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「私、君の事がね、」
一つ頷くと、残念そうに首を傾げる
「もしかして、毎回言ってるかしら」
一つ頷くと、不満気に首をひねる
「待ってて、たまには違う事言ってみせるから」
一つ頷く、散々に彷徨く視点と小さく開く唇
「そうだ、これならきっと初めてでしょ」
「絶対墓まで持っていく話だもん」
一つ頷く、やっと安堵したように笑う
囁く言葉は寸分違わず
365回目の今日も、同じ会話から始まった

‹始まりはいつも›

10/21/2024, 10:15:30 AM