Naninu

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愛を叫ぶ。
ずっと、ずっと前から君に届けたかった言葉だった。
何回も練習して何回も逃げて何回も何回も、何回だって紡げたことのなかった言葉を、叫んだ。
君は聞こえただろうか。届いただろうか。
手を伸ばす。
「なんで言えなかったんだろうな。」
これは一人言だろうか。君も聞こえてるんだろうか。
「人が自分と同じくらい生きる保証なんてないのに」
ひんやりとした墓石の温度がじわじわ手のひらに広がる。
「僕の方が先に死ぬってずっと思ってたんだけどな。」
君は優しかった。素敵な人だった。何故そんな君が殺されたのだろうか。

うーん…上手くいかないなぁ…後で……

5/12/2024, 12:39:46 PM