『星が溢れる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日の夜空はいつもより星があふれていた。その星を見ると、思い出がよみがえってくる。この星を見ながらのんびりするのも一つの【思い出】なのかもしれない。ああ、明日も平和で幸せな日でありますように。その溢れる思い出はいつまでも残る大切な宝物。 【星が溢れる】
私たち一人一人の個性を輝かせて、いつまでも星のようにキラキラしてて溢れるくらい元気でありますように。
【星が溢れる】
ただ、君と一緒にいきたかった
それだけで満たさせるんだ 僕の身体は
星が溢れるようなコップに注ぎこんだ
君との時間を
今、君の身体が壊れようものなら
僕が抱きしめてあげるよ、全力で
一緒に花に囲まれて死ねたらな_。
星が溢れる
今日の夜は一段と星が多い気がする
気のせいか?気のせいでもないみたいだ
普段はじっくり星を見ないのに、こんなに集まると不思議にみてしまう
まるで星の海みたいだ
小さい頃、星は…夜はあまり好きではなかった
何故だろう、大人になってから不思議に思った
星は綺麗
子供の時はそれが分からなかったのかもな
明日も…また星を見よう
きっとまた星が沢山出てくるのだろう
「行末」
結局のところ
わたしたちは
人の目を気にして
つなぎとめて
急ぎ足で
効率よくふやして
人の波に飲まれて
おぼれて
意味があるのか
ないのかわからないことを
ただ繰り返して
結局のところ
わたしたちは
どこに向かっているのだろうか
星が綺麗に見える場所では、
空から溢れそうなほど、星が狭そうに並んでいる。
そんなふうに見える。
だけど本当は、
空はどこまでも高くて、宇宙はどこまでも広がっていて、
並んでいるように見えるあの星たちも
すごく離れているんだろう。
なんだか気が遠くなる。
◌ 星が溢れる ︎︎◌
星が溢れる
随分つまらない毎日を送っていたな。
決まった時間に鳴り響く目覚まし、いつもと変わらない朝ごはん、通勤ラッシュの窮屈な電車、時間割通りに進む授業。
日々のルーティンが、本当に退屈であった。
だけど、あの日から変わったんだ。
一目惚れだった。
君を一目見て、その瞬間視界には星が溢れた。
眩しくて、一気に風景が色付いたような気がしたんだ。
君だけが、私の曇りきっていた心に光を差してくれたんだ。
だけど私には分かっている。
星には手が届かない。
──ひどく穏やかな夜だった。月のない真っ暗な夜。探せど探せど道は無く、ただ、暗闇だけが満ちている。見上げた空には数多の星が溢れているというのに、その輝きは地上まで堕ちてこない。高潔で、高慢で、何よりも壊れやすい彼方の星に。もし自分の手が届くのならばどうしようか。つかんで握りしめたまま大事に隠してしまおうか。
「ほらよ」
突如男は親友に「ぽん」と小袋を渡す。
袋を縛っていた紐をほどくと中から小粒の甘い星が溢れるように入っていた。
「この前夜中にコンビニ行ったときにお前ずっと夜空見てたじゃん。こんぺいとう食べたくなったんかー?……って」
「お前が食べたいだけだろ」
あははー?ばれた?、と照れながら男は小袋に入っていたこんぺいとうをいくつか掴み口に運んだ。
――あの日の夜は月を眺めていた。星も輝いていたのかと思うがよく覚えてない。
親友もこんぺいとうをつまみながらあれこれ考え込む。
「……なあ」
月とそれから星が溢れる空をよく眺めてみたい――
親友の珍しい提案に男は二つ返事で引き受けた。
輝く砂浜、目の前には透き通る広大な海が広がる
白と青のコントラストがなんとも美しく、
僕は心を奪われた
ふと時計に目をやるといつの間にか約束の時間だった
君はきっとこの場所には来ないだろう
僕はその場にしゃがみ込んだ
足元の砂に目を凝らすと、そこには星が溢れていた
—星が溢れる—
隣から、あっやば、と何の感慨もない声が聞こえた。
別に興味は無かったが、とりあえず視線だけそちらに向けると、やっぱり何の感慨もない声で「あーあーあー」と言いながら下を覗き込む友の姿がある。
「なんやねん、騒がしい」
「いやさぁ、見てよこれ」
見てくれだけは女の姿をしたソイツは、二人用のソファにふてぶてしく座り直し、先程まで馬鹿みたいに覗き込んでいた下を指さす。
なんやねん……と再度もらしつつ素直に指のさす方を覗き込み、気付いてウワ、と声を上げた。
黒に浮かぶ発光体、の塊。
それは後に“星”と名付けられるものだ。握りこんだようにギュッと固まって、“宇宙”をふわふわ漂っている。
「あんっだけ分散させて撒け言われたやん……」
今日も怒られるやんけ、創造主サマに。舌打ちが盛れる。
あ〜サイッアク。完全に巻き添えやん。どないすんねんこれ。ちゅーかバレる前にさっさと拾い行けや。
「拾いに行くのは面倒臭いってぇ」
「ハァ〜?じゃあどないすんの」
責めるように詰め寄ると、ソイツは丸っとした額に手を当て、唇を尖らせてなにやら思案を始める。どうせ一分も持たんくせに。その空っぽの頭で、何を考えることがあるのか。
「こういうのはどうよ」
「言うてみ」
「木を隠すなら森の中〜〜〜ってね」
言いながら無数の“星”の入った瓶を引っくり返したソイツに、あやうくこちらもひっくり返るところだった。
“宇宙”を覗き込む。どこもかしこもキンキラキンだ。その中で一際輝く、おにぎり星。
おいおい、なんちゅー森やこれは。重要な木ぃは全然隠れてへんし。
顔を上げて隣の馬鹿を見やる。変な顔〜と笑われて、思わず手が出そうになった。いや、ちょっと出た。
「ドアホ……」
#星が溢れる
こんな話がある。
都会で生まれ育った子供が、田舎の満天の星空を見て口々に「気味が悪い」と言ったらしい。
きっとその子供たちは、生まれた時から瘴気で覆われた空を見てきたのだろう。そして、他の地域の空には、こんなにもたくさんの星々が輝いていることを知らなかった。
こんなに残酷な話が、あっていいのだろうか。
誰の心も等しく照らしてくれる星は、誰にとっても美しいものであってほしいと、私は思う。
学校の帰り道、1人で見上げた空。夕焼けに夜の帳が下りてきて、一番星が光を放ち始める。
修学旅行の夜、友達とベランダで眺めた空。濃紺のベルベットの絨毯に、うっかり真珠をこぼしてしまったみたい。そう言って笑い合った。
星が溢れそうなこんな夜は、夢の中で星空の中を散歩してみたい。誰か、大切な人と。
こんなふうに、私にとっての星空は、いつまでも美しいままだ。
『これ、くださいっ!』
声のする方を向くと、机からのぞかせる手がひとつ。カウンターよりも背丈が小さな少女の、小さな手に、キラキラと磨かれたコインが握りしめられていた。
『はいよ。お嬢ちゃん、これはつかみどりだ。
この瓶の中に手を突っ込んで、なるだけたくさんつかむんだよ?』
少女は自身の小さな手を、瓶の中でめいっぱい開いて、つかむ準備をする。店主も今か今かとじっと見守った。
『つかんだぁ!!…わっ!』
ぎゅっと掴んだ甘い星は、手のひらからポロポロとこぼれおちた。
星が溢れる
錆びついた私の夢と、あなたの夢を、
いつかまた、磨くことができたなら。
きらきら光る、空の星のようになれたのかもしれない。
俯いたまま、ましてや世界のことなんて知らないまま大人になった私達には、このくらいがちょうどいい。
クローゼットにしまい込んだ恋心と捨て去った夢を今、
この器に注いでしまおう。
溢れるほどに、いつまでも、
その星を――
星、
空に輝く
繊細で美しい星
星は涙だ
夜空は心、
たくさんの思いが
心から溢れるのだ
それは決して悪いことではない
その時間も大切にすることが大事なのだと思う
3月15日『星が溢れる』
『星が溢れる』
「ひと狩りいきませんこと?セバスチャン」
悪役令嬢は虫取り網を背負いながら
執事に尋ねました。
「あの、どちらへ?」
「星を捕りにですわ」
今宵は待ちに待った流星群の日
大変貴重な星たちがこの地に溢れる夜です。
この星を練って作られるドレスやティアラは
眩い煌めきを放ち、身につければたちまち
社交界で注目の的になれます。
この絶好の機会を逃すわけにはなりません!
二人が星降りの丘へやって来ると、
そこには大量の人で溢れ返っていました。
共に寝そべって夜空を見上げるカップルに、
降ってきた星を一緒に追いかけるカップル
右も左もカップルだらけでした。
(ちっ、イチャイチャしやがって。許せませんわ)
「場所を変えますわよ、セバスチャン」
「あの、それなら俺いい場所知ってます」
そうして彼に連れてこられた場所は崖の上でした。
冷たい海風が吹き荒れるそこは普段なら
殺風景な場所に思えましたが、今日は空から
降ってきた大量の星たちで溢れかえり、
大地を眩い光で照らしていました。
(ふむ、確かに穴場ですわね。
人気も一切ないようですし…)
それもそのはず、ここへ来るまでの道中に
現れるスケルトンや亡霊を倒してまで
わざわざ訪れる者は少ないでしょう。
「さあ、準備はよろしくて?セバスチャン」
「はい、主」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
悪役令嬢は悪戦苦闘した。
(この星、なかなかにすばしっこいですわね…)
星たちはぴかぴかとその身を輝かせながら網を
掻い潜り、ぴょんぴょんと飛び跳ね逃げていきます。
「はあはあ、やっと一匹捕まえましたわ」
悪役令嬢が息を上げる傍で、狼の姿となった
セバスチャンが獲物を追い詰めるように、
星たちを一匹ずつ俊敏に捕らえていきました。
星を咥えながらこちらへ駆け寄ってくる
従者の姿に悪役令嬢は感嘆の声を上げました。
「素晴らしいですわセバスチャン!
流石は私の執事!」
悪役令嬢が耳の付け根から顎にかけて撫でると、
彼女の従者は嬉しそうに尻尾を
ぱたぱたと横に振ります。
そうこうしてる間に、巨大虫取り籠の中は
星たちでいっぱいになりました。
「うわー」「やー」と鳴きながら籠の中で
もぞもぞと動く星たちを眺めて悪役令嬢は
満足げに頷きました。
「このくらい集めたら十分でしょう。
さあ帰って厳選しますわよ、セバスチャン!」
「星が溢れる」
金曜日の夜は、温かい紅茶を飲むことにしている。
スーパーで安売りしているティーバッグだけど
金平糖と温めたミルクをくわえれば
自分だけのスペシャルブレンドになる。
金平糖のかたまりがざらざらと砕けていく様は
なんとなく気持ちいい。
これだけで特別な気分になれる私って
なんて「イイ女」なのかしら。
思い出のリゾートに彼とやってきた。ここで満天の星の下涙ながらに想いを伝えあった約束の場所。あの時は2人でドロドロに泣いて、自分の気持ちをギターの音色にのせて不器用だけど俺たちらしい告白だったなと思う。
まさか片思いだと、都合のいい関係なのだと思っていたのに。
今日の夜はまた2人であの満天の星を見よう。そして以前と変わらない思いだとまた音色に乗せて伝えたい。
Ⅳ
夜の空、星が溢れるのを眺め
水面に映る星を眺める
その水を手ですくっては
手の中で揺れる景色に笑みを溢す
この星たちは、いったい
どれほどの想いを抱え
願いを叶えてきたのだろう
答えのない問いに想いを馳せ
だんだん、眠気が瞼を覆うようになったのなら
形のない願いを手の隙間から溢し
手に星の光を纏わせて
1人、帰路に着く
この癖がいつの間にか
私の日常になってしまったのは
記憶の中で笑う、あの人の隣に居続けたせいなのでしょう
私の心から、愛の星が溢れないように、そっと蓋をした。私だけが知る私だから。