『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕にはある友人がいる。
太陽みたいな人で、いつも明るくて誰かを照らしている。
僕は引っ込み思案で人見知りだから、彼が居なければきっとクラスにも馴染めなかった。
彼が太陽なら、僕は月。彼がいないと輝けない、ちっぽけな衛星。
僕は、誰かと協力して何かを成し遂げるのは得意でも、一人で何かをこなすのはからっきしダメなのだ。
そんな彼の様子が、近頃時々おかしくなる。
とろけた飴玉みたいな、それでいて喉に引っ掛かる苦味を湛えたような、そんな色をした目ををしている時がある。
そういう彼と目が合うと、僕は何故だかぞくりと背筋に仄暗い何かが伝って、本能が赤く警告灯を点滅させてくるのだ。
けれど、そうでない時の彼は相変わらず眩しくて、いつも通りの太陽みたいな彼のままだ。
きっと考えすぎだろうと思い込んで、気に留めないようにした。
それが、良くなかったのかもしれない。
ある日の帰り道、僕は彼のことに気付いていた。
けれど僕は彼の帰り道を知らなかった。
だから、普段は見かけない彼が後ろにいたって、きっと部活が無い日か何かでたまたま帰るタイミングが一緒になっただけなのだろうと、そう思っていた。
ぱちぱちと静電気のような音がして、僕は少しだけ振り向いた。
でも、彼は特に何もせず立っている。
時々鞄を少し漁るけれど、それも一瞬のことで、すぐに前を向いて歩き出す。
日が落ちる。輪郭がぼやけて、溶けたような夕日が山に吸い込まれていく。
思えば、彼は部活なんて入っていない。身長だって僕より大きいんだから、あんなにゆっくり、わざわざ僕の後ろをついて歩く必要は無い。さっさと追い抜けばいいのだ。
彼のあの異常な目によく似た夕日が沈みきった頃、月が顔を出した頃、僕の目の前は白く明滅して、そのまま意識を手放した。
テーマ:沈む夕日
天気予報アプリに頼り切りのいまも夕焼け空に「明日は晴れる」
#沈む夕日
沈む夕日
2026年4月8日(水)今日の夢を夢日記
バーンバンッ
男たちが射殺し合う
バンバン!
『うっ!』
ドサッ
戦争だ
『アメリカ軍行くぞ!』
『おー!』
『日本軍も!』
『日本万歳!』
バンバン!
うっ!ウッ!
〇〇は白無垢を着て文金高島田という髪型をして
宇宙の料亭旅館で寝ている
『こちら足元気をつけて下さい』
乳香の香りがする中
窓からは地球が小さく見える
星が一番見える宇宙だ
藤原佐為(今日も寝ていらっしゃる)
死柄木弔(ソッとしこと)
藤原佐為は千利休のような格好をして
死柄木弔は橙色の狩衣を着て白髪を後ろで束ねていた
2人(起きた?)
〇〇『…夢か…』
藤原佐為が茶を〇〇に差し出した
〇〇は悪夢の夢を見ていたが
彼女は、全く怖く感じない夢だった
佐為『お茶です♪飲んで?』
パッピーな事があったのか
藤原佐為は万円の笑みで〇〇に抹茶をあげた
死柄木弔も無言で微笑む
滝の香りがする
チャポチャポ………
遠くから男たちの声が…
『ちょっ!本物の岡田以蔵と坂本龍馬じゃないよ!?』
坂田銀時が河上万斉と坂本辰馬に問いかけていた
2人『呼ばれてきただけ』
銀さん『いや呼んでねーよ!岡田以蔵と坂本龍馬を
呼んだんだよ!』
高知県護国神社から宇宙にいる岡田以蔵命は
『常にいるぞ?』
銀さん『あー!いたぁ神さまぁァァ』
【終】
灰色の色を持った街々がだんだんと黄味を感じ始め、次第に太陽を乗算するようになった。白くキャンバスとして優れた雲達も色を失い極端な色ばかりを帯びることにしていた。地獄のように赤くなった天を享受しようと人々はカメラを向け、筆をとった。異様な光景に神すら逃げ出して、夜が訪れた。
テーマ→沈む夕日
しずむゆうひに
てらされて
まっかなほっぺたの
きみとぼく
まっかなあきに
かこまれている〜♪
これしか思いつかなくて。
これが頭の中でぐるぐる…
「ところで」
「ところで?」
「ライジングサンの逆で国が滅びそうな」
「なんか暗い気分になってる?」
「いや、いつものお題の話だが社会情勢の影響を受けやすいかなと思ったのでね」
「なるほど?」
「つまり地震の直後に海の話をすると不謹慎とか攻撃されそうなのでというのは極端な例だが、お題は影響を受けそうだなと」
「あー、それはあるかも。完全にランダムにできない」
「季節要素とランダム要素、それと時事要素があるだろうね」
「うーん、難しそう」
お題『沈む夕日』
沈む夕日を眺めながら
あの日のことを
思い出す
もう会えない
どこにいるんだろう
よく頑張ったねと
また言ってくれるかな
君は…
お題
沈む夕日4/8
やれやれ。『沈む夕日』に目を射られた主人(人間・♀)が、光の残像に目が眩んでいる、その隙をも“君“(人間・♂)は逃さないのだから、まったく恐れ入る。
だが、まぁ……西向きのバルコニーで二人並んで、ぼんやりと外を眺めていただけの時間が急に、“君“のせいで、流れていた液体に粘性が加わったかの如くにとろりとした、濃密なものになってゆくのを──主人は結局のところ、受け入れてしまうのだ。
「っ、違う! ……あのときは、だってここ11階だし、拒否って突き飛ばしたら危なかったから、そういうことで……あああ、もうっ!」
“君“の奴──主人があの男を“君“と呼ぶのでワガハイもそう呼称している──が撤収した後の、孤独に読書を楽しむはずの時間だというのに、主人の手元の本は、もうかれこれ30分程、同じページのまま。
その大きな独り言──傍らで、主人の飼い猫たるワガハイが聞いているのだから、正確には独り言ではないかも知れぬ──は、さっきからすっかり堂々巡りである。
主人よ、それは後悔なのか、それとも……?
などと、合いの手を入れてやりたいところだが、生憎ワガハイは、人語を操れぬが故……。
(補足:じゃあ何故このように、主人に起こった事象や心情を解することが出来るのか、と問われても、主人に“ワガハイ“と名付けられた時分に自覚した能力である、それ以外はワガハイにも不明であるので、これ以上の説明は出来ない、悪しからず。)
……それで、まぁ。
黙って聞くことくらいは、ワガハイにも出来る、それで良いのだ。
「そもそも、部屋になんか上げるから! にしても、なんか……私って、チョロすぎじゃない?」
ついに本を手放し、主人はワガハイの毛皮に指を埋める。が、いつもはワガハイを悦ばせるのに長けている主人の指は、残念なことにうわの空。
何故なら主人は、その指で何度も、自身の唇を確かめずにはいられない。
しかもそれは、無意識のうちで──。
「……そう、あれは事故。事故じゃなくても、いい大人なんだし? キスくらい、べつに……うん、そうだ。なんならワガハイのキスのほうが、断然嬉しいし……」
主人よ。ワガハイのと比べる、その時点で……それはどうなのだ?
……とは、伝える術もなく。
だが主人の意向に沿ってワガハイは、主人が差し出してきた指をペロリ、と、ひと舐めしてやるのだ。
そして──この後日。
主人は“君“の奴にまんまとつけ込まれ、朝食の時分まで、この部屋に居座られる事態になるのであるが……。
それはまた、別の話である。
あの夜、空の西側が確かに燃えていた。
金色に輝く大きな太陽は見事に全てを赤く染めた。
街ゆく人は沈む夕日の美しさを共に楽しみ、笑い合い、中には余りの美しさに涙を流し思いを馳せる人もいた。
夕日の燃えるような赤さに、
青い海すら赤く染めてしまう偉大さに、
みんな魅了されてゆく。波が広がってゆく。
人々が皆、其方の方を眺めていたとき、たった一人
京太郎だけは逆側を見つめていた。
其方は真っ暗で、もう夜がいた。
誰もが西側の沈みゆく夕日に魅了される中、
京太郎は嫌な程、夕方の東側に魅了されてしまった。
一昨年の2月頃、
そうまさに海に夕日が沈む様子を
1時間ぐらい眺めていた事がある。
仕事が終わり、
ふと海が見たくなり15分くらい歩くと
渦巻く雲をまとった夕日があった。
その神秘的で雄大な姿に見惚れて、
私はテトラポッドの一番先に腰掛けた。
その時間だけは
一切の悩みも忘れて穏やかな時間を過ごした。
なんて事はなく、普通に考え事をしていた。
ただ自分の前には水平線と夕日があった。
私のネガティヴは夕日が受け止めてくれた。
その時の考え事の半分は今も続いているし、
もう半分は潰えた。
夕日が完全に沈むと、
自然と海に背を向けて歩き出した。
それ以降、海に沈むまで見送った事はない。
でも夕日は好きだ。
毎日の楽しみの一つと言ってもいい。
帰り道、珍しい色の空だとひとりで
テンション高くなってカメラに収めようとして
でも私の感動はそこにはなくてガッカリする。
それでも毎度スマホを向ける。
毎日本当にびっくりするくらいに早く過ぎていく。
あの頃から生活は変わっていない。
私は今の私に満足していない。
ちょうど昨日いいきっかけもあって、
今日のお題が振り返るようなもの。
さあ、今日は早く帰ろう。
『沈む夕日』
今回は少し短い物語になりました。
少し気になっている友達が、新しく出来たというホテルに誘ってくれた。
私はお気に入りの服を着て髪型も可愛くしてみた。
「きれいな部屋だね。ありがとう。このホテル、少し気になってたんだ!」
『…まぁ、な。』
彼は少し恥ずかしそうに言った。
「ちなみに、どう?髪型変えてみたんだ。いつもは、くしもといてないしボサボサだけど、やっぱりこっちのほうが良いかな?」
『…いや。いつものほうが、俺は良いと思う。』
え…。
私は顔が熱くなった。
『それじゃ、そろそろ寝ようぜ。明日は起きるの早いからな?おやすみ』
「おやすみ」
私は、隣のベッドで寝ている彼の横顔を少し見てから夢の中に入った。
きれいに沈む夕日を彼と見た海岸での思い出を胸におさめながら。
『沈む夕日』
彼女が頬を染めていたのは、夕日のせいだろうか。
触れればほどけてしまいそうな彼女の温度
彼女は花を零すように咲う。
その手に触れて、
名前もつかない衝動が胸の奥で輪郭をなぞる。
抱きしめてしまえばきっと壊れてしまう。
私は手に触れたまま離さないふりをした。
沈んでいく光の中で
言葉にならなかったものだけが木霊した。
沈む夕日
赤く滲んだ空の端で
今日という日がそっと息をひそめる。
言葉にしなかった想いだけが
光の名残をまとって揺れていた。
帰り道の影は長く伸び
触れれば崩れそうなほど脆くて、
それでも確かに、ここにある。
沈んでいく太陽は
終わりではなく、静かな約束。
また明日、違う色で
私を照らすための。
眞白あげは
ガタガタと音を立て、到底快適という言葉とは程遠い道路の上を走るバス。一番後ろの、長いシートで二人、肩を寄せ合っていた。
誰がこんなところから乗るのだろう、と言いたくなるような辺鄙な場所で僕らは降車し、去るバスの背を見送る。言葉少なに連れたって歩き、辿り着いたのは海に面した崖の上。まさに断崖絶壁と呼べるであろう崖だった。
バスに乗っている間から繋いだままだった彼の手が、少しだけ震えていることにようやく気がついた。僕も知らぬ間に力が入ってしまっていたのかもしれない。隣で海を見つめる彼の横顔が、夕日に照らされてきらきら輝いている。その様は希望、という言葉を想起させたが、今から僕たちが辿るその言葉に全くそぐわぬ結末を考えると思わず吐き出すような小さな笑いが零れた。
「……本当に、いいの」
彼が手に力を込めて、僕に問いかける。
「もちろん」
きっと君のことだから、やっぱり、とか、今ならまだ、とか考えているんだろうけど、僕の気持ちが変わることはない。
不安そうな顔で僕を見つめる彼に微笑んでみせると、ぎゅっと抱きしめられた。
「…………ありがとう、一緒に来てくれて」
「どういたしまして。こんな最後なら本望だよ」
最後に、僕らは出会った頃みたいな優しいキスをした。
沈む夕日と一緒に落ちていく僕らの体。
きっとまた、来世で。頬を切る風を感じながらそんなことを思った。
ずっとお日さまが出ていた国では、
「沈む夕日」を見たことがなかった。
あるとき、
お日さまが動きはじめ、
だんだん暗くなり、
なにも見えなくなった。
真っ暗闇の中で、
人々は怖くて怖くて
動くことができなくなった。
疲れはてた人々は、次第に眠りについた。
最期の1人が眠ったとき、
今度は
あたりが段々と明るくなりはじめた。
お日さまが元あった場所に昇ると、
人々は叫び、
喜びの歌を歌い、
踊りくるった。
しかし、
それは長く続かなかった。
お日さまは、また沈みはじめたのだ。
沈む夕日の中私は1人で帰り道を歩く
君の顔を思いだしながら
涙を流しながら
『沈む夕日』
私の 最後の悪あがき
今日が終わって欲しくなくて
私は走った
太陽に向かって走れば
1秒ぐらいなら
今日と言う日が伸びるんじゃないかって
もちろん追いつくはずもなく
それでも何故か私は
太陽に……今日に、
置いてけぼりにされたような気分だった……
ほんの1秒でも長く
私は『私の時間』を生きていたい
追いつかない私は
寂しい気持ちを抱えながら
明日が来るのを待つために
ゆっくりと家に帰ることにした―――
〜シロツメ ナナシ〜
沈む夕日……
昨年の神在月に出雲へ行った。
縁結びのお願いである。
神様の会議にうちの息子が上がるとは思えないが
とりあえず作法に従いお参りしてきた。
稲佐の浜で砂をいただく。
引き波は見送る。
大きな寄せ波でガバっといく。
いただいた砂を八重垣神社(または出雲大社)に納め
代わりに神社の砂をいただく。
浜は夕日の名所ということもあり
私たちは夕日待ちをした。
山に住む人間にとって
海にとろけるようにおちてゆく太陽の美しさは
なんとも言いあらわせないものだ。
まだ太陽が高い空にあるうちから
バシパシ写真を撮りまくり
最終に写した写真は
今 私のスマホの待ち受けになっている。
さあて、息子のご縁はいかに?
神のみぞ知る。
たとえばのはなし、誰とも話さない日があったとして、確かな焦りを握って夜から逃げようとして
沈む夕日の気持ちになってみれば、我々は残酷かもしれないよね
逆光がカメラを射抜いて、あなたの輪郭がぼやけた写真
それから下手くそな波の写真とおかしな色彩の花達
寂寥を抱いたどこかの路地裏やアパートの風景
己の写真は一枚もないカメラロールをなぞる
もう既読がつかないトーク画面には、あなたの言葉
小説を読まないあなたの小説
夕焼けを見過ごしておきながらなんの罪悪も持たず純真無垢にカメラを向けた夜の街と月
たとえばのはなし、誰かと話した日があったとして、確かな喜びを握って朝を待っていて
沈む夕日の気持ちになってみれば、我々は残酷かもしれないよね
冬の、人っ子一人いない静かな海辺に座りこむ。
別に何か特別な思い出があるわけでもなく、ただ夕焼けを見たかったから。
このどうしようもない感情をどうにかできるのは、この夕焼けくらいだと思ったから。