『天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題:天気の話なんかどうだっていいんだ。僕が話したいことは、
君の声が好きだ。
冷静で凛とした声が好きだ。
自信に溢れたその声が好きだ。
天気のことくらいしか話せないけど
ほんとはもっといろんな話がしたい。
話したいことがいっぱいあるんだ。
そんな叶わぬ思いを抱えながら今日も僕は君の声に耳を傾けた。
タイトル
117ではなく177
突然の夕立。
雨宿りに軒下へ入ると先客がいた。
赤いレインコート、フードは深く被ったまま。
鼻歌が聞こえる。
なんだか心地よくて目を閉じた。
―――雨の音が止む。
目を開けると隣の赤がひらりと舞った。
「あ、虹だ。」
美しい声が響く。
彼女は微笑んで僕を見ていた。
僕は思わず声を掛けた。
「あの、さっきの歌って…」
「今日は、月が綺麗にみえんすね」
「…あぁ、そうだな。今日は本当に良い天気だ」
彼女の方を向かずに答える。
「どうしんした?今夜はやけに静かでありんすね」
心配そうに彼女は言う。
「いや、なんでもないさ」
なるべく明るく言ったつもりだったが、彼女は気付いた。
「何を隠してるんでありんすか」
ジッと綺麗な焦げ茶の目で見られる。
俺はその目に見られると、隠し事が出来なくなってしまう。だが、今回は。今回はだけは隠させてもらう。
「君が、身請けされると聞いて、ね。祝ってやろうと思ったんだ」
「そうでありんしたか。ありがとうござりんす」
「相手は誰だい?君みたいな華を身請け出来る男なんだ。さぞ位の高いお方だろう?」
「そうでありんすねぇ、優しい人でありんすよ。本当に。あちきのような者にも優しゅう接されて…」
そういう彼女の目はどこか寂しそうだった。
「どうした?急にそんな顔して」
「…実はあちき、ずっとお慕いしている人がいるんでありんす」
急な話に驚く。
「へぇ、知らなかったよ。なんだ、もしかして其奴と一緒になれないからあんな顔したのかい?」
「えぇ、そうでありんす」
「…そいつはどんな奴だ。会えなくなってしまう前に俺が会わせてやろう。」
「いいえ、大丈夫でありんす。もう、会えんしたから」
次の日、彼女は偉そうな、実際に偉い男と共に遊郭を後にした。
自分用←(ここ重要)解説擬き(元の話の予定など)
廓言葉つかってた人は、身請けされる前の日に会ってた男が好きで、その男も女のことが好き。両肩想い状態?知らん。
予定では足抜けさせるはずだったが、オチが思いつきんせん!状態に…オーノー。このオチは気合でゴリ押せー!なもの。
【天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは】
「今、空がきれいですよ」
そう言って君は僕を案内するように両手を広げる
空の話も素敵だけど 僕は今、というかそろそろ
君に告白がしたい
何気なく外を見た。
嫌になる程晴れていた。
「今日は晴れてるね」なんて、本当に伝えたい事を隠すかのように言う。
いつになったら伝えられるのだろうか。
そう思いながら、心の中の雨が晴れる日を待ち続けている。
【天気の話なんてどうだっていいんだ。
僕が話したいことは、】
明日、晴れるかな?
そう考えたが、天気の話なんてどうでもいい。
僕が話したいことは、
今日よりも明日がいい日になれば、と言う事。
人生山あり谷ありとは言うけれど、
ほんの少しでいいから、いい事があります様に。
「今日は天気がいいね。お散歩日和だ。」
『そうだね。とても暖かい。』
車椅子に乗っている君。
それを押している僕。
治る確率がとても低い病気の中、
君は余命宣告をされた。残り1ヶ月。
そんな君は、悲しんだり、泣いたりせず、
ただ『最後まで光に包まれていたい。』
そう願った。
僕はそんな君を放っておけなかった。
だから今日も、暖かい光の中で散歩している。
本当はこんな天気の話をしたい訳じゃない。
僕が本当に言いたいのは、
「助かるように祈ろうよ」と、
「低い確率でも信じようよ」と、
ただそう言いたいだけなんだ。
そんな簡単なことが言えないのは、
きっと君が『光に包まれていたい』と願った時から、
もう君の中に光がないことがわかってしまったからかもしれない。
もし『助かる』と言う光を見せて、
助からなかったら僕は君を殺したも同然だ。
そんな君に恨まれるようなことを、裏切るようなことをしたくないから。
【天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、】
天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、違う話。
「天気じゃなくて、違う話もたまにはしようよ。例えば明日のこととか。」
久しぶりの遊びの予定だった。日時は決まっているくせして場所のことなんてお互い何も言っちゃいなかった。それに、前々から、行きたい場所があるなんて聞いていたからちょうどいいんじゃないかって思った。
「あー、場所? それなら、行きたいところがあるんだけどさ。」
「そう、場所。行きたいところ聞かせてよ。」
明日は早めの夏祭りだからそこに行きたいとでもいうんだと思っていた。天気がいいから祭りは絶対にやるだろうし。
「水族館行きたいんだよね。ほら、俺って明日誕生日じゃん?」
誕生日、忘れていたわけじゃない。むしろ、遊びの予定を立てる時もそれを理由に立てていたはずだった。けれど、こいつが小さい頃の誕生日に親の急な用事で水族館に行けなくて心残りが残っていたことは知っていた。だから、誕生日の日に行く水族館は嫌だと思っていたのに。
「水族館に行った後に祭り行こうぜ。祭りって、明日だろ?」
「確か明日だけど。なんて欲張りセット。」
言っていて笑えて来てしまった。僕の笑いにつられてこいつも笑う。水族館に行けなかったことを話したときも、今も。変わらない笑顔で笑うんだ。だから、僕が天気よりしたい話は違うこと。どうだっていい。
「いいよ、僕の明日は全部お前に預けてあげる。」
「月が綺麗ですね」
実に有名な構文だ。
まぁ、残念ながら君には伝わらないのだけど。
「星が綺麗ですね」
月が綺麗なのが伝わらない君に分かるわけがない。ついでに君は本当に知らないんだ、この言葉に込めた意味も、想いも。
「雨、止みませんね」
君は雨が降っていようといまいと外へ飛び出していくから、情緒もへったくれもないんだよ。
「雨音が響いていますね」
第一にそんなことを君に対して言うつもりは毛ほどもない。だけど、いつか僕がこの感情に整理をつけた日には言ってしまうのかもしれないね。
「夕日が綺麗ですね」
そう言うと、きっと君は夕日に見とれてしまうから言いたくない。
「明日は晴れますか?」
能天気な君のことだ、天気予報を見なくても絶対に晴れる!!って宣言するだろう。……天気予報を見なくてもわかる、晴れるわけがない。
「今日は少し肌寒いですね」
じゃあ体温を分けたげよう、なんて言いながら君は手を差し出してくる。意味が通じてないはずなのにほしいものをくれるのは嬉しい。けど、それはそれで癪に障る。
「暖かいですね」
まるで君みたいだ。なんてキザったらしい言葉は飲み込んだ。
「寒いですね」
本当に寒いと君は何も言わなくなるし、動きもうるさくない。縮こまっている様子が可愛いから、何度でも言いたい。寒いですねって。
「今日はとても幸せです」
そう、本当は天気の話も気温の話も別にしたい訳じゃない。ただ、きっかけがほしいだけだ。
だって本当に、幸せだから。
〜天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、〜
晴れだろうと雨だろうと関係ない。
あなたに会えるなら、どんな天気でもいい。
ゲームの話ばっかりね、もううんざりよ。私が話したいこと話していい?
《天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいのは…》
出来ないと思い込んでいることは自分に失礼ってことだよ
天気の話なんて
相手との気まずい時間を減らすための話題
それ以外になかなか使うことない
ほんとにどうでもいい相手なら
天気なんてどうでもいいから天気の話する
でもどうでも良くない相手でも
天気以外に聞きたいこと山ほどあるのに
でもやっぱり天気の話をしてしまう
私が話したいのはそんなどうでもいいことじゃないんだ
ただ、上手く言えないんだよ
貴方のこと、気になってるのに、笑っちゃうよね。
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『天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、』
そんな前置きなんて必要のないほど簡単なことなんだ。
閑話休題なんて小難しい言葉も必要無いよ。
誰がどう思おうが僕の話したいことは一貫していて、それをどれだけ捏ねくりまわしたところで僕の伝えたいことは変わらない。
それはもちろん天気の話を前置きにした程度では変えられない真実ではあるけれども、僕は単刀直入にこの話を伝えたいんだ。
……いや、伝えないといけないんだ。
それが何かしらの妥協によって曖昧な言葉にすり替えられてはいけない。
本来ならそんな事が起こるはずもない、それほどまでに僕が話したいことは簡潔なものなんだ。
……だけどどうだろう?
それを相手に伝える勇気が足りない。
話す直前で怖気付いてしまった。
伝えるタイミングを見失ってしまった。
理由は様々あるだろうけど、そうして会話に行き詰まってしまった僕達は、その焦りからか少しでも汎用性の高い話題を探し始めてしまう。
代表的なものでいえば今日の天気の話が挙げられるだろう。
だけど多くの場面でそれは本来伝えたかったこととは全く関係が無いもので、そんなもののせいで真実にノイズが混じってしまうことが僕は馬鹿らしく思えてならないんだ。
" 天気の話なんてどうだっていいんだ。"
僕が話したいことは……つまりそういうこと。
きみは言う
明日は晴れないかな?
僕は思う
きみは明日 笑ってくれるかな?
きみの心が読めたら良い
天気予報を見て思う事。
いつもすました顔のきみは言う
「あなたの顔はコロコロ変わる天気のよう」
本当は きみを笑わせたい 願う僕を振り回す
きみの方がずっと天気みたいじゃないか
予想不可能なんだから
でも、そんな話はどうだっていいんだ。
僕が言いたい事
聞いてほしい
「いつも笑わない きみが笑う時が 僕にとって」
「晴れの日なんだ」
さぁ 今日は何処へ
きみを笑わせに行こうか?
『天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、』
その日の放課後は、大粒の雨が降っていた。
学校から、やっとの思いで辿り着いたバス停の屋根の下にいたのは、僕の幼馴染だった。
そいつは、頭の先からつま先までびしょ濡れで、ベンチに一人座っていた。
「お前、どうしたんだよ」
幼馴染は僕の声に弾かれたように顔を上げる。
それから、小さなため息と一緒に呟いた。
「あぁ、キミか」
濡れてペチャンコになった幼馴染の前髪が揺れて、ぼたりと大きな雫がこぼれた。
「私、傘忘れちゃってさ。まいったね。酷い雨だな」
僕が何も言えないでいるうちに、幼馴染は「明日も雨なのかなぁ、梅雨だしね」なんて言いながら、真っ赤に腫れた目で力無く微笑んだ。
ツッコミどころは山ほどあった。
今日は朝からずっと雨だっただろ、とか。
雨に濡れただけで、目が赤く腫れるわけないだろ、とか。
でも、天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、お前が話していない話題なんだから。
しかし、僕らは幼馴染だ。お前が頑固で強がりなことは、長年の付き合いでわかってる。
だから、お前が話さないと決めたことを、僕が覆すことはできないだろう。
でも、僕だって決めてることがある。
僕はお前を一人ぼっちなんかにさせない。
これは、お前だって覆せないだろ。
だから、僕は何も言わずに、びしょ濡れの幼馴染の隣に座った。
とはいえ、僕には沈黙が重すぎた。
僕の口からポロリと出てしまったのは、どうでもよかったはずの話題。
「早く晴れるといいな」
幼馴染が頷いたのだろう。
僕の隣で雫が流れて小さく輝いた。
夏の宵、カルコパイライトのような夜空と満月はとても幻想的でした。
太陽が眠っているので暑さは和らぎ、潮風はひんやりとして心地よいものでした。
灯台守として私はここにいます。
このような天気の日に私は愛しい人と会うことができるのです。
海神の使いの人魚は、月光に照らされた鱗で海の中に小さな天の川をつくるのでした。
私が手を振れば愛しい人は微笑んでくれるのです。
それだけで私の心は浮き立ちます。
取り留めの無い話をして一緒に空を見上げるのです。
月が綺麗ですねと私は言いましたが、それは潮騒に消えていくのでした。
#天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、
まず、会話の始まりは挨拶から。
初めまして、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
親しみのこもった爽やかな笑顔を添えてそう告げた後、ごく自然な流れで天気の話へと移行する。
今日はいいお天気ですね、昼から暑くなるそうですよ、昨日の夕方に突然降り出した雨にはさすがに参りました、など。そんなふうに続けておけば、大抵の相手ならすぐに和やかな様子で話題に乗ってくれる。僕は今までこのやり方で様々な人との仲を培ってきた。より良い仕事はより良い人脈作りから。
つまり会話のきっかけを掴むのに、誰に対しても無難な天気の話は、とても便利なトピックなのである。
・・・・・・と、今までの僕はそう思っていた。
だが、しかし。
時に例外というものは存在する。
「お前は無能か、有能か、俺が知りたいのはその一点のみだ!」
ソファーの上でふんぞり返るその男は、僕とは今日が初対面であるにも関わらず、不躾にもこちらに向かって思いっきり指をさしてきた。
「社交辞令の挨拶も、相手との距離をはかるための無難な会話も、俺には不要だ。そんなものは時間の無駄に他ならない」
高らかにそう宣言した男は、長い足を優雅に組む。テーブルを挟んだ向かいのソファーに座る僕を、まるで値踏みするような視線で眺め遣った。
なるほど。稚拙な繕いなど最初から求めていないということか。ならばこちらも回りくどいことはやめて、本音で話し始めるとしよう。
だって、僕も本当は──。
【天気の話なんてどうだっていいんだ。僕が話したいことは、】
──ただ、ひとつ。
「僕は有能ですよ。僕と一緒に仕事をしたいなら気を付けてください。下手なことをすれば、あなたがいま座っているその椅子が、次に僕が座る椅子になるかもしれませんからね」
澱みのない僕の答えに、向かいに座る男が些か面を食らったように目を丸くする。しかし次の瞬間には、何とも楽しげな不敵な笑みを、その口元に湛えていた。
私の好きな人はね
「今私が思ってる事を書いたからぐちゃぐちゃかもしれん」
人一倍頑張り屋さんで
人一倍負けず嫌いで
人一倍責任感が強くって
人一倍仲間思いで
人一倍リスナー思いで
自分の事なんてあと回しで
時々心配になるぐらい頑張って
でも心配されるのは嫌いで
仕事頑張ってるのちゃんと伝わってるよ
ねぇ少しぐらい私たちの事信じて...
確かに配信ない日は寂しいよ...
でも休むって事も覚えて欲しい...
好きだから心配になるし心配させて...
ねぇ知ってる?
私たちは、あなたにどれだけ調教されてるか
もぉあなたがいないとダメなんだよ
あなたから離れるって選択肢ないんだよ
私たちはあなたが思ってるより
あなた色に染まってるんだよ
みんなあなたのことが大好きすぎて
どうしたらいいか分からないんだよ
あなたの甘えた声も、拗ねた声も、機嫌が悪い声も
調子がいい声も全部全部好きなんだよ
ねぇ知ってる?
イベントって言葉は私たちにとってわ魔法の言葉なの
やっと会える、やっと気持ちを直接伝えらるって
思ってるのにいざあなたを目の前したら頭の中が真っ白になるの 泣くのを我慢するのに必死なの...
これだけは伝えたいって思ってても やっぱり忘れちゃうのだから今度イベント行った時には伝えるね
私はこの先 誰が何を言うをとあなたはの1番の味方でいるよ!
天気の話なんてどうだっていいんだ。
僕が話したいことは、
昨日偶然、見かけた君が
物凄く
寂しそうに空を見あげていたから
その、理由が知りたくて
何故だか無性に気になって…。
同じ時間のバス停でしか
接点のない僕ら
なんとなくの会話をするように
なったのは、遅刻しかけて
家を飛び出した僕の
口に歯磨き粉の残りが付いていたからだった。
彼女は、鞄から手鏡とティッシュを
出してくれたが
それと、一緒に沢山の小さなお菓子まで
ポロポロと落として、顔を真っ赤にした彼女
が、慌てて拾うのを手伝いながら
2人でクスクスと笑った。
一年が経ち、転勤が決まった。
いつものなんとなくの会話で転勤の
話しをした。彼女は、寂しくなるなーと
鞄から小さなお菓子を取り出して
お餞別!っと、頬を染め…あの日みたいに
クスクスと笑っていた。
『雨は、大丈夫そうですよ』
スマホを眺めていた、彼女は僕の
方に顔を向けた。
『あ、ありがとう。ところでさ…』
-連絡先、交換しませんか?-
これが、これから始まっていく
僕らの物語の始まりだ。
涙の理由も、僕らが連絡をとり始めてから
久々に会う話も…まだ、少しだけ先の話し。