無色の世界』の作文集

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無色の世界』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/18/2023, 1:52:58 PM

色を愛していた。この世界の彩を愛していた。
全てが美しくて、愛しくて、だから筆を取った。私が見たまま、思ったままを一枚の紙に、丁寧にていねいに。
自己満足のそれを誉めてくれる人がいた。心待ちにしてくれる人がいた。私の愛する色を、共に愛してくれる人がいた。
なのに。
ああ。なんで。色が見えない。あんなに愛した彩が、世界が、どうしてこの目に映らない。
愛しい人の、愛しい色彩すら。

ねえ、私、あなたの描く絵を、本当に愛していたのよ

4/18/2023, 1:52:51 PM

私は私がそう気づく前からずっとそこにいて、しかし、ただ単に色がないのではつまらないので、空気そのものが深く、でもうっすらとしていて、私は自身が線であることを思い出す。そうすると一つ弦を弾いたときのようなびいいんという音で、はじめて紫外線のようなかたちになってそこに座るのです。
『無色の世界』

4/18/2023, 1:51:06 PM

テーマ《無色の世界》

“カチッ”
フワフワした海月の様なランプが灯る。私の目の前には白いフードを深く被った子供が見える。ただ、顔は影を被っていてよく見えない。

『こんばんは、僕は案内人だよ。
今から君に質問をするよ。君はそれに答えればいい。』

突然声がして驚いた。
これは新手の子供遊びだろうか?

『じゃ、勝手に始めさせてもらうよ。』



『最近いい事はあった?』※なかった人はスキップ

YES / NO





『それはどうして?』


ーーーーーーー




『それは君の何かを変えた?』


ーーーーーーー




『そっか。色々あったんだね。
正直君の回答は僕に聞こえない。だけど1日1日を大事に思い出してほしかったんだ。今日楽しかった君も、辛かった。悲しかった君も少しずつ君を成長させていると僕は思うんだ。』




『じゃ、1つ目の質問で“なかった”と答えた君に言いたいこと。
“何もなかった訳がない”っていう人もいると思う。だけど本当になにもない日って結構辛かったりするんだよね。夜とか1人だと少しきついよね。大丈夫。大丈夫。抱え込んじゃ駄目だよ。それを見る身近な人まで辛くなっちゃうから。人は頼られると正直嬉しいんだよ。僕自身誰かの役に立てたら嬉しくなるもん。
、、つまり言いたいのは抱え込まないでほしいってこと。』



『これでお終い。僕が君の何かしらを変えれたらいいなって思うよ。』




あとがき

私は今日少しつらいことがあってそれを思い出して書かせてもらいました。
テーマが無色の世界だったので、今日と言う日も何もない訳じゃないんだよぉーって考えを載せました。
まだまだ小説初心者なので、成長出来るように頑張りたいです!

4/18/2023, 1:50:44 PM

俺は生まれつき色がわからない。モノクロ映画のように世界が見えている、らしい。黒と白と言われても俺に見えている黒と白が正しいのかもわからないのだから、本当にその例えが合ってるかはわからない。
 彼女は生まれつき色が違うらしく、日傘やサングラスや日焼け止めなど、普通の人よりいろいろ注意が必要だと言っていた。見た目が違うから、何かと面倒事に巻き込まれることも多いのだとも。
 出会ったのは学生の頃。「気持ち悪いでしょ」と自虐気味に笑った彼女に、「色がわからないから、皆と変わらない」と答えたらひどく嬉しそうに笑っていたのを覚えてる。今でもそれが嘘だったとは言えていない。
 俺、濃淡はわかるから、君が周りと比べて真っ白なのはわかってたんだ。髪も肌も白くて、どこにいてもすぐわかった。
 君が少しでも普通の感覚が味わえるなら、それで良いと思った。今でも思ってる。でも嘘をついているのはごめん。

 色の無い俺の世界で、鮮やかに微笑んでいる君へ。いつか本当のことを言えるようになるまでは、いつも通り俺に色を教えてほしい。

4/18/2023, 1:48:19 PM

まだ何にも誰にも染まらない君の視界に映る俺は
一体どんな色に見えるんだろう

何色かに染まってるだろう俺を映した君が
どうか何色にも染まらずにそのままでいてくれたら


(無色の世界)

4/18/2023, 1:48:15 PM

【無色の世界】

色がなくなった。
感覚的にそうだと感じたのだ。
もう何もかもいらない。
どうでもいいさ。
どうせ僕は誰にも知られずに死んでしまうんだから。
いや、死ねないのか。
ああ、もう、、
自分の姿さえ、もうなにも見えない。

僕は消えたんだ。

4/18/2023, 1:46:48 PM

これまで生きてきたのは、無色の世界
全てが通り過ぎ
全てが流れていった
その中で君だけが色づいて見えた
これからは二人で、この世界に色を塗る

(無色の世界)

4/18/2023, 1:46:29 PM

『無色の世界』

 君が死んで、僕の世界から色は消えた。
 もちろん、比喩表現だ。僕の目に色は変わらず映っている。
 けれど、何も美しいとは思わない。思えない。
 君のために用意した宝石も、君の為に作らせた服も、僕が君のために選んだ美しい物たちみんな、君がいなくなったらガラクタも同然だ。
 色の褪せた世界で、僕はただ君を待つ。
「ちゃんと、お前のもとに帰ってきますから。待っていて」
 そう、約束したから。
 君が、生まれてくるのを待っている。
 君が、僕を見つけてくれるのを待っている。
 本当は、今すぐ君を探しに世界中を回りたいけれど、あのいけ好かない皇帝陛下を守ると約束してしまったし。君との約束を破ることなんて出来ないし。
 僕は、今日も君を待ち続ける。
 早く帰ってきて、僕の番。

2023.04.18

長命種×人間(この後根性でちょっぱやで生まれ変わってくる)

4/18/2023, 1:42:15 PM

無色の世界?


今日は一日  そうでした

朝から昼まで

昼から夜まで

そうです。こんな時間まで。

私のひとみは

まったく何も映さない

眉をひそめて目を凝らしても

過去も未来も現在すらも

見えはしないし 語りもしない



嫌われたかしら、

無視かしら、

過去に戻ってやりなおす?

それともサヨナラ伝えちゃう?

誰にも相談できゃしない

放り出されて私は迷子

きっとあなたにもわかるはず。






そのとき光が差し込んだ

突然女神のお赦しが?!




 
やっと開けた このアプリ

ショックと安堵と羞恥心

アイディアなんて

湧きゃしない。


あたまのなかも 無色の世界

独りじゃなかった  ホッとした

想いひとつを胸に抱き

おやすみなさい

またあした。


……

そういうわけです。ゴメンナサイ

4/18/2023, 1:39:51 PM

生まれつき、世界はモノクロだった。
これが、普通ではないと気づいたのは3歳頃。母と一緒に信号待ちをしていたとき、噛み合わない会話から、母が最初に気づいたらしい。
私はその日、色んなことを知った。
私が見ているこの世界は健常者には見えないこと。
この世界の色は三色で、黒、白、グレーと呼ぶこと。
この世界を見ている私は、世間一般に可哀想と言うこと。
確かにそれは生活する上で不便ではあったけれど、この目を治したいと思ったことは、一度も無かった。
誰もが私のことを可哀想だと言った。これは本当は○色なんだよと優しく言った。
けれど、そんな情報などいらない。だって私は、この二色の世界を愛しているから。モノクロで彩ろれた私の世界は、健常者と呼ばれる人類の視界よりも遥かに美しくて、荘厳で、神秘そのものだった。
黒寄りの白。白よりの黒。完全に二色が混ざったような色。私にとっては色んな色があった。
ただ眺めているだけで幸せだった。
私を除くほとんどの人間はこの世界を体感することが出来ないらしい。可哀想だと思う反面、私にしか分からないという優越感があった。
なのに、

「手術は成功しました!」

なのに、親は私の意見なんて無視をして、手術の同意をした。このままでいいと言ったのに。

「貴方は色を知らないからそんなこと言えるのよ。きっと、きっと感動するわ。世界にはたくさんの色があるの。世界はもっとカラフルなのよ」

何を言っても彼女には色を付け知らない哀れな子供にしか見えなかったようだ。

「ね、目を開けてみて。きっと、感動するわ」

母に促され目を開けた。
あの世界が戻ってくると信じて。
目を開けた途端、視界に広がったのはチカチカするほどのたくさんの色。
世界がこんな派手なだけで、汚い色に満ちていたなんて。
ああ、不快、不快、不快。
隣で微笑む医者と母親にとてつもなく苛立ちが湧く。
こんなことなら、治さなくて良かったのに。
私はもうあの世界に戻れないのか。

初めて、死にたいと思った。

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『地獄』

4/18/2023, 1:31:10 PM

無色の世界


それははじまりだ、と人は言った。
何色にも染められていない、まるでキャンバスのようなそこには何もなかった。
ある人が言った。
それは君だけの世界だ、と。好きなものを集めていいし、好きなように色をつけていい。混ざりに混ざった色が綺麗じゃなくても、黒くなってしまってもいい、と。
君が経験したことが形になって、君が感じた気持ちが色になって、いつかここは君の世界になる、と。
だから、まだ何色にも染まっていないここは、はじまりだ。色のない、味気のない世界だけれど、君が色をつけてくれるのを待っているんだよ。君の世界になるのを待っているんだ。

4/18/2023, 1:30:55 PM

【無色の世界】

何色にも染まらない
何色でもない世界

時に美しく
時に恐ろしい

透かした世界に何が見えるか

鮮やかさのない
透明な世界

何色にも染まれない
何色にもなれない世界

貴方の目には、どう見えるか

逸らさず教えて
無色の世界

4/18/2023, 1:26:57 PM

無色の世界。

君と会えないってだけで,僕の世界は
無色になる。

君もそうだったらいいな
君が僕のところまで来てくれたら
どんなに嬉しいことか、


ある人は言いました。
無色の世界は好きだ、と。
なぜ?と たずねると、
嬉しいこと
悲しいこと
全てを感じなくて済むから、と言った。

生きる事も,死ぬ事もどちらも
僕にとっては辛いです。

4/18/2023, 1:23:43 PM

無色の世界

死後の世界ってどんなものだと思う?天使が飛んでて転生を待つような天国?生前の行いを悔い改めて罰を受ける地獄?おばあちゃんが手招きする三途の川?

アニメや漫画はわたしたちが想像するあの世をよく描く。華やかであったり鬼や悪魔がいたりする。でも、本当はね、死んだあとはなにもないんだ。色のない世界で自分が動いているのか止まっているのかさえ分からないまま、ただ次に生まれるのを待つ。

やることが無いと自然と思い出を振り返るんだよね。小さな頃の自分はこうだったな。あの日のあれは今でもずっと覚えていたな。最期は、……とかね。でも、段々と思い出せなくなる。初めは些細なこと。そこから、楽しかったことや辛かったこと。友達の顔や声、自分のこと。忘れたくなかったこともあったのに。それすらも記憶が消えちゃった。

今のわたしたちはこの世界みたいだね。色褪せた世界。色なんて無いけど。来世はこの世界が少しでも色が残るような人生にしたいな。色がつくのかはわからないけど、また次の人生まで暇になるのは嫌だから思い出をたくさん持っておこう。

ああ、時間みたいだ。ありがとう。つくりあげただけのわたし。いい退屈しのぎだったよ。…来世は鮮やかな人生になりますように

4/18/2023, 1:23:28 PM

めがさめる。
 あたまはなんだかふわふわしていて、ねたままてんじょうをみあげていた。でもしばらくみていたらあきちゃったから、べっとからおきあがってみた。
 ここはどこだろう?まわりをみわたしたら、ちかくのてーぶるにしらないおにいさんがすわっていたので、こえをかけてみることにした。
「だれですか?」
 そうすると、おにいさんはこちらをみてとってもびっくりしていた。そのまましばらくかたまっているので、なんでだろうっておもっていたときに、こんどはおにいさんのほうがはなしかけてきた。
「…別に名前はないよ。あなたの知り合いだったってだけ覚えてくれれば大丈夫」
 こんなしりあいのひといたかなあ。むかし旅をしたときにでも知り合った人かな。いや、そもそも昔の私は、
「ッ!!」
 いたい。あたまがいたい。ないふでもささったようないたみにいっしゅんおそわれた。おもわずうずくまったわたしにおにいさんはたちあがってあわてたようすでこちらにちかづきながら、
「深く考えないで、あなたは記憶を無くしてしまっているから。昔の事を思い出そうとするときっとそうして頭痛が起きてしまうんだ」とはやくちでしゃべっていた。
 きおくをなくした、らしい。どういうことかはよくわかんない。でもそのあとになまえとかねんれいとかきかれたけどそれもよくわかんなかったから、きっとそういうことをいってるのかもしれない。このことをおにいさんにいったらなんだかかなしそうなかおをしていたけど。
 そんなことをしてるうちにちょっときづいたことがあった。めがさめたときからすこしへんだなあっておもってたから、きいてみることにした。
 「なんで、おにいさんもこのへやも、ぜんぶはいいろをしているの?」



 目覚めたとき、あなたは何もかもを失ってしまっていた。自分の過去の記憶も、名前も、そして僕のことも、全て。でも、それだけだったなら、もう一度、まだやり直すことはできると思ったのに。
 あなたは、世界の色すらも無くしてしまった。別に美しいものが特別大好きという人ではなかったけれど、それでも、あの瞳にもう2度と感情豊かな色彩の世界を映す事はなくなった。ああ、壊れてしまった。それを知って、僕は2度とやり直す事すらもできないことに気づいてしまった。もう元には戻れないのだ。戻れなかったのだ。
 気づけば涙が頬を伝っていた。ただただ悲しくて、辛くて、思わず膝をついて、嗚咽をあげて泣いた。そんな僕を不思議そうに、似合わない純粋無垢な表情を浮かべて、あなたはただ見つめていた。

4/18/2023, 1:21:14 PM

まあね、子供達を一人で育ててた時は
ホンマにマジで世界が無色のような
無機質な景色だったなぁ。
毎日毎日
仕事行って家事育児寝る
というのが約七年間かぁ。
今思うと駆け抜けだったな。

色付いてきたのはその後ね。
ハッと気付いたらこんな歳になってて
ボチボチ自分の時間が出来て

もう何も望まんし
思い残すことないって考えると
なーんか気楽な余生過ごせそう!

すみません
初老の呟きでした

4/18/2023, 1:20:32 PM

僕の世界は突然、色を失った。
理由はなんだっただろうか。今となっては思い出すことさえ億劫で、考えることはやめている。
だが、毎日同じ景色というのも退屈だ。皆からは美しいと言われるステンドガラスも、僕には全て同じ色に見えて何も感じられない。空の色も建物の色も見えるもの全てが同じ。一時期は気が狂いそうになった。
孤独と恐怖の世界に一人だけ取り残されたのだと神様を恨んだことさえある。どうして僕が。そう何度も何度も問いかけては答えを貰えない日々を過ごした。

そんな僕にも、友達はいる。
一人は少し厳しいが根は優しい子、もう一人は男勝りな所がある勇敢な子でどちらも女の子だ。二人はよく僕の家に来ては、世話を焼いて出ていく。両親のいない僕に気を使っているのか、家に来た時は今日あった出来事などを話しながら身の回りのものを片付けていた。別に僕が片付けをしていないわけでは無いのだけど、彼女達が掃除するといつも以上に床がピカピカに輝いているから好きにさせてもらっている。
一度、どうして僕に世話を焼くのかを聞いた時、彼女達はこう言った。
「貴方、今にも死にそうな顔していること。気づいてないの?」
どうやら僕の見張りのために家に来ているようで、彼女達は呆れたようにため息をつくと買ってきた和菓子を僕に押し付けた。これで元気を出せということか。
キッチンに向かう二人を眺めながら、リビングのソファに座りテレビをつける。面白そうなテレビがやっているかと思ったが、そんなことはなく直ぐに消した。
和菓子を食べるのにフォークが欲しい。
立ち上がってキッチンの方へ向かい二人に声をかけようとした時、二人の会話に思わず進めていた歩を止めた。
「そういえば、貴方の目綺麗な琥珀色をしてるわよね。昔から思ってたけど、その目だけは褒めてもいいわ。」
「その目だけってなんだよ。私にだって他にいい所あるだろ。てか、目だけならお前も綺麗だぞ?」
「そう?日本の伝統的な色だと思うけど。」
「確かにそうだけど、茶色に他の色が混ざってるって言うか…とにかく綺麗な目をしてる。」
「ふーん。」
二人からしたらなんてことない会話なのだろう。それでも、僕の中ではその会話が脳に焼き付いたように離れなくなっていた。目の色、綺麗、琥珀、茶色。琥珀色ってどんな感じだっけ、どんな色をしてるんだっけ、茶色ってなんだ?茶の色すら覚えてないのに。
もう、色は見えないのに。

僕はその日、色を失ってから初めて、再び色を知りたいと思った。

4/18/2023, 1:20:29 PM

無色の世界に生きる君が
私に与えてくれた淡い色。
自分で見つけるまでは
この色で生きていかせてください。




「無色の世界」

4/18/2023, 1:15:55 PM

自分の世界を作るという課題が美術の時間に出た。

みんな楽勝と言わんばかりの顔をして筆を進める。

そんな中、私は描いているふりをしてぼーっとしていた。

何も描けないのだ。

自分の世界なんて考えたこともない。

色なんてない。景色なんてない。何もない。

結局、私はこの課題をクリアすることが出来なかった。

けど、先生はクスリと笑ってこう答えた。

『無色の世界…貴方らしいわね』

なんだか、とても恥ずかしい気持ちになった。

4/18/2023, 1:14:12 PM

無色の世界



肌寒い冬の朝ふと外を見る世界。
そこには真っ白な冷たい羽毛が覆っている。

しばらく、その下に眠っているもの達は目を覚ますことはないだろう。


目の前にある色鮮やかな色を見失い、自我すらも見失い、心が無彩色に彩られる。

私は今、なんのために生きているのだろう。

そんなことを考え、一日が終わるのを待っている。


幸せになるため。

と、言うが、幸せとは一体何なのだろう。

愛する者を笑顔にするため。

あぁ、もう泣かせてしまった。

そして、失ってしまった。


もう、帰ってくることの無いあのヒト。


あの人を失い、私の心は、世界は……本当に、無色だ。


私の冷たい心に誰か、火を灯してください。

私はもう、自分から動くのは無理そうです。

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