星が溢れる随分つまらない毎日を送っていたな。決まった時間に鳴り響く目覚まし、いつもと変わらない朝ごはん、通勤ラッシュの窮屈な電車、時間割通りに進む授業。日々のルーティンが、本当に退屈であった。だけど、あの日から変わったんだ。一目惚れだった。君を一目見て、その瞬間視界には星が溢れた。眩しくて、一気に風景が色付いたような気がしたんだ。君だけが、私の曇りきっていた心に光を差してくれたんだ。だけど私には分かっている。星には手が届かない。
3/15/2024, 1:33:33 PM