星が溢れる』の作文集

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星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/15/2024, 5:47:07 PM

「あと3回」

あと3回だけ
あなたへの想いが溢れる前に
私の憧れのままでいて欲しい

#星が溢れる

3/15/2024, 5:40:13 PM

星が溢れる

 自分の将来に不安を抱き、心を落ち着かせようと少し遠いところにある草原へやってきた。
時折冷たいそよ風が吹き、空気は澄んでいておいしい。

 辺りを見渡しても建物はおろか電灯もない。
足元を照らすのは右手に持っているランタンのみだ。

 ランタンの灯りを消し、その場に寝転がる。
ひんやりとした土とさらりとした草が体を包み込み、なんとも心地よい。

 目を閉じて大地に体を預けるように脱力し、ゆっくりと、大きく深呼吸する。
すぅー...はぁー、と悩みを一つ一つ吐き出すように、丁寧に、丁寧に。

 そんなことを数回繰り返していると、ざぁっと急に強い風が吹き抜けた。

 思わず目を開けると、一面満天の星空が視界に溢れており、その壮大な星空に飲み込まれるように魅入っていた。

 しばらく眺めていると、目の前に広がる宇宙の雄大さに先程まで頭に絡みついていた悩みがするすると解けていった。

 先を見据えることは大事だ。

だけど、考えすぎるとしんどくなってしまう。

来るかも分からない先のことを考えるより、今を充実

させることの方が大事だというスタンスでいたほうが

心的に良いのかもしれない。

そのほうが、きっと後悔も少ないだろうから。

3/15/2024, 5:29:06 PM

心から星が溢れた。
嬉しい気持ちでいっぱいで、溜めきれずにはち切れた心は中から眩しい星々が溢れた。一つ一つが全てを照らし、闇を知らぬと言わんばかりの光を放ちながら。
 同時に、心には少し余裕ができた。
嬉しさが溢れ出た後にできた隙間は、寂しいという気持ちが出来ることなんてなかった。そこには幸せが広がっていく。少しずつ気分が落ち着いてきた頃、多幸感に包まれるんだ。
 抑えていた気持ちはいつかは溢れ出る。それが
"辛い"なのか"幸せ"かは人それぞれ。でも、同じ溢れ出るのなら、辛い日々が続くのなら、
"幸せ"が溢れてほしい。

 今日は学校の卒業式でした。卒業が嬉しい反面、今までの生活が終わってしまう寂しさで胸がいっぱいでした。
もう卒業されたよって方、ご卒業おめでとうございます。

 今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。今回のお題は「溢れる星」でした。

3/15/2024, 5:26:33 PM

F50

「やっとここまで来た。
【龍の住まふいと清げなる花畑の裏に迷宮へと続く道あり】先人の教えのとうりちゃんと迷宮あったんだよなぁ」

しかし【ある日星溢れき。その欠片をここに残さむと思ふ。いとやむごとなき物なればやむごとなく使へ】って、何だぁ?



_______________________


「ボス階層だと思ってたが、まじか、、、、ボスは俺かぁ、、、こんなイケメン倒し辛いね、フッ」
「冗談はさておき、どうやって倒すかなぁ」


「お゙ッッッら゙ぁ゙」

キイッッッン

「やっぱ強いな俺、どうやって俺の動き真似してんだぁ?やっぱ古代技術すげぇなぁ」

と、思ってたら俺のコピーが消え去ってドラゴンが出てきた。入口に居たやつか?



????「ぬ?侵入者か?」
「そんな者だよ」
????「そうか、じゃあ用を聞こう、」
「え?、あ、えっと勇者やらせていただいてます、今回古代の、星の欠片を貰いに来ました???」
????「そうか、ついにかぁ、わしはこの城の
Dragonだ、星の欠片だろ持っていけるなら持って行け、それが約束だしな」
ドラゴン、、、そうだろうな
勇者「いいのか?大事なものじゃないのか?」
ドラゴン「大事なものだが、これを使ってもらえるほうが喜しい。」
勇者「あ、ありがたく頂戴する。」


_______________________



勇者「また来るなー」
ドラゴン「おう」







昔あるところに女子ありき。その子は竜と仲良くもろともに遊べり。されど人と竜の寿命はおほかた違ふ。女子が嫗になりいまやがて死ぬるほど、女子の心よりきらきらせる星溢れいでゆきき。竜は魂見ゆ。女子はそれを知りたれば果てに、女子の魂を持ちし人にこの星の欠片渡すべく頼みき。その後すなはち息引き取りけり


翻訳
昔あるところに女の子がいました。その子はドラゴンと仲が良く一緒に遊んでいました。しかし人間とドラゴンの寿命は全然違います。女の子がお婆さんになりもうすぐ死ぬとき、女の子の心からキラキラした星が溢れ出てきました。ドラゴンは魂が見えます。女の子はそれを知っているので最後に、女の子の魂を持った人にこの星の欠片を渡すように頼みました。その後直ぐに息を引き取ったそうです






星が溢れる

3/15/2024, 5:26:28 PM

空いっぱいに溢れるほどの星

この星空を

流れ星なんて待ちつつ

何を願おうか

考えている時がしあわせ

貴方と眺める

この溢れるほどの星の下

貴方と一緒にいられる幸せ

またこの空を貴方と一緒に眺めたい

3/15/2024, 5:22:07 PM

それは瞬きをする度に
星が溢れる様を幻視するほど

銀河のような
煌めきを孕む

どこまでも深い
宇宙を抱く瞳

「星が溢れる」

3/15/2024, 5:16:39 PM

「せっかくだからなんか願っとけば?」
 窓の外を見ながら彼がぼそりと溢す。外には美しい流星群。この星々がこの世すべてのものを次々にぺしゃんこにしているなんて思えないくらい、綺麗な景色だった。
「こんだけ落ちるんだから、3回唱えなくても願い叶いそうじゃん」
「世界がもう少しで終わるのに?」
「来世叶うかもしれないだろ」
「…ぜんぶが、もう少しで終わるのに?」
 もう一度訊ねると彼はようやくくるりと振り返る。眉を下げて困ったような顔をしていた。何か言いたげなのにそれ以上何も言えないようで唇だけを震わせている。その顔が、なんだかあんまりにも可哀想で。
「でも、まあ…私はいいよ」
 彼の側に寄って所在なさげな手をぎゅうと握る。冷たい手だった。まだ生きているのに、死んでいるみたいに冷たい。歌うように言えば、彼は相変わらず困ったような顔でことんと首を傾げた。
「私の願い、多分もうすぐ叶うもん」
 私の答えに目をぱちりぱちりと瞬かせる。けれど、すぐにぎゅっと私の手を握り返して、少し呆れたような顔で笑った。

 私の願いが叶った瞬間の、最期の彼の顔だった。


"星が溢れる"

3/15/2024, 5:11:03 PM

「人ってね、死んだら星になるんだって!知ってた?」

ある夏の日、僕は孤児院に入ることになった。別に話し相手なんていなくても良かった。それなのに彼女は毎日僕に話しかけてきた。好きなことの話、孤児院での生活の話。彼女は重い病気らしい。もう、治らないぐらいに。そのくせに、大人しくするのは嫌いなようで、いつも年下の面倒を見たり、外で走り回ったりしている。
ある日彼女はいつもよりはしゃいでいた。彼女が言うには、人は死んだら星になるらしい。彼女はあの星になりたい、だとか、どんな風に見えるのかな、だとかいろいろと言っていた。
「死んだ人全員が星になったんじゃ、今頃宇宙は星で溢れかえってるよ。」
「もー!夢がないなぁ!こういうのは、想像するのが楽しいんじゃん!」
そんな会話をした気がする。正直あの日の前後の記憶は曖昧だ。なぜなら、翌日彼女は死んだ。元々僕と初めてあった日の時点でもうそこまで長くは生きられないと言われていたらしい。もしも。もしも神様がいるのなら、
「彼女を星にしてあげてください。」
それがきっと、彼女の夢だから。

テーマ:星が溢れる

3/15/2024, 4:50:09 PM

〘星が溢れる〙
 瞳から輝きが零れ落ちるのをただ見つめていた。閉じた虹彩は何も語ることはない。彼女の口から音が漏れることもなかった。俺も口を噤む。昼休み後の授業時間、屋上前は静寂に満ちていた。

「君はいつからここにいたのか。」とか野暮を聞くことは無い。ここにいる訳なんてたかが知れていて、俺も同類だと思うから。互いに詮索の必要はない。そう割り切って、荷物を床に敷いた。
 それからはルーティーン通りだ。壁にある例の伝言を確認する。『"死"ってどう思いますか。』その言葉から始まった知らない誰かとのやり取り。本来、考えないほうがいいこと。けど、それは俺にとっては大切な命題だった。だから、一番つらい時期ここでこれを見つけたとき、ある種救われた気持ちになった。『"俺"を代弁してくれてありがとう。』人生初の対話。相手と意見の合うことはない。けれど今だに書き続けている俺の生きた証。
 今日の回答は◯◯◯◯だな~、ペンで書き足そうとしてはじめて筆箱を忘れてきたことに気がついた。手元にはリスカ用のカッターしかない。仕方ないので鞄に手を伸ばす。
※続きは気が向いたときに書きます。

3/15/2024, 4:45:56 PM

星が溢れる

最初は些細な気だるさから始まる
気だるさは気付くと軽い頭痛へと変化していき、
鼻の通りなども徐々に悪くなる
さらに重くなると目の奥が痛むようになり、
悪心もするようになる
ここまで来ると身体は休息を求めるようになり、
欠伸が止まらなくなる
それでも終業まで正気は保ち、
脇目もふらずにそそくさと帰宅する

電車の中では逃げ場がなくなり、
精神的にもピークを迎える
頭痛は相変わらず続いており、
きーんと耳鳴りも時折する
冷や汗のせいか悪寒が走り、
お腹も少しゆるくなる感覚がする
余計なことは考えないで、
目を閉じ最寄り駅に着くのを待つ

そうして着いた駅のホームに降りた瞬間だった、
その日は特にひどかった

星が溢れるばかりに視界全体が真っ白になった
耳もくぐもった感じでまともに聞こえない
バランス感覚が怪しくなる
直感的にも"ヤバい"と思った
しかし意外にも頭は冷静に働き、
咄嗟にホーム上のベンチを探す
真っ白な視界の中で感覚的に移動した
途中誰かとぶつかり謝った
何とかベンチを発見して座り、
しばらく目を瞑り意識を安定させた
週明けに体調を崩すことはままあったが、
倒れそうになるのは初めてだった

ふらふらな状態で食欲も何も無くなるが、
家に帰り寝てしまえば翌日はけろっと元通りになる
この日も特に例外では無かった
しかしつらいものはつらいので、
なるべく体調を崩さないようにしたいものである

後日誰かとぶつかったホーム上の位置を確認してみた
そこには掲示板があった
どうやら私は掲示板に謝ったようだ

3/15/2024, 4:43:39 PM

使い道のない雄のヒヨコみたいに罪人は皆ミキサーにかけちゃえば良い。

ドロドロになったのを型に流し込んでミートローフにして、刑を待つ罪人共に食わせれば、とってもエコだろう。SDGs。

罪に重いも軽いも無い、犯したのなら皆死刑にすべきだ。

罪人のくせに雨風しのげて三食昼寝付き、おまけに医療も受けられる。

究極の税の無駄遣い。

罪人に甘い世界に未来はない。

テーマ「星が溢れる」

3/15/2024, 4:42:59 PM

まっくろなエーテルの海に溶けて踊る
瞬きも緩やかに微睡む
太陽の威光さえここでは
如何程の価値もなく過ぎる
ただ 夢をみていた
【ぼく】の夢をみていた


小さな掌 この宇宙から
星が溢れて落ちてゆく
"HELLO WORLD"



星が溢れる(お題)

3/15/2024, 4:23:30 PM

星が溢れる

『隣の星のあなたへ』
靴箱を開けると独特な字体の手紙が落ちてきた。
もちろん、信じたわけではない。ただどうしようもなく現実が退屈だったから、暇潰しに返事の手紙を書いた。
『不思議なことに宇宙人も日本語を喋るんだね。』
一通目は、ノートの切端を千切って靴箱に入れた。

二通目は、二言。三通目は三言。
そうして手紙の枚数が増えた頃、知らない下級生に声をかけられた。
「あの、その手紙の子、普通の子ですよ笑」
小馬鹿にしたような口端に苛立ちを覚えて、靴箱を乱暴に閉めた。
「そう。ところでなんで君は手紙のこと知ってるの。」
目も合わさずに問う。
「いやだなぁ、怒らないで先輩。本人から聞いたんですよ?」
「あっそ。」
別に本気で信じていたわけじゃない。
嘘か真かなんて、この際どうでもよかった。
ただ、君と私という特別な関係に第三者が関わることが許せなかった。あの後輩や君にとっては簡単なことかもしれなかった。それが途轍もなく私を苦しめる。

それからしばらく、手紙が来ることはなかった。
私の中で君が薄れ、退屈な日々が何事もなかったかのように帰ってきた。


ゆーきをつばさにこーめてー きぼうのかぜにのりー

最後の手紙も、ノートの切端だった。
『今夜、星を溢すから見ていてね。』
なぜかわからないけど、インクが紫色に滲んだ。
天気予報は大雨。厚い雲に覆われた空はびくともしない。でも、私は祈った。星が見たかった。君のいる星を、君がこぼした星を。

ポツリ、雲の隙間に光るものがあった。
「……星だ。」
雲が裂けていく。無数の星が、光る、光る、光る。
その時、本気で生きていてよかったと思った。君と出会えてよかったと、思った。

『隣の星の君へ。いつか会えるなら、たくさんの星を抱えて行きます。ちゃんと待っているように。』

3/15/2024, 4:18:01 PM

『星が溢れる』

え〜…今から呼ばれる方は
こちらの方へお越しください

星さん、星野さん、星川さん、
諸星さん、星田さん、星原さん、
星名さん、赤星さん、星山さん、
星谷さん、星井さん、星崎さん、

え〜…以上の方が三ツ星レストラン
『スターダストメモリー』へお入り頂けます!
星月シェフによる『星空』をテーマとした料理をご堪能ください☆☆。゚(pq´∀`*)☆

vol.2

3/15/2024, 4:00:34 PM

お題:星が溢れる
タイトル:流星あれこれ

突然だが、流星群を写真に撮ったことがあるだろうか。
私は一度、近所の公園に安物のデジカメを持って行ったことがある。
確かペルセウス座流星群が一番よく見えるそれなりに晴れた日だったと思う。
出かけるときは満天の星空に流星が煌めく幻想的な風景をどこかで期待していた。
が、実際は目を凝らしても明るい星が10も見えない夜空に、5分に1度くらいの頻度で目に見える流星が通るくらいだった。
動く光を見つけても大抵は飛行機だった。
もちろん私のデジカメでは流星の写真なんて一枚も撮れず、辛うじて捉えることができた夏の大三角を写真に収めてその夜は帰った。

さて、流星の正体は宇宙に漂う塵などが地球の大気中に入ったときに燃えているものらしい。
毎年流星群が見られる時期が決まっているのは、そういう塵がたくさん集まっている場所が大体決まっていて、そこを毎年同じ時期に地球が通過するからだそうだ。
もし科学技術が目覚ましい発達を遂げて、私たちが宇宙船に乗って流星の赤ちゃんを近くで見られる日が来たとしても、それは恐らくそんなに魅力的な見た目ではないのだろう(だとしても一目見てみたいが)。
物体として存在している間は殆ど見向きもされないのに、燃え尽きる最期の一瞬だけは人々の心を強烈に惹き付け魅了させるとは、何ともロマンチックで、そして何とも皮肉めいた話だ。

アニメや漫画で見るような幻想的な星空を見るには、やはり標高が高く、空気の澄んだ、電灯などの人工的な明かりが少ない場所に行くのがベストだろう。
「星が綺麗に見える」と謳う観光地も多くある。
そして流星を写真に収めるなら、一晩中テントで張り込むくらいに気合いを入れた方がいい。
カメラもいいものにするとより美しい写真になるだろう。
いつか私も一生忘れないくらいに美しい満天の星空を見てみたいものだ。
そしてあわよくば、あの夜のリベンジも果たせたら、その写真は人生最高の一枚になるに違いない。

3/15/2024, 3:55:41 PM

星が溢れる そんな夜空を
貴方とふたりで眺めてる
痛いほど冷たい冬の風は
ふたりの距離を縮めていた

ふと ポケットで凍える私の手に
何かあたたかいものが触れた
それは少しぎこちなく
でも優しく絡みついてきた

...寒いでしょ
......うん
...これであったかい?笑
いや、カイロの方がいい笑笑
は?なにそれ笑笑笑 じゃあ待ってて、取ってくるから
..ん

そういって車内へ向かうあなたを見て
ただ すきだなって思ったの

はい、どうぞ
はい、ありがと
..................
...ね、手 出して?
いいけど 何??
んー、手の方がよかった
え、なに、照れるじゃん
照れんな 暖とってるだけ

手を握り合い
お互いの熱が伝わっていくのが分かる
鼓動までは分からなくても
緊張した空気が張り詰めてた

それを切り裂くように
ひとつ 小さな星が流れた
そのひとつをきっかけに
降り注ぐように流星群が流れてきた

......綺麗だな
...うん
......俺、お前の最後になれますようにって祈っていい?
...いや、まじめに祈りなよ笑
.........ごめん 大真面目
................なら、人の願い事に文句は言わない
............
............
......すきだよ
...ん、知ってる笑 ありがと
............
...ごめん、すき。

_ ₁₆₅

3/15/2024, 3:46:52 PM

星が溢れて零れ落ちた一粒に、どんな願いを託そうか。

3/15/2024, 3:45:49 PM

星が溢れる。
黒の中から、キラキラと零れ落ちている。


人は死んだらお星様になると、小さい頃誰かに教えてもらった事がある。
あの星の中には、忘れられた人達もいるんだろうか。
容姿も声も忘れ去られ、名前すら呼ばれることの無い、どこにも漂えない人。
例えるなら果てしない海の中の流木だろうか。
いつか荒波に飲まれ潰され折れて、そして海の中に消えていく。きっと、そう。




キラキラ。
夜が闇を連れて降りてくる。
けれど、夜には穴が空いている。どこかから零れ落ちてくる光が、外の世界を教えてくれているようだ。

「ああ。そちらの世界はとても良いところだろう」


星を名前に飾った彼は、導かれるように空へ吸い込まれた。どこにいるかも分からないけれど、黒に負けない色で輝くあの星は、多分きっと彼だと思う。


忘れられなくてもいい、と思う。きっと、忘れなくてもいいんだと思う。あの美しい日々は、私の中の最高の恋だった。最大の失恋だったんだ。








どうか、君を忘れられない私を赦しておくれ。
だけど、君がいない日々に慣れる私を赦さないでいて。








───────

口にしなければ、きっと何を思っていてもいいんです。
忘れなければいけないことは、口にしなければ忘れているも同然なのです。だって私しか知らないのだから。


キラキラしてて、だけど眩しくない優しい光を纏う星は、彼に似ている。
もう二度と会えないけれど、名前を呼ぶことすら多分許されないけど、だからこそ、彼がそれを見て少しだけ後悔をしてくれたらいいなと思います。


生まれ変わりは無くてもいいです。
きっと、生まれ変わってしまえばもう二度と本当に見つけられないから。

3/15/2024, 3:40:04 PM

星が溢れる夜、一緒に祈ったの、覚えてるかな?
星がケーキのアラザンみたい、なんて言う人がいるけれど、それじゃ言い切れないくらい、星に満ちていた。
「知ってる?こうやって落ちてきた星に夢を願うの」
手のひらを重ね合わせて先輩はそう言った。
「そんなの、意味あるんですか?」
「それがあるんだな〜」
教室の椅子に腰掛け、机に足を乗せながら話す姿は卒業してしまった先輩に似ている。あの先輩も、こんな1日中、星空しかないこの部屋で勉強していたと思うと、驚く以外の言葉がない。
「先輩、どこに行ったと思う?」
「そりゃ、都心の方の、昼と夜の分け目がある学校でしょう」
「この時期、願いが増えるのにしたがって星も増えるんだよ。だから、都心の方に行っても星空なのは変わらないらしいね。」

この次の日、先輩は教室にいなかった。星を拾い、願いを叶える委員会に入っていたらしく、教室に来るのはめっきりと減ってしまった。
先輩が気付くかわからないけれど、私も星に願いをかけておく。
       
『先輩が、私を見ていてくれますように』

みんなが星を好きなように、星が好きになれなくてごめんなさい。だからこそ、星じゃなくて私を見てくれたあなたといつでも一緒にいたかった。一滴の独占欲を星に隠して願います。

@星が溢れる夜

3/15/2024, 3:37:09 PM

延々と宙に点在している、瞬く星は私たちに夢を与えてくれた。

遠い宇宙でも星が今でも輝いて暗い宇宙の中で懸命に光っているのだと私たちは信じてやまなかった。


――地球が滅ぶまであと一時間を切った。

あれほど私たちに希望を与えてくれた星たちはもう宙にひとつも見当たらない。

数週間前、宙には今にも零れ落ちて来そうなほどの多くの星が溢れる程にあって、それぞれに強い光を放って燃え尽きるようにして輝いていた。

星たちは数日間、夜に煌めき続け、少しずつ数が減るようにして消えていった。

私たちの宙に永遠にあると思っていた星たちは突如としてその生命を終えた。

何億光年と光り続ける星たちにも寿命がある。

その事実があることを私たちは見ぬふりをして、自分たちの領分である星も生き続けると信じてやまなかった。

そして、今、寿命を終える星の中で、あの燃え盛るように輝いた星のように人々は自分の生きた証と人生の最後の輝きを出せるようもがき始めた。

星たちのように美しく最期を迎え、どこかの惑星にその輝きが届くようにと。



―――滅亡前の煌めき

お題【星が溢れる】

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