最悪』の作文集

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最悪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/7/2024, 6:40:40 AM

「最悪」
たくさんある。母親、実習、自分の気持ち
最悪なこの状況を抜け出すにはどうするか考えている
・バイトを始める
・お金を貯めて一人暮らし
この期間を耐え凌ぐしかない

6/7/2024, 6:35:57 AM

「最悪」
声に出してはいけない言葉。
私が最悪だと思うのは、幸せの反対だと思うのは、それは私である。
最悪
出かける予定なのに雨が降った、大切なものが壊れてしまった、思いもよらないトラブルが起きた、何かに邪魔をされた。
その時
最悪
を口に出す。
上手く予定を立てていれば、気をつけていれば、上手くやれれば、運が良ければ。
そう出来なかった。と私は
最悪
を咲かす。

私は
最悪
の土壌だ。

最悪
の種は、膨らんで、育って、毒を振り撒く花を咲かせる。
爽快感、花を咲かせなければ私ではないとすら錯覚させることができる。
花は一度開けば加速度的に咲き誇り、土壌を腐らせる。
他を淘汰して、自らが咲きやすく組み換える。
咲かすのが易いから、さらに増えていく。

「あなたって最悪な人ね」
気づく。
素敵なものを遠ざけて、他をも取り込む強大な毒花畑になっている。
幸せの反対になっている。
私以外が美しいと思えない、毒花の聖域になっている。

最悪
運良くその醜さに気付くことができたなら、最後に言葉にするそれは、自戒になるだろう。
そうして崩れていった人をすら、もっと綺麗な花を咲かせればよかったのに、と心に留めるだけにするべきだ。

6/7/2024, 6:34:21 AM

最悪の倫理観のなさを感じます、ととりあえず返しておいた。自称マッドサイエンティストを名乗る時点で何も期待できないだろうと思っていたがプレゼントだとわけのわからない作品の感想を求められて心底どのようにも返しようがない。そもそも倫理と道徳を焼売の上のグリーンピースぐらいにしか思ってないのではないかと薄々思っていたが。才能を真っ当に使えば名誉も報酬も思いのままにできそうなくせに。幼馴染の誼のせいか妙に絡んでくるせいでブレーキ役をやらざる得なかった愚痴をつい口にしたら。逃げようと思えばいくらでも逃げれるだろう?逃げないあたり君も同類の匂いがするよ?。そも君って他に何か道やらやりたいことあったかい?と君が笑う。わかってるんだよ何も返せない空っぽの自分なんて見たくない。君がくれる役割ぐらいしかもう自分には残ってないなんて最悪。

6/7/2024, 6:24:45 AM

最悪


最悪、といえば

最近、「最高」を「最幸」
と書く人を見かける。

それよりは昔からあるけど、
「元気」を「元氣」とか。

意識高い系の方のような感じ。

さらには、
「私」を「和多志」と書いて読ませる界隈もあるらしい。
ここまでくると、キラキラネーム界隈と仲良く手を繋いで、フラメンコ踊りそうですね。

無駄話でした

6/7/2024, 6:22:13 AM

最悪



早く手放したいのに、それはいつも付き纏ってきて、手放した記憶がないほど、私の人生の隣にいつも居る

そいつは、私が全力で逃げても、しっかり私に追いついて、たとえ私が笑顔で笑っていようと、「お前は、そんなに無神経に笑っていい側の人間か?」と、耳元で囁く

そいつを手放すのが、幸せになる条件だとそいつと出会う前からわかっていた

けれど、それを手放すのは不可能だ

そいつは、毎日僕を蝕む

毎日毎日そいつが隣にいる限り、[自分]とやらが少しずつ消えていく

そうしていつか、色が消えて、音も消えて、感情が消えて、最後に心が消え去る

この道は限りなく死のそばをギリギリで歩いて最後に向かうとわかっている

しかしもう手遅れだ

僕はもうそいつに依存している

そいつに依存することは、楽なんだ

苦しい、死にたい、そんな感情は確かに辛いけど、自分に優しくする免罪符になる

幸せを求めて日々前に進むというのは、一度足を止めた人間には酷である

不幸でいることは怠慢で、幸せを求めないことは卑怯だと知っているけれど

今日だけはと、日々をドブに捨てる

明日こそは、家を出られますように。

6/7/2024, 6:00:33 AM

最悪かと思われる状況のあれこれに、私は行動を決定した。私は私の世界をブラッシュアップし始めた。黙ったまま、静かに、私の意識と自己存在すべてのパーソナリティにわたる絶対的な作用を、惑星にくまなく奔らせてはひとつに収束するを目指す。予告も忖度も要らぬ。わたしの「世界」ならば。


グレースを召喚。銀のスパークルが光の雪のように舞い、降り、巡る。天恵よ誰も彼も全てを護り、総てに明るき祝福と安心を。皆モタつかず「いま」に在れるように。

テトラヒドロンを召喚。皆が生まれながらに持つ「個の」銀河の響きに更なる活性と愛を。

ソーラーライト召喚。生まれ芽吹け、すくすくと拡がれ。かぎりない種族それぞれの恩寵と喜びに響き渡れ。

セブンシスターズ召喚。各々が持つ宇宙で唯一無二の、最愛の夢の顕現に助けを。

ただ楽しみ、いまここにある響きを皆々持ち帰る。
この現実領域にすべての「体」を持ち寄らることに感謝を。

本当にありがとう、どうか最良の旅路を。


…というわけで、全開でgo。

6/7/2024, 5:59:35 AM

最悪は時に、変貌を遂げる。そうだとしたら、人生もっと楽?けど、実際そうじゃない?

これは、勉強しか取り柄がない。そんな彼女に、転機が訪れ、自分を変えていく話である。


「最悪だわ...」
壁に向かって話しかける。いや、正確に言えば独り言?けど、壁も聞いてくれてる気がするなぁ...もう慣れたんだろうな、壁も。
私は勉強しか取り柄のない中学生女子。だったのに。

彼女が壁に話しかける5時間前。
<後期中間試験 成績順位>
1位 時元 杏奈
2位 星原 瑞希

 その時、私の中の何とか保っていた自信が崩れた。

「え...」
見た瞬間、弱々しい声だけが喉からこぼれた。
なんで。なんで、あんなやつに。
1位は、私のものだったのに。
こんなことしか考えられない自分に腹が立つ。けど、これしか私の取り柄はなかったのに。なんで!しかも、よりによってあいつに!一生許さないと決めたあいつに!何で!?

再び壁の前。
はぁ。何でだろう。今回は対策した。ちゃんと。前期の中間と期末は運動ができるようになりたくて、あまり勉強して挑まなかった。だから今回は、死ぬ気でやった。やった。私は十分すぎるほどやったのに!

時元は、私の幼馴染だ。明るくてサバサバした性格、というと良い響きだが、服装だけは普通のヤンキーと変わらない。一人称も、私服も。先生への態度だって、「うす。」とか、「あ、はぃ。そうっす。」とか、もうちょっとどうにかしたら?と毎回心の中で言いたくなる感じだ。ようやく小学校を卒業して離れられる、と思ったのに、受験した私立中さえ一緒。向こうも私のことが嫌いらしく、僅かな私と話さなければならない授業時すらも無視。非常に不快なのでこちらからも話しかけない。
それでも、一定の距離を置いて、頑張ってバランスは崩さないよう努めてきた。お互いそれで良いと思っていたはずだ。なのに。

      あの時、均衡が崩れた。

いや、あっちはただ勉強しただけ。こっちが自意識過剰&あいつのことを嫌いすぎるだけ。
そうやって実は本当である自己暗示をかけるも、幸せにはなれない。はぁ。

誰か、と思って外に出る。たまたま知り合いに会って慰めてもらう...とかいうありえない想像をしながら、ふらふらと歩く。商店街の一歩手前、アーケードに入る直前で、怪しい新興宗教の勧誘に捕まる。
「神というのは、我らを救うためにいらっしゃるのです。いつか、神が生きる価値のない人間を抹消するため、大災害を引き起こされます。そこで生き残りたいのならば、神を崇めなさい。今、巷では推しというものがいるそうですが、そんなもの、神の御前では何の役にも立ちませんよ。」
ボーッとグダグダ続く話を聞きながら、私の心にある考えが渦巻き始めた。
神を崇める?神は推しの上?
あいにく私に推しはいないが、大体概念は分かる。
神を推しにすると解釈するのであれば、お断りだ。そんなことするくらいなら私を自分で推す方がよっぽど良い。
ん?自分を推す?それって良くない?結構良くない?
だって、自分で自分をアップグレードできるわけだし、自分好みに作り変えるなんてお手のものじゃん?
...やってみるか?
得意なことで鼻を明かされ(自意識過剰)、他にこれといって魅力もない、しがない私を。推してみるか?
やってみるか!

    その時、彼女の心の殻が割れた。

新興宗教のおじさんが今にも私の手に載せそうな経典を押しのけ、走り出す。私の家、推しの家に!
あぁ、空が晴れてる。天気なんて、空なんて、いつぶりに気にしただろう。気持ちいいな。今日は蒸し暑くもなくて、晴れてて、あんなに嫌いな蚊も飛んでない。気持ちいい!!
私の心も晴れたみたい。そうだ、私はただのガリ勉じゃなくて、あれもこれも好きな可愛い子だった。そんな昔を思い出し、アップグレード予定表を考え始める。楽しい!


これは、勉強しか取り柄がない。そんな彼女に、転機が訪れ、自分を変えていく話である。

#最悪

最近勉強が...最悪です...

6/7/2024, 5:32:28 AM

今朝の俺は最悪な夢をみている途中で目が覚めた
もちろん、気分は最悪だった

その夢は、朝いつものバス停からバスを乗るところから始まった
乗ろうとすると、右足にネチョッとした嫌な感触を感じた
ガムだった

「マジか~、朝から最悪だ」
と、この嫌な感触のまま1日過ごすことを考えると気分が滅入った

お尻のポケットに何気なく手が行った瞬間、次の「最悪」に気が付いた
会社のIDパスを忘れたのだ

「やっべぇ~、あれ無いと面倒なんだよなぁ
取りに戻るかぁ? でも、会議に遅れるしなぁ… 本当にツイてないわ」
と益々気分が滅入った


会社に着く前に毎朝同じコンビニに寄ってコーヒーを買うことにしていた
何故かそこのコンビニにしか置いていないマイナーなコーヒーが最近のお気に入りだった

「あれ飲むと気分上がるんだよな♪ ヨシ!気合い入れて気持ち切り替えるか!」
とガムの嫌な感触をあえて楽しむかのように力強く踏み締めながらコンビニの中へ入った

「えっ?! 何で、何で? あのコーヒー1本も無いじゃん! 今までそんなこと無かったじゃん 他のが売り切れでもこれが無いなんてこと無かったじゃん」

そこには貼り紙がしてあり、
「商品の製造行程に不具合が見つかり全品回収になりました」
とあった

「そんなことある~? 今日に限って? 他の日ならまだしも、今日の俺にはアレが必要なんだよ~! 本当に、ホトホト今日はツイてないんだな…」


最悪に最悪が重なり、地面にまでのめり込みそうな気分で会社へ向かおうとすると、携帯が鳴った

「お前、今どこにいるんだよ?」

と同僚からの慌てた声が聞こえた
「もう、とっくに会議始まってるぞ!お前今日はプレゼンだよな?」

「えっ?だってまだ時間じゃ…」

「メール見てないのかよ?1 時間繰り上がったんだよ」

「そ、そんな… 直ぐ、直ぐに行きます!!」

何でなんだよ!これが最悪中の最悪じゃんか!
どうなってんだよ、俺?

と何が何だか分からず気が動転しながら慌てて横断歩道を渡った
もう何も聞こえず、何も見えなかった

もの凄い衝撃だけが体に伝わった



「何だよ、夢かぁ それにしてもすんごいリアルだし…
こんなに最悪な気分の夢は参るよなぁ」


あれ、あそこで寝てるのは俺か?
何してるんだよ、家で寝てたはずだろ?
それに、何で俺が俺を見てるんだ?



「先生、この患者意識戻りますかねぇ」

「かなり厳しいだろうな…
ダンプにぶつかったんだろう そのまま逝かなかった方が不思議だよ」

「そうですよね 身元もまだ分からなくてご家族に連絡も出来ないんですよ
携帯も破損してしまっていて せめて会社のIDとかあったら良いんですけどね」

「履いてた靴がさっき届きましたけど、靴裏にガムが貼り付いていて… なんかちょっとぐっと来ちゃいましたよ…
こんな最悪がまだ待っていたなんてね…」






『最悪』

6/7/2024, 5:30:03 AM

お題:最悪
タイトル:口癖

気づいたら「最悪!」が口癖になっていました。
毎日失敗ばかり。
最近の私はいつにもまして暗い。

最悪!

6/7/2024, 4:33:14 AM

最悪(最下位という名の無慈悲)


今日から新学期だというのに気分が上がらない。

―――まだ半分眠っている頭でパンをかじる。
惰性でつけているテレビ画面から、番組最後のコーナーである星占いが流れていた。
局アナのおねえさんが視聴者に向けて朗らかに順位を発表していくのを、彼女はパンを頬張りながら何とはなしに眺めていた。

「え、最下位? ………最悪」

―――新学期から縁起の悪いものを見てしまった。
特に興味もないし気にもかけないが、心機一転となるこの日、最下位とかいうワードは聞きたくなかったのが本音だ。

“今日最下位のあなた!
やることなすこと全て裏目に出そう。身の回りに気をつけて!
ラッキースポットは―――”

「やだ、もうこんな時間」
不意に我に返り、彼女が時計を凝視する。
―――新学期早々、遅刻だけは何としても御免被りたい。
慌てて支度をし、自分を鼓舞するように行ってきます!と気持ち声を張ると勢いよく家を出た。

………占いなんか信じないが、やることなすことと言われるとちょっとムッとする。
確かに目覚ましは謎に無音のまま起してくれなかったし、いつも混んでないトイレは地味に混んでいて時間がかかったし、挙句の果てに今。遅刻の危機に晒されているのだけど。

「嘘だよこんなの。あの占いが悪い、全部あれのせい」
ああ憎き星占いめ。こっちが呪ってやろうか。

―――腕時計を見ながら小走りに裏門へと向かう。

間に合うか間に合わないか、時間との勝負の果て。
鳴り響く開始の音を頭上に受け、ようやく目前に現れたそれに対し―――

「最下位上っ等!」

ええいままよ!と、彼女はひらりと宙を舞った。

片手をついた塀の上。
颯爽と飛び越え華麗に着地し、速やかに校内に潜入する。

………という理想のイメージは、宙から見下げた視線と地上から見上げた視線によって最悪の結末を辿るに至った。

―――彼女の脳裏に今朝の星占いの続きが蘇る。

“今日のラッキースポットは―――”

「………学校の正門」

―――後悔先に立たず。

宙を舞う間、もう二度とあの星占いには悪態をつくまい、と。
彼女は嘘だと罵った今朝の自分を呪った。


END.

6/7/2024, 4:31:45 AM

最悪

つい口に出る

今まででどれが一番そうだったかな

6/7/2024, 4:23:40 AM

「『何の』最悪な話を書くか。なんなら、言葉付け足せば最悪『を回避する』話なんかもアリよな」
最近比較的書きやすいお題が続いてて助かる。某所在住物書きは小さく安堵のため息を吐いた。
短い単語のテーマは、言葉を足したり挟み込んだり、己のアレンジを加えやすい。物書きはそれを好んだ。
とはいえ「比較的」書きやすいだけである。

「……個人的に昔のアニメで育ったから、『最も悪』とか理由無しに悪なやつをバッキバキに成敗する話とか、ちょっと書いてみたいとは思うわな」
実際にその話を組めるかと言えば、多分無理だが。

――――――

最近最近の都内某所、某職場本店の一室、朝。
一気に心拍数を上げた庶務係が、部屋の主のお気に入りたる球体のストームグラスを、
床スレスレでキャッチし、口で粗く息を整えて、
それが手の中で割れていないのをよく確認して、
安堵の声混じるほどの大きなため息を、ひとつ。
『最悪の事態は回避できた』と。

「おう、藤森。今日も早いな」
扉を開けて入ってきたのは、「部屋の主」、緒天戸そのひと。部屋にうつ伏せで寝っ転がっている庶務係を珍しそうに、興味津々の目で見ている。
「なんだ寝そべって。床にホコリが残ってないかのチェックか何かか?」

「……おはようございます」
あなたが「絶妙」な位置に置いてくれたガラスの玉の救出作業ですよ。 とは言わない。
イタズラ大好き大親友、宇曽野の実家、彼の祖父である。妙なスイッチを押してしまいかねない。
「総務課の課長が来て、机の上に書類を置いていきました。ついさっきです」
床スレスレでキャッチしたストームグラスを、デスクに戻し、少しだけ安全地帯側に押し遣って、
己の上司であるところの緒天戸を見ると彼の目がキラリ輝いていた――状況を察したらしい。

「総務が書類上げてったときに玉に当たった?」
「はい」
「それをお前が床ダイブしてキャッチ?」
「はい」

「撮りてぇからもう1回飛び込むのはどうだ」
「すいません。勘弁してください」

直接謝罪したいと言っていたので、呼んできます。
部屋から出ていこうとする藤森を、チョイチョイ、緒天戸が手招きで引き止める。
「茶ァ淹れてくれ。俺とお前と総務の分」
ひいきの和菓子屋で、そこの坊主が初めて店に生菓子出したんだ。一緒に食え。
緒天戸が書類の隣に上げた紙箱から出てきたのは、黄色と黄緑のツバキの葉っぱを「若葉マーク」よろしく重ねたデザインの練り切り。
「今流行の、研修生価格だとさ」
左様ですか。 藤森は特に言葉を返さず淡々と、茶托と湯呑みと湯冷ましを引っ張り出し、茶葉を茶筒からすくって、急須に落とした。

「今日の茶っ葉は何だ」
「鹿児島のゆたかみどり、新茶をご用意しています」
「産地と品種を言われても分からねぇよ。何に合う茶っ葉だ。味は?」
「どちらを聞きたいですか?お菓子とお食事?」
「『お食事』?メシ?」

「新茶特有の豊富な旨味が塩味に少し似ているので、お茶漬けに使えますよ」
「よし藤森おまえコンビニでパック飯と鮭茶漬けの素買ってこい。あと漬物。たくあん。梅干し」

「昼食用ですか」
「今食う」
「朝食召し上がって、」
「食った」

老いても元気な方って、多分きっとこういうふうに、食欲旺盛なんだろうな。
ひとまず2杯分、緒天戸と総務課の課長用の茶の準備を終えた藤森は、お駄賃もとい買い出しのための現金を緒天戸から受け取り、財布にしまう。
「お前も食いたきゃ、一緒に買ってきて良いぞ」
「大丈夫です。お気遣いありがとうございます」
「遠慮すんなよ」
「本当に、大丈夫です」

なんだ。最近の若いのは、随分少食だな。
パチクリまばたきする緒天戸。それならお前自身のためにコーヒーでも何でも買ってこいと、
自分の財布から、追加の小銭を取り、藤森に渡そうと腕を伸ばした丁度そのとき、
「あ、」
「ア、ッく!!」
コロン。 伸ばした手が球体のストームグラスを押しのけてしまって、デスクの上を一直線に転がり、
再度、藤森によって床スレスレでキャッチされた。
「わりぃ。わざとじゃねぇんだ」
「そう、です、か……!」
間一髪。藤森はその日、二度目の「最悪の事態」を、文字通り体を張って阻止したのであった。

6/7/2024, 3:51:35 AM

いずれ人は永い眠りにつく。
私は介護職員である。
ひとより多く、その瞬間に立ち会う。
灯火が消えるの見送ったら、谷川さんは、おもむろにポケットからピッチを取り出し、おそらく医者にだろう、話し始めた。「もう、準備しといて」あるいはそう合図していたのかもしれない。
寛太さんは慌ただしく、ご遺体のそばを通り抜けると、すでにフロアの闇に消えていた。
私が夜勤に入りはじめてから、こうしてご利用者の死に目にあうことが一度ならずあった。
寛太さんが黒いバケツを持ってきた。そこに当直ドクターも現れて、つと視線を腕時計に下ろす。
「23時10分、死亡を確認」

6/7/2024, 3:28:02 AM

最悪どうとでもなるしって
なにそれめちゃくちゃ最高じゃん

史上最悪のあいつも
憧れられちゃヒーローってバッテン


-2024/06/06 最悪

6/7/2024, 3:24:10 AM

最悪の感情を抱え、心を灰に染め
希望を失くした夜 闇に沈む
でも明日へ向かう 力を見つけ
絶望の中にも 光が溢れ
最悪の痛みに立ち向かう 強さを知る

6/7/2024, 3:20:38 AM

最悪な結末をむかえて
最悪な人生をあゆむと
あの日確信したのに
君が再び現れた
これから動き出す最高を
君と共にあゆむ

6/7/2024, 3:20:36 AM

『最悪』

栄えていた街は度重なる空襲で見る影もない焼け野原となった。かつてこの土地に建っていた家を守ることが私の役目と信じていたから、家族を亡くし焦げ付いた柱だけが残ったありさまにどうしていいかわからなくなってしまった。やるべきこともできずに座り込む日々。声を掛ける人もいたが打っても響かない私はいつしか見限られてしまった。
戦争が終わって戦地にいた男たちが国へと帰ってきた。けれど変わらない日々を送っていたある日に足元に影が差す。出征を華々しく見送って以来の弟の姿がそこにあった。今や私の唯一のきょうだいは涙を溢れさせ同じように私も泣いた。
お互いのことを話した一昼夜を経て弟が言う。最悪の状態を想定して、今そうなっていないのであればそれは幸運なことだと。
「僕にとっての最悪は家族みんながいなくなってしまうこと。だから、姉ちゃんが生きてて本当によかった」
私は私の最悪に囚われ過ぎていたのかもしれない。私は幸運であるとわかった今、ようやく立ち上がれる。私と弟は共に歩き始め、焼け野原に生きる人々に混じっていった。

6/7/2024, 3:15:32 AM

『最悪』

君にだけは知られなくなかったのに。

ずっと隠してた秘密がバレた。

悔しそうに顔を歪めた君は、
泣きそうな顔で笑顔を作った。

「君が1人になってしまう前で、よかった」

触れてきた君の手は温かくて、
変わらない温度で抱きしめられた。

「君がいなくなってしまったら、耐えられない」

やめて、やめてくれ。
君にこの秘密がバレたとしても、抱きしめてくれるってわかってた。
それでもずっと秘密にしてきたのは。
君にこの秘密がバレたとしたら、君の人生も滅茶苦茶になってしまうってわかってたから。
だから隠していたのに。

「一緒に連れてって」

君がならそう言うってわかってたけど、
どうしても選んでほしくなかった。
君は知らないままを最悪だと思うのだろうけど、
こっちはわがままを最期まで貫くつもりだったのに。

「最悪だな。計画変更しなくちゃならないじゃんか」

6/7/2024, 3:13:24 AM

「最悪」

最悪と思ったこと。
それは今までにおいていっぱいある。

何回も死のうとした。
生きることが辛かった。
ずっと孤立で苦しかった。

けど、何をしても死ねなかった。
車に轢かれても、薬飲みすぎても
何をしても生きてる自分。

その時思ったこと「最悪」

けど今こうして自分がいること。

「最高」と思えるのであろうか。

いつかそう思える日が来ることを心から思う。

6/7/2024, 3:11:58 AM

たまにニュースで見たり、YouTubeに動画が上げられていたりする、店内で怒鳴るクレーマー。
お客様は神様ですを信条に生きているような人。
こっちは金払ってんだ!とか思ってるのかもしれないけど、向こうは商品を売ってくれたり、何らかのサービスを与えてくれてる。
その対価を支払っているだけ。物々交換と変わらない。
よって、あなたは別に偉くない。
気付け。

こっちが支払ったお金のおかげで、向こうは利益を出せているんだから、客の方が上だ!とか言ってた人がいた。
あなたがその商品をその価格で購入することを決めたんだから、その商品はその価格で適正なんだよ、あなたにとって。
と言いたい。
嫌なら買わなきゃいい。自分で作れ。
それが出来ないなら、その分の付加価値も黙って支払え。
と、言いたい。

店側も、客に低姿勢が過ぎると思う。
そんな迷惑な客は、もう来んなと追い出してしまっていいと思う。
その方が、周りの他のお客さんにとっても有り難いし、店員さんの無駄なストレスも抑えられる。
人によっては、それがトラウマになってしまうこともあるだろう。
例えば、その理不尽なクレームをぶつけられて困っている店員が、自分の娘だったら?
クレーマーには、そんな想像力もないのだろうか?

もちろん、店側の態度が最悪な時もある。
確かに、そんな時は「こっちは金払ってんだぞ!」と思うかも。対等なはずだから。
でも、向こうの仕事として、対価に見合う最低限をやってくれているのなら、その態度は受け入れるしかないと思う。
お金を払ったのに商品が渡されなければ、詐欺として訴えるけど。
スマイル0円とか言うのも、素晴らしいけどトラブルのもとな気がする。
美味しいハンバーガーを売ってくれればそれでいい。

いつだって、相手側の立場になってものが言える人間でありたい。
他人の機嫌ばかり伺ってたら自分の人生を生きられないとか言うけど、誰もが目の前の相手を心地良くする接し方を選ぶ世の中なら、自分も幸せになれる自信がある。
最悪なのは、自分が幸せであれば他人なんてどーでもいいと皆が思っているせいで、気付けば、お互いがお互いを蹴落とすことでしか幸せを感じられない世の中になってしまうこと。

そして、長いだけの文章にあんまり実がないことに、最後になって気付いてしまうこと。

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