Rin

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「あいだで」

ぼこりと空いた穴の上にすわる
ふかく深くに おっこちたみたい
ざらざらと冷たい砂が
ちくちくと肌を刺す

たったひとりだったんだね
いつでも人は
当たり前すぎる事実が
地の果てまで広がっていた

大きく伸びをして
寝転がった額のさき
白い粒がまあるく光る

星をあんなにも
尖らせたのは誰だ
包むような星は
わたしを決してひとりにはしない

ひとりぼっちで賑やか

月の上 星空の下
もっとも孤独でうつくしい
世界のあいだで



#星空の下で

4/5/2023, 2:12:03 PM