更けているのに、みんな起きていてどこか楽しげに目を輝かせていた。
周りを飛ぶ妖精たちを追いかけるようにくるくると回り、どこかから聞こえてきた不思議な音楽に身を任せて少女は楽しげに踊る。
湖に映る満天の星空を眺めて少女は楽しそうに笑っていた。
躍り疲れて、草の上に寝転び、少女は目を閉じる。
星々が朝焼けの光に隠れて見えなくなる頃、少女は目を覚ました。周りを飛ぶ妖精も、草原を走り回る動物たちも、どこかから鳴り響く音楽も、そこにはなくて、少女はゆっくりと辺りを見渡した。
果たしてあれは本当に夢だったのだろうか。そう頭をかしげつつ、少女は記憶に残るあの音楽を口ずさみ、体の思うがままに踊りながら帰っていった。

4/5/2023, 2:12:51 PM

ある画家が亡くなった。
 
 高名というほどでは無いが、小さいながらも人気のあるギャラリーの一角を長いこと占領していたこともあり、固定ファンの多い御仁だった。
 享年72。長年の不摂生がたたっての末路。酒タバコ、加えてギャンブル依存性。一言で言えば最低な部類の人間だった。
 葬式では「金返せ」「せいせいした」と泣き笑う人間がチラホラいたとか。

 ひと月後、晩年身の回りの世話をしていた女たちが、小さなお別れの会を例のギャラリーで開いた。
 壁一面には彼の絵が掛けられ、各々が思い出の絵について語らう中、とあるご婦人が声を上げる。
 ――こちらは、初めてのお披露目では?

 それは、F3号の小さな絵。
 どことも分からぬ丘から空を見上げた構図。
 暗い、暗い星空の絵。題は無い。

 世話役の取りまとめを務める恰幅のよい女性が、困ったように笑いながら答えた。
 ――先生が、死んだら飾れと仰るものですから、本日のお目見えになりました。
 
 しばらくはその無名の絵の話題で盛り上がり、酒も回った後は画家の悪口大会に見せかけた、誰が一番画家と仲が良かったか、誰が一番画家を理解していたかの静かな自慢大会。
 そうして宴もたけなわ、1番のパトロンでもあった画家の旧友の感謝と追悼の言葉で会は締められた。
 数人から例の星空を買い取らせて欲しいとの申し出があったものの、世話役の女も絵の預り主の旧友もけして首を縦に振らない。そうして口を揃えて言う。

 ――待っている人がいる。

 
 
 無名の星空はその後、誰とも知れずギャラリーから姿を消した。

#星空の下で

4/5/2023, 2:12:03 PM

「あいだで」

ぼこりと空いた穴の上にすわる
ふかく深くに おっこちたみたい
ざらざらと冷たい砂が
ちくちくと肌を刺す

たったひとりだったんだね
いつでも人は
当たり前すぎる事実が
地の果てまで広がっていた

大きく伸びをして
寝転がった額のさき
白い粒がまあるく光る

星をあんなにも
尖らせたのは誰だ
包むような星は
わたしを決してひとりにはしない

ひとりぼっちで賑やか

月の上 星空の下
もっとも孤独でうつくしい
世界のあいだで



#星空の下で

4/5/2023, 2:11:53 PM

星空の下で私たちは…



先輩との交流期間を完全に失ってしまった…

「お前、最近元気ないよな」

「好きな人に会えない気持ちがどれだけ辛いかわかってないでしょ!?」

「へぇへぇ」

君の意地悪にももう慣れた。可愛いかまってちゃんなんだ。私は先輩に会えない苦しみから少しだけ幼馴染くんに救われている気がする。頼もしい訳でも強い訳でもない。ただ、一緒に居るだけで、私は安心してしまったんだ。ずっーとそばにいて見捨てない人。君にはわかりもしないだろう、これまでの想いなんて、これまでの苦労なんて。


「今日も送ってく」

「えぇ。良いよォ、マジで優男(やさお)やね。」

「そんなんじゃねぇし」

「ここまでで良いよ、ありがと。じゃあまた…はぁ、仕方ないなぁ」

私の袖を無言で掴む幼馴染くん。おねだりのはじまり。私が何しようとも本気で疲れてる時以外は帰ってくれない。私たちは自転車を停めて、地面に腰を下ろした。星空が綺麗だったんだ。

「あっ!見て、あれあれ!めっちゃ綺麗。一等星かな?」

「ん?あ、ホントだ。」

私が空を眺めていると君は話し始めるんだ。

「あのさ、俺、最近ちょっと……」

学校の話や友達の話。幼馴染くんは決まって私の前で話して相談してくる。

「ストレスは溜めちゃダメだよ。あ、そうそう。ハグすればストレス軽減されるらしいよ」

そういうと君は私に向かって両手を広げた。恥ずかしそうにしながら。冗談はよしてよ笑なんて、あんなに真剣になっていた君に言えそうにもなかった。クスッと笑ってから私はまた星空を眺める。
君の手は私の手に触れていて、星空の下で私たちは、密かに互いの体温を噛み締めていた。
流れ星に、君はなんと願ったのだろうか?

4/5/2023, 2:11:27 PM

君は覚えてる?
あのとても暑い夏の夜。
沢山の綺麗な星が輝く夜。
星空の下で言ったことを。

夏と言うのにぴったりな、とても暑い日だった。
君は白いワンピースに麦わら帽子。
まるでアニメの主人公みたいな格好をしていた。
君は僕に言った。
「今日の夜、あの場所に来てね!」
君があまりにも急に言うものだから驚いたよ。
でもその癖はいつものことだ。
僕は驚いたことがばれないよう、少し間を開けて言った。
「...わかった。」
その時の君は、僕に向かってとても嬉しそうに微笑んだ。

あの場所とは、僕と君がいつも夜に会う公園のことだ。
向日葵が咲き誇る公園。
いつも賑わっている公園。
しかもこんな真夏の公園だから人が多い。
でも夜になると、昼とは違った公園が見える。
中学生の僕には、その公園がまるで裏の顔のように見えた。

夜になった。
公園は誰も居ない。
綺麗な星や月が、公園を静かに照らしていた。

数分後、君が来た。
昼に見た格好ではなかった。
雰囲気がいつもと違う。
いつもの笑顔じゃなかった。
先に口を開いたのは君だった。
「...ごめんね、こんな夜中に。」
「いや、大丈夫。」
君の声は、凄く冷たかった。
「今日はね、伝えたいことがあったの。」
心臓の鼓動が速く感じた。
とても嫌な気配がした。
君のその言葉の続きを聞きたくない。
「...。」
思わず黙ってしまった。
君から言われた言葉は、僕が想像していたもの。
まさにそれだった。

「ずっと前から好きだったんだ。」
その言葉が僕の頭の中で木霊する。
どういう意味か聞こうとした。
君はそれを遮った。
「付き合ってほしいとは言わない。
最後に伝えたかっただけだから。」
君はそう口早に言って、帰って行った。

それから数日後、君は死んだ。
死因は“自殺”だったらしい。
その知らせを聞いた時、僕は君が言ったことの意味がわかった。
君が言った“最後”って、この事だったんだ。
それを知っていたら、僕も伝えられたのに。
あの公園のように、君の裏を知っていたら。
「君が好きだ」って、言えたのに。
とても後悔した。
後悔しても、君は戻ってこない。
この想いは伝えられない。
そんなことわかっているのに。

嗚呼、僕っていつまでも引きずるような奴だったんだな。
君が死んでから十年も経ってるのに、未だに忘れられない。
君のことを。
愛していた君のことを。
僕を好きと言ってくれた君のことを。
世界は君を忘れた。
もう過去のこと。
そんな言葉にまとめてしまった。
でも僕は忘れない。君のことを。
そうすれば、君は僕の中で生き続けるから。
いつか君に、面と向かって言いたいことがあるから。
だから今日も君に届くかなって、君と居た公園の星空の下で呟いた。
『いつまでも好きだよ。君のことが。』

お題【星空の下で】
タイトル【今日もまた】

4/5/2023, 2:09:27 PM

太陽の下と星空の下、
どちらが多くの恋を見届けたのでしょうか

良いものばかりじゃないけれど
たくさんの愛を見ることができて、
雰囲気を出して、美しく、華々しくできてしまう彼らは
なんだかちょっと羨ましい


お題:星空の下

4/5/2023, 2:08:38 PM

晴れている夜は必ずジャングルジムにのぼって月と星空をみる。

小さい頃3歳上の幼なじみが私を楽しませてくれた事のひとつ、

「夜中 家を抜け出して公園に行く」

公園でジャングルジムに乗ってたわいもない話をして笑う。

そんな毎日を過ごしていた。そのせいか2人とも不眠症と診断され

昼間は学校でウトウトしてた。

彼がいなくなってからも欠かさずジャングルジムにのぼって上を見

る。なぜなら天にいる彼に1番近づいている時間のように感じるか

らだ。その場に彼は居ないけれど、のぼって夜空を見上げると

心が通じ合っている感じがする。だから今日も夜中家を抜け出し

て天にいる君に会いに行く。




いつも投稿を見てくださりありがとうございます!
内容が似てるなーと思った方もいると思いますが、
投稿の話 全て実話からなっているので登場人物など
被っていることが多々ありますが楽しんで読んでもらえたら
嬉しいです!

4/5/2023, 2:08:01 PM

オレを拾ってくれたのは、穏やかな笑顔が印象的な”カミサマ”でした。

正直、どうやってそうなったのかは覚えていない。
ただ仲間が喧嘩してたから、止めなきゃって飛び出して、そのままとばっちり喰らって……。
気が付いたら、真っ暗な森の中にいた。
見慣れない土地。嗅ぎ慣れない匂い。独りぼっちの現実は、やっぱり理解できなくて。
どうやって帰ったらいいのか、そもそも帰れるのか、全く解らなくて途方に暮れていた。

「あれ? 迷子、かな?」

呆然と立ち尽くすオレを、ちょっと驚いたように、でもすぐに優しい笑顔で抱き上げてくれた。

「ーーーもしかして君は、空から来たの?」

温かい手が、オレの頭を撫でる。
その時点で悪い気配は微塵も感じなかったし、何よりこの手を払ったら次はないって本能的に思って。
だから必死でしがみついてたら、クスクスと楽しそうに笑う声がした。

「こんなところで置いていかないよ。明るくなったら、改めて探しに行こうか」

その言葉にホッとしてうとうとし始めたオレに、困ったように、でも、大切そうに抱き締めたまま連れ帰ってくれた。
それから起きた出来事はオレにとって忘れられない大切な思い出だし、これ以上ない大好きなみんなにも出会えた。

あの時オレを見つけてくれて、本当にありがとう。
必ずまた、会いに来るから。

その時はまた、”星空の下で”



星空の下で

4/5/2023, 2:07:18 PM

星に手を伸ばせど届かずいる
彼方の夢には目が足りぬ
たとえ箱の外にいようと、変わらない
それは星空の下で日を望んでも動かぬ様に

また、何もない日々が待っているのだろう

お題:星空の下で
タイトル:諦め

4/5/2023, 2:07:06 PM

未だに、覚えている。
小学校の林間学校で見た星空。
あまりに綺麗過ぎて、プラネタリウムを見ているような気分になったのを覚えている。

あれから、私も大人になった。
都会の荒波に揉まれ、社会的人間としての自我を失い、家へ帰る道すらなんだか不安気で。
似たような日々を繰り返し、私は今前へと進めているのかと毎日疑問を投げかけるが、答えがでたことは無い。
今日も今日とて、不安気な足取りでなんとか帰路につく。
「……ただいま」
靴は脱ぎ捨て、エコバックからぬるいビールを取り出し、そのまま缶を開ける。
ぬるくてもいい。ただ、リラックスしているという気分に浸りたかった。
夜風に当たりたくて、ベランダに出る。
都会のネオンはきらびやかだけれど、今もどこかの明かりのもとで誰かが残業でもしていると思うと、心が痛い。
都会のネオンなんて、明るいだけ。エモいも何も無い。
そんなとき、ふと思い出した。
「林間学校……。あ、星」
星なんて街灯で見えないから、存在すら忘れていた。
あの時は偽物にしか見えなかったけど、大人になってから見たら、感じ方も変わるだろうか。
「見に行こうかな、星」
今日は上司から嫌な仕事を押し付けられて、悔しかった。同僚から、何気に助け舟も無かったのが、悲しかった。
この日々から、抜け出したかった。


「やっぱ、偽物みたい」
プラネタリウムにしか見えなかったけど、どうしょうもなく涙が溢れて止まらなかった。

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『夜景』

4/5/2023, 2:04:14 PM

後どのくらいだろう
この星空の下
あなたと今を過ごせるのは

出会った時はもう
人生の後半に差し掛かっていて
時がどんどんと加速して
あっという間に
その時が訪れるのか

怖い

今が永遠に続けばいい
あなたもわたしも
この星空に溶けて
繋がればいい

4/5/2023, 2:03:55 PM

お題/星の下で

 瞬くような煌めきを見上げて、君は涙を零していた。
「どうして、泣いているの」
 そっと君の頬に触れる。君のその透き通った瞳が、僕を見据える。
「わからない、わからないよ……あなたに会えたことが、こんなにも、嬉しくて、悲しい」
 そう言って君は僕を抱き締める。
「ごめんね」
 僕がそういうと、君の口から嗚咽が漏れる。僕はそっと君の唇に触れて、それから君の手を離した。
「もう此処に来てはいけないよ」
 此処はまだ、生きている君のいる場所ではないのだから。

4/5/2023, 2:03:44 PM

ちらちら 暗がりで空は泣き
星を呼ぶ
静かに波が呼吸する

逆さに見えた お月様
酷く大きく感じた
残された絡繰りが 叫ぶ
耳を傾けず流星の 勢いは止まらずに

待ち侘びた冷たさに微笑み
ぽかぽかと浮く 水泡を眺めていた

灯台が 何かを語ることは無い
              お題【星空の下で】
       タイトル【そして又、独りに戻る】

4/5/2023, 1:58:24 PM

星空の下で

「またね」
 それだけを残して君はいなくなった。だいぶ暖かくなった風に誘われて、花弁のように、いやに軽やかな足取りで。遠い、遠い場所へといってしまった。
 ねぇ。君は今、なにを思っているんだろう。つらくはないだろうか。かなしくは、ないだろうか。
 だいぶん暖かくはなってきたけれど、夜風は未だ冷たいばかりだから。ひとりぼっちで凍えていないだろうか。
 望遠鏡をいくら覗いても、君の姿だけは見えないんだ。

4/5/2023, 1:56:15 PM

星空の下で

私たちの1日には昼と夜がある。昼は太陽を見て、夜は太陽に背を向ける格好になる。これは地球が自転しているからである。太陽の光をあびていると喜びが湧いてくる。夜になると周囲は暗くなり、私たちは手探りすることになる。闇は迷いを意味する。暗中模索という。迷うことなく行きたいと思うのだが、ついつい考えてしまう。馬鹿な考え休むに似たりとも言う。考えずにすんだらどんなにかよいかとも思う。人は夜に考え、昼に行動するのであろう。夢もきっと人の人生を変えるのかもしれない。そう言えば夢は夜にみるものだ。きっと夢には力がある。夢のない人生は考えられない。

4/5/2023, 1:53:21 PM

臆病エナジー

この世界には私が生まれた頃には悪魔は居た。
悪魔は人間の寿命をとり呪うと。
だから人間は必死に悪魔を避けていた。

〜〜
『おかあさん。どこに行くの??』

母「私たちの村は今悪魔が大量発生したの。だから移動しないと。」

『うん…』

何回移動をすれば悪魔が居ない場所に行けるのかな…?
この世界には安全な場所はないの…?

〜〜

小さい頃からずっと避難をしてきた。

昔からずっとずっと。

そんな悪魔が嫌いなんだ。

私の兄が殺されたのも悪魔のせい

いつか殺してやる。絶対に。






『行ってきます…』

母「いってらっしゃい!!」





今日も1日が始まった。
学校には行かず仕事をする毎日だ。

『こんなに働いたのになぜこんなに少ないの…』



帰る途中なにかの影があるのに気づいた。
顔が見えない。人間っぽいのはわかる

『…!』

悪「うわっ!?……えっと…」

『悪魔…?』

悪「ひっ…ご、ごめんなさい、」

『え、あ、うん…』

悪「お名前は…?」

『えっと…リルア…リルア・リスハ…君は…?』

悪「名前はないよ…」

『ふーん…』

私が見た悪魔は少し可愛かった。
男の子っぽいけど身長が低く顔立ちも可愛くショートの少し長いくらいの黒髪と血の色をした目

『名前……』

悪「…ん?」

『名前付けてあげる…。』

悪「ほんと!?」

『ん。アクアとかどう…?』

アクア「いいんじゃないかな!!」

『ほんと…?なら質問するけどアクアの性別はどっちなの…?』

ア「男の子だよ!!」

『そうなの。かわいいね。』

ア「へぇ!?/////」

その照れた顔がすごく可愛かった。
本当に女の子みたい。

ア「リルアちゃんも……か…、か」

『ん?』

ア「か、川泳ぎたいなぁ〜!!////」

『川…??泳ぎに行く…?』

ア「あ…う、うん。」




『綺麗だね』

ア「夕方の川が一番綺麗!!」

『わたしね。悪魔が嫌いなの。』

ア「え、?」

『だけどアクアは嫌いじゃない。』

ア「あ、ありがとう…!!///ボクも人間が怖いけど…リルアちゃんなら怖くないよ!!」

4/5/2023, 1:51:56 PM

たくさんの星空の下で生活している
私の周りは電気で満たされてるからたくさんの星を認知できるわけではないけれど
上から見下ろす街の夜景も美しい
上を見上げて星空の下散歩するのも素敵
いつもより多く星が見えるとなんとなくるんるんする
星空を綺麗だと思えてよかったちょっとした楽しみになれるから

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