『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
始まりはいつも、私からだった。例の羅列。例。そして今回も。
始まりはいきなりやってくるものだ。
死という終わりが突如来るようにまた始まりも突発的なのである。
私のように。
私の目の前には何もないまっさらな空間がある。
そしてその中心地には骸骨の仮面を被った黒ローブの人物がいる。
そいつは言った。
「私は死神。君を助手にしようとしているものだ。」
死神?助手?突然現れた単語に豆鉄砲を喰らったようになる。
数分経って私は気を取り戻す。
そして口をひらき死神からさまざまな情報を聞き出した。
曰く死神は名前の通り死を司り人の命を刈り取る者である。
曰く死神は人手がないから私に助手として働いてもらいたいらしい。
そして最後、私はどうやら死んだらしい。
私にはあまりそんな感覚がないが死神が刈り取ったらしい。
そして死神が答えを聞いてくる。
そして私は「はい」と答えた。
これが私の死神助手の第一歩だった。
お題始まり
ここまで読んでいただきありがとうございます。
更新随分していなくてすみません。
軽快な音楽と賑やかな人の声を聞きながら、暖かな日差しに微睡みそうになる意識を繋ぎ止める。
文化祭。午後になり賑やかさを増す学校の空気は、少しばかり苦手だ。
とはいえ、そろそろ交代の時間になってしまう。戻らなければ、と体を起こして伸びをした。
「こんなところにいた」
聞き覚えのある声に振り返る。
「交代の時間はまだでね?」
「寝てるかもしれないからって、起こす時間も含めて早めに休憩時間をもらったの」
「何でそんな信用ないんだ」
肩を落とし、溜息を吐く。
そんな自分の姿に、彼女は楽しそうに笑った。
「何故かしら。律《りつ》がいつも眠そうにしてるからじゃないかしらね」
「だからって寝てて遅刻した事なんてないし」
もごもごと文句のような愚痴のような言葉を呟いて、視線を逸らすように時計を見た。
やはり、まだ戻るには早い。
これからどうするべきかを悩んでいると、少女が隣の椅子に座る気配がした。
「せいとかいちょー?」
「私も少しだけ休憩しようかしら」
窓の外を見る彼女に、僅かな違和感を感じ。けれどそれを言葉にするべきかを迷う。
不用意に踏み込むべきではない。
同じクラスで、同じ生徒会に所属しているだけという間柄なだけで、さほど親しいという訳でもないのだから。
「どした?かいちょー」
無遠慮に内側に入り込むのはお互いに得にはならないだろうと思いながらも声をかける。
はっとした顔でこちらに視線を向ける彼女に首を傾げてみせれば、小さく息を呑む音がした。
「何が、かしら」
「ん?何でもないならいいけどさ。空気?雰囲気?が疲れてるなって」
曖昧な言葉で誤魔化しながらも、視線は彼女から逸らす事なく。
沈黙。賑やかな音が遠くに聞こえる。その音すら段々に気にならなくなっていく。
「少し、ね。家族の事で悩んでいて」
掻き消されそうなほど小さな声が、鼓膜を震わせる。
視線を外し俯いた彼女の表情は分からない。
ただ声は。悩んでいると溢した声音は、確かに震えていた。
まるで、怖れているように。
「かいちょーも、悩む事あんだね」
「私だって悩む事くらいはあるわ」
意外だと呟けば、少し拗ねたように彼女が答える。
彼女の言う家族が誰を示しているのかは察しがつくが、踏み込む事はしなかった。
これ以上は彼女との関係が変わる。
今の距離感が縮まる事は、まったくもってよろしくない。
聞いたのは自分の方だというのにも関わらず、随分と勝手な事だ。そう内心で呆れながら、表情には出さずに何も知らない顔で笑った。
時計を見る。そろそろ戻った方がよさそうだ。
「そんじゃ、戻るね。かいちょーはどうする?」
「もう少しここにいるわ。寄り道しないで、真っ直ぐ行ってね」
「ほんとに信用ないね」
彼女の作り笑顔に、何も気づいていないように拗ねて見せながら、立ち上がる。
軽く手を振り、出口に向かい足を踏み出して。
知らない気配が近づいている事に気づき、足を止めた。
「どうしたの?何か、っ」
不思議そうな彼女の声。
しかしそれは、扉が開く音と共に不自然に途切れてしまう。
「瑠璃《るり》」
入ってきたのは、作り物めいた、ぞっとするほどに綺麗な女。
自分には一切目もくれず、背後の彼女だけを見つめている。
「お姉様。何故こちらへ?」
「先生方に頼まれていた件があったのよ。それが終わったものだから、あなたに会いに来たの」
「そう、でしたか。ありがとうございます。会いに来て下さって嬉しいです」
近づく女を避けるように、脇によける。
横目で見た彼女は表情こそ微笑んでいるが、手が微かに震えていた。
恐ろしいのだろう。姉であるこの蜘蛛のような女が。
関わる気はない。関わって、自分に特になる事は何一つないはずだ。
女に会釈をし、すれ違う。
「なんつうか…高飛車で悪趣味な女って、今時もてんよ?」
小さく呟く。
いつかの夜の公園で抱いた感想を、もう一度言葉にする。
「おまえ」
振り向く女と視線を合わせ、嗤ってみせる。
表情の抜け落ちた女は、元の綺麗な造りが強調されて恐ろしさが増している。
「やはり鳥は誤魔化しか」
「さあ?どうだろうね」
嘯いて、女の背越しに見える困惑した彼女に改めて手を振った。
「じゃね、かいちょー。早めに戻ってきてくれてもいいよ。その方が皆嬉しいだろうし」
この後に彼女が問い詰められる事がないように、自分の居場所を女にも伝えるように別れの言葉を紡ぐ。
くるりと背を向け、早足にならないように気を張りながら廊下へと出て扉を閉めた。
いつもよりゆっくりと、教室へ向かう。
休んでいた部屋から十分離れてから、緊張に詰めていた息を盛大に吐き出した。
「やっちまった」
常ならば見て見ぬ振りをするほど、関わり合いにはなりたくなかったはずだ。
彼女の悩みが彼女であると知っていながら、踏み込んで聞かなかったというのに。
「これで平穏ともおさらばか」
これからを思い、密かに項垂れる。
きっとこれから、普段の穏やかさとはかけ離れていくのだろう。
始まりとはいつも些細な切っ掛けで起こるものだ。
そして新しい始まりの代償に、今までの何かが終わりを告げる。それがたとえどんなに手放し難いものであろうと、一切の躊躇なく奪い去っていく。
あぁ、と言葉にならない呻きを漏らす。
第一印象はお互いに最悪だ。最悪命の危険性があるのかもしれない。
それでも、と自分の両手を見て仕方がなかったと自分自身に言い訳をする。
彼女の手が震えていた。自分ですら恐ろしいと感じる女だ。彼女はもっと、ずっと怖かったのだろう。
手を握る。前を向く。
少しだけ歩く速度を上げて教室へと向かう。
「さよなら日常。こんにちは非日常。ってね」
いつものように一人戯けて見せる。
過ぎた事をいつまでも悔やむ事は、自分らしくないのだから。
20241021 『始まりはいつも』
始まりはいつも
始まりはいつも突然で
心の準備なんて出来ていなくて
やめておけばよかった
こうすればよかった
そんなことばかり
でも
やっぱり今でよかったと
思える日が来るから
始まりが突然でも
なんとかなる!
と乗り切ろうと思う
: 始まりはいつも
始まりはいつも長い冬が明けた後にやってくる。
冬の時期は一見何も変化がなく、ひたすら降る雪を眺めながらじっと辛抱して過ごす時だと思うかもしれない。
でも、冬の土壌では常に大きな変化が起こっているのだ。
春の準備の為にせっせと微生物や植物の根が大地を整えて土台を造っていく。
人間も同じなのではないか。自分軸を持って生きていきたいと思うなら、何も変化を感じられていない時期にコツコツと目の前のことに集中して取り組むことが大切だ。
地味で味気のない毎日かもしれない。気分転換に余計なことに手を出してしまうかもしれない。それをグッと堪えて、必要なことに集中する。ひたすら自分軸を整える。
春が来たら、美しい何かが目の前に輝き出す。きっと自分の成長を実感するときは、新たな「始まり」の扉が開き、その輝きを感じた時なのだろう。
だから、今は変化が感じられなくても、ひたすら何気ない日々を、春が来ると信じて大切に過ごすのだ。
始まりがあると言うことは、終わりもあると言うことで。
人との新しい関係を始める時にはいつも、それが終わる時のことも考えてしまうのだ。
自分から近付くことは無い。始まりはいつだって手を差し伸べてくれる相手任せだ。
そんな優しい君に出逢わなければ、きっとこの終わりを考えることも無かっただろう。
まぁ、自業自得ではあるのだけど。
もう動かなくなった君を想いながら、また次の誰かとの始まりに想いを馳せてしまうのは、
輝かしい灯火が消える様に魅入られた、自分の罪深さ故なのだろうか。
「私、君の事がね、」
一つ頷くと、残念そうに首を傾げる
「もしかして、毎回言ってるかしら」
一つ頷くと、不満気に首をひねる
「待ってて、たまには違う事言ってみせるから」
一つ頷く、散々に彷徨く視点と小さく開く唇
「そうだ、これならきっと初めてでしょ」
「絶対墓まで持っていく話だもん」
一つ頷く、やっと安堵したように笑う
囁く言葉は寸分違わず
365回目の今日も、同じ会話から始まった
‹始まりはいつも›
「エノ、今日は買い出しでいいか?武器の修理もしておきたい」
「わかった。足りないものは……インクとポーション、後は行ってから考える」
俺とエノはパーティの買い出し担当、あるいは追い出され組。俺が所属するパーティは男女二人ずつの平均的な編成。前衛は盾役の俺とリーダーのアント、後衛が魔法使いのエノと回復役のカーラという割り振りとなっている。堅実な役割分担ではあるし、今まで何事もなく過ごしてきた。しかし、ある程度クラスが上がってきたところで問題は起きた。アントとカーラはその関係性を隠さなくなり、宿での部屋割りを無視して過ごし始めた。他の客にも迷惑が掛かるからやめろと伝えたが、エノが追い出されることになり、今に至る。
彼女には申し訳ないことをしてしまった。
『夜半に繰り出すは』
始まりはいつも
騎士と魔女シリーズ(wip)
とても小さな願いごと
ふわりと浮かぶ雲の上
まだ青い色をした果実
ゆっくりとゆっくりと
赤く熟するその日まで
天に預けてこの場所で
わたしはわたしのまま
できることをするだけ
『はじまりはいつも』
また、リセットされた。
クラス替え。席替え。入学式。卒業式。
何かが始まるとき、必ず何かはリセットされる。
今日は、クラス替えがあった。
皆が歓声を上げて盛り上がってる中僕は静かに肩を落とした。
気軽に話せる人が、周りに誰1人としていないからだ。
前の席で僕が必死に築き上げた交友関係が、
席替えという謎概念の所為で全て崩れ去ったのだ。
あーあ。
隣の野球部の奴とか個人的に話しかけにくい。
絶対陽キャじゃん。絶対睨まれるじゃん。
ごめん偏見だけどさ。
そう心の中で謝った時、
視線の先にあった隣の坊主頭がこっちを向いた。
やべぇ、声に出てたか……?
困惑し、相手からの言葉を待った。
「今日から隣!よろしくな」
ニッと白い歯を見せて笑いかけられた。
拍子抜けた。
どちらかというとふざけて騒いで怒られてるやんちゃなイメージしかなかった。
「一応話したことないよな…?」
恐る恐る確認してくる坊主頭。
名前が中々頭に浮かんでこない。
「一応どころか、全く話したことないよ」
「まじか、そうだったな」
ははっとまた笑っている。
どうやら思ってたほど悪い奴では無いらしい。
少し目を逸らして、そっと名札を盗み見た。
『東』。
くっそ。
『ひがし』か、『あずま』か、わかんねぇ…。
正直に聞くしか無いか…。
「ごめん名前教えて貰っていい?」
「俺も名札見て読み方わからくて困ってたwww」
その言葉を聞いて、
こいつとは仲良くやれそうだなと確信した。
始まりはいつも僕からで、初めて話しかけるのも、話題を振るのも、遊びに誘うのも、気持ちを伝えるのも、膝を着くのも、子供が初めて言葉にしたことも。だから、先に逝くのも僕からだ。やっぱり僕が始まりだね
誰かに傷つけられたことから始まる世界の中で
私は今日も素敵に生きる
ー始まりはいつも
私の名前は宇野真帆。松実小学校5年3組の担任だ。
私がまほうの先生である事は前回説明した通りです。知らないと言う方は10月13日の投稿を是非読んでほしい。
さて、松実小学校には大きなのっぽの古時計がある。(あら、有名な童謡の歌詞のようだわ)歌詞に出てくるおじいさんの時計と同じく振り子時計で、この時計もやはり止まっている。
振り子時計を知らない現代っ子のために少し説明しましょう。(うん、実に先生らしくて良い)
振り子時計と言うのは、箱の中に大きな振り子があり、その振り子が左右に揺れる事で時計を動かす仕組みになっている。
松実小学校にある時計は高さが2メートルくらいある。文字盤は遠くからも見えるように1番上にある。その下に大きな振り子がついていて、縦長の箱にに収まってる。振り子の部分は前面がガラスで振り子の動きがよく見える。
この古時計、どれくらい古いかという明治時代にイギリスから渡ってきたものだそうだ。実際に作られたのは18世紀。
文字盤には真鍮と金で繊細な細工が施されている。振り子も金で作られている。
歴史的にも芸術的にも大変価値のあるものである。(と、私は思っている」ただ残念な事に、今の松実小学校の生徒にとっては完全に壁の一部でしかない。
最初に止まっていると話したが、実は壊れているわけではない。夜8時ぴったりになると「かちこちかちこち」と規則正しい音を響かせる。
この音を聴くと楽しくなる。魔法学校が始まる時間だからだ。
この時計をどのように動かすかと言うと時計を起こすのだ。
時計とは時間である。時間というのはひとつだけの流れではない。いくつもの時間軸があり、動いているものも止まっているものもある。魔術はその時間軸の間を自由に行き来する事ができる。
時計を起こす魔法は魔術学校の3年生の課題のひとつだ。
松実小学校でいうと逆上がりくらいの難しさだと思ってもらえるとちょうどいい。できるまでは難しいけれど、コツさえ掴めば簡単。いつでもできるようになる。
時計を目覚めさせる魔法は時間を操るための基本中の基本。だから、できるまではきっちりと教え込む。逆上がりと違って出来なくてもなんとかなるというものではない。ここが魔術学校の厳しいところではある。
「では3年生の皆さん、時間の授業を始めます。ひとりずつ時計を取りに来てください」
もちろん、最初からこの古い時計を使う訳ではない。授業で使うのは練習用の懐中時計だ。
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お題:始まりはいつも
「始まりはいつも」
始まりはいつも、アプリだった。
現実では異性と話すこともなければ告白することもされることも無い、いわゆる非モテの私。
そんな私が暇つぶしに入れたアプリは、今思えばきっと、マチアプだったのだろう。
私はそこで、たくさんの人に出会った。
実際に会った人もいた。その人達は皆、きっと体目的。拒み続けたけど、1人だけ、許してしまった。
初めてだった。
彼は付き合おうというが恐らくセフレなのだろう。
本当に私は馬鹿だ。
始まりはいつも震えるほど怖かった。
《何度でも始めよう》
(刀剣乱舞/蜂須賀虎徹)
その審神者は一度審神者業を辞めた人間だった。
あの日の本丸はもうどこにもない。
また一から始めることとなった。
審神者は始まりの刀を選ぶ際、迷うことなく蜂須賀虎徹を選んだ。
「前の本丸の始まりの刀も蜂須賀だったから。いつかまたあの刀に会えたら、ちゃんと謝りたいんですけどね」
そう言って笑う審神者に、蜂須賀は「何度でも選んでくれるなんて、蜂須賀虎徹ならみんな嬉しく思うよ」と笑って返した。
退役軍人の朝は早い。
始まりはいつもこのポンコツコーヒーマシンから出る香り豊かなコーヒーだった。
並々注がれてしまってはミルクも砂糖も入れられない。
「全く、いい加減覚えてくれ」
コツン、とコーヒーマシンを指で弾くとそのブラックコーヒーを一口啜る。
顔を歪ませながらティーカップを窓辺におかれたテーブルへ運ぶと、ミルクを注いでかき混ぜる。
休日でもあるまい、妙に静かな外を眺めながら少し甘めなコーヒーをいただく。
ほっと一息ついたところで、彼の携帯がけたたましく震えた。
「もしも-」
「おいジャック!昨日から電話かけてるんだぞ!一体なんででないんだよ!!大変なんだ!助けてくれ!」
「お、おいどうしたんだリック」
「隣町のサンデロにあるアンディのバーにきてくれ!!すぐ!」
いつもメールしかよこさないはずのリックが、緊急事態と言わんばかりに電話をしてきたのだ。
彼は前の同僚であり友人である。
コーヒーを飲んだばかりなのに、そう思いつつもジャックは隣町まで車を走らせた。
彼はこの日を境に自宅へ戻れることは無くなった。
感染した人間達を相手に奮闘することになるとは、今はまだ知らない。
[コーヒーマシンの憂鬱]
「おはよぉ!......え、人違い!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ」
「...ううん、全然大丈夫だよ。」
ーーーーーーーキュン、と心臓が高鳴った。整った顔立ち、美しい声。からだが熱くなっているのを感じる。
私の恋は...そんな、カッコ悪い始まりだった。.........なのに。
「僕と...付き合ってください!」
私はなぜ、彼に告白されてるんだろうか。
私の脳は、正常には働いてくれないらしい。ずっと、心臓が高鳴っているだけだ。
「......なんで?なんで、好きになったの?」
やっとのことで絞り出したのは、責めているような疑問だった。...しまった、と思ったけど。
「...一目惚れ。ちゃんと謝れるの、偉いなぁって」
彼は笑った。ちょっと、安心した。つられて私も笑った。
「一緒だ」
「...ん、何が?」
「私も、一目惚れだもん。」
#始まりは(いつも)
始まりはいつも定番ワード。
そこからどう自分の書き出す文章に持っていくかが肝要である。
最初に奇をてらったものを書いてはならない。
そう僕は思っている。
しかし、定番から定番へ。
紡いでいくと、読者はおろか、この文を書いている作者でさえつまんないと感じてしまう。
いかに曲線をかくか、ということになる。
それもひどい曲線。
ひどく回りくねったマウンテンロードを描く感覚である。上から観たら、「この辺とか道草しすぎてトンネルになってるじゃん」となっているのが逆に面白い。
所詮、ネットの端っこである。
矛盾など、回避しようとしていたら、筆が止まって止まって仕方がない。
法定速度を守りましょう。
へたっぴな道のりを描きましょう。
そして、そう。
車の行き先表示のカーナビ画面に従うくらいなら破壊して、そのまま崖から飛び降ります。
そこに海なんてない。水なんてない。急落すら味方につけて、そして閉幕。
それが定番から反れるためのハンドル捌き。
ストーリーテラー。
始まりはいつも
「終わり」はいつか必ず来るけれど
「始まり」もいつかは必ず来る
大切なのは
よい「始まり」に向かって
自ら歩き始めること
「始まりはいつも」
始まり、あなたはいつも泣いていたね。
一生懸命集めた木の実は、かごの中からこぼれ落ちてしまって。
ころころと転がって行ってしまった。
悲しくなって涙もこぼれてしまったあなた。
落ちた木の実を拾ってきてくれたのは、友達のあの子。
泣き止んだあなたを見て、あの子も安心したね。
終わりはいつも笑顔。
小さい時見てた絵本。
始まりも結末もいつも同じ。
けど何回だって読みたくなるんだ。