『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
快晴
モザイクがかった風景に
熱い体感温度が触れる
嫌なほど清々しい青色が
空を仰ぐ横顔に差す
蓋を放り投げた河川敷
弾けた勢いで雫も辺りを汚す
綿菓子好いたあの童子も
薄く滲んだ虹色の眼
トンボを通り見れば
思い出した平坦なおとぎ話
今では塗りつぶされた
繰り返される喜劇の童話
「快晴」
私は、日光を浴びることによって体調が崩しやすい体質で小学校の頃よりあまり外に行けなくなった。
私が幼い頃は、とにかく日が暮れるまで遊んでいました。しかし、成長するにつれ、精神を病んだり、周りの視線が怖くなり、人混みを恐れるようになり、
学校に行く時以外、外で遊ぶことはほとんど無くなった。
挙句に、免疫力が低下しているせいか、体調まで崩しやすくなった。
外に出歩くことが辛く、雲一つもない、晴れた空「快晴」という言葉を聞くだけで、顔を青ざめてしまう。
嗚呼、あの幼い頃のように、外で元気に遊びたい……
「あとがき」
こんにちは、この小説の作者のAnnaと申します。
テーマは「快晴」ということで、私の実話を元にしたお話を作ってみました。
現在、私、Annaもあまり体調が優れない状態で外に出かけられない日々が続いています。
その代わり、暇を持て余した私は「小説を作ろう」と思い始め、こうやって自分の思う存分、自分の思ったことを小説や詩などでまとめています。
私はあまり語彙力がないので、言葉選びが難しい場面もありましたが、こうやって楽しくお話を書いています。
2024/4/14 Anna
本日快晴
とてもいい天気だ
散歩に行こう
買い物に行こう
UMAを探しに行こう!
茹だるような暑さと、どこまでも広がっているその青さに目を細めた。
ポケットに入れているスマホが布越しに肌に触れて不快感を覚える。
ちょっと先を見れば田んぼが広がっていて、「ザ・田舎だな」なんて思ってしまう。
ー あの人は心配してるかな。いや、してないか。
歩きながら左手首にある傷をガーゼの上から撫で、いつからこんなことをし出したのだろうと考える。
ちゃんと覚えていないけど、確か
私が小さい頃から良くなかった両親の仲が更に悪くなって
同じ時期にいじめが始まって、どこにも居場所がなくてー…。
うん、その時くらいからだった気がする。
昔は夏の時期は控えることが出来ていたのに最近は上手くいかない。
それが見つかったのだ。
見つかって、私の何倍も傷ついたような顔をした母親に無理矢理、祖母がいるこの田舎に連れてこられたのだ。
普通なら病院に連れていくのだろうが、近所の目が気になるのであろう母親は“田舎でリフレッシュさせてあげよう”という考えになったらしい。
所謂、転地療養みたいなことなのだろう。
ー 馬鹿みたい。
こんな所、来たくなかった。
でもあんな家にもいたくなかった。
結局私は、今も居場所を見つけられていない。
自分と周りとの境界線が分からなくなって、目を瞑ってその場でうずくまる。
自分が何なのか分からない。
いや、大丈夫。私は人間で、19年生きてて、名前はー…。
「あの、大丈夫ですか?」
「……あ…。」
心の中でぐるぐる考えていると、鈴のような優しい声が頭上から聞こえた。
顔を上げると、夏だというのに長い髪を下ろして着物姿の人物と目が合った。
その瞳は今日の快晴のような綺麗な青で
私はまた、思わず目を細めたのだった。
・。・。・。・。・。・。・。・。
過去の私が今の私の首を絞めに来るので
私が私を救うための物語を書きます。
テーマに沿いつつ、繋げて書く予定。
不定休。
・。・。・。・。・。・。・。・。
一生涯、晴れた日を見たことがない
天気が良くても、雲たくさん
晴れたらいいのになぁ…なんて
叶うわけないのに
一度でも良いから…快晴の空を見させてよ
僕はもうすぐあの世に行っちゃうんだよ…?
たった1つの…一生のお願いも聞いてもらえない
そもそも、余命宣告なんてされちゃったから…ッ
そんなふうに思う日々…淡々と過ぎていく
そして残り後3日
希望なんてあるわけない…
後2日
今日も何もなかったなぁ…
後1日
本当に…この3日間なんだったの…?
何にもなかったじゃん…
“後、1時間”
このまま逝ってしまうのかと思っていた…
すると突然
空がパッと晴れた
快晴だ
僕はすごく驚いた
これが…快晴…ッ!
僕が見たかったのは…この景色だ!
最後まで生きてて良かったのかもしれないなぁ…
9割諦めていたけど、自殺してないからこれでいい
あっちに逝っても…
また“快晴”
見られるかな…?
テーマ:快晴
あとがき
読んでくださった方ありがとうございます。
テーマは快晴でしたね。
僕が書いたこんな話、漫画の中でしか起きなさそうですよね…現実でこんなことがあったらいいかもしれない…余命宣告はされたくないですが…
少しテーマからそれた話になってしまったかと思います。でも、なかなか良いのが書けたんじゃないかなとも思います。
2024/4/14
快晴
「快晴」という言葉は私にとって気分が晴れやかになる、ポジティブな言葉だ。
この言葉を見ると、肌を照りつける強い日差し、鼓膜を強く振るわせる蝉の鳴き声、マスクの中に充満する日焼け止めの香りを連想させる。
桜が散り、梅雨を終えると夏がやってくる。
時にはこの快晴が、嫌という程私に、雲一つない純粋な表情で見つめてくるのだ。
雲一つない青空だった。
セミの声は一向に鳴り止まない。
じりじりと日差しが肌を照りつけた。
空と現実との矛盾に、ずっとイライラしていた。
部活から逃げだした。私が弱いからだ。
何もかも投げ出したかった。
かいせい。
そっちはどう?幸せかな?ここの世界がかいせいには合わなかったよね…。でもね、
私まだ立ち直れないみたい…。縛ってごめんね。生きることを強制させてごめん。
大切な人と別れた。
未練があってずっと下を向いて歩いてきた
それでも、ふと見上げてみたらまるでキャンバスに水色のペンキをかけたかのような雲ひとつない綺麗な空が見えた
一緒に吹く風も心地よい。心のモヤを消してくれるかのようにすーっと。。
私の心も少しづつ快晴に近ずいてきている。
#快晴
「あっちぃぃぃっ」
『それなぁ…まじとける…』
桜が咲き、急に暑くなった近頃は、
日中、少し外に出るだけでもちょっぴり汗をかいてしまうほど、
そんな暑さの中でも、俺にはひとつの楽しみがあった。
『あ”ーっ…そろそろいつもの行く…?笑』
にやにやしながら誘ってきた友を前に、返す返事は決まっていた。
「!!、うっしゃいこーぜっ!」
『急に元気になるやん笑笑』
、
、
、
、
、
、
、
、
、
シャクッ…
「ん〜!!おいひぃ…しあわせ…」
『あーっ…キーンって来たわ泣』
「あるある笑笑」
俺の楽しみ、それは、、
暑い日、快晴の下、友と一緒に駄菓子屋へよって、
かき氷を頬張ること。
ーさくしゃぁぁっの話ー
お久しぶりです〜!
あれでも言うて久しぶりじゃない、、?
え、、、?(体内時計皆無)
今日も今日とて!テーマからはだいぶ外れてしまいましたが、、まぁいいでしょう!笑
最近、やっと桜咲いたーって思ったらもうすぐ緑が見えてきましたよ!?
いやぁ、、時の流れ早いですね〜。
皆さん、今日も良い一日をお過ごしくださいませ!
たまにかき氷もたべましょう!
それでは!
快晴の桜咲く土曜日
隣町までラーメン食べに車を走らせ
美味しい塩ラーメンに舌鼓を打ち
帰宅して昼寝
イライラする気持ちさえなければ
完璧ないい週末だったのに
自分が望んで飛び立つことを願った。
いつも手や足に枷が付けられているような窮屈さがあって苦しかった。
雲ひとつない、私を遮ることの無い、自由が欲しかったはずなのに。
いざ目の前に澄み切った空を差し出されると今度はその開放された自由に何をすればいいのか分からなくなる。
人間、わからないものだ。
ひとつの箱に閉じ込められて、出たい出たいと願っていたはずなのに、いざ箱から取り出されて、雲ひとつない快晴の空を飛び回れるというのに、今度は自由なことを恐れ始める。
結局私は、自分の環境に言い訳していただけなのかもしれない。
―――飛べない理由
お題「快晴」
「快晴」
めちゃくちゃ悩んで、迷った。
不安ばっかりで、笑ってる周りが羨ましかった。
でも、自分は自分でしかないから。
しょうがないんだって、ようやく、思えたんだ。
雲ひとつない青空。
風は暖かく、いつの間にか季節は移り変わったみたい。
キラキラと溢れる陽射しに、目を細めた。
道端に咲く花に視線を移せば、自然と笑みがこぼれる。
もうすぐだよ、と言わんばかりに揺れる姿に、心が弾んで。
足音に振り向けば、そこには愛おしい人。
「おまたせ。」
ふわりと風に乗って、あなたの香りが届いた。
いい天気だね、と言われて、私は頷くと同時にあなたの手を取る。
歩き出した私たちの背中を、花は見守り、輝く太陽は照らしてくれていた。
快晴だった。
いつも通りの快晴。
そんな空模様で弾くピアノはそもそもピアノが屋外にあることもあって、弾き心地は最高なのだが、こう毎日こうでも飽きるというのはある。
要するに刺激がないのだ。
確かに権力者との話は刺激がある。彼女の機嫌を損ねないように話そうとする、とかそういう点でもわりとハラハラはする。
だが、そういうんじゃない、なんというか気分転換が欲しい。
もっとこう、心躍る何かが欲しい。
殺伐としたこの世界に何か楽しさが欲しい。
「やぁ、演奏者くん♪」
僕のそんな気持ちとは裏腹に彼女はやたら上機嫌で現れた。
「どうしたんだい、今日は」
「いや、特に」
上機嫌で笑顔だった顔を真顔に戻して彼女は応じた。
「⋯⋯どうしたんだい」
「同じことしか言わないじゃん。やっぱり退屈なんだよ」
「⋯⋯⋯⋯きみもか」
「『も』ってことは演奏者くんも?」
「ああ」
「あはは、こんなに綺麗な空でこんなに天気いいのに2人とも退屈してるってめちゃくちゃ面白いね」
権力者はそう言って笑って、なんだかその顔を見れただけで今日は満足できた気がした。
⋯⋯⋯⋯刺激、こっちの方向性もいいのかもしれない。
お題:快晴
「ニチニチコレコウジツ。ホウホンハンシ」
じいちゃんが、いつも言っていた。そしてそれは、毎朝毎夕に神社と墓へ詣で手を合わせる理由の答えだった。じいちゃんは、ポカンとする俺の頭をポンポンと撫でて、笑って茶をすすっていた。
「日々是好日。報本反始」
腕に巻かれた包帯を見ながら、手を握って、開いてを繰り返す。
「軽症で良かったな」
「うん」
父さんは運転をしながら、ちらりと俺を見た。絆創膏に、包帯に、青あざに、痛々しい見た目に反して骨折もしていない。
「跳ねられたって聞いたときは、血の気が引いたよ」
「俺も。死んだかと思った」
たぶん、神様が見ていてくれた。たぶん、じいちゃんが護ってくれた。
「お礼を言いにいかないと」
「今日くらいは神様もじいちゃんも休めっていうぞ」
「うん。でも、今日だから言いに行きたい」
日々是好日、報本反始。穏やかな日常に感謝して。
お題:快晴
足元の水たまりに漣、押し流される萼。幽かな桃色の折り重なる花びらの絨毯は随分と踏み荒らされて、見る影もない。見上げた世界に葉桜が揺れていて、一人足を止める。温みを伴う陽光がじんと目を焼いた。
花も落ち、見る影もない樹。美しさの盛りを過ぎた、季節の通過地点。つい数日前までは豊かな花弁のドレスを煌めかせて道行く全員の視線を恣にしていたというのに。
風物詩はただの街路樹へと変わり、人々はただ先を急ぐ。雲ひとつない青空がそのまだら模様を白昼の下に晒している。
なんとも可哀想だ、と思った。まるで舞台裏を露わにしてしまうような無粋。ちぐはぐな有り様。桜の幽玄の妙を「死体を養分にしている」と言い換えたあの作家に、このような姿を見せられようか。
とは言っても、これが愛おしいんじゃないか、とも思う。残念がる人々を尻目にぽとぽと花を落とし、さっさと新芽を青空に伸ばす姿はいっそ気持ちがいい。
葉桜を見る度、鮮やかな新緑がやってくるまでの辛抱だと落胆してしまうこの傲慢な心も含めて、私は晩春を愛している。
しかしなんて明るい空!
快晴の空の下、自転車に乗って、風を切ってスイスイ走る。
心に纏わりついた、得体の知れないモヤモヤを、流れる風がさらってくれる。
漕ぎ終えた頃には、心も快晴。
そんな感覚が好き。
明後日、専門学校の入学式がある。
そして、入学式の次の日には自己紹介がある。
僕は重度の吃音症で、人前で話すことが難しい。
過去にクラスメイトの前で作文を読み上げた時、僕は読み始めるまでに5分ほど沈黙した。
その時以上の人が集まった場所で、約1分。
マイクを片手に話すなど、僕にとっては地獄へ行けと言われているようなものである。
今から数えると、自己紹介の日まで後3日ある。
まるで、悪夢へのカウントダウンだ。
想像するだけで喉が引き攣って、まともに声が出せなくなる。
不意に空を見上げると、快晴。
僕の鬱々とした気持ちなど、全く素知らぬふりをして、太陽は暖かな光を注いでいる。
「……あーあ」
どんよりと、気分が悪かった。
快晴
明日は曇りでもいいけど
曇りのち快晴であってほしいな
最初から無理して明るくしなくていいけど
段々 そして最終的には晴れるといいな
ちなみに今は夜空が広がっているよ
いつか私が自分のことだけでなく
他の人のことも考えれるくらい
心にゆとりができたなら
他の人も空色になってほしいと願う
爽やかな風と広がる青空。吹き抜けるそよ風が運ぶのは雲と草の香り。その中で私はいつも絵を描いている。隣には相棒のジョン。毎日私と一緒に羊の世話をしているとってもいい子。今日もいつものように目の前に広がる景色を描いていく。私だけの秘密の楽しみ。
テーマ:快晴