いつものように学校に行って、いつものように静かに座っている君にちょっかいをかける。
君はうざがりながらもいつものように付き合ってくれて、いつものように笑いあった。
休み時間はいつものように他愛もない話をして、
次の時間割りにはいつものようにうんざりして、
昼休みはいつものように二人っきりで屋上で食べて、
掃除の時にはいつものように先生にばれないようにふざけあって、
帰りにはいつものように肩を並べて帰る。
分かれ道で、いつものように名残惜しさを残しながら、誰よりも長いバイバイをする。
そうして、姿が見えなくなった頃に、やっと家路についた。
次の日から、君は来ることはなかった。
【君と最後に会った日】
6/26/2024, 12:13:01 PM