【手放す勇気】
アイツを恨む気持ち
不幸の中、死んでいってほしいと願わずにはいられない
これを忘れたら
私の恨みはなくなってしまうのか
そんなの許せない
絶対に許さない
【書く練習】
[妄想が現実に]
私が今の病になってからずいぶんたつ
仕事の人間関係から上司に目をつけられ…
まあ、イロイロあった
いまだに思い出そうとすると涙が出たり動悸がするので
詳しく掘り起こして書くことはできない
そんな上司は今は異動となり会うことはない
よかった…とは簡単にはいかない
とたんに体が治るなんてことはないのだから
いまだに病とは付き合っている
いい時もあるし、悪い時もある
そんな生活を送りながら、いまだにする妄想がある
職場に元上司がやってくるのだ
にこやかに周りと談笑している
私は動悸が早くなり、息も浅く短くなって立っていられない
相手に見られたくなくて、見つかりたくなくて、机の影に隠れるのだ
何度も何度も想像して
大丈夫大丈夫と繰り返す
動悸が収まるまで深呼吸を繰り返す
そうして万が一に備えて心の準備をするのだ
そんなことは起きないとわかっているのに…
だけど、明日、その妄想が現実になる
私はどうなるのだろう
想像ができない
【酸素】
足りない足りない
いくら吸っても苦しい
腕をバタつかせ見えない空気をかき集めるが
呼吸は苦しくなるばかり
なんで自分ばかり
そんな考えから抜け出せない
自分と同じ病を抱えている人に
回りが心配したり声をかけたり助けになろうとしたり…
私も助けになるようと色々動いたりもした
自分の時は誰も助けてくれなかった
病気と思ってはいけないと言われた
発作が起こったときに見捨てられた
思いきって相談しても相談に乗って貰えなかった
なんで自分の時は助けてくれない
そんな自分がなぜ、他人を助けなければいけないのだ!!
苦しくて呼吸ができない
思いに囚われて息が吸えない
思いを手放せば息が吸えるのか
それともこのまま窒息するしかないのか
【記憶の海】
漂って
着いた先は悪夢のようなあの記憶
いまだに反芻しようとすると涙がにじんで
息が上がり動悸がする
探してはいけない
記憶の海
溺れてしまうから
海辺から目を眇て
霞んで見えるくらいがちょうどよいのだ
【書く練習】
他人のメンタルダウンに付き合わされそう
助けてあげたい
優しくしてあげたい
だけど、その分自分が沈みそうで怖い
本音は逃げたい