【書く練習】
[君と僕の散歩道:8老い]
君と出会って何年たっただろう
君はあまり物が見えなくなってきた
耳も遠くなり呼んでも気づいてくれない
粗相も多くなり、夜泣きもするようになった
ごはんだけはしっかり食べてくれるのが救いだ
おやつも大好きだ
嗅覚をたよりにしておやつにたどり着く
見えないのでうっかり指を噛まれることもあった
それでも散歩は毎日いく
すぐに疲れてしまう時もある
よたよたとおぼつかない足取りだが、
それでも外の新鮮な空気や、匂いを嗅ぐのは楽しそうだ
あと、どれくらい一緒にいることができるだろう
そう考えただけで涙がこぼれた
君がいなくなった世界を想像するだけで胸が押し潰されそうだ
ただ、今は一秒でも長く君と過ごしたい
7/20/2024, 1:46:01 AM