好きな本』の作文集

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好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/16/2023, 9:34:32 AM

好きな本


空気読めないのすいません無いです👍🏻 ̖́-

6/16/2023, 9:24:15 AM

好きな本

小学生の頃は
頭が良くなるからって
推理小説を
よく読んでた

でも学校の勉強は
いまいち

あと歴史物や
偉人伝

学校の成績は
悪かったけど
語彙力は向上してた

社会人になってからは
自己啓発本や
占い本
マーフィの
眠りながら
なんちゃらは
全部読んだ


国際情勢の本とか
好きですね

学校では教えない系の
歴史物も今も読みます

歴史小説がやっぱり
好きかな

6/16/2023, 9:22:14 AM

お昼休憩中。昼食を済ませたあと、デスクで本を読んでいると
「何の本、読んでるの?」
隣に座る同期の方に声をかけられる。
「え…っと、これです」
普段、仕事以外の会話をしたことがないせいか、緊張しながらも、何とか本の表紙を見せると
「あー、書店で平積みしてある、人気の本だよね」
自分のデスクにコンビニの袋をドサッと置きながら、にっかり笑う。
「そういうのが好きなの?」
イスに腰掛け、袋から商品を出し、律儀にも私に断りを入れてから食べ始める。
「はい。本を読むのが好きでいろいろ読みますけど、この本の作家さんが一番好きなんです」
「そうなんだ。いつもここで本読んでるの?」
「はい。読み始めると、続きが気になってしまうので、みなさんがお昼を食べに行っている間に読んでます」
「そっかぁ。そういう方法もあるんだね」
おにぎりを頬張りながら、なるほどねぇ。と呟き
「俺も真似しようかな」
と笑みを見せる。
「真似、ですか?」
訳が分からず、ぽかんとすると
「そう。俺ね、買っただけで読んでない本が結構あるの。けど、読む時間がなかなか取れなくて。いつもは昼飯をどっかで食べて来るだけで昼休憩終わっちゃうけど、昼飯を持参すれば、読む時間が取れるんだよね。絶対に邪魔はしないから、明日から昼休憩に本読んでいい?」
楽しそうに理由を教えてくれる。
「もちろんです」
笑顔で答えれば
「やった。何から読もうかな」
と、ワクワクとした様子を見せる。
「本、好きなんですか?」
「うん、いろんなジャンルの本読むよ…そうだ。許可してくれたお礼に、俺が一番好きな本、貸すね」
「え?」
「俺の周りに本好きがいないから、何か嬉しい」
にこっと笑われ、言葉を失う。
「あ、ごめん。こんなに喋ってたら読む時間無くなっちゃうね。静かにしてるから、続き読んで」
そう言うと、スマホを取り出し見始める。
本がきっかけで始まりそうなストーリー。今読んでいる本のように、ストーリーが続くといいなぁ。と思いながら本に目を落としたのだった。

6/16/2023, 9:05:55 AM

栞ちゃんは本の虫
生息地は図書室

図書室の本たちは
ほとんど栞ちゃんに食べられている
佳奈ちゃんのお友だちは
栞センパイがまだ食べていない本を見つけるのが趣味なんだそうだ

わたしはそんなこと初めから諦めてるから
わたしが見繕った本は
みごとに栞ちゃんの食べのこしばかり

栞ちゃんの好きな本ってなに
本かじりのほんの合間にたずねてみる
えーっとねえ
ニコニコ笑って首を傾げる
えーっとねえ
ニコニコ笑って虚空を見つめる
えーっとねえ

答えなんて別に期待してない
この人受験はどうするんだろう

栞ちゃんは本の虫
生息地は図書室

6/16/2023, 8:56:41 AM

『好きな本』

駅構内の小さな本屋に、導かれるようにふらりと立ち寄る。
 平積みにされた色とりどりの表紙を目で追いながら、私の脳裏には遠い記憶が蘇っていた。
 
『――この本が好きなんだよね』
 そんな言葉と共に、あの人の細く長い指が文庫本の表紙を撫でていた、たったそれだけの情景。
 漫画の活字すらろくに読まなかった当時の自分には、タイトルすら覚えていられなかった、難しげな本。
 
 今でもその藍色の表紙を、本屋の店先で探してしまうのだ。
 そうして私は藍色に染まった本棚に、今日もまた一冊、蔵書を増やした。

6/16/2023, 8:52:21 AM

【好きな本】

『せーんぱい!』

またか、と思いながら振り返ると
案の定そこには1人の後輩の姿があった。

『…なに』

我ながらそっけないなとは思う
それでもこの後輩は何故か私を慕ってくれるのだ

『この前の読み終わりましたよ。今日はなに読んでるんですか?』

そう言う彼の手には私が先週貸した2冊の小説がある。
彼は時折図書室に現れて私から本を借りていく
お互い名前どころかクラスも部活も知らない。
私たちの不思議な関係はもう半年も続いている

『あなた、たまには自分で選んだらどう?』

こうしてちょっと突き放してみるのも何度目だろうか。

『そうですね』
『…え?』

一瞬息が止まった。
いつもは笑って流す彼に
肯定的な言葉を返されたのは初めてだった

『なんでそんな顔してるんですか笑』
『なに。変な顔をしてるつもりはないんだけど。』

自分でもよく分からない動揺を見透かされたようで柄にもなく焦ってしまう

『僕は先輩が僕のために選んでくれる本が好きなんです。先輩の好きな本が僕の好きな本。』
『ん、そっか。』

どうしてか鼓動が早くなる。
気がついたら、言うつもりの無かった言葉が飛び出ていた

『じゃあ一緒に本屋にでも行く?』

しまった、と思った時にはもう遅く
彼は嬉しそうに頷いていた。

『行きます!絶対に!』
『そう。今度の日曜日は空いてる?』
『空いてます空けます』

名前も知らない彼と出かける予定をたてていることがなんだかおかしくて笑ってしまう

『せんぱい』

顔を上げると彼がいたずらっ子のような笑みを浮かべていた

『日曜、好きな本を見つけましょうね。』
『…?うん』
『先輩と僕、2人の好きな本。』

6/16/2023, 8:39:51 AM

「せいち、好きな本とかある」

ひのきがきいた。

ぼくは、咄嗟のことで、「ああ、いや」
と吃ってしまった。

「俺は、川上眉山や牧野信一を読んでいるんだ」とひのきが言った。

この話は、清掃後のホームルームの時間になったため、ここで終わってしまった。

それから、彼は、突然、学校に来なくなった。

僕は、彼と親しいわけではないが、
中学校の3年感、唯一、同じクラスだったこともあり、なんとなく、気になっていた。

そのわけは、朝夕に涼しさが感じられる
11月の合唱コンクールの後に分かった。

かれは、死んだのだった。

家族では、ぼくが5歳のころ、おばあちゃんが死んだことは記憶されていたが、小さかったこともあって、何か大きな感覚は残っていなかった。

先生が教室の教壇上でなにか話していたが、
ぼくは、かすかな眩暈と耳鳴りだけを感じていた。意外にも、涙出なかった。
しかし、言葉もない。

後に、分かったことだが、
ひのきは不治の病にかかっていたそうで
また、噂では、自宅で療養中、タバコを吸ったことで体調を悪化させたとのことだった。

あれから、25年経った今、
中学3年生の細身で影がある虚ろな表情で話しかけたかれの顔が思い浮かぶ。

もし、生きていれば、その時は何度とも思わなかったが、彫りの深い顔立ちと冷たい眼差しを持つ彼のことだから、女子にもモテて、少なくとも彼女、恋人にこと欠かないそんな人生を送れていたんじゃないかと‥

そんな勝手なのとを思いながら、

独身、パート介護職員となった僕は
芥川の読みかけの小説を閉じ、コーヒーに砂糖とラッコー乳剤を入れた。

6/16/2023, 8:39:14 AM

いつも、図書館で友達と楽しそうに話しながら君が
勉強するのを眺めていた。
だって、君は周りからは人気で話しかける勇気は私には
ない。だからただ見ているだけで良かったんだ。
いつものように好きなシリーズの続編を手に取ろうと
したら手が誰かと触れて慌てて謝ろうと隣を向く。
───そこには憧れの君がいた。顔が真っ赤になるのが
分かる。彼が私に笑いかけて言う。
「この本、面白いよな。君も好きなの?」
「う、うん! ストーリーは王道の恋愛物だけど登場人物たちのキャラがものすごくいいの。」
「ああ、分かる分かる。特に主人公はどんなことにも熱心に向き合ってて好感がもてるよな。」
「そう、そう! まるで──」
まるで君みたいな人。そう言いかけて自分がどれだけ
恥ずかしいことを言おうとしているんだと気付き飲み込んで話題を逸らす。
「でも意外だね。あんまりこういう恋愛系は読まないって思ってた。」
「お、俺だって読んでみたいなってたまには思う時もあるよ。」
何故か目を泳がせて早口になりながら彼は言った。
「なあ、よかったらさこれからも君の好きな本があったらさ教えてくれないか?」
「え? いいけどどうして。」
「いや、俺ももっと本を読んでいきたいなって思って。だから君のおすすめを参考にしたいんだ。
よかったら俺のおすすめも教えるから。」
「それなら全然いいよ。じゃあこれから読書仲間としてよろしくね。」
「ああ、よろしく。」
嬉しい。例え好きな本を語り合う友人であったとしても。これから始まる楽しい日々に胸が踊った。

『好きな本』

6/16/2023, 8:26:24 AM

擦れた角 褪せた表紙絵 曲がった背
私と共に 歳取ったものね

お題:好きな本

6/16/2023, 8:13:02 AM

【好きな本】

好きな本を買いに本屋に行ったはずなのに、

その本よりも好きな本を見つけてしまい、

どっちの本を買うのか大いに迷った挙句、

結局その日はどっちも買わずに本屋を出て、
 
コンビニでスイーツ買ってる自分がいる。

何でだろう?

6/16/2023, 8:01:36 AM

「雨」



雨の音に目覚める日曜の朝
気落ちしながらあくびをして窓から外を眺める
うつむき加減で傘をさす人達はどこか悲しそうに歩いてた
一杯のコーヒーを飲み干して傘を持ち扉を開けて
忘れていた幼心を思い出して街を歩く
小さな草花に落ちる雨音と濡れたアスファルトの匂い
誰も居ない公園はどこか寂しい空気を漂わせて
時間が止まったように見えた
泥に塗れた水たまりと濡れた遊具
子供たちの面影も悲しみも洗い流すように振り続ける雨
世界の片隅に立っているように傘を閉じて雨空を見上げた
今なら泣いても分からないかな
涙も声も消してしまう雨に救われた心
大人になっても変わらない気持ちを抱きしめて
いつの間にか忘れていた無邪気さを思い出す
ずっと遠い日の記憶を時間が奪っても
また見つけに行くから大丈夫
明日を怖れずに歩いて行こう


ずっと、こんな日を探してた
取り戻せない過去があったとしても
変わらないこの気持ちが知っている
何も考えずに笑えてた日のことを
忙しない日々に奪われた幼心も
小さな出来事が救ってくれる
それぞれの小さな出来事が、、きっと

6/16/2023, 7:30:37 AM

好きな本

本ってなんか文字ばっかりみたいな
そんなイメージ
でも、絵本とか
それもれっきとした本だと思うな
短い文と
鮮やかな絵で
彼らの表現したい世界が一目でわかる。
だから私は絵本が好き

6/16/2023, 7:23:29 AM

―好きな本―

小学生の頃。
今思い返すに、あれは私の
初恋だったのかもしれない。

私が気になった相手は、幼なじみの男の子。
運動神経が良くて、せっかちだけど、頭は切れて…
かっこよくて面白くて、いつも全力で情熱的で。
ちょっとツンデレなところもあるけれど、
根は優しいのが所々に滲み出ている。
とにかく、なんでも出来るような男の子だった。

その子と、席替えで同じ班になった。
顔には出さなかったものの、喜びのあまり
軽く飛び跳ねてしまいそうになって困った。

席替えして間もなく、“好きな本を紹介する”授業
があった。国語の授業だった。
私は本が大好きだった。いつも肌身離さず本を
持っているとか、一日に何冊もの本を読むとか、
そういうわけではないけれど、その本にしかない
ような不思議なことを、文字伝いに体験する。
その感覚が堪らなく好きだった。

勿論、紹介できる本は1冊だけ。
私はどの本を紹介しようか悩んだ。
散々迷った挙句、最近読んだ中で1番温かかった、
«十年屋»という児童書を紹介することにした。
忘れたくても忘れられない大切なものを思い出と
一緒に魔法で預かるという商売をする魔法使いの
話だ。ほっこり温かくなるような、
少し感動するような、そんな本が趣味の私には、
ぴったりな本だった。それに、魔法使いや、
異世界といったファンタジーの世界は、私の好みだ。
加えて、«十年屋»は少し人気のある本なので、興味を
唆られる人も多いだろうという計算もあった。

いよいよスピーチの時間になった。
私は、語彙を一生懸命繋いで、
«十年屋»の魅力が伝わるように、語った。
なんとか、大きな失敗もなくスピーチを終え、
質問タイムが終わると、早速、彼のスピーチが
始まった。彼が“好きな本”と称して紹介したのは
«人狼サバイバル»という児童書だった。
彼曰く、伯爵と名乗る正体不明の男の仕掛ける
命懸けの人狼ゲームに、お互いを疑い、
騙し合いながら挑んでいく中学生の男女の話。
一言で言えば、デスゲームだそうだ。
“デスゲーム”そのジャンルを知ったのは、その
彼のスピーチ。そもそも存在を知らなかったので、
勿論読んだこともなかった。

デスゲームという響きや、サバイバル、命懸けと
いうワードから、感動系の話とは全く違う本だと
いうことはわかった。ただ、«人狼サバイバル»の
良さを溢れんばかりの熱意だけで伝えようとする
彼の姿に惹かれた。彼を知りたい。その思いで、
«人狼サバイバル»を電子書籍で読んだ。
ピンと人差し指を立てた手がスイスイと動いていく。
タブレットの画面を撫でる指が止まらなかった。
気づけばもう本を読み終わっていて。どんなに
すごい本を読んでも、こんなに集中することは
なかった。ドキドキ感に囚われていた時間は、
とても充実していたと感じ、私は一瞬にして、
デスゲームの虜になっていた。
でも、驚いたことがひとつあった。
その«人狼サバイバル»の主人公、赤村ハヤトの
“ハヤト”は、彼の名前と同じなのだ。そして、
赤村ハヤトの相棒として出てくるのは、
黒宮ウサギという女の子は、
ハヤトの幼馴染だった。

彼には、«人狼サバイバル»を読んだこと、また、
その感想を伝えた。すると彼は少し驚いたような
顔をした。読んでくれるとは思っていなかったと。
嬉しそうに喋ってくれた。本を通して得た感情を
また言葉にして分かち合う。その面白さを改めて
感じた。話が落ち着いてきたとき、彼の口から
驚きの言葉が出てきた。
「俺も読んでみたよ、その«十年屋»って本
他のはあまり刺さらなかったんだけど、
«十年屋»だけ、異様に惹かれちゃってさ。
面白かった!なんか雰囲気とかも好きだし、
何より執事猫のカラシが可愛い」
自分の奨めた本を、こんな風に言ってくれるのは
すごく気分が良かった。まるで自分自身が
褒められたような気分だった。その後は、彼と
本の話で盛り上がった。
私がデスゲームに夢中になったように、彼との
時間に夢中になった。彼はこう言った。
「夏休みの読書感想文、
«十年屋»で書くって決めた」
私は思わず笑ってしまった。«十年屋»は
連作短編だから、読感には不向きなはずなのに。
でもそれも、今となってはいい思い出だった。

こうして夏が過ぎた。彼は本気だったらしく、
本当に«十年屋»の読書感想文を書き上げ、
提出したらしい。
そのまま、秋も終わり、冬も終盤になった。
そんなある日、私は知った。
はやとが県外に引っ越すらしい、と。
彼から直接聞いたわけではなかった。友達の
噂話を通じて聞いた。私はそのまま、
何も言えぬまま、何かを渡すことも出来ぬまま、
中学生になった。彼は兵庫県にいた。

私たちに連絡手段はなかった。新しい住所も
知らない。電話番号も知らない。だから、
今も連絡を取れないままだ。
毎日毎日本当に忙しい。
本を手に取る暇すら無くなった。それなのに、
私は彼のことを忘れられなかった。しかも
まだ諦めきれずにいて、目の前の恋に1歩を
踏み出せずにいる。それならいっそ、いきなり
現れた正体不明の男が開く命懸けのゲームにでも
参加してみたい。そこで彼との再会を果たせたら。
そんなことが出来なくても、彼との思い出を
全部、魔法で預かって貰いたい。潔く、思い出全て
忘れてしまえたら。

本を手に取る暇すら無くなった。というのは、
嘘だったかもしれない。だって私は、今も
«人狼サバイバル»の愛読者。新刊が出ると、
発売日に、書店まで本を買いに走っている。

この話は、魔法使いのいる世界線でも、
命懸けのゲームのある世界線でもない、
私のノンフィクションだ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

~紹介させて頂いた本~

«十年屋»シリーズ(静山社) 廣嶋玲子 作
             佐竹美保 絵
«人狼サバイバル»シリーズ(講談社 青い鳥文庫)
             甘雪こおり 作
             himesuzu 絵

6/16/2023, 6:48:42 AM

[閑話休題]好きな本

・三島由紀夫『春の雪』(豊饒の海 第一巻)
  同上  『金閣寺』
  同上  『午後の曳航』
  同上  「鹿鳴館」(『鹿鳴館』より)
  同上  「斑女」(『近代能楽集』より)
・太宰治『人間失格』
・宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
・シェイクスピア『十二夜』
  同上    『オセロー』
  同上    『リア王』
  同上    『リチャード三世』
・ワイルド『幸福の王子』
     『サロメ』
・ソポクレス『オイディプス王』
・森鴎外『高瀬舟』

6/16/2023, 6:48:21 AM

好きな本は何回読んでも飽きない!

えっ?飽きないよね?(圧)

まぁ、いいけどね!

僕の好きな本はね〜((誰も聞いとらん

君膵かなぁ!

これ、めんどくて省略したけど分かる人いる?

わかったら、すごいよ!((誰でもわかるわ!

僕ね〜、最後の咲良が色々と喋ってんのが好きなんよ!

分かる人います!?分かって下さい...

理由?

綺麗だから((は?

うんうん、きれいだよねぇ!((なにこいつ...

誰かこの本好きな人いない〜?

一人はいるよね?

いなかったら、泣くよ?((勝手に泣いとけw

うん、バイバイ!((急だな

# 34

6/16/2023, 6:35:22 AM

あの子は本が大好きだ
本屋で何時間もキラキラした目を棚に向けて実った果実を収穫するように手を伸ばす
ワクワクした顔をしたり難しそうな顔をしてたり見てるだけで笑えてくる
何時間もしゃがんで、立って、歩いて、背伸びして、帰る頃には足を引き攣らせて疲れた顔をして歩いている
なんか心配で「おんぶしようか?」「荷物持とうか?」とか言っても無理して頑張るの可愛くて、でも心配で
そんな君を見ていられたらどれほど幸せだったか

6/16/2023, 6:11:18 AM

好きな本は暗い文章で書かれてる。
 その本を教えてくれたのは先生だった。
 先生は夏目漱石が好きで教えてくれた。
 子供の自分に教えるから明るい本だと思った。
 先生は明るい人間だ。
 だからその本を教えてくれたのは意外だった。

6/16/2023, 6:00:15 AM

恋愛 推理 歴史 SF ホラー ファンタジー
たくさんたくさん分類されるよね?

でも、どれも好きとは言えないな

”好き”ってジャンル分けされないから

ジャンルの垣根を簡単に越えちゃうから




#好きな本

6/16/2023, 5:21:40 AM

「意外と、何書くか、迷っちまうお題よな」
某所在住物書きは己の部屋の本棚を見つめて、一冊取ってはチラ見し、戻しを繰り返していた。
「『誰の』好きな本か。好きな『何の』本か。好きな本『をどうするか』。なんなら好きな本『を書いたひと』のハナシも書けるし、好きな『電子書籍の』本『がサ終で読めなくなった』ってのもあり得る」
毎度毎度恒例、アイディアは出てくるけど書けねぇのよな。俺の場合。物書きは本を棚に戻し、今日も今日とてほぼお約束的に、ため息をつく。

――――――

職場の先輩の部屋は、ともかく家具が少ない。
テレビと冷蔵庫は小さめ。炊飯器無し。ソファー無しにクッション無し。
去年の4月1日の午前中に先輩自身が言った、「昔ひとりで夜逃げしたことがあり、前の住所からデカいトランクひとつで区を越えてきた」って話が、
まるで事実のように、今もやろうと思えば部屋の引き払いがすぐ実行可能なくらいに、
先輩の部屋は、生活感が少ない。

「毒味してみるか?」
「どくみ?何?」
「オートミールクッキー。チョコとあずきホイップ」

その中で唯一先輩の部屋を「先輩の部屋」にしてるのが、特に好きなものだけ並べて残りの多数はロッカールームに預けてるっていう、大きな本棚と、そこに並んでるたくさんの本だ。
漫画も小説も、エッセーも無い。美術系も観光系も無い。ただ難しそうな、すごく難しそうな本が、ジャンルごとに左上から右下に向けて並んでて、
その、先輩の好きな本だらけの難しい部屋の中に、
最近、2冊3冊程度だけど、低糖質スイーツの料理本が入ってきた。
今まで無かった小さいオーブンレンジと一緒に。

「深い意味は無い」
今日の東京は最高30℃。雪国の田舎出身だっていう先輩は、早々にテレワーク申請出して、自分のアパートで、丁度良い冷房具合に少し温かめのお茶を淹れて、テキパキ仕事してる。
「本を見つけて、分かりやすかったから気に入って、買ったから実際に作ってみた。それだけだ」
その先輩のテレワークに便乗して、先輩の涼しい部屋とおいしいランチと仕事中のお茶を分けてもらって、一緒に仕事をするのが、コロナ禍の私のトレンドだ。
「本が好きなだけ。お前も知っているだろう」

「パッと見、オートミールってカンジしないね」
「徹底的に粉にしたからな」
「徹底的?」
「すり鉢製粉。ストレス解消。『自分の仕事くらい自分でやれゴマスリ上司』。誰とは明示しない」
「把握」
「なかなかスッキリするぞ。無心にもなれる」

少し形のいびつな、それでも丁寧に焼いてくれたんだろうクッキーを、ひとつつまんで、口に放る。
「……ちょこっと、焼き餅……風味?」
サクサクっていうより、ホロホロの食感で、低糖質推しの先輩が作ったらしく、甘さが控えめだ。
「災難だったな。今日私の部屋に来たせいで、美味くもないクッキーモドキの毒味をさせられて」
「好きだよ」
「なに、」
「好き。焼いてくれたのも、嬉しいし」

媚びても世辞を言っても、何も出せないぞ。
目が泳いで、照れてそうな少し嬉しそうな、でもそれを必死に隠してる平静顔の先輩。
それこそ照れ隠しに、あずきホイップのクッキーつまもうとして、ドジッ子的にホイップクリームに中指突っ込んじゃってるのを、
私はニヨニヨしながら、ジト見してた。

6/16/2023, 5:09:10 AM

あるところに小さな町がありました。その町はまだ人口が少なく、町で利用できる施設も少ない状況でした。もっとみんなが楽しく過ごせるようにするにはどうすればいいだろうかと、若き町長は悩みます。

 ある日、町長は考えました。自分は読書をすることが好きだ。町民の中にも確か読書をするのが好きだった者がいたはずだから、みんなで好きな本を持ち寄ってみたらどうだろう。

 そうして町中の本好きが集まり、自分の好きな本を互いに紹介しあいます。
 するとどうでしょう。今まで読書は一人で楽しむものと思っていた町民達は、自分の知らない面白そうな本がまだまだたくさんあることを知り、互いの好きな本を互いに貸し借りしあうようになったのです。

 この日以来、町には読書を趣味にする人が増えました。この町のシンボルともいえる大きくて立派な図書館は、その日の出来事をきっかけにして造られたのだと、後に年老いた元町長は誇らしげに語りました。



【好きな本】

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