なきむしぼうや

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星が溢れる

錆びついた私の夢と、あなたの夢を、
いつかまた、磨くことができたなら。
きらきら光る、空の星のようになれたのかもしれない。
俯いたまま、ましてや世界のことなんて知らないまま大人になった私達には、このくらいがちょうどいい。
クローゼットにしまい込んだ恋心と捨て去った夢を今、
この器に注いでしまおう。
溢れるほどに、いつまでも、
その星を――

3/15/2024, 1:17:40 PM