※今日は疲れたので雑です。ごめんね。
住宅の真ん中を突っ切る、街路樹が左右並びの散歩道、悪い日が続くといつもここにくる。なにか凄いものがあったり、素敵な友人と話すわけでもない、単なる子供の歩みとか、せわしない犬の散歩も見ればまあ、おもしろいが、それに価値を置けるほどわたしは博愛主義ではない。
わたしが一番好きなのは早朝、まだ大抵の店がやっておらず、コンビニも空っぽの商品棚が並んでいる頃ーだ。
普段はつまらない、コンクリ舗装のよくあるものが、街路樹と住宅を貫いて、天に日の姿を映すのだ。炯々と輝く太陽は、まるでそこにあるのが当然かの如く、一つの一枚絵のように現れ、その瞬間の芸術を描く。
その輝きにわたしは惹かれ、すべてがどうでもよい気分になるのだ。
今日は夕暮れ、普段とは違う。
同じ作者の続きもの、もしくは弟子が完成させたような、赤い赤い沈む夕日は、
また違った、寂しさと感懐を残す。
わたしはまた惹かれ、
その美しさに息を呑むのだった。
『沈む夕日』
4/7/2023, 1:22:26 PM