君と最後に会った日』の作文集

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君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/26/2024, 4:16:50 PM

高校の隣の席の君。
 ちょいちょい話すうちに、君にうっすらと、恋心を抱いていた。

 その日は、少し雲の多い秋の頃。

 特に1日なにか大きなことがあるわけでもなく、休み時間に君と雑談をした。

 雑談の内容なんていつもはすぐに忘れてしまうが、その日の話は覚えている。内容が特別だった訳ではない。学校の間服かわいくない?、なんて他愛のない話をした。

 本当に、なんの変哲もない、ただの極々普通な1日だった。

 なのに私はその日のことを忘れられない。

 だって次の日、君の代わりに隣の席にいたのは、一輪の花で。

 先生がなにか言っていたけど何も入ってこなくて。

 あの日、君は事故で死んでしまった。

 だからあの日は、最後に君にあった日。

 だけど、最後の日がいつか、更新されるんじゃないか。あの日の会話を忘れられる日が来るんじゃないかなんて、ありえない妄想を、5年経った今でも、している。

6/26/2024, 4:14:43 PM

朧げな街の背に 走った帰り道
どうして こんなに焦っているのか
怖いくらいに 真っ赤な空の下
信号を渡る影 あれは君の形だった

何か言えば 違ってたのかな
多分そんな事も 無かったりして
置いていかれた 抜け殻が
君と居た証拠で そっと教えている

6/26/2024, 4:11:53 PM

君と最後に会った日が来るとして。
 最後の日のことは覚えていられるだろうか。
 最後にこういった会話をしたっきり。そんなエピソードは定番だ。
 どんな会話をしたのか、一言一句と言わずとも記憶していられる自信はない。
 覚えていなければ後悔もない。
 君は私にとって取るに足らない存在になってしまうかもしれない。君がいなくなることで、それが浮き彫りになってしまうのかもしれない。

6/26/2024, 4:11:32 PM

君と最後に会った日が
いつまでも
いつまでも
今日でありますようにと願う

できることなら
死がふたりを分かつまで
永遠に
永遠に

じゃあわたしが先に魂になったら
毎日君の前に化けて出よう

君は悪戯っぽく笑う

お化けは怖いなあ

でも、悪くないなあ

わたしだって
もしわたしが先だったら
同じようにするだろう

それは即ち

君と最後に会った日が
永遠に
永遠に
今日であるということだ

いつまでも
いつまでも
二人の日々が続きますように




________君と最後に会った日。

6/26/2024, 4:01:54 PM

君の居ない家。

君の居ない街。

君の居ない毎日。

君が隣に居ない、空虚な現在。

仕事も手につかない、机の上やらパソコンの中に溜まる一方だ。

最近は気付けば溜息ばかり吐いて、何だか一気に老け込んでしまったようで、更に気が滅入ってしまう。

窓の外の殺風景なビル群をぼんやりと見下ろして、本日何度目かの溜息を腹の底から出した。

君と最後に触れ合ったのは一週間前。

一週間。

たった一週間、君に会えないだけで、私は無能へと成り果てる。

テーマ「君と最後に会った日」

6/26/2024, 3:59:06 PM

【君と最後に会った日】

思ひきやおなじこの世にありながらまた帰り来ぬ別れせむとは (中世日記紀行集*九州の道の記より) 

めぐる世ぞ「ここにやあらずいづかた」かのちの世なりてもまた帰り来む (腰折れ返歌*^ω^★)

6/26/2024, 3:58:51 PM

「幸せになってね」

たくさんの愛のことばをくれたその唇が、
最後に、私を遠ざける為の言葉を紡ぐ。

声色は今までと同じ、ううん、ずっとずっと優しいのに。
その一言で突き付けられる。
君の想う未来に私はもういないのだと。

幸せに、なんて。
君の隣でそうありたかったのに?
君じゃなきゃ何の意味もないのに?
君がくれたものなのに、君が奪っていくの?

「…君もね」

うそ、
私がいない世界で、幸せになんてならないで、

6/26/2024, 3:57:26 PM

あの日はとても暑い日だった。

駅で友人と待ち合わせて会場へ。

緊張しながら待ち侘びた開演時間。

歌いっぱなしの2時間ほどはあっという間で
いつもの様に一礼してステージを捌けるあなたに盛大な拍手を送り
灯りが点いたら席で放心したのも良い思い出。

今年ももう少しであの日がやって来る。

あなたが此方にいない現実を見るのが辛い 。


#君に最後に会った日

6/26/2024, 3:41:40 PM

君と最後に会った日

僕と彼女は同棲していた
いずれは結婚を…と考え
指輪を用意してプロポーズを
彼女の誕生日にしようと考えていたのだが

彼女の様子が日に日におかしくなっていった
決定的だったのは
僕を見て「あなたは私のお兄さんですか?」と
聞いてきたことだった

病院へ連れていくと
若年性の痴呆だと言われた

僕は仕事を辞め、彼女の面倒をみることにした
でも長くは続かなかった
金銭的に厳しくなったのである

彼女の両親は彼女を引き取りたいと
申し出てきた
僕にも『娘のことは忘れてほしい』と
告げてきた

彼女は両親に引き取られ
僕は再就職したものの
彼女を忘れることが出来なかった

どうしても彼女に会いたい
例えそれが最後になろうとも

その思いだけで彼女に会いに行った
一年ぶりに会った彼女は痩せ細り
目も虚ろだった
彼女は、良く分からない話を繰り返していた

僕は話を遮るように
彼女に「渡したいものがあるんだ」
そう言って前に買った指輪を
左手の薬指にはめた

その途端
彼女の目から涙が溢れてきた
なぜ泣いているのか彼女自身
理解できていないだろう

僕は思わず抱きしめた

それから僕は再就職した会社を辞め
彼女の近くの会社に務めた
これからの日々の中で
彼女の記憶は薄れていくかも知れないけど
1日1日を大切にしていきたい

6/26/2024, 3:40:45 PM

君と最後にあった日?

そんな思い出に語れるような人は過去には居なくて

現在進行形*⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝*ワンダホォォォォイ

君と最後にがないよう
これからも一緒にいたい((*,,•ω(ω<,,*))ムギュムギュッ

6/26/2024, 3:32:41 PM

悲しそうに、淋しそうに、
そんな素振りを見せずに、あなたは
僕の前からいなくなった。

電話の受話器の向こうに、
あなたの、僕への気持ちが残っているのか
聞き出せなかった。

最後にあったとき、あなたと僕は
少しだけ抱きしめ合った。

まさか、あなたと会えなくなるなんて
そんなことを考えもせず、
僕は、突き放してしまった。

ぽっかり空いた穴は、本当にふさがらないって
あとで気づいた。最後にあなたに会った記憶は
ドアを閉めたあなたの背中だけ。

6/26/2024, 3:25:22 PM

最後に会った日に、彼女は「私のことはもう何も考えなくて大丈夫だから」と言った。
僕は頷いた。

僕の心は、もう彼女から離れてしまっているというのに、その言葉を聞いてから、むしろ彼女のことが頭から離れなくなった。

これはシロクマ効果と呼ばれる現象なのだろうか。

「君と最後に会った日」

6/26/2024, 3:23:38 PM

君、とは誰だろうか?君という言葉は大分仲が深い人に対してにしか使わないように思える。自分には実際に君と呼べる人間に出会ったことはない、が一つ実際には言ったこともないし、言えないが心のなかで君と呼んでも違和感のない人は一人いる。初恋の人がそれにあたりそうだ。
自分があの人に最後にあった日、それは間違いなく卒業式だろう。自分はとても臆病でその日になる二、三年前から好きでいたというのに最後まで自分の思いを伝えることは叶わなかった。いや、正直あのときの自分はあの人のことを神のように捉えていたというか、君と呼ぶには畏ろしいとも思っていたな。今はその初恋の相手と離れてから何年も経っており流石にあの頃の恋心は残ってはいない。そう考えると君と呼ぶには馴れ馴れしいような気もする。自分はあの人を君と呼べる時は思い返してみると一時もないのかもしれない。
あれほど自分の心が焼かれるようなほどの恋心を抱きその熱で焼印を押されたように一生離れることはないとも思えていたのにありきたりかもしれないが時間の残酷さをひしひしと感じる。
と言ってもあのときのあの人が今もいるとは考えにくいしずっと過去に囚われるよりかはマシかもしれない。
素晴らしい経験をさせてくれたあの人には感謝しているが自分はもう冷めている。焼き印とはならなかったが焼かれたことは事実。
ありがとう。

6/26/2024, 3:23:17 PM

君と最後に会った日

忘れられない忘れることのできない恋は

あの桜が散る 人影の中で終わった。

6/26/2024, 3:20:19 PM

【君と最後に会った日】

彼女と会うのはこれで最後だと、俺は視覚、聴覚、触覚、嗅覚、その全てで彼女を記憶に刻み付ける。
艶やかで癖の無い絹糸の様な美しい黒髪、不安そうに潤んで濡れた瞳、紅く柔らかい小さな唇、そこから紡がれる耳に心地好い声。少し力を込めたら壊れそうな儚げな身体、滑らかな肌。香水とも石鹸の類とも違う、肌や唇が重なり合った時にしか判らない彼女だけの仄かな甘い匂い。その全てが、今夜は愛おしく思える。
―――口にした事は無かったが、綺麗な女だと改めて思う。

それでも俺がこれから人生を掛けて立ち向かうべき運命に、この女は必要ない。巻き込む事は出来ない。
そもそも俺達は恋人同士じゃない、内に潜む孤独感を持ち寄り互いに慰め合っていただけなのだ。恋愛とは違う。
だから、まるで擬似恋愛みたいな俺のこの甘ったるい感傷も、彼女ごと全て切り捨てるべきなのに……
最後に一度だけ、今夜この一時だけでもいい、彼女の男になりたい。そう強く思ってしまった。

(嗚呼そうか、やっぱり俺……)

どれ程頭で“慰め合い”だ何だと心を否定し誤魔化そうとした所で、結局俺は端から彼女を愛していたのだと思い知る。
こんな別れの直前に、己の本当の気持ちを理解するなんて愚かにも程があるけどな。


********************

※彼女=2023/5/19 お題【突然の別れ】の『私』

6/26/2024, 3:20:05 PM

『君と最後に会った日』

自分が死ぬってわかってる時、

1番最後に会いたい人って誰かな?

その人が、自分にとって1番大切な人だよ。

大切な人が自分より先にいなくなったら悲しいよね。

辛いことしたくないなぁ、

6/26/2024, 3:16:56 PM

君と最後に会った日。

雨が降りそうで降らない、嫌な天気だった。

他愛もない会話をして
いつもみたいに笑い合って

お酒を二人で飲んで。

少しお酒が進んだ時
普段誰の悪口も言わない彼女から

上司の悪口がポロッとこぼれた。

私が何をやっても否定してくる
どれだけ頑張っても結果が出なきゃ褒めてくれない
ずっと叱ってくる、あれは人じゃない

段々と暗くなっていく表情を見て
私は何も言えないままお酒を飲む手が止まった。

しばらくの沈黙の後
彼女は長い溜息を吐いて

まぁ、頑張らなきゃだね

と、自分を鼓舞するように
力強く言ってお酒を一気飲みした。

あの時に、気付くべきだった。

次に会う約束は、1ヶ月半後だった。

海に行く予定を立てて
お揃いのビキニを買った。

楽しみだった。
高校時代からの大親友の彼女と思い出が増えるのは。

楽しみだった。
学生時代みたいにまたはしゃぐのが。

でも、その日は来なくて。

彼女のお母さんから
彼女が死んだと連絡が入った。

薬の過剰摂取をした状態で
お風呂に入って、そのまま。

彼女の最期を見た。
彼女は彼女のままだった。

遺書が無かったから、多分突発的だったんだろう。

明日も頑張らなきゃ。
でも頑張れない。薬を飲もう。

あぁ、お風呂に入らなきゃって。

彼女はきっと、そんな風に消えていった。

まだ夢でも会えてない。
お墓にすら行けてない。

君と最後に会った日
あの日から実は、時計の針が上手く進まない。

まだ取り残されている。
出来ればまた会いたいし、思い出を作りたい。

仕事の話もしたいし
今の私なら一緒になって上司を悪くも言える。

だからまた会おう。
また夏が来るから、あのビキニを着よう。

写真を撮って、BeRealにupしよう。

戻って来たら私が守るから
私が楽しませるから。

また会おう、会いたいよ。

6/26/2024, 3:16:24 PM

君と最後に会った日
あれから、どれくらい経ったのかな…何だか、遠い様な、昨日の様な…
あの日のこと、正直よく覺えていない…あの日の前後の記憶が蘇ら無い…ただ、青空が眩しい事、いつの間にか、大雨になっていて、ずぶ濡れになった事、気が付くと一人でいた事…その間に、細切れな記憶なのか夢なのか判らない断片が、フラッシュバックしているだけ…
そして、君と過ごしていた時間が、本当にあったのか、1人よがりな妄想だったのか、何より、君自身が存在していたのか…忘れたいからそうなったのか、でも、この手のひらには、君の感触や体温が、明瞭残っている…

6/26/2024, 3:08:13 PM

君と最後にあった日。

君と最後に会った日から
2週間は経ったよ。

でも最初の頃に
比べたら
同じくらい?

遠距離なの?

6/26/2024, 3:04:56 PM

【君と最後に会った日】
 
 別れの挨拶は簡潔だった
 
 君はまさか挨拶されるとは思ってなかったようで
 少し驚いたあとに、にこりと笑った
 
 そうだろう、私も少し驚いて、口の端がつり上がった
 別れを惜しんでいる訳ではない
 
 二度と会いたくはない存在
 一刻も早く消えてほしい存在
 世界中の不幸を味わってほしい存在

 願わくば、君が最期を迎えるその時に、
 世界の誰からも思われることがないように 
 
 ああ、胸がいっぱいで声がでない
 どす黒い感情が沸き上がり、一度口を開けば止まらなくなりそうだ
 だから必死に口を引き締める
 だから必死に笑顔を作る
 この場から逃げたしたい気持ちを押さえつけ
 ぎこちなくだが笑顔をつくった
 
 君は去り
 私は残る
 
 君が去っても私の体はもとには戻らない
 いままで重くのし掛かっていた君と言う存在が急に消え
 その事に不安さえ感じている
 
 私をあんな目にあわせておいて、のうのうとここを去るなんて
 許せなかった
 償わせたかった
 でも、そんなことは出きるはずもなく
 私が最後にしたことは別れの挨拶をすること
 
 君はなにも知らないだろう
 私がこんな思いを抱えて別れの挨拶をしたこと
 私がこれからもこの壊れた体と付き合っていくことを
 
 だから、せめて、別れの挨拶を
 ぎこちない笑みだが君に送ろう
 
 私はこれから幸せになるのだと
 だから笑って君を送り出すのだと
 
 それは、小さな私の復讐

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