『視線の先には』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『視線の先には』
視線の先には、コイツがいる
コイツは、急にいなくなり、忘れた事に戻ってくる
寝ていると急に声をかけてきてデカイ手や顔で触ってくる
家では小さな板をじっと覗いていたり、寝ていることが多いので、働き者ではないのかな
たまにご飯をくれるけど
あんまり好きじゃないにゃ〜
あっ!
向こうの壁に黒い何かが動いているニャ〜
なんだろにニャン
『視線の先には』
視線の先には、猫がいる。
白がメインで茶色と黒の柄が入っている三毛猫だ。
丸々と太りよく寝ている寝子だ。
毛並みが柔らかくモフモフしていて気持ちがいい。
触れるとキレて、引っ掻いたり噛んでくることが多い。
でも、愛くるしいので許せてしまう。
腹が減るとニャーニャー近づいてくるが、ごはんの時間でないのであげないことが多い。
とてもツンデレな末娘である。
視線の先には
つい他人の視線で考えたけどこれ自分の視線でもいいのか。まぁ今回は他人の視線で書こう。
小説なら自分の視線でも全然ありだけど日記の場合は他人のほうがらしい、気がするからな。
それでこれは俺の話だけど他人の視線というのが結構気になる。別に珍しくもなくて大抵の人はそうかもしれないけど。
だけど他人というのは自分が思うよりもずっと自分のことを見ていないらしい。考えてみれば当たり前の話だ。自分だって他人のことをそんなに見ないし見てたとしてもすぐに忘れるんだから。
それでも他人の視線というのは気になるものだ。俺が思うに他人の視線というのは外からではなく自分の心の中から生まれているのではないだろうか。
いわゆる疑心暗鬼だな。見られていると思うから見られていると感じてしまう。
だから一回呼吸を整えて周囲を見てみるといい。自分が思うよりも全然他人は自分のことなんか見ていないとわかる。
今回の話で言いたいことは他人の視線なんてどうでもいいってことだ。どれくらいどうでもいいかというと今回の話くらいどうでもいいってことだ。
【視線の先には】
真っ直ぐに、前だけを見ている、その人を私はただ見る。
倒すべき敵を見据えて、他の事は些末な事と切り捨てて、だから私がいてもこちらを見ることはない。
自分の幸せも願望も、全て無いようなふりをしているから。
「何、考えているんですか?良かったら話してみて下さい」
顔を覗き込んでそう聞いてみる。でも、
「お前には関係ない」
(それはそうでしょうけど)
あまりにあっさりとそう言われるから、
「流石にそれは、寂しいですよ」
そう言うと、やっとこちらを向いてくれる。
(やっと視線の中に入れた)
微笑むと、また視線を逸らす。
(この人の視線の先には、私はいない)
それを知るのが怖いから、何度でも、話しかけるのだ。顔を覗くのだ。
どうか、いつか、死ぬ前でも良いから、この人の視線が、私に向いてくれるよう願って。
『視線の先には』
現実
ただただ現実がある
鏡に映るわたし
少し痩せたかな
もう少し元気になったら
運動しよう
汗をかけばすっきりするだろう
現実を受け止める
今はつらい、悲しいっていう自分の気持ちも受け止める
大丈夫
きっと大丈夫
私なら大丈夫
今まで頑張ってきたから
きっと大丈夫
視線の先には
視線の先には嫌いなやつの顔があった。泣き虫で、弱虫で、すぐに落ち込むし、ネガティブなところが嫌い。すぐ他人のせいにするし、簡単な仕事も出来ない。本当にダメなやつ。けれど、あなたのことを分かってあげられるのは私だけ。本当は、頑張ってるのに結果が出なくて泣いてるし、落ち込むし、心が潰れちゃいそうだから他人のせいにしてる。あなたにもいい所いっぱいあるの私は知ってるよ。あなたは敵であり、味方であり、一心同体。私ぐらいはあなたを褒めてあげなきゃね。甘やかしてあげてもたまにはいい。「今日も一日頑張ったね」メイクを落とし終え、大好きなアイスを食べた。
黒板を叩くチョークの音、身体をつつむ暖かな陽のひかり。教卓に立つ先生の流れるような言葉たちの海に僕は、ゆらり揺れて、船をこいでいた。
夢と現実の狭間、脳内に映像が流れる。
僕は教卓に立っていた。チョークを黒板に押し付け、なにかを書いている。指に付着したチョークの粉の感触。
およそ20人ほどが各々の席に着席していた。
その全員が僕、僕、僕だった。
違和感はあったけど、教卓の僕は指摘することなく話進める。
机に突っ伏す僕がいれば、真剣にシャーペンを持つ僕もいた。
僕は僕に向かって話す。
それは歴史であり、公式であり、科学であり、文学であった。
やがてチャイムが鳴る。それと同時に全員が椅子から立ち上がった。
教卓の僕には僕しか見えない。
そして起立した僕には僕しか見えない。
視線の先には僕がいる。
【書く練習】
[君と僕の散歩道:8老い]
君と出会って何年たっただろう
君はあまり物が見えなくなってきた
耳も遠くなり呼んでも気づいてくれない
粗相も多くなり、夜泣きもするようになった
ごはんだけはしっかり食べてくれるのが救いだ
おやつも大好きだ
嗅覚をたよりにしておやつにたどり着く
見えないのでうっかり指を噛まれることもあった
それでも散歩は毎日いく
すぐに疲れてしまう時もある
よたよたとおぼつかない足取りだが、
それでも外の新鮮な空気や、匂いを嗅ぐのは楽しそうだ
あと、どれくらい一緒にいることができるだろう
そう考えただけで涙がこぼれた
君がいなくなった世界を想像するだけで胸が押し潰されそうだ
ただ、今は一秒でも長く君と過ごしたい
キミの視線の先には、
一体どんな未来が見えているのだろう。
ボクが見ているそれと、
キミが見ているそれは、
同じだと思っていたのに、
どうやら全然違うようだ。
それに気がついた頃には、
すべてがもう手遅れで。
あの時目線を合わせておけばと、
ほんの少しだけ後悔をして。
ボクは、キミの手を振り払った。
不思議とわかる
例えば走行中の電車の中
出入口のガラスの向こう側
友達と笑い会いながら
通り過ぎていく貴方
例えば授業中
校庭を周回している中
遅れ始めた友達の隣で
ペースを合わせて
フォローしながら
並走する貴方
例えば廊下
ずっと向こう
校舎の端と端
友達と肩を組んで
はにかんだ笑みをみせる貴方
例えば雨の昇降口
ごった返す生徒たちの中
土砂降りの空を見上げ
大きなため息をひとつ
走り出そうとした貴方の隣に
傘を持つ友達が一人
顔を見合せて
二人で傘をさして駆けていく
例えば街中
いつもと違う服装
友達と三人で歩く後ろ姿
店先で鞄を手に取り
持ち上げてみたり
肩にかけてみたりしている友達に
別の鞄をオススメする貴方
どうしてだろう
何故だろう
遠くにいても
人混みの中にいても
貴方だけはすぐわかる
私の目は
いつもあなたを映し出す
例えば真夏の夜
夜空に大輪の花が咲く
お祭りの日の神社の境内
私の親友と手を繋ぎ
友達には見せない優しい笑顔で
楽しそうに屋台を廻る貴方
どうしてだろう
何故だろう
貴方と会えて嬉しいはずなのに
親友と会えて楽しいはずなのに
私の心は複雑で
何だか上手く呼吸ができない
私の視線の先にはいつも
友達と笑う貴方がいて
貴方の視線の先には
私の隣で笑う親友がいて
大丈夫
邪魔なんて絶対にしない
ただチョット、苦しいだけ
大丈夫
ずっと前から知っていたよ
ただほんの少しだけ
自分に都合のいい
夢を見てしまっていた
でも、もう暫くは⋯
私の視線の先に
貴方がいることを許して欲しい
━━━━━━━━━
(´-ι_-`) お話にするには、時間が足りぬ⋯。
《視線の先には》
私はあの日、空の上で彼の命を救おうと身を投げ出し、逆に彼に命を救われた。
そして、闇の印とされていたほぼ白かった髪は銀に、同じく赤紫の瞳は青紫に変わった。
結果、彼からの闇の者としての疑いは完全に晴れて、今に至る。
それでもお互いの習慣みたいになったので、私は今も彼に伴って出勤先である本部へ来ている。
今は、昼休み。
食堂で昼食を食べ終わり、彼が食後のお茶を持ってきてくれるために席を離れていた時だった。
「失礼します。これ、読んでもらえますか?」
脇からそっと声を掛けられたのでそちらを向くと、ダークブラウンの髪の若い男性兵士が二つに折ったメモを私の目の前に置き、お辞儀をしていた。
不意を突かれたのと相手の態度が丁寧だったのもあって、私はついメモを受け取っていた。
「はい、分かりました。」
すると若い兵士はパッと顔を上げて喜んだと思えば、また深々と頭を下げて、
「ありがとうございます。それでは失礼します。」
とまた丁寧なお辞儀をして、足早に立ち去っていった。
何があったか分からないままメモを見ると、そこにはちゃんと揃えて書こうという努力が見られる文字でこう書かれていた。
『今日15時に、誰にも知らせずにこちらの場所へ来てください。
決して危害を加えるつもりはありません。伝えたいことがあります。』
その下には、軍の所属と氏名。たぶん、さっきの人の物。
伝えたいこと…心当たりはないけど、何かあったのかな。
とりあえずメモをポケットに入れて、紅茶とデザートを持ってきてくれた彼にお礼を言った。
その時、背後の食堂出入り口の辺りから男の人達のちょっとした歓声が聞こえてきた。
15時前、私は彼にちょっと出てくる事を伝えて所定の場所に向かった。
来てみれば、ほぼ人通りのない建物の裏手。袋小路みたいなところ。
その壁際にさっきの手紙の主、ダークブラウンの髪の若い兵士が背筋を伸ばして立って、こちらを見ていた。
「すみません、お待たせしました。何のお話でしょうか?」
待たせてしまったお詫びも含めて挨拶をすると、兵士は更に姿勢を正し、ぴしっと敬礼をした。
「いえ、こちらこそご足労いただきまして申し訳ありません!」
食堂の時は声を潜めていたのだろう、その時とは全く違うキリリとした発音で挨拶が返ってきた。
「話は、ですね…。」
が、本題に入ろうとした途端に兵士は口籠った。
その表情は、かなりの緊張に包まれてて、目元も赤い。
え、私もしかして何かやらかしちゃったのかな?
つられて私も緊張してしまう。
「はい…。」
そして暫しの沈黙。
どんな内容が来るのかのハラハラもあり、気まずい空気。
その空気を取り除くかのように、兵士は一つ大きく息を吸って、切り出した。
「先にお詫びします。
あなたのご迷惑になるだろうとも、あの方の意に背くだろうことも理解しております。」
深呼吸で気まずい空気を取り去った若い兵士は、ハキハキと口にする。
その表情は先ほどとは打って変わって、緊張は解けていないが決意にも溢れていた。
私の迷惑? 彼の意に背く?
出だしの深刻さに真剣に耳を傾ける。
その言葉は、先へと続いた。
「それでも、言わせてください。
私は、あなたが、好、……っ!!」
す? 何?
そこまで続いた言葉が、急に途切れる。
その瞬間、兵士の顔が真っ青になり、今にも震えだしそうな目でこちらを見ている。
私? どうかしたの?
緊張と兵士の豹変に驚いて言葉も出せずに、私は思わず自分の顔を指差した。
ところが、兵士は目を逸らすことなくぶるぶると顔を横に振る。
なら視線は私の後ろか、と振り向けば。
そこには、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……という効果音を背負っていそうな迫力の彼が、無表情で立っていた。
「「……ひっ!!!!」」
口から飛び出るのを何とか押さえた悲鳴が、知らず兵士とユニゾンする。
たたた、確かにこれは震える!
でも何これ意味分かんない!!
「そこの君。」
地の底を這うような彼の声が響く。
「はっ、はい!!!!」
若い兵士は彼の声に圧倒され、ダークブラウンの髪を逆立てん勢いで姿勢を伸ばし最敬礼をした。
私も同じく圧倒され、呼ばれてもいないのに背筋がびくんと伸びた。
「現在、我が国の軍は前皇帝の侵略や弾圧行為もあり、国内外共に厳しい目で見られている状況だ。
そんな時にこのような人気のない場所に女性を呼び出し二人きりになるなど、あらぬ誤解を受けかねない行動を取らないように。」
あ、そうだ。
3年前に邪神復活を先導していた前皇帝は、自国の下級労働者を弾圧し、他国への侵略を進めていた。
帝都の住民や上流階級は優遇されていたからむしろ現状に不満を示す人もまだ多いけど、国内の他の地域や他の国の人々は今もかなりの割合が帝国に忌避感を持っている。
私も考えなしだったな。反省しなきゃ。
しょんぼりしてる私の横で、胸を反らし空を見上げるような体勢になっている若い兵士が叫ぶように答えた。
「仰るとおりです!大変申し訳ありませんでした!!」
それを見た彼は一息の間の後、
「理解出来ればいい。持ち場に戻りなさい。」
と、兵士に指示を出した。
「承知しました!それでは失礼させていただきます!」
若い兵士は再度最敬礼を取ると、私にも頭を下げた後に一目散に兵士休憩室へ向けて走り去っていった。
その後姿を彼と二人で見送っていたけど、彼が大きく息を吐いたかのように肩を一度動かすと、くるりと私の方へ振り向いた。
怒られる!
完全に私が悪いと分かっているけど、さっきの彼の迫力に圧倒されていた私は、思わずぎゅっと目を瞑る。
「ご、ごめんなさ…」
まずは考えなしに動いたことの反省の意を示そうと謝罪を口に出した瞬間、目の前から声がした。
「本当に、心配を掛けないでください…。」
さっきとはまるで違う、不安が漏れ出たような、勢いのない声。
その声に誘われたかのように、私はおずおずと目を開いた。
するとそこには、腰をかがめ、私に目線を合わせている彼の顔。
眦を下げ、不安そうな瞳には私がはっきりと映っている。
その視線に絡め取られて動けないまま、再度私は謝罪する。
「はい、ごめんなさい。」
謝罪は聞き届けられ、彼の表情は緩く解けた。
「…何もなければ、それでいいです。」
受け入れてくれた返事の声も、緩く柔らかに解けて、いつもの彼に戻っていた。
そんな彼を見てホッとした私も全身の強張りが抜け、表情も緩む。
「それでは、戻りましょうか。」
彼はいつもの笑顔で私の手を取り、歩き出した。
私もその手を握り返して、一緒に歩き出した。
家族の視線の先にはどうやら「勝利」という言葉しか存在しないようだ。
部活を続けて全国大会を目指せと何度も言われてきた。それなのに、私は家族から言われたこと何一つできやしなかった。私なりに頑張ったのに。認められることなんてないらしい。この世に報われるとか救われるとかそんな綺麗事は存在しないらしかった。
自分の実力じゃあどうにもならなくて。
それは自分自身の甘えがあったからだと言う。
じゃあ、神様。どうか私に勝たせてください。
苦しい時の神頼みなんてするな。情けない。
何をされても否定ばかりだ。私の視線の先には自由や希望があった。少し前なら。今は記録が出なくてみんなから嘲笑うような視線が集められるだけ。誰も助けてなんてくれやしない。
全国大会には行けなかった。それでも地方の大会には進めた。
私は涙を零した。
3年間、やりたかったことはきっと、こんなんじゃなかった。
家族は言った。
そんな情けない記録で。今までお世話になった人に恥ずかしくて顔も合わせられない。地方の大会は絶対にこの記録をこすんだ。と。
また今日もやる気が出ない。トレーニングなんて…自分のやりたいことじゃない。あぁ、また今日も、怒られる。
小説を書くにあたってインスピレーションはとても大切だ。同じ時間、同じ場所、同じ毎日を繰り返していたら思考も発想も凝り固まってしまう。
だから僕はよく散歩をしている。
新しくできたカフェに入ってみたり、骨董店を眺めてみたり……
だが、いいアイディアが降ってくることは稀だ。普段はただの散歩で終わってしまう。
今日の散歩も収穫はなしか……
そう思い、帰路についた時、ふと視線の先に自動販売機があった。別になんてことはない普通の自動販売機。喉が渇いているわけではないが、商品を眺める。
黒色の炭酸水。お茶。スポーツドリンク。コーヒー。
そして下の段、一番左にあるハテナと書かれたドリンク。百円玉を入れてハテナのドリンクを押すとランダムに商品が出てくるらしい。
面白そうだ。
そう思い財布から百円玉を取り出して、硬貨を自動販売機に入れる。ボタンの色が灯ったのでハテナを押した。
ガコン、と商品が落ちてくる。
何が出るのか分からない期待と不安の入り交じる中、商品を手にとって不覚にも笑ってしまった。これだから散歩はやめられない。
冷たくて結露しているおしるこをカバンの中に入れて、僕は帰路についた。
スマホがない時代
人々の視線の先には
何が映っていたんだろう
見るものが違えば
考えることもきっと違う
今から見るものを変えたら
わたしはどんな風になるんだろう
視線の先には
視線の先にはヤツが居る
ヤツの視線の先には僕が居る
どちらが先に目を逸らすかが勝負だ
もし僕達の立場が対等であればそのまま
視線を逸らさぬだろう。
しかし僕は受験生、ヤツは試験監督である。
ヤツは囚人を見るかの如く視線を向けてくる
立ち場の利を充分に活かすつもりだ
僕は仕方なく試験用紙に目を落とすが
圧をかけるつもりなら…ましてやこの結果に影響がでようものなら、僕はお前を絶対に許さない。
礼節は守っていただきたいものだ。
私の視線の先には幸せそうなあなたの表情があった。
あなたの視線の先には可愛い女の人がいた。
可愛い女の人の視線の先には優しげな男の人がいた。
優しげな男の人の視線の先には私がいた。
お題「視線の先には」
妻がまた新しい鏡を買ってきた。すでに家には至るところに鏡があるというのに。妻は鏡を見て言う。
「この鏡、可愛いでしょう。ずっと見ていたいわ」
思えば妻とは交際当時からちゃんと正面から顔を見た記憶がない。結婚式のときでさえだ。妻が見ているのはいつも鏡だ。
あるとき僕は妻を問いただした。どうして鏡ばかり見て僕を見てくれないのか、と。妻は言った。
「見てるわよ。今だって」
「鏡の中の僕をね」
「違うわ。だって、大好きなあなたを直接見たら嬉しくって顔が赤くなっちゃうもの。恥ずかしいじゃない」
完
お題:視線の先には
つい人の粗を探してしまう
例えば寝癖、服装の乱れ、貧乏ゆすりなど…
まるで人のふり見て我がふり直せみたく
でも実際は自分はそんな人よりしっかりしているっと思い込む
寝癖はないし服も乱れてないし貧乏ゆすりもしていない
そんな自分はあの人達より上なのだっと
けしてあの人のようにはならないっと自分をなおす
テレビでは差別を無くそう!っとデモや呼びかけなどが流れる
綺麗事だと思う
差別なんて無くなるはずないっと思うから
だってあの人は自分より劣ってる
あの人は自分よりはるか下だ
あの人みたく失敗せず私は完璧
あの人とは違い痩せてる自分
どこに差別がないなんて思うのだろう?
みんな、周りは自分より下だって思っているのに
差別が無くなることはない
日本で差別がないのは心で思ってるだけだから
表にだして「お前は自分より劣ってる」って言わないだけ
差別は無くならない
出来るのは表に出さないことだけ
今日も視線の先で人の粗を見つける
視線の先には
私の視線の先にはあなたがいる
あなたは誰を見ているの?
私の中にいる誰かを見ているような気がしてとても不安だよ…
視線の先には、私はいない。
いつだってそうだ。
私はあなたを見つめる。
けれどいつだってあなたは私を見てくれない
視線の先にはいつも君が居る
…まぁこっちが勝手に見てるだけなんだけどね
彼女と隣の席になった僕は彼女のその美しい横顔に見とれていた
彼女の文武両道な所、綺麗な立ち振る舞い、長く綺麗な真っ黒な髪、見ているとわかる心の優しさ僕の心はすぐに奪われてしまった
せっかくなら喋りたいけれど彼女は高嶺の花
僕にはきっと届かない存在だ
弱虫な僕は君を見つめる事しか出来ないなぁ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私の隣の席には私の好きなが居る
彼と話したいと思うが、口下手な私には上手く喋りかけることが出来ない
彼の誰にでも平等なところ、みんなを引っ張るリーダシップ、何事にも真剣なところ、私はいつの間にか彼を見ていると顔が熱くなって、心臓の鼓動が速くなり、食べ物が喉を上手く通らなくなった
友人に相談するとそれを恋と言うらしい
喋りかけてみたい、私の思うことしか出来ない
((明日は話しかけられたらいいな))
いつか続く