ずっとお日さまが出ていた国では、
「沈む夕日」を見たことがなかった。
あるとき、
お日さまが動きはじめ、
だんだん暗くなり、
なにも見えなくなった。
真っ暗闇の中で、
人々は怖くて怖くて
動くことができなくなった。
疲れはてた人々は、次第に眠りについた。
最期の1人が眠ったとき、
今度は
あたりが段々と明るくなりはじめた。
お日さまが元あった場所に昇ると、
人々は叫び、
喜びの歌を歌い、
踊りくるった。
しかし、
それは長く続かなかった。
お日さまは、また沈みはじめたのだ。
4/8/2026, 5:33:26 AM