『沈む夕日』彼女が頬を染めていたのは、夕日のせいだろうか。触れればほどけてしまいそうな彼女の温度彼女は花を零すように咲う。その手に触れて、名前もつかない衝動が胸の奥で輪郭をなぞる。抱きしめてしまえばきっと壊れてしまう。私は手に触れたまま離さないふりをした。沈んでいく光の中で言葉にならなかったものだけが木霊した。
4/8/2026, 6:15:49 AM