『街の明かり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「街の明かり」
遠くから見える街の明かりは
私の帰るべき場所を照らしていた
悲しくても嬉しくても泣きたくても笑いたくても
いつでも街というのはそこにあって
安心感という言葉じゃ足りない匂いがある
もし私がこの街で死ぬるなら悪くはないことだ
【街の明かり】
終電のひとつ前の電車に乗って家路に着く
エレベータのない4階にある部屋へたどり着く
その頃には既に全身から疲労がにじみ出している
ため息と共に鍵を取り出して、ふと振り返る
遠くのビル群には煌々と明かりが着いている
ああ、明日もあそこへ行くのか…
誰ともなく呟いた言葉は
誰にも届かずに夜空へ消えた
ぼんやりとした顔で街を見下ろす彼女の隣に立つ
少しでも同じ目線になりたいという、僕の子供じみた考えに勘づいたのか、こちらを見てゆるく笑った貴女は
街の明かりに照らされているからか、はたまた僕が貴女に惚れているからなのか
とても輝いて見えたんです。
『街の明かり』
街の明かり
きらびやかな、街の通り…行き交う沢山の人波、眩しいヘッドライトや、誘惑されそうな文句街灯躍る看板…
田舎から出てきた私には、何もかもが、魅力的で刺激的で、洗練された様に写って見えた…
毎日、鄙びた風景の田舎暮らしが、たまらなく嫌で、早く都会に行きたくて…
漸くその願いが叶って、嬉しい筈なのに…
たまに、田舎のあの寂れた家々から溢れる灯りが、愛おしいと思える…
街の明かり
灯が私を照らしていく
汚い肌、くすんだ瞳、醜い身体
見られたくないものが沢山流れて晒されていく
3分じゃどうしようも無いコンプレックスを抱えて
私は街を練り歩く
「街の明かり」
"街の明かり"で
2つの影を生み出している .
1つ抜けたらまた1つ .
"街の明かり"はまだまだ続きます .
さぁこのまま2人で"街の明かり"へ
飛び込み解けゆく事は出来るのでしょうか .
_________________________
今日誕生日です祝ってください((
ここから見える数多の街の明かり。
そのひとつひとつは、そこにいる人々が作り上げている。
ひんやりとした夜の街に、あたたかな体温を感じる。
街の明かり
『 街の明かり 』
「 じゃあ、またね。」
「 うん、じゃあまた。」
街の時計台の下で、繋いでいた手を離して彼氏と分かれる。
また明日学校で会えるのに、ちょっぴり寂しくて。
でも笑顔で、時々振り返ってくれる彼の背中を見送るのが、私は好きだった。
家が反対方向だから、仕方の無いことだけど。時々思う。
「 家が一緒の方向ならいいのに 」って
この時計台で分かれることなく、お互いの家の近くまで他愛のない話をしながら、さっきみたいに一緒に手を繋いで、、
なんて叶わない願いを心のどこかで願ってしまう。
日が落ちて、街のあらゆるところで明かりが灯される。
そういえば、日が短くなった。
夏の終わりが近い。
気付けば彼の背中はとうに見えなくなっていて、少しの寂しさを胸に私は家路に着いた。
2024/07/08
マジで久しぶりやわー
まぁちゃんとダイエットはしているよ
んまぁ体を動かすではなくて最近はストレッチをしているかな?
7月にもなってるし、あっという間だな〜て感じるんよね
最近は夏だから、暑くなってるし、熱中症には気おつけなきゃな💦
今日はここまで、おやすみなさーい
「星が拗ねる」
カーブを描きながら、バスは山道を一定の速度で、ぐるりぐるりと降る。
遠くに見える夜景。
月が見えない日。
「街が明るいと、お星さまは拗ねちゃうの」
懐かしいことを思い出した。
我が母は、なかなか可愛らしいことを言う人で、私はそんなことあるわけないと思いつつも、母に合わせていたものだ。
街の明かりは光の海のよう。
その海へ向かって走るバスが揺れる。
────街の明かり
街の明かりなんて分からない
私の住んでるこの場所はあまりに街とは程遠い
知る時なんて 一緒になる時でいい
街の灯りが消えていく、ひとつふたつ…
この鳳凰の里は新しい命を迎えると自分の化身の炎、生命の灯をつける。
生命の灯は一生を遂げるまで灯り続ける。
鳳凰に祈りを捧げている。煌びやかな舞衣装に、華やかな音楽。踊っている少女はヨーリジア。紅い髪をした舞姫。
「襲撃だ!!」
シドラスの兵だ。
隣国のシドラスは生命の灯の源『鳳凰の泉』を求め鳳凰の里に攻めてきた。
永遠に燃え尽きることの無い炎の泉。永遠と燃え盛る炎の泉。
この泉は鳳凰の死骸と言い伝えられており「泉、翡翠に変わりたるとき鳳凰復活の兆し」という古い言葉もある。
灯がだんだんと消えていく。最近つけたばかりの灯も消えていく。
生き延びなければ。
ヨーリジアは森の暗闇に消えていった。
あの晩から夜が何回開けただろうか。ヨーリジアは帰路をたどった。
ひとつしか残っていない生命の光。
紅い髪の舞姫は踊った。
鳳凰に祈りを捧げた。
涙を流しながら。
鳳凰の泉が揺れ動く、炎が翡翠に染っていく。
【街の灯り】
コツ、コツ…
外灯にぼんやりと照らされた道を歩く足音が1つ。
つい数日前までは、他に2つあった。
…生涯を共にしようと約束した者と、その子ども。
仕事を終えて帰ってみれば、家も、家族も、2人の未来と共に全て消えていた。燃えカスになっていた。
愉快犯による放火のせいで、私は何もかも失った。喪ってしまった。
復讐?考えた、考えたさ。
したところで2人が帰ってくるわけがない。
そう考えれば、復讐の意味なんて……ない。
灯りが消え掛けている。
私が消えるのも、もう少しだ。
街を出て、浜へと向かう。
─今日は月がよく見える。
ちゃぷ。…入るにはまだ少し冷たいや。
3人で海に行く約束を果たせなかった事が心残りだが、いないものは…しょうがない。
外灯と私の命、どちらが消えるのが先だろうか。
『夜』だった。
なんて言うと多分めちゃくちゃ他人事っぽくなるので言い換えるなら『夜にしてしまった』が正しいだろうか。
天使の力はまだ残っているのか、なんて思いながら試しに力を使ってみたら夜になってしまった。
街の灯りが暗い世界に彩りを灯している。案外電気がつくもんだな、なんて場違いなことを考えたとき、前から権力者が走ってきた。
髪は乱れ、顔から流れる汗が家から漏れ出る明かりを反射してキラキラと輝いていた。何かに慌てているような様子である
「どうしよう…………。世界が夜になっちゃった」
「そうだね」
「なんで、そんな冷静に………………」
「ああ、僕がやったから」
彼女は信じられないものを見るような顔で固まった。
「………………演奏者くんが?」
「ああ。戻すね」
人差し指を高く掲げてくるんと反時計回りに回せば空は晴天に戻った。
「………………………………」
「これでいいかい?」
彼女は僕に目も合わせなかった。カタカタと震えながら少しづつ後ずさっていく。
「どうしたんだい?」
そう声をかけた時、彼女はひねり出すように言った。
「…………い、意味わかんない」
泣きそうな声だった。僕に恐れを抱いているようなそんな声。
彼女に一歩近づいた時、彼女は来た方向に向かって走り去ってしまった。
街の明かりが少なくなって
街の動きが遅くなる静かな時間を眺めるのが好き。
「街の明かり」
街灯やライトアップが増えたせいで星が見えづらくなった、なんていつぞやのお題に愚痴混じりにぼやいたけれど、実際ちょっと寂しさも覚えたのだけれど、いざ街灯を減らされたら結構不便だ。現に痛感してる最中である。
これを綴っている人はあちこちを回る転勤族なので、短期間でいろんな場所を回っている。一緒に回ってる人と話してからやっと気づいたのだけれど、いま住んでいるところはそもそもの区画の問題なのか、街灯が少なすぎる。前も似たような感じだったかとふも思ったが、いままで渡り歩いてきたなかでも断トツに少ないぞ。
道路を隔てた向かい側に、自販機の明かりがぼうっと光ってるのは唯一の救いだ。道路もあるんだけど、ちょっと行った先のコンビニぐらいしかほかに明かりがない気がする。
この暗がりに乗じて誰かが潜んでいるかもしれない。
その誰かとは、果たして人間じゃないナニかかもしれない。
そう思うと、かつての人々が暗がりに怯えつつも、独自の解釈で立ち向かっていたいわゆる「怪異」というのが、ちょっと愛おしくも思えたりする。
自論なんですが、怪奇現象とか妖怪とか怪談って、認知する人がいなければ成立しないと思ってます。もっというと、人がいなかったら存在しないものだと思っています。そう考えると、途端に愛おしく見えて……来ないかも。
好きなくせにビビりなので、怖いものは怖い。幽霊っていう存在というか概念はいると思っているけど、実際に遭いたくないし、見たくない。聞くだけで満足するに限る。安全圏から認知したい。なんてわがままなんでしょう。
いつも小説を書いていたけど、別に好きに綴っていいんだからたまには思ったこと呟こうと思った次第。
なんだかんだ言ったけれど、街灯、いつもありがとう。この地域、できれば増えてくれたら嬉しいな。
しんどい
苦しい
疲れた
やっと家に帰れる
電車の窓に顔を寄せながら
今日1日を振り返る
今日も朝から頭が痛かった
いつも敏感な耳が余計に音を拾って
どんどん悪化した
部活が始まるともっとぐわんと響く
やっと終わったと思ったら
まだまだ暑い夕空の下を
ゴングがなる頭を抱えて歩き
今に至る
体調が悪いだけでもマイナスなのに
どんどんと不幸が積み重なっていった
駅まで頑張った自分を褒め称えたい
ふと窓に目をやると町の夜景が見える
きれいだ…普通に
なんだか疲れも頭の痛みも
少し和らぐ気がする
明日も…頑張るか…
「街の明かり」――普遍的な語句であるので、例外は考慮に入れないことにしたい。
例えば街の地下……地下鉄や地下鉄駅は、街の明かりに含まれるだろうか?
例えば昼の太陽……春や夏や秋や、強弱関係なく降り注ぐ自然の陽射しは、街の明かりに含まれるだろうか?
基本的には含まれない、ということを考慮すると、街の明かりは夜間で地上に限定される。
高層ビルの聳える都会は「街」と言えるだろうか。
過労死ラインを抱える人々の、眠ることのない夜を抱える建物自体、穏やかな味わいを持つ「街の明かり」に該当するとは思えない。
信号機の光やネオン、電車の揺れ動くもの、カンカンと鳴り響く踏切、電柱の光、街路樹を照らす光。
これらは街の明かりを構成するかもしれないが脇役でしかなく、明かりの主役にはなり得ない。
音という雑音が含まれ、テーマにそぐわない。
駅前やバスロータリー、観光地特有のイルミネーションなども、季節ごとに応じて色を魅せているが常設的な明かりではない。特にコンビニは24時間営業、人工物だ。
そうなると、街の明かりに該当するのは郊外である。
街の明かりとはすなわち、室内の光が漏れ出たものの集合体に思える。
マンション、一軒家、賃貸物件、昭和特有の団地、営業時間中の店内照明……居酒屋。
内包されるのは人の住処の象徴であり結晶である。
さて、室内光を考えるにあたり、特に重要なのはカーテンの有無だろう。次点で窓の種類だ。
中学校で用いられる顕微鏡には、「しぼり」と呼ばれるものがあった。
反射鏡で吸光・反射し、その量をしぼりを使って適切に調節する。光が強すぎると観察すべきプレパラートが見えなくなる。この機能がそのままカーテンに由来する。
元々電気というのは外で――発電所で作られ、高電圧で送電されて室内で消費される。ある種反射されて供給されたということである。
それがカーテンという「しぼり」を通して光が絞られ、外に漏れ出て街の明かりとなる。
次点で窓の種類だと先に述べた。
これは曇りガラスなど透過する窓の種類によって明かりに変化をもたらすからである。これも「しぼり」と呼んでもよいだろう。
こうやって漏れ出た「街の明かり」は、しかし、第三者からの目線により価値を失ってしまう。
具象から抽象へのマクロ的変貌。
小さな価値の集合は、大きな一つの新たな価値にラベリングされる。
「しぼり」の存在は無視される。
例えば「百万ドルの夜景」といった具合に大半は無視される。
街の明かりがポツポツと
夜が日を跨ぐ頃には消えてゆく。
部屋中の電気を消して
生温い、夏の夜風に吹かれながら
その明かりをアテに
缶ビールを飲む。
街の空は、どんよりしていて
夜でも濁って見えるのは何故だろう。
星ひとつも、見えないこの場所は
今夜もまた微かに
サイレンの音が聞こえる。
忙しない街。
昼間ですら、彩りを感じない。
ただ、帰る場所の無い俺には
ちょうどいい街。
【お題:街の明かり】
明るい、それは都会の方が多い。
田舎、そこは明るさは少ない。
高齢化もあり暗い。
だけど、明かりはある。