『街の明かり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
・4『街の明かり』
その気になる女子と一緒に歩いていた人(お姉さん?)
が彼女のことを「テンちゃん」と呼んでいた。
テンちゃんか……
ほんとの名前はなんて言うんだろ。
あっテンちゃん!流れ星だよ!
二人と少し離れてしまったがお姉さんの声が聞こえた。
こんなに街中が明るくて見えるんだろうか?
というか星なんて見えない。
うーーーん、どうにかしてお近づきになりたい。
なれますように。
と、見えない流れ星に願った。
上を見ても街頭の灯りが眩しかっただけだった。
【おわり】
♪都会の灯りが
きらめきを 増す頃に
♪ふいにこころを
横切る 面影
♪どこにいるのか
どうしてるのか
あなたは今頃
♪若さで
傷つけた日々が 辛い
【MEMORY OF SMILE】
作曲:大野雄二 歌:山田康雄
都会の街明かりを背景に、懐旧の情に浸るビターテイストのチューン。
酸いも甘いも噛み分けた大人の色香。
日々悲喜交交を織りなす街の夜景。
燦然と輝く成功も、地を這うような失敗も──そこにはある。
良いお酒を用意して聴きたい一曲だ。
街の灯り
時としては神々しく、時としては迷宮摩天楼の様に灯りは刻一刻と変貌している
それは自身の気持ち次第で見る景色はまるで変わる
ひたむきに頑張った今日は、眩しく綺麗な灯りであって欲しいその願いは明日への活力にもなり力の源泉にもなり得るのだ
願わなければ叶うことはなく、自身の心労にはなにも得ることもない
少しでもいいから周りを見渡してそっとひと呼吸
その灯りはあなたにはどう映っていますか
街の明かり
海の街?
山の街?
どっちでもええで
駅の改札を出て階段を降りている途中、いつもの場所に立っている父の姿が目に入った。父の隣には愛犬のリュウがちょこんと座っている。
「ただいま。」
「おかえり。」
リュウがしっぽを振りながら私に飛びついてくる。父からリードを受け取ると、リュウが勢いよく家の方向に向かって歩き出した。
「もう迎えに来なくていいのに。」
「うん、でもリュウが散歩に行きたがるから。」
あれは半年前のこと。駅前でオートバイと接触して私は軽い怪我を負った。それ以来、何時だろうと私を駅まで迎えに来るのが父の日課になった。
母に聞かされた話なのだけれど。事故の知らせを聞いて、父は心の底から心配したらしい。半年前に離婚して出戻った私が、思い余って道路に飛び出したんじゃないかと思ったそうだ。
リュウが前を歩く父を一生懸命追いかける。
「お父さん、私ね。」
父が少し歩調を緩めた。
「もう一度挑戦してみようと思うんだ、税理士。」
会社員時代に税理士を目指していたのだけれど、結婚を機に夫の仕事を手伝うために税理士の勉強から離れていた。
「うん、やったらいいよ。がんばれよ。」
こちらを振り向くことなく、父はひたすら歩き続ける。その後ろを追いかけるリュウと私を、街の明かりが照らしていた。
#街の明かり(2024/07/08/Mon)
まどからの光が温かく映る
ちっぽけだけど そこかしこに溢れている
のきに灯るのは「おかえりなさい」の光
あなたを包む 光
かえっておいでと 呼ぶ光
りんりんと 鈴のようにまたたく光
【街の明かり】
優しく足元を照らしてくれる、黄味がかった蛍光灯。
だったのが……目覚しく光る白色のLEDに変わった。
眠たい夜の時間を邪魔しない、体を包み込む温かさ。
だったのが……道の見通しが良い冷たさに変わった。
田舎の街灯には虫が集まっていて
あなたは学校の街灯みたいな存在で
周りにはいつも人がいて、
話づらいけど、目が合うとニコってしてLINEをしてくれるあなた。
そんなところが好きなんです。、
#街の灯り
#街の明かり
夕日が沈んで
月が浮かび
私は1人
闇夜を歩く
あぁ
なんだか寂しいな。
あぁ
なんだか苦しいな。
月が死んで
朝日が生まれ
私は1人
夜明けを歌う
あぁ
なんだか楽しいな。
あぁ
なんだか慣れないな。
闇夜を照らす街灯も
街を包む朝焼けも
どちらもきっと温かい。
花魁道中って知ってるかい?
それはもう
夜を彩る花のような美しさだったんだとさ。
歌舞伎町って知ってるかい?
それはもう
月を蝕む雲のような場所だったんだとさ。
街って知ってるかい?
それはもう……
それはもう、
今の私たちだったんだとさ。
街の灯り
誰にも汚されたくないから
アタシの世界は
誰にも理解されなくていい
アタシの世界は
アタシだけのもの
街の灯
フワフワと あてもなく
街を 彷徨く
どんなに嫌なことがあっても
そっと灯る 深夜の 街灯に
心が 浄化される
なんてことない 街灯
なのに
一人で 見上げていると
励まされてる気がしてくる
何故だろう.......
こういう都市に住んでいるけれど、素敵な場所を見つけた。折角なら一緒に見たいんだ。
そう思って、仕事帰りにと彼女を誘った。
仕事関係で仲良くなったビルのオーナーから許可をもらって、ビルのエレベーターに乗っていた。
「この建物に入ったのは初めてです」
「俺も初めて」
顔を合わせて笑い合う。
エレベーターが止まると、青年は教えてもらった階段に向かい昇って行く。
「こんなところ、登っても大丈夫なんですか?」
「大丈夫、許可はもらってあるんだ」
「そうなんですね」
青年はしっかりとした扉の前に立つと、彼女に手を差し伸べた。
「この先は危ないから、手を繋いでね」
「はい!」
しっかりと手を繋ぎ、青年は扉を開けた。
風が強く吹き抜ける。そこはヘリポートだった。
「わあ……」
瞳に写るのは、夜空と都市に住んでいる生活の光。
建物や、信号の動かない光。車や電車の動く光が混ざり合い、高いところから見る街の明かりはキラキラとして眩かった。
「凄いでしょ」
「はい、きれい……」
うっとりと街を見ている彼女を、青年が見つめる。
「この前、このヘリポートに夜来てさ。ヘリから見た空が凄く良くて、君に見せたくなっちゃった。ちょっとズルしちゃったけどね」
「でも、こうやって見せてくれるの、凄く嬉しいです」
先程の表情より、嬉しそうに微笑む彼女。
青年の人間関係を駆使しまくった甲斐があるというものだ。こんな可愛い笑顔が見られたのだから。
おわり
お題:街の明かり
一つ、決め込んだ夜は
一人で嗜好品を味わう
今さら光自体に見惚れることはない
夜に溶け込む姿を見てからは
暗がりが素敵だと考えるようになった
少しずつ近づいて来る
服が揺れる音だけが響く
輪郭だけは、気付けたけれど
気付かぬ振りをして携帯を見る
闇になれていない目で
声かけられるまで待っている
*
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街の明かり
夜が更ける頃、街はいっそう明るくなる。それは明るくありながら何処か闇を抱えている。
薄暗い部屋の角、ベッドの上で重なり合う影。
「……ほんとに良いの?」
「うん……𓏸𓏸にして欲しい」
𓏸𓏸は震える手で××の細い手首を握る。そしてゆっくりと顔を近づけた。
街が更ける頃、街はいっそう明るくなる。明るさの裏には得体の知れない不気味さがある。
「××、一緒に」
「……ごめんなさい。逃げられないの」
××は𓏸𓏸の手を解く。ごめんなさい、と繰り返しながら××は明るい夜の街へ消えていった。
これで何人目だろう。誰も共に朝日を迎えてくれない。自分は悪くない、そう言い聞かせて新しい誰かを探しに闇へ消えた。
『街の明かり』
街の灯り。
夜でも、明るい都会では、夜道に怖いと言う概念は無い。とは言え、変質者に豹変するかもしれないと言う意味では、男の人が自分の後ろにいると思うと落ち着かない事は事実。
夜でも、明るいと言うのは、防犯上でもほんとに、ありがたい。冬の夜、暗いなかを帰るのは怖くて、なるべく明るい方明るい方へと道を選んでいる。
そして、なんだろう。同じ《町》と言う漢字なのに、不思議と《街》の字に《灯り》と、つくと心がその字にホッと安心している。《町》は田舎を連想し《街》は都会を思って、治安の悪い都会で《灯り》と言うほんわかした文字にホッとするのかも。
結構、単純な発想。
でも、それって字の持つマジックなのかも。
都会の夕暮れ。街の灯り。人々の喧騒。。すべて都会を象徴する言葉。うん、そんな中の街の灯りと言うワード。なんか、ほっこりする。あったかい。良いね👍
中から見る『街の明かり』は煩いかもな
わたしは夜でも賑やかな方が好きだが
静かな方が好きならそうする
夜が深まって賑わいが枯れた頃合いに
祭りの後のそぞろ歩きのような背とすれ違う
白んだ明かりで固体と群れの区別が揺らぐ
そうして眠る街の姿は心地良い
抱え込まれた命の数なんて見なくていいんだ
所詮は遠く眼下で尽きる、他人の燈花だ
街の明かりを見ろ下ろして
二人で歌う
みんなが、夜空を見上げて
祝福の嵐
そして、私たちの歌声が、響いて
祝福の星が舞う
私は、妖精
あなたは、龍
風羅羽
宝石箱をひっくり返したような一面の灯りもあれば、海の真っ黒な部分と町の灯りで形づけられた夜景も素敵。
どちらも私の気持ちをホッとさせてくれるもの。
人類が電力を手にしてから、通りには街灯が置かれ、家々からは生活の灯りが漏れる。ネオンがきらめく繁華街はついには不夜城とまで呼ばれる。
光が強ければ、闇もまた濃くなると言われたりもするが、夜の闇はその居場所を削られてゆくばかり。
それでは、濃くなった闇とは、人の心か。
もちろん、そんなことはないのだろう。
けれど、太陽の下より、人工の灯りの下で、人の欲望が刺激されている気がする