『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
気づいた時には、すでに言葉は失われていた。
元から存在しなかったのかもしれない。永く形が定まらなかった自分には、言葉を介す相手などはいなかったのだから。
「――神様、どうか」
声が聞こえたのはいつだったか。
まだ幼さの残る声だった。山に向けて真剣に祈りを捧げていた。
「あの子が道に迷わず、向かうべき場所に辿り着くことができますように。新たな始まりの先では、少しでも長く人生を楽しむことができますように」
その手には小さな人形が握られている。幼い子供が喜ぶような、そんな可愛らしい人形だった。
「神様……」
失ったのか。
鎮魂の祈りの理由を察し、ざわと草花が微かに揺れた。
せめてもの手向けとして花を散らす。降り注ぐ花弁が、周囲を色鮮やかに染めていく。
不意に、祈りの言葉が止んだ。
顔を上げた幼さの抜けきらない子。ゆっくりと目を瞬いて、此方を見据え口を開く。
「――神様?」
その言葉一つで、自分の一部が形を持った。ひらりと翅を震わせ飛びながら、そっと差し出された指先に止まる。
「神様って、思っていたよりもずっと小さいのね」
泣き腫らした赤い目を細め、子は笑う。祈りの言葉を呟きながら、一筋熱い滴を溢した。
「あの子はずっと、笑ってくれていたの。最後に大好きだって伝えてくれたから、私はこれからも大好きだって歌うわ」
叫んでも届かない所にいくのだろうけれど、気まぐれな風が歌を運んでくれることもあるから。
喪に服しても前を見続ける、そんな強い目をして子は歌っていた。
それから、子は毎日のように自分の元へと足を運び続けた。
「神様、見て。育てた花が咲いたの。あの子が好きだった花よ」
差し出された花に止まる。言葉の代わりに翅をゆっくりと震わせれば、ふふと笑い声が漏れた。
その目はもう赤く腫れてはいない。けれどその理由は、決して忘れたからではないことを知っている。
「神様。あの子の道案内をしてくれてありがとう。次の生は迷わないといいのだけれど」
ある魂の道案内をした時の光景を夢で見せた。それは祈り続けていた子の側を離れようとしなかった、とても小さな魂だった。
「本当にありがとう。大好きよ、神様」
柔らかな旋律が響く。慈しみに満ちた優しい歌。
夢を見せた翌日から、子は祈りの言葉ではなく愛を歌っている。
旅立った魂に向けて。そして自分に向けて歌われるそれを聞くのが密かな楽しみだった。
穏やかに季節はいくつか過ぎて、子はゆっくりと大人になっていく。
以前のように足繫くここへ通うことはなくなってしまったが、歌は絶えることなく響いていた。
健やかでいるらしい。そんなことを思いつつ、自分の中の変わっていく部分をただ眺めていた。
形を持った自分の一部と、よく似た姿をした命の芽生え。黒い翅を持った蝶。魂にも似ているそれらは、ここから離れられない自分の代わりに麓で魂を導いてくれている。
一人の祈りが、歌が自分を変えていく。けれどそれは悪い感覚ではなかった。
歌が聞こえる。
想われることを嬉しく思いながら、言葉を返せないことを少し惜しく思う。今までは必要とせず、存在の有無すら気に留めなかったそれ。
ないものを求めるなど、まるで人間のようだ。笑う代わりに草木を震わせ、音を立てた。
またいくつか季節が過ぎた。
子の訪れは久しく途絶え、絶えず聞こえていたはずの歌もここ数日聞こえない。
人間にとっては、それほど長く時が経ったということだ。その差異が自分の中に黒い染みのようなものをぽたりと落としていく。
ひらり、と自分ではない黒い蝶が過ぎていく。
終わりが近いことを理解して、言葉の代わりに葉を揺らした。
微かに、途切れ途切れに歌が聞こえた。
きっとこれが最後だろう。掠れた声の中に、変わらない想いを感じて聞き入った。
やがて歌が止まった。旋律の代わりに小さく吐息を溢し、消えていく。
木を、地面を、自分の全てを震わせた。もうすぐここを訪れ去っていく、愛しい魂を想い音を立てる。
――神様。
懐かしい声が聞こえた気がした。
ぴたりと音が止む。黒い蝶に連れられて、一つの魂が近づいてくる。
声は聞こえない。何故か静寂を痛いと感じ、音を立てずにそっと葉を震わせた。
言葉があれば。
幾度となく思ったこと。何も言わず、このまま別れを迎えるのは苦しい。人間のような感情に戸惑い、けれど止められない願いに耐えられず。
そっと、目を閉じた。
「――ぁ」
不思議な感覚に、閉じた瞼を開けた。
先程よりも、黒い蝶たちとの距離が近い。呆然と視線を下ろし、あぁ、と掠れた声が漏れた。
小さな子供の体。人間の形をとった自分がいた。
顔を上げる。案内をしてくれた黒い蝶が去り、二人きり。
何も言わず見つめていれば、魂は落ち着きなく翅を震わせる。そこで何も言わずにいたことに気づき口を開くが、あれほど望んでいた言葉は出てこなかった。
「――っ」
言葉が何も浮かばない。
話したいことはたくさんあった。今までの感謝を、そして別れを告げたかった。
けれど今、こうして向き合っていると、どの言葉も口から溢れてくることはない。この場ではどんな言葉も相応しくない気がした。
代わりに、あの日のように花弁を散らす。色鮮やかに地面を染めて降る花を浴びて、魂が小さく笑ったように見えた。
無言のまま、深く頭を下げる。今までの思いを込めて、丁寧に。
そして頭を上げて、手を差し出した。
ひらり、と飛ぶ魂が指に止まる。目を細めて見つめ、ゆっくりと歩き出した。
ざわざわと草葉が揺れる。その音を聞きながら、まるで愛を叫んでいるようだと密かに笑った。
言葉がなくてもこうして答えていたことを、今更ながらに思い出す。
ただのないものねだりをしていただけだったようだ。
そんなことを考えながら魂を伴い、ゆっくりと歩いていく。
次の旅路も幸せであれと、言葉にはせずただ願った。
20260511 『愛を叫ぶ。』
愛を叫ぶ。
声が出ず心が枯れて
動けない
視線を変える
それくらいしか
愛を叫ぶ。まるで届かない人に愛を求めるように。
遠く向こうから返事が微かに聞こえる。これは幻覚なのだろうか。
夢であってもいい。返ってくるその声が唯一の心の支えなのだから。
時に怖くなる。いつしかその幻覚すらも消え失せ、自分の叫びだけが頭の中でこだまし響き続けるのではないかと。
囁くような愛も欲しい。
織姫は願う。
𖧷愛を叫ぶ。𖧷
私の人生でそんな経験あるのかな?
ない気がしてきた!
私は叫ぶというより、
念じるとかそっちの怪しい方が
多いはず(笑)
いつも伝えてくれているのは君ばかりで。言わなくても分かってくれていると信じていたし、きっとそれは間違ってはいなかったけれど。
でも、いざ伝えられなくなったら、こんなにも伝えたくなるなんて。もっと、伝えておけばよかったなんて、今更そんなこと思っても、もう遅いのに。
愛なんて叫ぶものじゃないって、そう思っていたけれど。
ああ、叫ぶだけで伝えられるなら、いくらでも叫んでやるのに。
お題『愛を叫ぶ』
「あの…あたしと今度遊びに行きませんか」
おれとアイツが並んで帰るその先に、目の前に現れた同じ学校と思われる彼女は突然そう口にした。
何事かと反応せずにいると彼女はその沈黙に耐えきれないように続けて友だちの名前を出してさらに誘ってきた。
「あれだったらその子と合わせて4人で遊びに行きませんか」
隣りのアイツにも同意を促すように彼女は見上げた。
おれもゆっくりと隣りを見つめる。
その目はその口角は嬉しそうな形を作り
「いいねいいね!!遊びに行こ!!」
なんておれを無視して約束を勝手に取り付けた。
彼女が出した名前を聞いた時から嫌な予感はしてた。
「じゃ!明日の放課後に、4人で」
考え事をしてたらいつの間にか予定が決まってて彼女は嬉しそうに去っていった。
アイツはそれを最後まで見送ってその姿が見えなくなるとくるりと満面の笑みでおれの方を振り向いた。
「やった!やったな!!これってあれだよな!!彼女とダブルデートって事だよな!!」
「でもあれってさっきの子おれの事好きだよたぶん」
「うん?それって俺と彼女、お前とあの子。どっちも付き合えてラッキーってやつじゃない?」
無邪気にそう言われて何も言えなくなった。
おれの気持ちは…?
「おれはあの子のこと好きじゃないよ」
ポツリと呟いたその声は届いていないようだった。
あの子が名前を出した彼女はアイツが気になっている子だった。
見つめる先のアイツは浮かれているようでひとりでずっと楽しそうにおれに話し掛けていたようだけどどれもおれの身体をすり抜けて消えていった。
なんでだろなぁ。
なんでだろねぇ。
分かってたつもりなのに。
それでいいと割り切ったはずなのに。
なかなかしんどいよ。
なぁ…なんでだろな。
おれだってお前の事好きなのに。
浮かれるその背中に向かってそっと視線で投げ掛けた。
(愛を叫ぶ。)
愛を叫ぶ。
(BL、攻め視点、学生)
襟元が少し上がる。
吾川(あがわ)が下を向く。
「……もう、やだ
……俺ばっか江口(えぐち)のこと好きじゃん
……馬鹿みたいだ…っ」
震える肩に手を置く。
「……悪い。部活のとき以外、あいつと二人きりにならないように、俺も気をつける」
そっと頭に触れる。
顔が上がる。
――っ。
目が、合う。
「……ちょと、待ってて」
吾川の手を外す。
扉へ向かう。鍵を下ろす。
よし。
(後書き)
m(__)m
『歴戦の猛者がいうことには』
突然だが、愛を叫ぶ人を見たことがあるだろうか。おそらく多くの人はNoと答えるだろう。
しかし、大変稀なことに私は愛を叫ぶ人を何度も見てきた。それが私の友人である。
友人は久々に会うと大抵新しい恋人ができている。学生時代でさえ頻繁に恋人が変わっていたのだから、さもありなん、といったところだろうか。恋多きことから軽薄なのかと思いきや、意外にも友人は一途でその時々の恋人を大切にしていた。
高校の文化祭、友人は恋人と模擬店を周り幸せオーラを振り撒いていた。そして、「未成年の主張」のオマージュのようなステージに自ら上がり、大声で叫んだ。
「愛してるー!」と。
お察しの方もいるだろうが、友人はこのような行動を当たり前にやってのける人物なのだ。
私には到底辿り着けない領域に至っている友人に、ある時尋ねてみた。
「どうしてそんなに愛情を伝えられる?」と。
友人の答えは実に単純だった。
「どうしてって、そりゃ言える時に言っとかなきゃ後悔するかもだから」
お題【愛を叫ぶ。】
"愛を叫ぶ。"
129dBのギネスさえ更新するよ、盾はあげるね
"モンシロチョウ"
一目惚れした子の羽にある紋で
腹を括った、身分違いを
何かへの思い入れを語るのは、何でこんなに気恥ずかしいのだろう。夢中になって、その情報を仕入れたり、収集するのは本当に楽しい。
時が経つのも忘れて没頭してしまうこともある。でも、それを人に話すのはなんだか憚られる。ましてや、そのことをあまり知らない人には話しにくい。
そんなに熱中して、すごいねと、少しクールな表情で言われた時なんかには、うわーっと悶絶してしまうほど恥ずかしい。でも、周囲の声なんか気にもせず、好きなことに邁進し続ける人を見ると、はっとする。
そうだ、誰に何を言われようと、自分が好きならいいのだ。堂々と、その愛を叫んでいい。これが好きなんだーっと言おう。
「愛を叫ぶ。」
犬の散歩で海辺に行ったら、まだ5月なのに、高校生くらいの男子たちが海パン姿でじゃれ合っていた。
確かに今日は気温が30℃近くあるから、泳ぎたくなる気持ちも分かる。
しかし、男同士で遊ぶのもなんだか可愛いものだな、と犬を撫でながら彼らの様子を遠くから観察していると、1人が急に海に向かって、なにやら叫びはじめた。
「ゆみ~!大好きだー!」
「ゆみ~!愛してるよー!」
「ゆみ~!どこにいるんだよー!」
愛を叫ぶ彼は、最後の叫びを終えるとうずくまり泣き出した。どうやら、ゆみちゃんは、どこかに行ってしまったらしい。愛を叫んだ彼を一緒にいた仲間たちが囲んでいる。なぐさめているのだろうか?ああ、仲間っていいなぁ…、なんてほっこりしていたら、
バッシャーン!!!
と、仲間たちは愛を叫んだ彼を海に放り投げた。
急に海に放り投げられ慌てる彼は、半分泣きながらも笑顔で仲間たちを追いかけはじめた。
ああ、若いっていいなぁ、、、と思いつつ、ボクは海辺をあとにした。
愛は叫べるのだろうか。
そんなロマンチックなことを現実でやったところで、近所迷惑になりそうだ。
旬だとキャッチコピーで謳われている野菜を買い物カゴにつめながら、そんなことを思った。
きっと私が愛を叫ぶのは、びっくりするほど先であろう。その時は、今までの気持ちが全て吹っ飛ぶくらいに叫んでやる。
私は買い物カゴをもってレジへ向かった。
#愛を叫ぶ。 0512
僕の好きな人は世界一かっこいい。
好きな人、なんて言うのも烏滸がましいかもしれない。
世界で一番かっこよくて、キラキラしていて、誰にでも笑顔で夢を届けてくれる人。
俗に言う、推しだった。
男で男性アイドルユニットを推していると、時々珍しいなんて言われることがある。
けれど、彼の魅力を考えれば、性別なんて関係ないだろう。
同担拒否なんて幼稚な真似もしない。
彼は僕のものではないし、あの輝きが世から見られないなんて勿体ないにも程があるからだ。
僕はあくまで数多いるファンの一人として、ライブのその一時で夢が見られればいい。
あとは、二次元的な画面越しに見て、喜んで、勝手に頬を染めるだけ。
部屋にたくさん置いたグッズのおかげで、どこを向いても推しと目が合う。
写真集もポスターもアクスタも、穴が空くほど見つめたけれど、やっぱりライブで見る生の顔が一番綺麗だった。
そんな僕も、もう何度目か分からないライブ参戦だ。
予約戦争に負け、抽選にも負けた時はこの世の終わりを覚悟した。
が、キャンセル待ちで奇跡的にチケットを入手できたのだ。
この世に一人、彼の顔を拝めなかったファンがいると考えるとなんだか申し訳ない気もするが、せっかくチャンスを掴んだのだ。存分に楽しまなければ損だろう。
周りの迷惑にならない程度にペンライトを振り回し、コールを全力で叫び、なんだかもう夢うつつだった。
ステージはずっとキラキラしていて、メンバーとの生の掛け合いも、弾けて光る汗の玉も、全部全部宝物だ。
ライブが終わってぼんやりしたまま、物販で散財すること数十分。
財布は随分軽くなったものの、心は満足感でギッチギチなので良しとする。
口に出して愛を叫ぶことが随分減ったこの現代社会において、思う存分、好きな人に愛を叫べるライブというのは中々貴重なのだと思う。
だからなのか、普段は人前で喋るなんて大の苦手なくせに、コールの時だけは、たくさんたくさん叫んでしまう。
会場特有の大きなスピーカーの力強い重低音が、同じように愛を叫ぶ同胞の悲鳴じみた声が、何より、あまりにキラキラな推しの顔面が、僕の心から恥の概念を消し飛ばしてしまうのだ。
明日は第二公演。まだまだ、彼への愛は叫び足りない。
喉ケア用の飴を転がしつつ、明日のコールの復習にも余念は残さないのであった。
テーマ:愛を叫ぶ。
叫んで伝えるなんて、ガラじゃない。
そんなプライドに負けて、
君を見送ったあの日。
少し寂しそうな君は、
何を思っていたんだろう───。
20××年五月
海を越えて、ようやく君が帰ってくる。
戻ってきたら何を話そうか…
きっと君は変わらず美人で───。
そんな当たり前の事すら、
考えるだけで落ち着かなくなる。
ロビーは人の声で満ちていた。
再会を喜ぶ、なみだ声。
期待混じりの、笑い声。
それらは遠い波のようで。
耳に届くのは、自分の心臓の音ばかり。
そんな僕の視線の先で、ゲートが開いた。
決して少なくない人の波。
その中にはっきりと、落ち着く色を見つけた。
少し伸びた黒髪。
前より大人びた表情。
落ち着いた和服に身を包むのは───。
「かおり───!」
声が出た。
驚いた君が口に手を当て、
隠しきれない笑顔を浮かべると、
袖を揺らして、飛び込んできた。
華奢な身体、
懐かしい椿の香り。
確かな体温。
本当に、帰ってきたんだ。
夢じゃない。
「会いたかった」
絞り出した声は、
自分でもわかるくらい揺れていた。
「私も」
君の肩も小さく揺れる。
笑っているのか、泣いているのか。
僕にはわからない。
それでも…
「愛してる」
言葉が流れ出た。
「ずっと、ずっと愛してた」
嘘偽りのない言葉。
つまらないプライドが、
ついに抑えることができなくなった、
心の底から溢れた思い。
「僕と、一緒に生きてほしい。」
「……ばか」
涙混じりの声で、君が笑う。
あぁ、そうか───。
「待たせすぎ、なんだから」
僕らの心は、
あの日からずっと
変わらず愛を叫んでいたんだ。
ただ、そばにいられたらそれだけで、幸福に満たされた。
好きだなんて言葉は、そう簡単に出てくるものではなく、自分の外に吐き出すものでもなく、内に残してこそが“美しい”のだと、思っていた。
易々と口にするのは“らしくない”のだと信じていた。
それが、自分にとっての当たり前だった。
君を失ってしまうまでは。
陳腐なのは己自身だと気づいたとき、君はもう、この場所にいなかった。
傍にあるのが当然で、それは命ある限り続くものだと、そんなものだと疑うことすら思いつきもしなかった。
失って初めて大切さに気づくなんて、それこそ陳腐な言葉で、自分には相応しいのだと思い知らされる。
こんなものが愛だったと云えるのか。
自己愛といえば、正解かもしれない。
君を愛していたなんて、いまさら、鼻で笑われるだろうか。そんなことをしない人だと知っているから、傍にいてくれたことも、今ならわかる。
声に出せばよかった。口にすればよかった。大切なのだと、愛しているのだと、伝えればよかった。
すべては、何もかも遅いのだけれど。
『愛を叫ぶ。』
愛を叫ぶ。
昨日は慈愛を深く感じて心臓部の鼓動が速くなり
てんかん発作の前兆がきた
直ぐに対処したから発作にはならなかった
2026年5月12日(火)の夢日記
女性①『湖だぁ!』
山梨県河口湖近くの廃墟化されたような高級ホテルが
建っている
〇〇『え?………ココとったの?』
女性①『早く行こー!』
〇〇『え?うん………』
まるで廃墟されたような完璧すぎる営業されている高級ホテル。このホテルの内観はディズニーホテルのような
豪華内観。そして星5を取っているホテル
廃墟のような高級ホテルの最上階部屋で
〇〇と女性2人が入る
女性②『ホラー部屋だ。やったぁ』
〇〇『ぜんぜん怖いよぉ!』
女性①『ねー!なにわ男子のペンライトある?』
女性②『ありまーす!』
〇〇『あるよ〜!』
3人が大きなバックを持ちながら
ももクロ、ドジャーズ
大谷翔平選手がプロデュースの
ドジャーズ風ももクロバックの中身を取り出した
ガサガサ………
なにわ男子の大西流星、藤原丈一郎、西畑大吾
高橋恭平、そして中島健人のペンライトを取り出す
ペンライトの光でホラー部屋からコンサート会場のようなカラフルな部屋になる
カリスマックス最強に驚く最高にベリベリMAX
カリスマックス………
女性②『ねー、この曲なにわ男子じゃないよ』
ホテル部屋に設置されてあるレコードにCDを置いた
SnowManの曲[カリスマックス]だ
〇〇の近くに英霊や高級霊的存在の彼らがいる
岡田以蔵(1838〜1865年)
三浦春馬(1990〜2020年)
豊臣国松(1608〜1615年)
江藤新平(1834〜1874年)
ジャンヌダルク(1412頃〜1431年)
もちろん〇〇は彼らの存在が目に見えない
女性2人と〇〇は、ベランダに出た
ボディーガードとしての見守りを金色オーラを身に包んだジャンヌダルクが3人を見て小さく微笑む
外の光景はディズニーシーファンタジーエリアだった
ありのーままのー姿見せるのよ
ありのーままのー自分になるの
何も怖くない 風よ吹け
少しも寒くないわ
岡田以蔵命は金色オーラを身に包んでいるが
玄関先で汚れたところを雑巾掛けしている為
金オーラが澱んでいるように見える
春馬はキラキラ輝くステンドグラスのような水色マントを身に包んでいた。彼は花瓶に水を差して
近くのテレビを拭いたりしている
千と千尋の神隠し[あの夏へ]が流れる
そして江藤新平は虹色オーラを身に包みながら
〇〇の背中にディズニーキャストから
貰うような誕生日シールや初めてアトラクションに
乗ったご褒美に貰うディズニーシールのような嬉しい
気分になる丸くて銀色シールを〇〇のトレーンに笑顔で
貼ったのだ
その背中マントドレスは床に付く長いトレーンドレスで岡田以蔵命と豊臣国松公はもちろん
木花咲耶姫命、田心姫命、天宇受売命/天鈿女命
三浦春馬、死柄木弔、トガヒミコ、荼毘
エレンイェーガー、ジャンヌダルク、平敦盛公
安徳天皇のサインのようで御朱印のようなディズニーの
ようなシールが貼ってある
そして前田利家のサインはなんと
ヒロアカに出てくる死柄木弔が愛情たっぷり注いでいた犬のモンちゃんシールだった
トガでーす!トガヒミコ
とよとみくにまつ
あんとくてんのう
犬ちよ(前田利家)
三浦春馬
岡田以蔵/宜振
平敦盛あっつんと呼んで!
………エレン
死柄木弔/志村転孤だ
荼毘/轟燈矢だ
ジャンヌダルク
木花咲耶姫命、田心姫命、天宇受売命/天鈿女命の
サインはハートなのか
何と書いてあるのか分からない文字だらけ
トレーンドレスがまるで応援服のようなマントになって
裏にも死柄木弔、岡田以蔵命、豊臣国松公
木花咲耶姫命、田心姫命、天鈿女命、荒木だし
千と千尋の神隠しハクのサインも大きく書いてあった
〇〇が歩く度に、トレーンが動くので
岡田以蔵命と三浦春馬がトレーンを持ちながら〇〇の
歩くスピードに合わせて歩く
千と千尋の神隠し[神さま達]が流れる
以蔵命と春馬の足音[ザッザッさっ………]
〇〇(………誰?)
豊臣国松公が銀色オーラを身に包みながら
〇〇に対して
『ママー大丈夫?』
と、自然に涙が出て笑顔で小さな国松は〇〇に近づいて
〇〇の子供、我が子のように彼は〇〇のことを心配していた
〇〇は人間世界ではG Uのシンプル黄色ワンピを着て
神や高級霊の皆んなには〇〇がハイネック➕パフ
スリーズAラインロングトレーンウエディングドレスを
着ているのだ
ディズニーシーファンタジーエリア
ホテルから庭から富士山が見える
そしてラベンダー、赤バラ、白バラなどの香りがしている中、スタバのようなスコーンと、ラベンダーデトックス
ハーブティーを3人で飲んで食べていた
【終】
何でだろう?最近、不思議すぎる夢をよく見る
今日の夢も心が温かくなった夢だった
細い歌い方だった。ビブラートもかからない機械的に澄んだ声。幼い少女が歌っているようでもある。
風は一瞬で凪ぎ、水面は森を映す。
あの細い身体のどこから出るのだろう。
彼女の歌声が好きだった。魂さえ浄化するような伸びやかで健やかな声量。鼻に掛かる部分はひたすら甘く保護欲を掻き立てる。
その喉を。
一体何度泣かせたんだろう。
怒りで口内に血の味が滲んできた。呼吸が乱れ肩が張る。噛み締めて震える吐息を噛み殺す。
心は千々に乱れ、唆されれば悪魔にさえも心を委ねてしまうかもしれない。
愛を叫ぶ。
世界の中心で
愛を叫ぶ。
貴方の名前を呼んで。
不均衡な為替
彼はあの日たしかに件の愛を歌った
彼はその愛を小さな世界に閉じ込めて
広い世界に流した
愛だったそれはやがて数字に変わりお金になった
嬉しそうにはにかむ彼は
2曲目の作曲を始めた
泣きながら笑いながら歌う彼はいない
どこか得意げな表情で作業を進めて
今度は躊躇いもなく世界にまた流している
あの日の涙が冷えていく。
小さな世界に世論が浮かんでく
そんな小さな声は流れが出来れば流れるもので
1曲目とは相対に落胆の1色に染まってく世界
彼は焦って3曲目に手をつけるそして流す
4曲目に手をつけるまた流す
そんなことをしてるうちにまた彼は無名になった
どうやら愛までもあんな小さな世界に閉じ込めて
無くしたようであの日私を捉えた綺麗な瞳はどこにもない。
ただそこに数字がうつる汚いその目を文字が睨む
彼は1人になった たった1人
今更愛を叫んでも 誰も私も聞いちゃいない
未だ横目にうつる数字が透いている
愛を叫ぶ。
このお題を聞いたとき、 私は少し違和感を覚えた。
本当に誰かを愛している時、 人は叫んでいる暇なんてないと思うからだ。
昨日、私は一羽の雀の雛を保護した。
まだ羽も揃わない、 ほとんど裸のような雛だった。
一歩間違えば、 簡単に死んでしまうほど小さい。
私はその夜、 ろくに眠れなかった。
おかげで、欠かしたことのなかった執筆も、一日止まった。 「モンシロチョウ」をテーマにした文章は、 下書きまで済んでいたのに。
毛も生え揃わない雛の世話などしたことがない。
保温はこれで合っているのか。 保湿は。 呼吸は。 餌の硬さは。 鳴いている理由は。
そのうを見ながら、 十五分から三十分おきに餌を与える。
ささみのペースト。それから、茹でた卵の白身をすり潰し、 小松菜の汁と合わせて濾し、 砂糖を加えて練ったものを、 人肌まで温めて与える。
手探りのまま時間だけが過ぎていき、 変な脂汗ばかりかいた。
雛は、懸命に口を開けていた。
まだ「鳴く」ことすら不器用なはずなのに、 あの小さな喉は、 生きることだけを諦めていなかった。
放っておけなかった。
そんなことをしても、 結局はエゴなのにな、と思う。
助かってほしいというより、 目の前で消えていく命を、 自分が見たくなかっただけかもしれない。
それでも、 あの口の開き方を見てしまった以上、 私はもう、 見なかったことにはできなかった。
翌日、近所の自然観察舎へ連れて行くと、 「本気で助けたいなら、野鳥保護舎へ」 と言われた。
数駅隣のNPOへ連絡すると、 「今すぐ連れてきてください」 と返ってきた。
ペットボトルを湯たんぽにして温めた箱を抱えながら向かう道中、 私はずっと、 その小さな鳴き声を聴いていた。
鳥の巣など見当たらない道端で、 ぽつんと見つけた雛だったが、 職員の人たちは、 電柱の穴を巣にしていたのだろうと言った。
そんな場所にも、 命は営まれているらしい。
幸い、大きな怪我や病気は見当たらなかった。 ただ、頭に小さな傷がひとつあった。
おそらく、 ついばまれて落とされたのだろう、と。
羽根が生え始めるぐらいにもなれば、親鳥は落とされた雛の鳴き声にも気づき、地上まで餌を与えに来るが、この丸裸の未熟者では見殺しにされる可能性が高いという。
自然は時々、 残酷なくらい静かだ。
けれど、その静けさの中で、 何人もの人が、 この小さな雀を繋ごうとしていた。
拾い上げる手。 診る目。 保温する人。 受け入れる場所。
愛とは、もしかすると、 こういうものだろうか…。
大声で叫ぶことではなく、 消えそうな体温を前に、 「まだ生きろ」と、 無言で差し出される手。
ひとまず今、 やっと落ち着ける場所へ預けることができて、 私は胸を撫で下ろしている。
勝手に自然に介入してしまって申し訳ない気持ちもある。
けれど、あれから耳には、ずっと雛の鳴き声が残っている。
静かな部屋にいても、ときどき聞こえた気がしてしまう。
私には結局、あの声が、この世でいちばん愛を欲している叫び声に聞こえた。
題 愛を叫ぶ。
――――――――――――――――――――――――――
モンシロチョウって、
優雅というより、
常に微調整している飛び方をするだろう。
あの小さな羽一枚は、少し破れるだけで、
途端に生きる軌道を失ってしまう。
だから、風を受け流し、
ぶつからず、
落ち切らず、
それでも前へ行く。
綺麗に舞っているように見えて、
あれは、壊れないための飛び方なんだ。
きっと、
「壊れやすいものは、軽やかに飛ぶしかない」
という、生き物の切実な形なのだと思う。
色も真っ白ではない。
陽の下では少し黄ばんで見える。
曇天では灰を含み、
夕方には薄い橙を抱き込みながら飛んでいる。
花の上をふわふわ漂う姿だけ見れば、
まるで“軽さ”そのものみたいに見える。
柔らかく、現実感すら薄い。
けれど本当は、
光を受け続けた結果、
ああいう色に映っているだけなのだろう。
自由気ままに場所を選ばず飛んでいるようでいて、
実際は、同じ空中の軌道を旋回している。
まるで、
空気の中に細い川が流れていて、
それを知っているみたいに。
蝶道――。
蝶が繰り返し通る、
空中の“見えない道”。
人間には見えないのに、
蝶たちはなぜか同じ場所を辿る。
庭の隅。
塀の上。
陽の当たり方。
風の抜ける高さ。
そして、その道の先には、たいていキャベツがある。
青臭く、土の匂いのする葉。
花だけでは終わらない。
卵を産み、葉を齧り、青虫になる。
あの白い軽やかさの正体は、
幻想ではなく、
必死に生き延びようとする“生”そのものだ。
ふらふらしているのは、
むしろ、それを追う人間のほうだろう。
綺麗だから、では説明が足りない。
なぜ追っているのか、
自分でも言い切れない。
捕まえたところで、
どうしたいのかも曖昧なのに、
それでも視線だけが離れない。
合理性がない。
生存に必要なわけでもないのに、
ふらふらと足が向く。
視界に白いものが横切った瞬間、
会話の途中でも、
考え事の途中でも、
意識が持っていかれる。
だから、恋をすることは、蝶を追うことに酷似している。
恋は、欲望というより、
もっと“反射”に近い。
意味より先に、
身体や意識が動いてしまう。
そして厄介なのは、
捕まえた瞬間に、
熱が冷める場合すらあることだ。
欲しかったのが蝶そのものなのか、
追っている時間なのか、
自分でも判然としない。
その姿に触れたくて走れば逃げるし、
そっと近づけば風に攫われる。
なのに、諦めて立ち止まった時だけ、
なぜか向こうから近くへ来ることがある。
まるで、
「捕まえようとしない者」を知っているみたいに。
あれは、ふわふわして掴みどころがないのではない。
たぶん、
生きるための飛び方を探っている。
強くなりたいわけじゃない。
無傷になりたいわけでもない。
ただ、
羽を毟られない高さを、
必死に探している。
蝶道は、安全地帯ではない。
風もある。
鳥も来る。
それでも、その蝶にとっては、
そこが最も「飛べる」軌道なのだろう。
だから何度でも通る。
擦り切れても、
少し羽が欠けても、
それでもなお、
自分の軌道として。
題 モンシロチョウ