郡司

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モンシロチョウが頭の中でほわふわひら、暖かい日なたの平和に現を抜かしてたら事件は起こった。自分の人生が喰われたものだと思いたくない。割り込みに喪失したものがあるかもしれぬなどと、ともすれば悲しく、悔しいような感情に、内側の天秤が傾きそうになる。怒りが煮える前に、掴める本質を見つけなければ…

自分自身からの愛を求める「未だ照らされていない」心は、叫んですらいるのだけど、声なき声は知らんぷりの憂き目に遭いやすい。そんな状態であるばかりに、周りをも巻き込む苦痛と悲しみを顕現し、内側の被害者意識は無責任を決め込み、自分ばかりが不幸だと自慢を始める。安い自慢だ、続きを言ってみろ。

私のアンカーを損なうな。バケモノを見なくて済む安寧を選ぶが良い。「やられてきたから仕方ない」…? “気が合うな、私もだよ”などと「私」が響き始める前に、己の足元で呻く痛みを直視しろ。

愛は静かに自ら立つ。力に責を持ち、結果を受け止め、エゴの表面を突き抜けて、いのちを直視する。内側の叫びに応えろ。ほかならぬ自分自身じゃないか。バランスを保て。だいじなものがあるなら。

まだアンカーは無傷だ
落ち着け
目を開け
しっかり立て

5/12/2024, 9:33:40 AM