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私は私がそう気づく前からずっとそこにいて、しかし、ただ単に色がないのではつまらないので、空気そのものが深く、でもうっすらとしていて、私は自身が線であることを思い出す。そうすると一つ弦を弾いたときのようなびいいんという音で、はじめて紫外線のようなかたちになってそこに座るのです。
『無色の世界』

4/18/2023, 1:52:51 PM