『星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
それは瞬きをする度に
星が溢れる様を幻視するほど
銀河のような
煌めきを孕む
どこまでも深い
宇宙を抱く瞳
「星が溢れる」
「せっかくだからなんか願っとけば?」
窓の外を見ながら彼がぼそりと溢す。外には美しい流星群。この星々がこの世すべてのものを次々にぺしゃんこにしているなんて思えないくらい、綺麗な景色だった。
「こんだけ落ちるんだから、3回唱えなくても願い叶いそうじゃん」
「世界がもう少しで終わるのに?」
「来世叶うかもしれないだろ」
「…ぜんぶが、もう少しで終わるのに?」
もう一度訊ねると彼はようやくくるりと振り返る。眉を下げて困ったような顔をしていた。何か言いたげなのにそれ以上何も言えないようで唇だけを震わせている。その顔が、なんだかあんまりにも可哀想で。
「でも、まあ…私はいいよ」
彼の側に寄って所在なさげな手をぎゅうと握る。冷たい手だった。まだ生きているのに、死んでいるみたいに冷たい。歌うように言えば、彼は相変わらず困ったような顔でことんと首を傾げた。
「私の願い、多分もうすぐ叶うもん」
私の答えに目をぱちりぱちりと瞬かせる。けれど、すぐにぎゅっと私の手を握り返して、少し呆れたような顔で笑った。
私の願いが叶った瞬間の、最期の彼の顔だった。
"星が溢れる"
「人ってね、死んだら星になるんだって!知ってた?」
ある夏の日、僕は孤児院に入ることになった。別に話し相手なんていなくても良かった。それなのに彼女は毎日僕に話しかけてきた。好きなことの話、孤児院での生活の話。彼女は重い病気らしい。もう、治らないぐらいに。そのくせに、大人しくするのは嫌いなようで、いつも年下の面倒を見たり、外で走り回ったりしている。
ある日彼女はいつもよりはしゃいでいた。彼女が言うには、人は死んだら星になるらしい。彼女はあの星になりたい、だとか、どんな風に見えるのかな、だとかいろいろと言っていた。
「死んだ人全員が星になったんじゃ、今頃宇宙は星で溢れかえってるよ。」
「もー!夢がないなぁ!こういうのは、想像するのが楽しいんじゃん!」
そんな会話をした気がする。正直あの日の前後の記憶は曖昧だ。なぜなら、翌日彼女は死んだ。元々僕と初めてあった日の時点でもうそこまで長くは生きられないと言われていたらしい。もしも。もしも神様がいるのなら、
「彼女を星にしてあげてください。」
それがきっと、彼女の夢だから。
テーマ:星が溢れる
〘星が溢れる〙
瞳から輝きが零れ落ちるのをただ見つめていた。閉じた虹彩は何も語ることはない。彼女の口から音が漏れることもなかった。俺も口を噤む。昼休み後の授業時間、屋上前は静寂に満ちていた。
「君はいつからここにいたのか。」とか野暮を聞くことは無い。ここにいる訳なんてたかが知れていて、俺も同類だと思うから。互いに詮索の必要はない。そう割り切って、荷物を床に敷いた。
それからはルーティーン通りだ。壁にある例の伝言を確認する。『"死"ってどう思いますか。』その言葉から始まった知らない誰かとのやり取り。本来、考えないほうがいいこと。けど、それは俺にとっては大切な命題だった。だから、一番つらい時期ここでこれを見つけたとき、ある種救われた気持ちになった。『"俺"を代弁してくれてありがとう。』人生初の対話。相手と意見の合うことはない。けれど今だに書き続けている俺の生きた証。
今日の回答は◯◯◯◯だな~、ペンで書き足そうとしてはじめて筆箱を忘れてきたことに気がついた。手元にはリスカ用のカッターしかない。仕方ないので鞄に手を伸ばす。
※続きは気が向いたときに書きます。
星が溢れる
最初は些細な気だるさから始まる
気だるさは気付くと軽い頭痛へと変化していき、
鼻の通りなども徐々に悪くなる
さらに重くなると目の奥が痛むようになり、
悪心もするようになる
ここまで来ると身体は休息を求めるようになり、
欠伸が止まらなくなる
それでも終業まで正気は保ち、
脇目もふらずにそそくさと帰宅する
電車の中では逃げ場がなくなり、
精神的にもピークを迎える
頭痛は相変わらず続いており、
きーんと耳鳴りも時折する
冷や汗のせいか悪寒が走り、
お腹も少しゆるくなる感覚がする
余計なことは考えないで、
目を閉じ最寄り駅に着くのを待つ
そうして着いた駅のホームに降りた瞬間だった、
その日は特にひどかった
星が溢れるばかりに視界全体が真っ白になった
耳もくぐもった感じでまともに聞こえない
バランス感覚が怪しくなる
直感的にも"ヤバい"と思った
しかし意外にも頭は冷静に働き、
咄嗟にホーム上のベンチを探す
真っ白な視界の中で感覚的に移動した
途中誰かとぶつかり謝った
何とかベンチを発見して座り、
しばらく目を瞑り意識を安定させた
週明けに体調を崩すことはままあったが、
倒れそうになるのは初めてだった
ふらふらな状態で食欲も何も無くなるが、
家に帰り寝てしまえば翌日はけろっと元通りになる
この日も特に例外では無かった
しかしつらいものはつらいので、
なるべく体調を崩さないようにしたいものである
後日誰かとぶつかったホーム上の位置を確認してみた
そこには掲示板があった
どうやら私は掲示板に謝ったようだ
使い道のない雄のヒヨコみたいに罪人は皆ミキサーにかけちゃえば良い。
ドロドロになったのを型に流し込んでミートローフにして、刑を待つ罪人共に食わせれば、とってもエコだろう。SDGs。
罪に重いも軽いも無い、犯したのなら皆死刑にすべきだ。
罪人のくせに雨風しのげて三食昼寝付き、おまけに医療も受けられる。
究極の税の無駄遣い。
罪人に甘い世界に未来はない。
テーマ「星が溢れる」
まっくろなエーテルの海に溶けて踊る
瞬きも緩やかに微睡む
太陽の威光さえここでは
如何程の価値もなく過ぎる
ただ 夢をみていた
【ぼく】の夢をみていた
小さな掌 この宇宙から
星が溢れて落ちてゆく
"HELLO WORLD"
星が溢れる(お題)
星が溢れる
『隣の星のあなたへ』
靴箱を開けると独特な字体の手紙が落ちてきた。
もちろん、信じたわけではない。ただどうしようもなく現実が退屈だったから、暇潰しに返事の手紙を書いた。
『不思議なことに宇宙人も日本語を喋るんだね。』
一通目は、ノートの切端を千切って靴箱に入れた。
二通目は、二言。三通目は三言。
そうして手紙の枚数が増えた頃、知らない下級生に声をかけられた。
「あの、その手紙の子、普通の子ですよ笑」
小馬鹿にしたような口端に苛立ちを覚えて、靴箱を乱暴に閉めた。
「そう。ところでなんで君は手紙のこと知ってるの。」
目も合わさずに問う。
「いやだなぁ、怒らないで先輩。本人から聞いたんですよ?」
「あっそ。」
別に本気で信じていたわけじゃない。
嘘か真かなんて、この際どうでもよかった。
ただ、君と私という特別な関係に第三者が関わることが許せなかった。あの後輩や君にとっては簡単なことかもしれなかった。それが途轍もなく私を苦しめる。
それからしばらく、手紙が来ることはなかった。
私の中で君が薄れ、退屈な日々が何事もなかったかのように帰ってきた。
ゆーきをつばさにこーめてー きぼうのかぜにのりー
最後の手紙も、ノートの切端だった。
『今夜、星を溢すから見ていてね。』
なぜかわからないけど、インクが紫色に滲んだ。
天気予報は大雨。厚い雲に覆われた空はびくともしない。でも、私は祈った。星が見たかった。君のいる星を、君がこぼした星を。
ポツリ、雲の隙間に光るものがあった。
「……星だ。」
雲が裂けていく。無数の星が、光る、光る、光る。
その時、本気で生きていてよかったと思った。君と出会えてよかったと、思った。
『隣の星の君へ。いつか会えるなら、たくさんの星を抱えて行きます。ちゃんと待っているように。』
『星が溢れる』
え〜…今から呼ばれる方は
こちらの方へお越しください
星さん、星野さん、星川さん、
諸星さん、星田さん、星原さん、
星名さん、赤星さん、星山さん、
星谷さん、星井さん、星崎さん、
え〜…以上の方が三ツ星レストラン
『スターダストメモリー』へお入り頂けます!
星月シェフによる『星空』をテーマとした料理をご堪能ください☆☆。゚(pq´∀`*)☆
vol.2
お題:星が溢れる
タイトル:流星あれこれ
突然だが、流星群を写真に撮ったことがあるだろうか。
私は一度、近所の公園に安物のデジカメを持って行ったことがある。
確かペルセウス座流星群が一番よく見えるそれなりに晴れた日だったと思う。
出かけるときは満天の星空に流星が煌めく幻想的な風景をどこかで期待していた。
が、実際は目を凝らしても明るい星が10も見えない夜空に、5分に1度くらいの頻度で目に見える流星が通るくらいだった。
動く光を見つけても大抵は飛行機だった。
もちろん私のデジカメでは流星の写真なんて一枚も撮れず、辛うじて捉えることができた夏の大三角を写真に収めてその夜は帰った。
さて、流星の正体は宇宙に漂う塵などが地球の大気中に入ったときに燃えているものらしい。
毎年流星群が見られる時期が決まっているのは、そういう塵がたくさん集まっている場所が大体決まっていて、そこを毎年同じ時期に地球が通過するからだそうだ。
もし科学技術が目覚ましい発達を遂げて、私たちが宇宙船に乗って流星の赤ちゃんを近くで見られる日が来たとしても、それは恐らくそんなに魅力的な見た目ではないのだろう(だとしても一目見てみたいが)。
物体として存在している間は殆ど見向きもされないのに、燃え尽きる最期の一瞬だけは人々の心を強烈に惹き付け魅了させるとは、何ともロマンチックで、そして何とも皮肉めいた話だ。
アニメや漫画で見るような幻想的な星空を見るには、やはり標高が高く、空気の澄んだ、電灯などの人工的な明かりが少ない場所に行くのがベストだろう。
「星が綺麗に見える」と謳う観光地も多くある。
そして流星を写真に収めるなら、一晩中テントで張り込むくらいに気合いを入れた方がいい。
カメラもいいものにするとより美しい写真になるだろう。
いつか私も一生忘れないくらいに美しい満天の星空を見てみたいものだ。
そしてあわよくば、あの夜のリベンジも果たせたら、その写真は人生最高の一枚になるに違いない。
星が溢れる そんな夜空を
貴方とふたりで眺めてる
痛いほど冷たい冬の風は
ふたりの距離を縮めていた
ふと ポケットで凍える私の手に
何かあたたかいものが触れた
それは少しぎこちなく
でも優しく絡みついてきた
...寒いでしょ
......うん
...これであったかい?笑
いや、カイロの方がいい笑笑
は?なにそれ笑笑笑 じゃあ待ってて、取ってくるから
..ん
そういって車内へ向かうあなたを見て
ただ すきだなって思ったの
はい、どうぞ
はい、ありがと
..................
...ね、手 出して?
いいけど 何??
んー、手の方がよかった
え、なに、照れるじゃん
照れんな 暖とってるだけ
手を握り合い
お互いの熱が伝わっていくのが分かる
鼓動までは分からなくても
緊張した空気が張り詰めてた
それを切り裂くように
ひとつ 小さな星が流れた
そのひとつをきっかけに
降り注ぐように流星群が流れてきた
......綺麗だな
...うん
......俺、お前の最後になれますようにって祈っていい?
...いや、まじめに祈りなよ笑
.........ごめん 大真面目
................なら、人の願い事に文句は言わない
............
............
......すきだよ
...ん、知ってる笑 ありがと
............
...ごめん、すき。
_ ₁₆₅
星が溢れて零れ落ちた一粒に、どんな願いを託そうか。
星が溢れる。
黒の中から、キラキラと零れ落ちている。
人は死んだらお星様になると、小さい頃誰かに教えてもらった事がある。
あの星の中には、忘れられた人達もいるんだろうか。
容姿も声も忘れ去られ、名前すら呼ばれることの無い、どこにも漂えない人。
例えるなら果てしない海の中の流木だろうか。
いつか荒波に飲まれ潰され折れて、そして海の中に消えていく。きっと、そう。
キラキラ。
夜が闇を連れて降りてくる。
けれど、夜には穴が空いている。どこかから零れ落ちてくる光が、外の世界を教えてくれているようだ。
「ああ。そちらの世界はとても良いところだろう」
星を名前に飾った彼は、導かれるように空へ吸い込まれた。どこにいるかも分からないけれど、黒に負けない色で輝くあの星は、多分きっと彼だと思う。
忘れられなくてもいい、と思う。きっと、忘れなくてもいいんだと思う。あの美しい日々は、私の中の最高の恋だった。最大の失恋だったんだ。
どうか、君を忘れられない私を赦しておくれ。
だけど、君がいない日々に慣れる私を赦さないでいて。
───────
口にしなければ、きっと何を思っていてもいいんです。
忘れなければいけないことは、口にしなければ忘れているも同然なのです。だって私しか知らないのだから。
キラキラしてて、だけど眩しくない優しい光を纏う星は、彼に似ている。
もう二度と会えないけれど、名前を呼ぶことすら多分許されないけど、だからこそ、彼がそれを見て少しだけ後悔をしてくれたらいいなと思います。
生まれ変わりは無くてもいいです。
きっと、生まれ変わってしまえばもう二度と本当に見つけられないから。
星が溢れる夜、一緒に祈ったの、覚えてるかな?
星がケーキのアラザンみたい、なんて言う人がいるけれど、それじゃ言い切れないくらい、星に満ちていた。
「知ってる?こうやって落ちてきた星に夢を願うの」
手のひらを重ね合わせて先輩はそう言った。
「そんなの、意味あるんですか?」
「それがあるんだな〜」
教室の椅子に腰掛け、机に足を乗せながら話す姿は卒業してしまった先輩に似ている。あの先輩も、こんな1日中、星空しかないこの部屋で勉強していたと思うと、驚く以外の言葉がない。
「先輩、どこに行ったと思う?」
「そりゃ、都心の方の、昼と夜の分け目がある学校でしょう」
「この時期、願いが増えるのにしたがって星も増えるんだよ。だから、都心の方に行っても星空なのは変わらないらしいね。」
この次の日、先輩は教室にいなかった。星を拾い、願いを叶える委員会に入っていたらしく、教室に来るのはめっきりと減ってしまった。
先輩が気付くかわからないけれど、私も星に願いをかけておく。
『先輩が、私を見ていてくれますように』
みんなが星を好きなように、星が好きになれなくてごめんなさい。だからこそ、星じゃなくて私を見てくれたあなたといつでも一緒にいたかった。一滴の独占欲を星に隠して願います。
@星が溢れる夜
延々と宙に点在している、瞬く星は私たちに夢を与えてくれた。
遠い宇宙でも星が今でも輝いて暗い宇宙の中で懸命に光っているのだと私たちは信じてやまなかった。
――地球が滅ぶまであと一時間を切った。
あれほど私たちに希望を与えてくれた星たちはもう宙にひとつも見当たらない。
数週間前、宙には今にも零れ落ちて来そうなほどの多くの星が溢れる程にあって、それぞれに強い光を放って燃え尽きるようにして輝いていた。
星たちは数日間、夜に煌めき続け、少しずつ数が減るようにして消えていった。
私たちの宙に永遠にあると思っていた星たちは突如としてその生命を終えた。
何億光年と光り続ける星たちにも寿命がある。
その事実があることを私たちは見ぬふりをして、自分たちの領分である星も生き続けると信じてやまなかった。
そして、今、寿命を終える星の中で、あの燃え盛るように輝いた星のように人々は自分の生きた証と人生の最後の輝きを出せるようもがき始めた。
星たちのように美しく最期を迎え、どこかの惑星にその輝きが届くようにと。
―――滅亡前の煌めき
お題【星が溢れる】
その瞳が好きだった。
真昼の木漏れ日、練習場の切れかかった蛍光灯、
帰りに寄った公園の街灯、カーテンから差し込む朝日。
僅かな光を反射してキラキラと輝く小さな宇宙。
まっさらなシーツを纏って、
声変わりしたばかりの掠れた声で不安げに俺の名前を呼ぶ。
きっと、あいつから見て世界はとても綺麗なんだろう。
たとえそれが仮初だったとしても、俺は守りたかった。
無菌室に閉じ込めてでも俺はあいつを大事にしたかった。
でもあいつは俺に守られてはくれなかった。
ぽろぽろと涙を流しながら、強くなった。
もうあいつは泣かない。
涙腺なんてもう枯れてしまった、と
あいつが煙草でガサガサになった声で笑った。
力強い真っ黒な目はただ現実を見据えていた。
『星が溢れる』
作者の自我コーナー
お察しの通りモデルが居ます
この二人の言葉では言い表せない強い関係性が好きです
星溢れ
海面煌めく
その海に
背を向け向かう
己の最後を
「我らは、運命の囚人なのだから」
1期最終決戦のリボルバーの決意
(遊戯王VRAINS)
星が溢れる
(溢れるという字。スマホのフォントと違っていて戸惑ったりした)
いつか
星がたくさん
降ってきて
降ってきて
降ってきて
海からも
溢れるほどに
降ってきて
たぶんそれは
とても美しいと思う
今私達の生きてる世界は星が溢れるようにこの世界は人で溢れている。
何故この世に生まれ落ちなんの為に生きているのか。
なんて、途方も無いこと毎回の如く考えるのだ。
馬鹿らしいと思うがみんなも考えた事があるだろう?
生きてる限り私達は自分に価値を見出そうとする。
価値がなければ生きている意味などない。
そんな風に思ってはいないかい?
私はそう思っていたよ。
私は周りの人を羨ましがり手に入らぬものを欲しがり心の中にある孤独を怖がった。
周りの環境、親、友達
生まれたスタートラインがみんな違う。
こんなの不公平だ。
怒りや憎しみ悲しみ。
色んな感情が溢れ出た。
今いる自分に嫌気がさし全てダメに思えてしまう。
今まではそう感じていた。
だが、今は違う視点で私は見ている。
それは選択できる自由だ。
私達は自分の考えで選択できるのだ。
発言、行動、考え方など
人生は選択の繰り返しとよく言うけれどまさにその通りである。
人生において選択は重要だ。
人によって大きな分かれ道になり悔やんだり悔やまなかったり。
私達は日々人生を学ぶ生き物だ。
層のように重なっていく人生の中で私達は生きている理由をまるで旅人かのように探しながら生きていくのだ。
若者よ、自分の価値を見誤るな。
今は何も無いと思っていても歳を取るにつれて価値なんて嫌でもついてくる。
今は発展途上の踏ん張り時だ。
歳をとって自分は価値がないと思うものもいるだろう。
それはただの大馬鹿者だ。
貴方は貴方の人生を歩んできた。
善し悪しがあるにしてもそれだけでも素晴らしいことだ。
光があれば闇もある。
まるで地面に映る影のようについて回ってくるのか感情だ。
長い人生の中でその感情に押しつぶされて消えてしまいたいとまで思う時があるだろう。
でも、そんな時はこのんな風に考えてみてくれ。
生きてさえいればやり直しだって効くし楽しいことも待っているはずだと。
そう言い聞かせるのだ。
嫌なことがあってもそう誤魔化しながら生きていくのだ。
勿論、苦しいことや悲しいこともまだまだ待っているかもしれない。
未来のことは誰にも分からない。
だけど、その反面楽しいことも待っているはずだ。
きっとそうだ。
今の時代、生きることに疲れてしまうことが多い。
私もそのひとりだ。
生きる意味を探し、生きることに疲れ、生きることを諦めてしまいたくなる。
でも、生きることを諦めてしまう、なんて選択を急いでする必要は無い。
急いで生きる必要は無いんだ。
この広い空に瞬く星が溢れるようにこの世界は人で溢れている。
一人一人違う人生を歩んでいる。
だだっ広い世界の中のちびっぽけな1人かもしれない。
だけど、そんな一人一人に先祖がいなけりゃ、親がいなけりゃ、君はこの世にはいないし、こんな感情や経験なんて出来なかったんだ。
いわば繋いできた命の先が君だ。
綺麗事の様に聞こえるかもしれないが君は生まれてきただけで本当に奇跡なんだ。
その逆も然り。
新たな命は私達がいなけりゃ生まれてこない。
命とはそれ程とても尊いんだ。
今の人達は命を軽く見てしまいがちだが再度認識をして欲しい。
君は生まれてきただけで奇跡だ。
人生は長いと思うがあっという間に過ぎ去っていく。
あの世なんて誰しも歳をとったら嫌でも迎えに来るんだ。
その時が来るまで生まれ落ちたこの世界で君だけの人生を歩んでみたら素敵だとは思わないかい?
私は私の人生を歩んでみるよ。
気長にね。
【星が溢れる】
もう…
こんなに目映い星空も…
きっと見ることもないの…?
ねぇ…
戦場に居る貴方は…
こんなにも綺麗な星空も…
憎しみと悲しみの果てに…
どんな気持ちで見ているの?
何か遠く離れた私にも何かできるかなぁ…
もちろん貴方と共に戦う事でなくて
共に武器を持つことでもはなくて…
私の国で憎しみと悲しみの果てに造られる
MADE IN JAPANの戦争兵器を人を殺す道具を…
重工と名前が付く大手企業の殺戮兵器の製造法案を…
政府が本日付で決定した武器製造輸出法案を…
………
エレファントカシマシ 悲しみの果てに