『沈む夕日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
高校の入学式だった 幼稚園一緒だった子とお友達になれた
優しい子も沢山いて一安心
インスタフォロバしてくれない子もいるけど…
きちんと付き合い方考えないとな せっかくの高校生だもん
先生 少しずつ前に進みます。
『沈む夕日』
私の大好きだった彼と、今2人で夕日の見える岸に立っている。
「いやー驚いたよ〇〇ちゃんが俺を好きだったなんて」
『はは、でしょ?』
これは今だから笑って言える事。
あの日私は結局…思いを伝える事が出来なかった。
『あの時伝えてたら…なんて返事くれたの?』
そう言うと彼は苦笑して、
「うーん…YESって言ってたかもね」
と言った。
『え?じゃあ両思いだったって事?』
「そうなるね」
あー…伝えておけば良かったな、って今更後悔しても遅いか。
『ねぇ〇〇君』
「ん?」
私はこのモヤモヤをどうにかしたくて…彼の手をとり。
「うわ!ちょっと〇〇ちゃん!?」
『あの夕日に向かって走ろ!青春ぽくて良いじゃん!』
沈む夕日に向かって2人で走り出した。
※今日は疲れたので雑です。ごめんね。
住宅の真ん中を突っ切る、街路樹が左右並びの散歩道、悪い日が続くといつもここにくる。なにか凄いものがあったり、素敵な友人と話すわけでもない、単なる子供の歩みとか、せわしない犬の散歩も見ればまあ、おもしろいが、それに価値を置けるほどわたしは博愛主義ではない。
わたしが一番好きなのは早朝、まだ大抵の店がやっておらず、コンビニも空っぽの商品棚が並んでいる頃ーだ。
普段はつまらない、コンクリ舗装のよくあるものが、街路樹と住宅を貫いて、天に日の姿を映すのだ。炯々と輝く太陽は、まるでそこにあるのが当然かの如く、一つの一枚絵のように現れ、その瞬間の芸術を描く。
その輝きにわたしは惹かれ、すべてがどうでもよい気分になるのだ。
今日は夕暮れ、普段とは違う。
同じ作者の続きもの、もしくは弟子が完成させたような、赤い赤い沈む夕日は、
また違った、寂しさと感懐を残す。
わたしはまた惹かれ、
その美しさに息を呑むのだった。
『沈む夕日』
沈む夕日
お題見た時、YOASOBI思い出してしまった。
僕だけ?
今日はあなたの自己評価の
あまりの低さに圧倒され
とても哀しくなりました
どうしてそんなにも
自分を卑下するの
あなたはもうそこにいるだけで
祝福されているのに
沈む夕日
あなたの王国が
明日は築かれますように
どうかすこやかでありますように
どうか
【沈む夕日】
赤々と燃える丸い夕陽が、地平線のすぐ上に輝いている。茜色に染まった空が、息を呑むほどに美しい。
「じゃあね」
優しく手を振った君の頬も、夕焼けに照らされて色づいていた。明日の朝にはもう、君はこの町にはいない。夜行バスに一人乗って、生まれ育ったこの土地を君は巣立っていく。
僕も行くよと言えたなら、果たして未来は変わっていたのだろうか。だけど臆病な僕には、都会で叶えたい夢も、この土地を離れる覚悟も何もない。ゆりかごのように温かで変化のないこの場所で、ただゆったりと時を過ごしていくばかり。
視線を落とせば君の真っ黒な影が、地面に長く伸びていた。まるで僕の怯懦を嘲笑うかのように。
未練の一つも感じさせない潔い足取りで、君は僕に背を向ける。夕日の沈む真っ赤な空へと、真っ直ぐに去っていく。
だから僕も、踵を返した。見送りなんて、淡白な君はきっと望まない。僕たちの進む道はここで別れ、二度と交わることはない。それだけが事実だ。
紫に染まりつつある東の空に、真っ白い月がぽっかりと浮かんでいた。紙でも切って貼り付けたかのように、薄っぺらい月の影。
(君のことが、好きだったよ)
結局最後まで君へ伝えることのできなかった告白を、紛い物めいた空虚な月へとそっと語りかけた。
もう嫌、と
沈む夕日に
手を伸ばす
わたし自由な
灰になりたい
【沈む夕日に】
日が沈む。
沈む夕日に照らされて、看板やミラーが輝く。
人影は、より濃くなる。
そして、夜に溶けていく。
赤く染まった住宅街も、だんだんと黒に包まれる。
僕の心も、夕日のように燃え上がり、
そして、夕日とともに沈んでいった。
「告白、ダメだったな…。」
日はまだ沈みきっていない。
早く夜になってくれ。
〜沈む夕日〜
「トビウオだ!」
普段クールな父がコドモのような反応をし、いきなり素っ裸になって誰もいない夕焼けへ走って行った。あれから37年…父はあの日をおぼえてるかな?
『救命日(きゅうめいび)』
拝啓、君へ
夕日と朝日、真反対。
僕は夕日を見たことがない。
起立性調節障害の反対みたいなことが君にはおきてんだ。
医師にはそう言われた。
君は起立性調節障害なったことある?
辛いよね、皆と同じじゃないって、明確な違いがあるって、
僕、なんにもできないんだ。
勉強も、運動も、顔だってよくない。
「生きてる意味あるの?」
最近親に言われたの。
「お前なんて産まなければよかった」
不思議だよね、親は皆口を揃えて「天使が生まれた」って言うのに。
その天使が今や「堕天使」いや、「悪魔」なんだよ。
苦しいよね、親が味方じゃないとか。
でもさ、それでもさ、辛すぎて死にたいって思ってても、結局体は勝手に
「生きたい」って思ってるの。
それってまだ生きたい!ってことじゃん。ってなんなのさ。
僕が思ってることは死にたいなんだよ。勝手に決めないでよ。
僕はきっとずっとこのまま変われないんだろうな。
そうだ!いいこと思いついた!
僕の代わりに君が夕日を見てきてよ!
僕はには遠い夢だけど、君はできるよ。
そんな物語をノートに描いて黄昏時の教室に今はいます。
ねぇ、せめて明日の日暮れまでには生きてみない?
死にたくなったらまたこれ読みなよ。君の人生少しでも華がつくように。
君が生きてる世界線で黄昏時。待ってます。
僕より
お題『沈む夕日』
※起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)=自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患(朝なかなか起きれない等)。最近患者が急増しています。疲れたらお布団にinしよう。
沈む夕日見るのって
もう今日が終わるんやなーって
謎に恐怖心を覚える時ない?
沈む夕日
財津和夫の歌詞
「夕日を追いかけて」
30年以上前の歌なのに
何度聞いても胸を締め付けられる。
このフレーズあたりから
じわじわ心の奥が熱くなる。
沈む夕陽は止められないけれど
それでも僕は追いかけてゆく
沈む夕陽を追いかけて
死ぬまで追いかけてゆく
追いかけて追いかけて
死ぬまで僕は追いかけてゆく
また財津さんの歌聞きたくなった。
青春の輝きが痛さが
懐かしい、切ない。
沈む夕日
夕日の次はお月さまになる。お月さまの次は、お日様
その繰り返し。みんなそれぞれの役割に合っていて、
私たちは羨ましく感じる。
お題 『沈む夕日』
夕日に照らされた水に沈む彼女から目を背けた。
夕日なんて、特に意図して見ない。
気づけばとっくに落ちて夜になってるし、空を見上げる時はいつも曇りか雨。
天気なんて、気にするのは自分が濡れるか濡れないか。
青空だって、ちゃんと見るのはドライブの時くらい。
運転してたら空なんて見る余裕ないし、助手席にいて手持ち無沙汰だからなんとなく見上げて言うのだ。
「空がきれいだね」と。
青空はきれい。空色は好きだし、雨上がりに架かる虹も好き。
天に突き抜ける飛行機雲も好き。
まるでラピュタがそこにあるかのように大きな入道雲も、時折ピカピカと雷を走らせる黒い雲も嫌いじゃない。
そう、空は嫌いじゃない。
でも、夕日を見るのは本当に稀。
前にちゃんと見たのはいつだっただろうか。
そうだ。
恋人に酷い振られ方をした後のことだった。
私は人に弱っている姿を見せるのが嫌いだから、一人で泣ける時間が限られていた。
仕事を終えて、家路の途中の海水浴場の駐車場に車を止めて、誰にも見られないように泣いていた。
何故海水浴場の駐車場なのかというと、当初は運転中でも涙が堪えられなくて、これは事故ると思い最初に車を止めた場所がたまたま近いところで止めることができた海水浴場の駐車場。
季節は初夏だった。
冬であれば職場を出たら外は真っ暗だったが、初夏だったから時間的には夕暮れど真ん中。
結局、夕日が眩しいのと、外が明るいもんだから真っ暗なら良かったのにと夕日に文句も言っていたが。
初めての恋人にとんでもない振られ方をしたのも、あんまり珍しい話ではないのかもしれないが、私にとっては稀なことで。
そこに稀な夕日が重なって。
どちらもあまり好きではなくなってしまった。
この話に特に落ちがあるわけじゃないけど、仕事やらなんやかんやで忙しいと、日々に追われて見えなくなるものが沢山あるよねって話。
夕日なんてその中の一つで、夕方なんてみんな夕食の買い物に、帰宅ラッシュに、子供のお迎えだったりで空を見上げる暇はないのかもしれない。
私にとっては好きじゃないものだけど、そういう好きじゃないものも、立ち止まってたまに見てみると、そこに気づきや成長のきっかけがあるのかもしれない。
私にとってはそれが夕日だというだけの話。
沈む夕日
誰かと見る夕日は、肯定的な思い出が残り、ひとりで見る夕日は辛い思い出が残るものと何かで聞きました。
今もわたしの携帯に保存してある沈む夕日の写真。自宅の三階のマンションからひとり撮った写真です。
驚くほど赤く、もう今は住んでないマンションからの夕日です。
2014年10月10日の日付でした。
思い出すと辛い時期でした。義父が亡くなり、週に一回義母のところへ様子を見に行ってた頃ですから。
そんな頃、日没の時間に自宅にいられた日に撮った写真。ポィってゴミ箱に捨てられない思いが、その写真に詰まってます。
ひとり見る夕日は、やはり辛い思い出が多いのでしょうか?
テーマ《沈む夕日》
あの日から一年が経った。
好きだった君と別々の道を進む事になった、あの卒業式。
僕はきっと君の笑顔を忘れる事はないだろう。
今日も転々と日は進む。
でも、君のことをこの一瞬の夕日に願おう。
今、この瞬間も 君が幸せに生きていますように
お題/沈む夕日
オレンジ色の輝きが、校舎を照らす。同時にその輝きは、いつも明るいあなたに、影を作り出した。
「……あ……」
思わずこぼれた声は、何かを伝えようと思ったわけではなかった。
憧れていた。
私とは違う、あなたに。真っ直ぐ、真っ直ぐ、ただ前しか見られない私。どんなに些細だとしても、曲がったことを、絶対に許せない私。
どれだけ誰かに咎められようとも、私は、やめられなかった。
偽善と言われた、悪意の込められた言葉は私に届いた。それでも、それでも。私は生き方を変えることはしなかった。できなかった。わからなかった。
それでも。
私は私が好きではないけれど、それでもあなたが言ってくれたから。
「そういうところが、きみの良いところだよ」
その一言だけで、私はまだ歩ける。前を向いて行ける。でも時々、羨ましかった。器用に生きられるあなたが。私とは正反対の生き方。いつもなら、きっと相容れないひと。けれど何故か、あなたの生き方だけは、私の瞳に、美しく映った。
これは恋ではない。愛もない。ただの、ただの、憧憬だ。
人のずるさも、弱さも、受け止めて。周りを照らすひと。光源のようなひと。
そんなあなたに、一瞬だけ、影がかかった。
その瞬間、私のなかに騒めく心があった。
憧れていた。あなたに、あなたの生き方に、憧れていた。美しいと思った。それは本心だ。なのに、なのに、なのに──私は、どうしてしまったのだろう。
美しいあなたに、影がかかった。本来ならそれは、私の中で許せないことのはずだ。美しいあなたを損なう行為のはずだ。憧れたあなたを傷付けることのはずだ。
それでも、ふと、思ってしまった。
あなたの生き方に翳りを作ってしまったとき。それは、どんなに、美しいものなのだろうか。
どんなことでも受け止めてくれるあなたが、拒絶を見せるのは、どんなものなのだろう。
ああ、ああ……私は、どうしてしまったのだろうか。
やはりこれは、恋でもなく、愛でもなく。
けれど育った憧憬は、私の中で歪となっていく。歪は広がって、どろどろとした何かを作り出す。
憧れていた。憧れていたあなたを、損ないたい。私の憧れたあなたを、傷付けたい。
そんな私の胸中など知らず、あなたは笑う。
「そろそろ暗いね、帰ろうか」
お題【沈む夕陽】
タイトル【言いたかったこと。】
いつもの屋上。
いつもの景色。
いつもの二人。
変わらない日常に飽きていると理解したのは、
随分と前の事だった。
いつも通り朝6:30に起きて、
朝ごはんを食べて、
みんなと同じ制服を着て、
みんなと同じスクールバックを持って。
世間に合わせて、嫌われないように、置いてかれないように。
俺は別に嫌われてもよかった。
ただ、世間の集団圧力に負けて、つまらない日々を送っている。
でも、今はつまらないとはあまり思わない。
だって二人がいるから。
部活をサボり、いつもの集合場所へ行く。
いつバレるかわからない緊張感もありながら、非常階段をかけのぼる。
時計は五時を差していた。
沈む夕陽を横目に見ながら屋上へ行った。
そこにはいつもの二人が楽しそうに笑っている。
『あぁ、いいなぁ』
いつバレるかわからない緊張感、日常からはみ出て、自由になったような解放感。
こんなこと考えているのは俺だけだろう。
二人には秘密にしておこう。
────鮮やかな橙色の光が僕達を照らす。
こんな綺麗な夕陽なら、二人に言えるかもしれない。
ずっと前から言いたかったことを。
勇気を振り絞って、二人を見た。
『俺をつまらない日々から助けてくれてありがとう。』
そう沈む夕陽を眺めながら微笑む二人に言った。
「沈む夕日」
彼女が帝位に就いたのは、齢15の時。
先代が病に倒れ、継承権を巡る派閥争いをきっかけとした内紛が城外へと飛び火し、内乱、王政反対運動、近隣諸国の侵攻を許し、建国以来の危機に直面していた。
彼女は生まれながらの王だった。
彼女の声が法となった。
彼女の往く跡が領土となった。
彼女の腕に抱かれた者が子となり民となった。
娘であり、母であり、友であり、
守護者であり、賢帝であり、仁君であり、
征服者であり、愚帝であり、暴君であり、
またそのどれでも無く、全てであった。
あらゆるものを等しく照らし、灼き尽くす。
故にわたしは、記録書にこう記した。
日輪王
大仰過ぎると、何度も修正を求められたが、頑として受け付けなかった。
わたしのこの筆が、必ず歴史となるのだ。わたしが彼女を名付けるのだ。
しかしこの記録も、今日で役目を終える。
彼女が殿下と呼ばれた最後の日と同じように、人目を忍んで誘われた、封鎖塔の屋上。
「覚えているな」
「ええ、必ず最後までお供すると」
「約束は果たされた。その忠義、信心、親愛に感謝を」
「……ご冗談を」
「いいや、自然の理のままに。――落陽だ」
全てが終わるだろう。
苦しみには解放を、享楽には終焉を。
与えたように奪い、奪ったように与え。
初めましてのように、さようならを。
沈む太陽は二度と昇らない。
おやすみなさい、来ない明日を夢見る子らよ。
今はただ、穏やかな残光に最後の口付けを――。