麦わら帽子』の作文集

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麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/11/2023, 11:35:09 AM

夏の青い空を背景に無邪気な笑顔を振りまく彼女。

麦わら帽子に白いレースのワンピース。

そんな格好が似合う人は珍しいなぁなんて思いながら、
僕は数十年前の古いアルバムを閉じ、思い出もしまった。

8/11/2023, 11:30:53 AM

夏がくると思い出す。君の白い肌。君のハツカネズミみたいに充血しきった目。あの麦わら帽子。
全て、あの夏が消し去ってしまった。いや、私が消し去った。8月31日。私にとって、人生で、一番忌まわしくて、一番美しい日だ。どうか、聞いてほしい。私が犯した罪を。





悔やんでも悔やみきれない。

8/11/2023, 11:29:02 AM

大の字にした身体を芝生にまかせ、
   網目からキミを眺めた。
   それと同時に花火が見えて、
   私たちの夢は、今一つ叶う。
   嬉しくて笑って見せると、
   キミは一段と輝きを増した。
   次の花火が咲く前に、もう一度輝く。
   僕だけを見てよと。



           【麦わら帽子】#13

8/11/2023, 11:27:22 AM

麦わら帽子を見ると
夏姿の君を思い出す

「暑いね」と
暑そうに、でも幸せそうに笑いながら言う君
懐かしいなぁ 君は帽子がよく似合っていた
僕は帽子とか似合わないから 少し羨ましかったな

今日は君に 会いに行く
でも相変わらず暑いから

君の帽子 少し借りさせてね

8/11/2023, 11:23:19 AM

終点+麦わら帽子

知らない駅に降りた。
駅と言っても、駅名も時刻表も改札もない。
地に足をつければもう、辺り1面小さな花々が咲き誇る何とも不思議な場所だった。

振り返ると既に電車はいなくなっていて、代わりに麦わら帽子を被る少女がいた。
麦わら帽子で顔はハッキリとは見えなかったが、
僕はなんだか見覚えのあるような気がして。

僕は走って少女に近づいた。

そして目の前まで近づいた後、思い切り少女を抱き締めた。
夏に似合うジャスミンの香り。
そう少女は僕の、



会いたかった。
私もよ。



知らない駅に降りた。
けれどもう電車は来ない。
ここはもう終着点なのだから。

8/11/2023, 11:21:29 AM

「麦わら帽子」

たぶん白いワンピースきてる女の子がかぶってる
ニカって笑うんだろうなあ。かわいいジョイガール

8/11/2023, 11:21:16 AM

帽子のつばをあげて
  眩しそうに空を見上げる君の横顔

  今この瞬間の感情が
  次の瞬間の現実を作り出すという
  それがこの世界の仕組みだと

  だとしたら
  僕は次の瞬間も
  そして
  その次の瞬間もずっと幸せだな

  そんなことを思いながら
  君の横顔をみていた





           〜麦わら帽子〜


僕達が使っている感情が
スクリーンに映し出されて
それを体験している
そのことが
感覚で捉えられてくると
自分次第で現実が
変えられるということがわかる
スクリーンに
映し出されたくない感情を
使わない
そのことに気がつく
でも
その感情があったから
この星でいろんな体験ができた
そのことを感謝する
そうやって
僕は映し出す映像を
変えてきたんだ

8/11/2023, 11:17:40 AM

僕は部活の最中に熱中症で大きな病院に運ばれた。
こんなヤワなはずじゃないのに、今年の暑さは異常。
部活中、水分も塩分も定期的にとってたはずなのに、情け無い。
その日は、点滴とかしてもらって、すぐに帰れたんだけど、どうにも眩暈が治らない。
だから、もう一度受診して検査してもらう事になった。
部活は休みたくないけれど仕方ない。
病院の中庭には日除になるような木々もあって、入院着の人や車椅子の人が夏の暑い中散歩してる。
その中で一際目立つ女の子。
多分、幼稚園くらい?
小さな体でワンピースにサンダル。お見舞いかな?と思う姿だけど、1人で庭の草を触ったり走ったりしている。
親の姿も見当たらないし、何より不自然な程、大きな麦わら帽子。
子供のソレなら、縁がクルンと外巻きになってリボンがついているのが普通。
その子の被る麦わら帽子は、大人用?と思うほど、ツバが大きくて、女優が被っているような帽子。
頭でっかちに見える少女は、行動も背格好も幼児のようだけど、麦わら帽子だけ不自然。
明るい外を見過ぎたのか、くらりと目眩がする。
順番を指す電光掲示板を見たり、忙しく動く看護婦さんらしき人を見たりして、目を室内に慣らす。
そうしていると、玄関からあの女の子が入ってきた。
ちょうど通路側に座っていたから顔が見えた。
女の子の顔は傷だらけだった。
刃物で切られたような、焼けてただれたような。
知ってか知らずか外を満喫してきたらしい女の子の口角は上がっている。
かわいそう。
そう思った。
それは自分じゃなくて良かったていう酷く哀れんだ感情で、僕の嫌いな言葉。
打ち消したいのに、他の言葉が見当たらない。
僕は下を向いて、自分はなんて嫌なやつなんだって思った。
それと同時に、最近、近所で母親と同棲中の男から虐待されて保護された女の子がいるってニュースを思い出した。
あの子かもしれないし、あの子じゃないかもしれない。
僕の目眩はいつ治るんだろう?って不安で来た病院。
目眩なんて大した事ないと思った。
彼女は自分の顔をどう思っているのだろうか?
いつか僕と同じくらいの年になったとき、彼氏はできるのだろうか?
保護されて良かった。ニュースの子なら。
生きて、今日、笑う事ができたんだからと自分を納得させる。

8/11/2023, 11:16:47 AM

まぶしいね、といって彼女は麦藁帽を深く被った。
ああ、本当にまぶしい。

8/11/2023, 11:15:08 AM

トレードマーク、だったかな。
いつも笑っている友人は、暑さなんて感じていないようで。
楽しげに、面白そうに、僕を観察してたっけ。
それでも、大切なことは綺麗にはぐらかして。
僕が戸惑うのを、笑って見守っているような奴だった。

ーーーでも、嫌みじゃないんだよなぁ。

友人は確かに変わってたし、意地悪だし、非常識だったかもしれない。
だけど、友人に救われたことは数多くあって。
だから僕にとって、親友と呼べる1人だった。

今はもう、どうしているのか解らない。
大人になった僕は、親友がいた町に行くことがなくなっていたから。

……だけど、この季節になると思い出すんだ。

”麦わら帽子”を背にした、不適で、意地悪で、誰よりも優しい、不思議な親友の姿を。



麦わら帽子

8/11/2023, 11:14:37 AM

いい年をこいた親父が最後にボケて出す言葉は、お母さんか
男のほうが夫婦のなかでも女に甘える依存度数段の高さの違いがわかる。淑子と別れ何十年たったか?

8/11/2023, 11:10:26 AM

潮風に触れ、日に焼けた頬がぴりぴりと痛む。松の木陰でぼくを見上げる少女に、ゆっくりと目線を合わせた。

 「一人なの、迷子かな?」細く小柄な少女が、足を伸ばしぼくに問う。失礼な、ぼくは大人だぞ君と違って。そんな文句がでかかりつつも、ぼくは微笑んだ。

 「どうして?大丈夫だよ、ぼくは大人だからね。心配ありがとう。」ぼくが手を振り帰ろうとすると、少女がこちらに手を伸ばした。

 「ん。これ、あげるよ。」小さな掌には、透き通った青の貝殻があった。

 「え、ありがとう。綺麗だね。」
 「うん。ねえ、お兄さんはさ、海に戻りたいんでしょ。だから海色の貝なの。」

 「え?」少女の言葉に、手に握った貝殻を見る。所々虹色に輝き、冷たい青はたしかに海をおもわせる。

 「だってお兄さん、毎日見てるじゃん。戻りたいんでしょ、お兄さんのお家に。」
 「お家? いや、ぼくの家はこんなとこじゃ。」
 「じゃあ、どんなところ?」  

 「それは! あれ、えっと。」言葉に詰まってしまった。ぼくの家は、居場所は、一体どこであっただろうか。

 「私のお家はね、ここなの。」少女は、地面に置いていた大きな麦わら帽子を手に取り、深くかぶる。
 「これ、お父さんのなの。もう、お母さんもお父さんもいないけど。でもね、私も、お父さんも、お母さんも、みんなこの帽子がお家なの。ここが、私達の帰る場所。」

 御盆の海は、やけに静かで、美しかった。ただ、絶え間なくなり続ける波の音の中に、少女と青年の声だけが聞こえていた。

8/11/2023, 11:07:38 AM

#麦わら帽子
麦わら帽子と聞くと、まだ小さかった頃の苦い思い出がよみがえる。
・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・
「ねえねえ、おかあさん。わたし、あのあかいリボンのむぎわらぼうしがほしいの。おねがい、かってよ。」
「何言うてんの?もう、今日のお買い物は終わりよ。帰るわよ。」
「おねがいっ。いいこにするからかってよー。」
「そう?じゃあまた今度来たときあなたが今日よりいい子にしてたら買ってあげるわ。」
「じゃあ、やくそくね。ゆびきりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーますっ。ゆびきった!」
・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・・・*・
お母さんと、そう約束したというのに、いつまで経ってもあの麦わら帽子を買ってくれる日は来なかった。あの赤いリボンの麦わら帽子は次の週、胸を弾ませながらお母さんと買い物に行った時には、もう誰かに買われてしまっていたから。
私は力の限り泣き叫んでお母さんを困らせたから、困ったお母さんは代わりに私の好きな赤色の可愛らしいワンピースを買ってくれた。私はすっかり元気になったけれど、赤いワンピースを着る度に、あの麦わら帽子のことを思い出しては〝欲しいと思ったらすぐに買わなければならない〟という苦い教訓を噛み締めるのだった。

8/11/2023, 11:05:39 AM

書く習慣/129日目。

「 麦わら帽子 」…


 👒
 (^꒳^)🎙️スゥ

麦わらの一味の君が

揺れたマリーアントワネットに似ている

あれは 稲光!すなわち永遠なり!のこと

懐かしいと、ハッハッハ↑(松崎)…恋!


    🤖 34.6点 カス!
👒 ^p^)🎙️

【 マリーゴールド♪ 】
【 黄色い麦わら帽子♪ 】


私「お前に、この帽子を…」
( ^ω^)👒 ૮·͈༝·͈ა ੭

〈ガブ〉

友「お前…腕が、」

私「痛いものさ…腕の一本くらい」


・・・・ ( 完 )


麦わら帽子ですか…

日差しの強い日はいいですよ、

天然素材で肌によく、
日差しを避けれるし、
熱を逃がして最適に。

そして、白いワンピースに麦藁帽子…

^ω^ )「ヘイ、そこのボンキュン↑な可愛いカノジョ〜、私とお茶しない?」


         👒<ポッ///
あれ?( ^ω^) 👗



そう言えば、田舎の都市伝説…八尺様


  🪻🪻🪻🪻🪦🪻🪻🪻🪻


[ では、また明日… ]

   「 畏れひるむ 村の語り 」

8/11/2023, 11:04:43 AM

「麦わら帽子」


今年もこの季節がやってきた。
荷物を持って、家を出る。
この時期を待っていた。
幼なじみに会えるからだ。

「ただいまー帰ってきたよー」
「あっ、おかえりー」
「じゃん!これみてよー」
「わぁーー!ひまわりだ!よく私の好きな花覚えてたね!!」
「そしてこれもー!」
「え゙ーー!麦わら帽子にひまわりの飾りついてるーーっ!!!すっっっっっごい可愛いーーー!」
「喜ぶと思ってさー。2つともあげるよー」
「えっ!いいの!!太っ腹じゃーん!」
「実は初給料貰ってさ、ちょうどいいから記念含めて買ったんだー」
「うーわやるなぁー」
「ちゃんと社会人してるだろーー?だから心配すんなよ?こっちもこっちで頑張ってるからよ。」
「心配してること前提かよー!まぁでも、うまく行ってるみたいで安心したよー」
「昔俺すっごいビビりだったから心配してもしょうがないけどなぁー」
「ほんとほんとー!蜘蛛いるだけでビビりまくってて情けなかったよー?」
「お前にいっつも助けられてばかりでさぁー。あんがとな。」
「何よ改まっちゃってー」

そうやって他愛もない事を言う。

「じゃ、そろそろいくわ。」
「えーもう?まぁ暗くなってきたしねー。」
「またな」
「うん、また来てよ。待ってるから。」

そうして俺はその場を後にした。ちゃんと瓶にひまわりを指して水も入れてきた。盆休みに来ると何となく会える感じがしていいんだよなぁ。
そうしてようやく実家に帰る。

「ただいまー。」

8/11/2023, 11:04:27 AM

麦わら帽子の下で君は何を思って口角を上げているのか

それを僕が理解できたとき

僕は初めて絶対にまだ生きていたいと心の底から思い

その興奮を大切に心にもう一度しまうのだろう

8/11/2023, 10:58:42 AM

【14,お題:麦わら帽子】

「お姉ちゃんはなんで麦わら帽子をかぶってるの?」

少し前に、小さな男の子に言われた言葉。
多分、夏でもないのに麦わら帽子をかぶっている私を不思議に思ったんだろう

「今夏じゃないよ?」

無邪気な質問だ

「これね、私の大切な人がくれたの」

「大切な人?お母さん?」

きょとんと首を傾げる仕草が可愛くて、少し笑みをこぼしながら「違うよ」と答える

「じゃあ、お父さん?」

「それも違うなぁ」

「友達!」

「んー違う」

「お兄ちゃん!」

「ち~がう」

「お姉ちゃん!」

「違うよ~」

うぐぐ、としかめっ面で考え込む男の子
表情がコロコロ変わって愛らしい。

......“あの人”からも私はこう見えていたのだろうか

「わかった!おばあちゃんだ!」

「んー違うなぁ」

「ええー!もうないよぉー」

男の子はむすーっとした顔で下を向いてしまった。

あれ、そういえばこの子

「君、お母さんは?」

「あ」

やっぱり

「もしかして、迷子だったりする?」

「......うん」

不安げな顔で泣きそうになる男の子

「じゃあ、お母さん探そっか私も手伝うよ」

男の子の手を握って、お母さんはどこかなぁ~?と語りかける
ゲームのようなテンションになってきたのか、男の子の表情が少し柔らかくなった気がする。





拝啓 神楽さんへ

あの時私を助けてくれてありがとう
今日、公園で迷子の子供を見つけました
神楽さんにも、あんな風に私が見えていたんですか?
あなたがくれた麦わら帽子、春なのにかぶっていたら「なんで?」って言われちゃったw
今どこに居るんですか?
もし逢えるなら、もう一度話がしたいです。
元気で居てください

                           遥

8/11/2023, 10:54:09 AM

『麦わら帽子』

麦わら帽子は、森村誠一「人間の証明」を思い出します。
そして、なぜか悲しくなります。

他に浮かばないので詩の創作を残します。

  『麦わら帽子』

父は麦わら帽子がよく似合う
いかにも農夫らしい
いかつい体格に その焼けた素肌に
麦わら帽子はよく似合っていた

そんな父がわたしは嫌いで
農家の娘であることを恥じた

何を恥じることがあっただろう
何を嫌うことがあっただろう

父は麦わら帽子がよく似合う
無口であまり喋ることもない
そんな父の背中は大きくて
大きくて 大きくて

謝ることもさせないほどに

8/11/2023, 10:46:36 AM

今度セミの鳴き真似をあいつにしてやろうと意気込む。日焼けたオレの腕がべっとりと汗ばむ。自転車を激しく揺らして立ち漕ぎをした。麦わら帽子が脱げて、ゴムが首に引っかかって向かい風に煽られる。


公園の水飲み場ってどこまで出るんだろうとあいつと二人で蛇口を全開にしてみた。思ったよりも高くて二人で見上げる。この暑さにちょうどよく、水浴びができた。近くて遠い入道雲に重なって、虹が見えたような見えてないような。


そんなあの日が好きだった。今思えば青春だった。この夏に、前髪が目にかかるほど伸びきっていたあいつが髪を切った。朝二人で登校しようと待ち合わせ場所で待っていたところに「サッパリしたぜ!」といつもの顔で笑ってやってくる。


背丈が高いバスケ部のこいつ。横に並んで通学路を歩く。俺は身長156センチ。いつもなんだか屈辱的で、次の成長期を待ちわびている。


「小学校の時の夏、覚えてるか?」

「ん? あー、いつの学年かによるけど、それがどうした?」


「いや、ちょっと思い出してな」となんだか訊いた自分が照れくさくてはぐらかす。


「……そこの公園寄ってく?」


自分で言ったその言葉の背徳感にワクワクしている様子のこいつ。


「遅刻すんぞ」

「いいじゃん別に」

「ちょ、おい引っ張るなよ!」

「これは水飲み休憩だ!」

「いや少ししか歩いてねえだろうが! フザケンナ!」

「いいから来い! 道連れだ!」

「道連れって言ってんじゃねえか、やめろ! おおい!!」



そうやって連れていかれる俺と楽しそうに腕を掴むこいつの横を、急いでる様子の二人組の男子小学生がすれ違いで走っていく。懐かしの黄色い帽子を被って。




〈麦わら帽子〉2023/8.11
No.19

8/11/2023, 10:45:50 AM

麦わら帽子をそっと頭から外して、顔に近づけて見て。

セミの音と共に、夏の匂いが君を包むよ。

おいで、夏の世界に。

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