なきむしぼうや

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5/21/2024, 3:12:36 PM

今だけなら、
私はいつもより、子供になってみよう。
目に悪い科学の駄作を浴びて、
ノートに浮かんで消えた漢字も、
今はずっと無視していた。
ひらがなの殴り合い。
恋しいあなたの隣に座ったような感覚も、
ただの細い糸だと知っていたのに、
それはいけないことなのに、
ずっと続いてくれと、望んでしまった。
それは透明なフィルムの先の、
物語。

4/22/2024, 12:34:59 PM

それでも、一瞬でも幸せなら。
それはそれは、いいことなんじゃない?
だって、逃げ道ができたんだから。

4/1/2024, 1:40:55 PM

子供の頃は沢山嘘をついたのに。
年月経つと、いつしかつかなくなってしまった。
沢山の人が楽しむ素晴らしい1日は同時に、
自身の成長をひしひしと感じる、懐かしい日だ。

3/25/2024, 11:26:55 AM

好きという言葉は好きじゃないのに、それでも好きと言ってしまう。
自分は嫌いなのに、自分を愛さないと生きていけない。
好きじゃないのに、好きと言わないと…
感情に支配されている。
世界に支配されている。

3/15/2024, 1:17:40 PM

星が溢れる

錆びついた私の夢と、あなたの夢を、
いつかまた、磨くことができたなら。
きらきら光る、空の星のようになれたのかもしれない。
俯いたまま、ましてや世界のことなんて知らないまま大人になった私達には、このくらいがちょうどいい。
クローゼットにしまい込んだ恋心と捨て去った夢を今、
この器に注いでしまおう。
溢れるほどに、いつまでも、
その星を――

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