君と最後に会った日』の作文集

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君と最後に会った日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/26/2024, 12:14:16 PM

君と最後に会った日
クズだと分かっているのに
なぜか引き止めたくてしょうがなかった。
きっと私は
本当に君のことを愛していたのでしょう。

この傷は、深くて浅い。

《君と最後に会った日》

6/26/2024, 12:14:13 PM

君と最後に会った日



『好き』


そう告白されて当時の俺は恋愛にはさして興味がなく、それでも照れ隠しでぶっきらぼうに断った。


『…ま、まぁ、そう…だよね…』


と何とか笑顔を作っていたが、目には涙を溜めていた。
その時、こいつの泣き顔はこんなにも綺麗なのかと思った。

それがお前と最後に会った日の思い出だ。

6/26/2024, 12:13:48 PM

君と初めて会ったあの日を覚えてる。

その日は、分厚い灰色の雲が立ち込めて、蒸したまとわりつくような空気が立ち込めていた。
降っているかも分からないポツポツとした雨粒が、波間に滴っていた。

君は、折れそうなほどに細い足を、ふんわり膨らむスカートから剥き出して、柔らかな素足を湿りつつある砂浜につけて、じっと水平線の方を眺めていた。
上品な帽子を押さえて、強くなる風に髪を靡かせて。
見た目よりもずっと高そうな小さいカバンが、傍に立っていた。

それで、声をかけたんだ。

君の手を握って、砂浜を後にして。
君が後部座席の真ん中で、傷だらけの足をぷらぷらと宙に浮かせた時、堰を切ったように、土砂降りの雨が降ってきた。
轟々と唸る風と、フロントに激しく叩きつける雨音を聞きながら、エンジンを軋ませた。

雨は、君と僕の邂逅を、周囲の目から洗い流したかのようだった。
辺鄙な僕の山小屋で、君の足を洗った。

それから、君の家へダイヤルを回そうとして、はたと手が止まった。
君の傷だらけの裸足と、折れそうな手足と、水に足をつけるたびに微かに歪む、昏い瞳が脳裏に焼き付いて。

君と過ごした日を覚えてる。
一緒に食卓について、粗末な食事を囲んだこと。
黴臭いクレヨンを使って、壁中に夢中で絵を描いたこと。
仕舞い込んでいた絵本の埃を払って、せーので開いたこと。
布団にくるんだ君が眠るまで、調子外れな子守唄を歌ったこと。

君と別れると決めた日を覚えてる。
もう使わないと封印していたスマホの電源を入れたあの瞬間を。
君を起こさないように声を顰めて、全てを打ち明けた時の微妙な気持ちも。
靴箱の隅に仕舞い込んでいた小さな靴を君に履かせて、君の手を握って、最初で最後のお出かけをした時の空を。

君は、埃臭くてくたびれたぬいぐるみを大切そうに抱いて、後部座席で靴をはめた足をぷらぷらと宙に浮かせた。

君と最後に会った日。
海は、同じ場所の筈なのに、澄んだ青空を写していた。
君が車から降りて。
まもなく、優しげな大人に手を引かれていった。

僕はどこかホッとした、肩の荷が下りた気分で君を見送った。
涙を流すことはなかった。
あの子と君は違うから。君は僕の子ではなかったから。
君にはまだ未来があるから。

君は何も知らずに僕に会って、何も知らずに別れて、君の人生を生きていく、それが僕の願いだったから。

肩に手を置かれて、頷いた。
君が離れていった方を眺めながら、僕は両手を差し出した。

君はこれから、輝かしくはないかもしれないけれど、大変だけど、それでも自由に生きられるところへ行くんだ。
僕に会う前の哀しくさもしい人生でも、僕と会ってからの不自由なぬるま湯のような人生でもない。
君の本当の人生を歩んでほしいのだ。
僕の子の分まで。

僕との生活は忘れてほしい。
我が子を亡くした海で、自暴自棄と中途半端な正義感に駆られて君を攫った、僕との生活なんて。

でも、もし願うことが許されるなら。
君がいつか気づいてくれたら嬉しい。
これが、僕が君と最後に会った日だったのだ、と。

もう二度と会うことはないのだから。

優しい風が吹いた。
警官が、僕の肩を優しく押した。
空も、海も、清々しく青かった。

6/26/2024, 12:13:19 PM

君と最後に会った日

君と最後に会った日は
とても暑い太陽がギラギラしていた
君が遠くに行く
寂しくて仕方がなかった
弱い自分を優しいと言ってくれた
笑顔が素敵だと言ってくれた
いつも笑顔を私にくれた
君に
ありがとう
と何回でも伝えたい
君にたくさんの幸せが訪れ
君がいつも笑顔であるように
ギュッと抱き合い友情を確かめたあの日から
会えてはいない
けれど君はきっといつも笑顔に違いない
だって一緒に過ごした日々で君の笑顔しか浮かばないのだから
遠くにいても近くにいても心は繋がってる
だから君も私も一人ではない
今日も君と私は笑顔で仕事をするのだろう

6/26/2024, 12:13:02 PM

大好きだったけど
もう今まで通りではいられないと
わかったからさよならしたんだよ
なにも言わずに去ったのは
君を信じられなかったわたしの弱さだね
君を許せなかったわたしの狡さだね

あの日から変わっていく君をみて
心を黒く染めた感情は巡る日々と共に薄れて
彼の隣で笑う君の笑顔を喜べるくらいにはなったよ

6/26/2024, 12:13:01 PM

いつものように学校に行って、いつものように静かに座っている君にちょっかいをかける。

君はうざがりながらもいつものように付き合ってくれて、いつものように笑いあった。

休み時間はいつものように他愛もない話をして、
次の時間割りにはいつものようにうんざりして、
昼休みはいつものように二人っきりで屋上で食べて、
掃除の時にはいつものように先生にばれないようにふざけあって、

帰りにはいつものように肩を並べて帰る。



分かれ道で、いつものように名残惜しさを残しながら、誰よりも長いバイバイをする。

そうして、姿が見えなくなった頃に、やっと家路についた。




次の日から、君は来ることはなかった。



【君と最後に会った日】

6/26/2024, 12:10:57 PM

アンティークショップのショーウインドー

君は小さなロッキングチェアに座っていたね

ダークブラウンのモフモフのテディベア

黒のタキシードに赤い蝶ネクタイ

まさに一目惚れだったんだ

君を迎えるために頑張って働いたんだ

ショップの前を通る度に

必ず迎えに来るからねって話しかけながら

でもあれは梅雨に入ってすぐの雨の日だった

君が座ってたはずのロッキングチェアに

違う子が座ってたんだ

慌てて店に入って聞いたよ

もう君は新しい主の所に行ったってね

この手で君を連れて帰りたかった

あれから暫く経つけど

君ほどに惹かれるテディベアには逢えてないよ







「君と最後に会った日」

6/26/2024, 12:10:28 PM

あれは遠い日、蒸し暑い夜
タイマーにしたクーラーはいつの間にか消えていて
汗をかいた肌に張り付く布団のシーツとタオルケット、僕は不快感を振り払うように窓を開けた。
目の前は雑木林、風に揺れる木々の葉。肌に触れるのは夏の匂いだ。
夜風が気持ちよくまた眠りついた。
少したつと、


ぷーーーーーーーーーん。
ぷーーーーん。


ヤツがいる、体にはヤツのマーキング。かゆ

今日も僕は朝までエアコンが効いた部屋で眠りにつく。
みんなおやすみ。

6/26/2024, 12:09:47 PM

君と最後の会った日、
それは君と最初に会った日で、
そう、それは僕の一目惚れで、
場所はよく晴れた屋上で、
僕が君に話しかけようとした瞬間、
君は笑顔で空に溶けていったんだ。

6/26/2024, 12:07:21 PM

「君と最後に会った日」

今日は、君と二人で映画を観に行った。
 映画を見た後、喫茶店に入って、お互いに映画の感想を話した。
「今日は、楽しかった!また映画、観に行こうね!」
 そう言って笑う君を見ていると、ああ。行って良かったなと、僕は思う。
「うん。そうだね!」
 そういえば誰かと一緒に映画を観たのは久しぶりだと僕は思った。
「じゃあまたね!」と手を振って去っていく君。
 僕も手を振り返した。

 後日、君が事故で亡くなって、もうこの世界のどこにもいない事を僕は知って、ショックを受けた。
 映画を見た日が君と最後に会った日になった。
 僕は君の事を忘れないし、君と見た映画の内容を忘れないだろう。

6/26/2024, 12:05:26 PM

はんぺんは白い。…黒?黒はんぺん?はんぺんは白かったり黒かったり。チーズが入ってるやつ好き。塩分は高いので気をつけるべし。

6/26/2024, 12:03:33 PM

君と最後に会ったのは、×月×日の昼休みだった。

オレンジ色の夕焼け空が雲を染めている。
校舎屋上のフェンス際に、彼女はただ静かに立っていた。

「……来てくれたのね、××くん」
「……」
「見て、夕焼けがとても綺麗よ。……最後に見る景色にはぴったりだわ」

そう言った彼女の表情は、一体どんな顔をしていたのだろうか。

「……本当に飛び降りるつもりか」
「…………ええ。もちろん」
「……後悔するぞ」
「しないわよ。……止めないでって、約束したでしょ?」

彼女は、ゆっくりと俺の方を振り向く。

一歩足を後ろに踏み込めば、もう彼女の命はないというのに、その時の俺はなぜか酷く冷静で……。

止めればよかったとか、何か救える方法があったはずだとか、考えるべきことは沢山あったのに。



「……時間はあっという間なんだな」



——気付けば、彼女は俺の前から姿を消していた。



題『君と最後に会った日』

6/26/2024, 12:02:17 PM

「君と最後に会った日」

君と最後に会った日はいつだったかな?何年前?
最後に会った時は私より小さかったのにな。
今では私より大きい。見上げるくらいに。
「◯◯◯ちゃんのおっぱいより背が大きくなったよ」と自慢してた頃が懐かしいよ。

6/26/2024, 12:01:31 PM

【トロッコ問題】


もし5人の元彼と
自分を比べられた時
あなたはどうする?

あやかはいい女だ。
顔もいいし、センスもいい。
体の相性も格別だ。

しかし
一つだけ難点がある。

何かにつけて過去と
現在を比べたがるのだ。

チャラついた合コンで
出会った俺たちが
体の関係を持った後に
初めてのまともなデートで
映画館に行こう言った時。

甘々の恋愛ものが好きそうな
彼女が実はホラーが大好物で
それに対して「意外だね」と
言ってしまったことがあった。
あやかはひどく憤慨し、拗ねた。

「マサくんは決めつけたりしない人だった」

座席を選ぶ時
当然のように
目線の高さより少し上の
J列真ん中を選ぼうとした時は

「映画館で働いてた優くんが通路の前側が1番いいって言ってたよ」

いつも食べるソルトポップコーンを
注文した時は
「バターオイル多めで」と、
こなれた感じでいうものだから
「乙な頼み方だね」と褒めてみた。

「ハルトくんが教えてくれたの、グルメ情報助かるよね」

入場ゲート前のトイレより
劇場内に入ってからの
トイレの方が空いているのは京介くんから。

腹は立たなかった。
あやかがもう
過去のものとして語っているから。
だけど気持ちのいいもんじゃなかった。
ここまで名前を出されると
流石に嫌な気持ちになった。
映画も半ば集中できぬまま
エンドロールを見送った。

人ごみが8割ほど捌けるのを待って
立ち上がり映画館を出た。
 
普通はここで
感想を伝えあったりするだろうが
俺はずっと腹にあったことを伝えた。

「あのさ、元彼の話あんま聞きたくないかも」

「え」

「やっぱ比べられてるみたいできついや」

「そっか、ごめん。……でも、嬉しい」

「なんで?」

「それ言ってくれたの、2人目」

たかしくんも優しいんだね。
そう言ってあやかはとても優しく笑った。

はて困った。
俺はこの女が好きだが、嫌いだ。

この女は、
過去の妄執に取り憑かれながら
俺の隣にいる。

少なくても5人の男たちが敷いてきた
線路の上に立っていて
いつしか線路を敷く側に回って


あやかにとって俺が
知識の泉に、経験値になって
この女に溶け込んでいくのかもしれない。

6/26/2024, 12:01:22 PM

「最近暑いね」

「カラッと晴れてくれるなら、暑くてもしょーがないって気分になるけどね」

「今は梅雨だからなぁ。毎日すっきりしない天気でジメジメしてて嫌になるよ」

「あぁ、早く梅雨明けして、夏が来ないかなぁ」

そしたら、直ぐに夏休みじゃん。
一緒に遊びまくろーぜ、なんて。
俺と彼の、下校途中の何気ない会話。

梅雨真っ只中で、すっきりしない空模様が、俺と彼の何となく退屈な毎日を表してるみたいだった。

そんな中で、横断歩道を歩いていると。
額に冷たい雫が、空から落ちてきた気がして。

「あ、降ってきたかも」

なんて。
思わず、俺が空を見上げた時のことだ。

周りを歩く人々が小走りで、横断歩道を渡り切って行く。
俺はてっきり雨に濡れたくなくて、急いでいるだけかと思っていたんだけど。

「危ないっ!」

隣に並んでいた友人の彼が、自分の体ごと俺の体を突き飛ばす。

……えっ?

なんて。
俺が突然のことで、何が何だかわからなくて。
彼の隣で呆然と尻餅をついて、座り込んでしまえば。

次の瞬間、一台のトラックが猛スピードで俺のさっきいたところに突っ込んで走り去っていくから。

俺は一瞬で血の気が引いた。

だって、あのまま、さっきのところを歩いていたら、俺は……。

「良かった、お前と会うのが今日で最後になってたかもしれない」

と、ホッと息を溢す彼を見て。

……そんなの、悲しいに決まってる。

なんて考えると、俺の目に自然と涙が頬を伝うから。

「何泣いてんだよ、お前なぁ」

「……っ、だって、俺っ」

「もう大丈夫だよ、俺はお前の傍にいるよ」

「うん、ありがとう……俺を助けてくれて」

あの瞬間助けてもらえていなかったら、きっと。
俺はもう二度と、お前の隣を歩けなかっただろう。

今日がお前に会った最後の日になってたかもしれないんだ。


君と最後に会った日……になってたかもしれない日


                      End

6/26/2024, 12:00:50 PM

【君と最後に会った日】

あなたなんて嫌いと
泣きながら言われて
そのまま僕の家を飛び出していった君と
会うことは二度となかった

君と最後に会った日
君は泣いていた
あんなに大事にするって
たくさん笑わせるって
自分と約束していたのに
君との最後の思い出の中で
君はいつまでも泣いているんだ

6/26/2024, 11:57:21 AM

君と最後にあった日



あの日から、数日後。















君は、帰らぬ人となった。









あの日から、私には友達がいない。



きっと天国にいるに違いない






僕はまだ、地獄だけどね、

6/26/2024, 11:57:07 AM

お題《君と最後に会った日》



紅葉も散り始め、秋は終焉を唄い始める。


季節も不変じゃない。



だからこれは必然。



僕が引き止める術は、ない。




「ねえ」


彼女が歌うように言った。



「美しいだけが世界じゃない。でもね、残酷なだけが世界じゃないよ」



その瞬間すべての音が消えた。


彼女の笑顔が記憶に焦げつくように、傷をつけた。

6/26/2024, 11:57:04 AM

思えば 君は いつも1人で泣いていた
僕は 君の代わりに なれていたろうか
君の母親が 僕は怖かった
何度も 何度も 僕は泣いた
泣き虫だった
生まれなければ良かったと 悩んだ
消えてしまいたかった
でも 君の方が辛いはずなのに
いつも 僕に優しくて 気にかけてくれていた
だから 僕は 君の為に 
強くなって 守りたいと 思った

6/26/2024, 11:57:00 AM

[最後に会った君]は、82円切手が貼ってある封筒の中の便箋、その柔らかく可愛らしい文字になった。

気持ちの優しい君に、短気な私は相性が良くなかった。
(ということにした)

悪友として、ノリのまま、何年も面白いことを一緒にした。
そんな関係を続けたい私と、そうじゃなくなった君の間に、ある時分から薄暗い波紋が広がった。

君の、大胆で緻密で誠実な性質は、時折、妬ましさで私自身を傷つけた。
それを感じる時、私はまるで1円でも売りだせない登場人物みたいだった。

今、君がどうしているか、私は知ろうとしない。
単に邪魔にならないように、「傷つけてごめん」「素敵な人生を」と思うだけ。

1円になるかならないかの主人公は、如何ようにも変容して、面白いと思う物語を書き続けるだけだ。

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