『鋭い眼差し』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この人がライバルと思っている人に活躍されたら、その人を見る目が鋭いまさなしになる。
その眼光の端から刺さるように
光が突き抜けた
景色はひび割れ真っ二つに
彼女が走るたびに過去が割れてゆく
混濁していた色が鮮明に放たれてゆく
雷神トール 風神フローネ
掛け合わさった君は走る
世界の終わりまで
その鋭い眼差しは未来を決して離さない
#鋭い眼差し
鋭い眼差しの人々が、迫って来る。
猫のように切れ上がった目で、私を取り囲む。
「よう来たな、元気そうやないか」
「こき使ってやるから覚悟せえよ」
「今度という今度は、帰さんからな」
「やめて…」
私は怯えたように、じりじりと後退りする。
とたんに弾ける笑い声。
ここは山間の小さな集落で、特徴ある皆の目は、先祖が近いからかもしれない。
大学のサークルで農業体験に来て以来、私はこの里がすっかり好きになり、毎年田植えと稲刈りの時期に、休暇を取って訪れている。
住人の方々とも仲良くなり、いつも「帰さない」と絡んで来るのは、毎回お宅に宿泊させてもらっている源さんだ。
源さんは特に私を気に入ってくれて、役場に勤める息子の嫁に…と、企んでいるらしい。
実は息子の悟さんとは、何度かこっそり街で逢っている。
皆の細めた目を見ていると、もし本当に悟さんと結婚したら、可愛い猫目の子供が生まれるかな…と、私はほんのり想像した。
「おーい、まだ決まらないの?」
会社帰りに合流した僕たちは、駅前のスーパーで買い出しをしていた。お酒とつまみはだいたいカゴに詰めたが、まだ一人、悩んでいるやつがいた。
カズミはさつまチップスの棚に鋭い眼差しを向けている。
「ねえ、うすしお味とやきみそ味、どっちがいいかな?」
やきみそ?焼き味噌?!あまり聞かないが食べたくなる。臼花屋もチャレンジングな商品を出してくる。
「あ、明太マヨ味もあるよ、決められないな〜」
「と、とりあえず焼き味噌は入れといて」
カズミの意識がそれる前に確保しておこう。もう食べたくて仕方がない。こっちはしばらくかかりそうだから放っておいて、もう一人は…。
「あ、いたいた、会計まだ?ちょっと先に外出てていい?油売ってくるわ」
言いながらモッチは酢昆布をカゴに入れた。おつまみのチョイス小5の駄菓子屋か。なんだこいつら。その割には「油売ってくる」とか古風な言い回し使いやがって。ヤニ入れてくるだけだろ。
「今夜のお供はこれに決定!」
カズミはさつまチップスのやきみそ味と明太マヨ味をカゴに入れる。
「はい、もういいな、じゃあレジ行くぞ」
「ちょ、ちょ、ちょ!こっちだよ、ヨッちゃんも来て!」
え?まだあんの?
「最後はアイスでしょ!秋はマロンの季節デス!限定味をチェックなのデス!」
またこいつの鋭い眼差しに付き合わなきゃいけないのかよ。
「ちなみにモッチからはすでにオーダーいただいてマス!」
あいつ、そこまで見越して先に出たな。
わたしの片想いの相手はとてもクール、というか表情のあまりない人。
…片想い?じゃないかもしれないけどそこはまだはっきりと言葉で確認はしていないから…。
その彼と学校帰り、ベンチに座ってたい焼きを食べていた。
一丁焼きのカリカリのたい焼き。
「ここのたい焼きは皮もおいしいけど、あんこもとってもおいしいよねー。」
話しかけるも、彼は前方を向いてむしゃむしゃ。
表情に出ていないけど、ほんとはよっぽどすきなのだろう。わたしがまだ半分ほどなのに彼は食べ終えてしまっている。
食べ続けようとして、ふと視線を感じて、顔を上げる。
彼がわたしを見ている。
もう口の中のも無くなったみたいでむしゃむしゃもしてない。
じーっと見ている。
じーっとわたしの口元を、まるで獲物を狙う獣のような鋭い眼差しで見ている。
(ま、まさか…)
心臓がものすごい音をたてる。
彼の手が伸びてきたので目をぎゅっと瞑る。
口元のあんこを指で掬い取って食べた。
「そっちかーーーーー!!!」
「鋭い眼差し」
参考 : 10/10「ココロオドル」
「彼女の願いを叶えてやれるのは」
「そんなに他の男があの子に話しかけるのが気に食わないなら、とっとと付き合えばいいのに」
教室の窓側の前の方を睨みつけている友人は「あいつとはそんなんじゃねーよ」と口をへの字に結ぶ。
そんなことを言いつつも、視線は俺とターゲットの間を行ったり来たり。誰がどう見てもあちらを気にしているだろう。
「お前、さっきどんな顔してたか自覚ないだろ。親の仇見るような目ぇしてたぞ」
指摘してやると、こちらに視線を向けたが、目以外の五感はすべてあちらに向いているのが丸わかりで、思わず笑ってしまった。
「な、なんだよ」
「いや、別に」
ふと視線を感じ、窓側の前の方に目を向ける。
友人の想い人が、困ったような縋るような目でこちらを見ていて「あぁ、そうか」と納得と安堵感に似たものを抱いた。
「あれ、困ってんじゃね?」
目の前の友人に教えてやる。
次の瞬間、音を立てて席を立った友人は、鼻息荒く彼らの方へ向かっていった。
好きな男に助けられた囚われの姫の笑顔を見て、やっぱりあいつじゃなきゃ、あの子を幸せにできない、あんな笑顔にはできない、と改めて思う。
ふたりの世界に入る彼らを見ながら頬杖をつく。
俺の想いが叶う望みはない。
あの子が幸せならいいんだ。
だから、早くあの子の願いを叶えてやってくれよ。お前にしか出来ないんだから。
「あーあ。早くくっついてくれねーかな」
────鋭い眼差し
獲物を狙う
鋭い眼差し
慎重に距離をはかり
回りの様子を確認して
勢い良くボタンを押す
掴んだ…!
と思ったら落ちた
鋭い眼差し
隣の席に座る君がさっきから目を吊り上げて うんうん唸っていた。
「なぁこれ何て読むんだ?」君は、自分の
教科書を僕の方へ押し付ける。
その光景を見て 僕は、ため息を吐く
「ねぇ 今日は、もう早退しなよ!
そんな状態じゃあ授業もままならないでしょ!」
「そうだけど...」君は、少し逡巡する様に
視線を彷徨わせ 「分かったよ....」と
渋々頷く そうして席を立ち
「職員室行って来る!」
こうして視力が悪くいつも眼鏡をしている
友人が 今日は、眼鏡を誤って壊してしまい裸眼で登校してきた。
予備の眼鏡は、持っておらず
コンタクトは、目がゴロゴロするとかで
性に合わず今までその一回しか嵌めた事が
ないらしい....
なので今日の午前中の授業は友人はずっと
目付きを窄めて眉を吊り上げていたので
唯でさえ友人は、元々の容姿が吊り上がった目元の為事情を知らない第三者からは
四六時中 怒っている様に見える
友人にそんなつもりが無いのは重々承知なのだがクラスメート達が友人と目が合うたび びくりと肩を震わせるので
さすがに友人も周りの状況に気付いたらしく「今日 一日 裸眼で頑張る」と言っていた友人も 早々にその決意を諦め
午後は、早退し新しい眼鏡を作りに行くと
言う事だ.... しかし友人は、顔に似合わず
学校 大好き人間で 今まで無遅刻
無欠席 無早退だった為 踏ん切りが
付かなかったらしい....
(全くしょうがないなあ....)僕は頬杖を
付きながら窓から正門から出ていく
友人の後ろ姿を見ながら思う
(そう言う所が彼の可愛くて面白い所だよなあ....)と自慢の友人の事を思い僕は
午後の授業に戻った。
食事用エプロンを配って、とろみ付きの水分を配って、口腔体操をして、昼食前の準備はこれで終わり。頭の中にあるやることリストのチェックを見返して、ほっと一息をつく。
Tさんの水分介助をしようと、近くに椅子を置いて、座った。すると、斜向かいに座っていた、バイタル測定中の看護師Aさんと目が合った。すぐに逸らした。
Aさんの目つきが苦手だ。常に周りを見回して、獲物を探しているように思える。粗探しして、叱って、ストレス発散できる獲物を。
私も何度も餌食になった。高圧的で大きい、耳にぐわんぐわんと響いてやまない声。私の心に蓄積していく、負の感情のちりくずたち。
ちりも積もれば山となる。私は、Aさんのことが嫌いになっていた。
「ねえ、」
Aさんに声をかけられた。急いで目を合わせる。鋭い眼光が私をまっすぐに射抜いていた。
こわい。私また、何かした?
腹にぐっと力を入れて、耐える準備。でも、覚悟していた声は、聴こえてこなかった。
「テレビ見てよ。美味そうじゃない?」
一瞬、意味がわからなくてきょとんとした。目を見開いて止まっている私へ促すように、Aさんは顎でテレビを指した。
ドーナツだ。まるいまるい形の、柔らかい色の、あまーいドーナツが、トレイにたくさん積まれていた。色とりどりのそれが、笑顔の子どもたちへ与えられていく。
「いいよね。」
「そ、そうですね!」
Aさんと業務以外のお話をするのは初めてだった。
私はなんて単純なんだろう。Aさんが嫌いだって気持ちは、一瞬で消えてしまっていた。ただ、お話できるのが嬉しかった。
ほんのちいさな喜び。これだけで、私はこれからも働いてゆける。
タカのように鋭い眼差しで占い師は私の手相を見る
黙ったままの彼女が見つける何かを
私はただ、スズメのように怯えた眼差しで思案する
そして占い師は口を開く
「貴方には歴史に名を残すほどの恋が待っている」
鋭い眼差し
見ていない聞いていない
フリをする。
実は互いを双眼鏡で覗いていて
聴診器で聞いている。
アッチもコッチも
愚痴だらけで文句タラタラ。
しょーもな過ぎて
目を伏せ耳を閉じ手元に集中する。
お題『鋭い眼差し』
生まれた場所は、人の死体なんて当たり前に転がっている無法地帯だった。毎日誰かと誰かが喧嘩して、時には殺し合いに発展する。そんな街。
物心ついた頃には、一人だった。両親の顔は知らない。一人地べたに横たわって、死を待つ日々だった。
そんな時に悪いやつが来て、
「女のガキは高く売れる」
と言って、抱えあげられてしまった。こわいのにわたしはまだ小さくて、それにおなかが空いていたから抵抗できなくて、あぁこれでもう死ぬんだって思った。
そんな時、銃声が聞こえて男が崩れ落ちたと同時に何者かに素早く抱き上げられる。
見た目はわたしよりは年上で、でも、今まで見てきた人達よりはずっと若く見えた。人が来なさそうな小さな小屋に入って、わたしにパンを与えてくれた。そのひとの目は、とても鋭かった。でも、わたしはうれしくて目から涙をこぼした。
彼はわたしに名前をくれた。自分が「アイン」で、わたしが「ツヴァイ」だって。意味がわかった今考えるとひどい名前だと思う。
あれから何年の月日が経っただろう。アインは銃の腕と俊敏さを買われて組織に所属する殺し屋になった。
たくさん人を殺したお金でわたしたちはおうちが貰えて、人から盗まなくてもご飯が食べられて、お金があるはずなのに贅沢の仕方を知らないわたしたちは、人から見れば質素に暮らしていたと思う。
ある時、帰ってきたアインはテーブルの上に乱暴にファイルを置いてきた。開いたファイルの中身は小綺麗な見た目の男性の写真と、その男性のプロフィールだった。
「オマエと一緒にいて十五年が経つ。もうここから出ろ」
そう言ってアインは、自分の部屋に戻る。
わたしは、心臓がわしづかみにされる想いがした。これはわたしのためにアインが探してきてくれた結婚相手だ。たしかにプロフィールをみる限り裕福で、写真の彼はとてもやさしそうに見えた。
でも、わたしはいやだった。アインの部屋へ行く。彼はベッドの上で銃の手入れをしていた。
「ねぇ、なにあの写真」
「そいつと結婚すれば、オマエ、ここにいるよりずっと幸せになれる」
「勝手に決めないでよ」
わたしはアインに抱きついた。染み付いた血の匂い。今では大きくなった胸板。こここそがわたしの居場所だと思っている。
「わたしはアインと一緒にいたいの。でも、それじゃいや?」
気づくと涙がこぼれてくる。アインとはなれるなんて考えられない。しばらく沈黙が続いて、アインがため息をついた。
「わかった。見合いは断る……その、はなれてくれ」
言われるがままにはなれると、アインは真っ白で冷たい印象がする顔をわずかに赤らめ、鋭い氷色の眼差しは鋭利さを失っていた。
彼のそんな姿を見られたのがうれしくて、わたしはイヒヒと笑ってからもう一度抱きついた。
No.150『鋭い眼差し』
鋭い眼差しを突き刺す。
君は怯えたような表情を浮かべる。
違うんだ、本当は君を守りたい。
ごめん、不器用な僕でごめんね。
君の目が 深く突き刺す その先に
僕の好きな子 君を好きな子
お題 鋭い眼差し
にゃんみさんしか浮かばない。
ご飯の最足のあの眼差し。
にゃんみさんの信頼おけるオカンに
ずーっと見つめてる。
どんだけオカンの作るご飯が良いのか。
私もあの味は何の調味料も分からないけど
美味い。おいしゅうございます。
にゃんみさんの眼差しは
会社でたくさん働いてきたオカンに
向けられる視線。
撫で声のオカンと
撫で声のにゃんみさんの声に
にゃんみ人との会話のようなオカン。
可愛い。可愛い。可愛い。
やばい。それこそ
デレる。可愛い。
癒やし。
鋭い眼差し
うつ伏せで横たわっている僕を見ていた。
ん?僕を見ている?僕が?
だから夢の中なんだとすぐわかった。
横たわった僕も、こちらを見ている。
鋭い眼差し。開いているのは左目だけだが、その光は寸分もブレること無く灯っていた。静かに、しなやかに。そして強く。
それを見ている僕はおそらく右目だ。顔は、体はあるのだろうか。そんなことを考えていると、浮遊感を感じた。そばの水たまりに映った自分を見ると、カラスがくちばしで目玉を挟んでいる。
飲み込まれる。そう思った瞬間、横たわった僕に視線をやった。右目が飲まれようとしているにも関わらず、左目は動揺もなく、鋭い光のままだった。
おはよう。
おはよう。
早く支度しないと遅刻するわよ。ご飯、できてるから。
ああ。 彼女に促されて起き上がる。放尿したあと、洗面所で顔を洗った。鏡でそっと自分の顔を見る。
穏やかな顔だった。僕はこんな、穏やかな目をしているのか。
なんと、なんともまあ、腑抜けた視線をしていることか。
あの目は、あの左目は、こんなに甘ったるい目じゃなかった。いつの間に僕は、剛毅さを捨ててしまっていたんだろうか。昔はもっと苛烈な気質だったはずだ。
もう一度顔を洗ってから鏡を見た。映る男をできる限りの力で睨んだ。
まだだ、こんなんじゃまだ足りない。本来の俺はもっと激しさが溢れているはず。
昨日に満足するな。愛想笑いなんかに逃げず、今日の全てを睨み返せ。
心の中で鏡の男に言った。
まだ生きてるんだ。
なんでだろう。
心臓の辺りに防弾チョッキなんか着て
また生きようとしたの?
私はもう人生の幕を下ろしたいのに。
私変だって。
生きたがりの私と死にたがりの私が居るの。
何かに秀でてる訳でもないから
静かに生きてるだけなんだけどね。
たまにつまらないと感じてしまうけど
死にたいとは思いたくない。
私はいつも私を殺そうとする。
鋭い眼差しをして殺そうとするの。
体は動かせないけど見るだけは出来るなんて
こんなの望んでいないのに。
鋭い眼差しをする死にたい私と
まだ生きていたい私の攻防戦が今日も始まる
─────『鋭い眼差し』
鋭い眼差しで
私は見られてる?
思わず手を止めた
まだ食べてないところ
一口ちょうだい
え?あぁ…
スプーンで1匙ガッツリ
持っていかれた
アイスカップのチョコミント🫶
✴️181✴️鋭い眼差し
どんなに眼差し
鋭くしても
ただただ可愛い
ちびパンダ
*
ツリ目なのにタレ目に見えるパンダ
どのサイズでも可愛いけど子どもは特別可愛い
ざんぎり頭のあれと同じリズムになって落ち着いた
「鋭い眼差し」
〜鋭い眼差し〜
私を見る目が冷たい
そんなに悪いことをしたのだろうか
人は突然嫌われる
嫌われたくないと願っても嫌われることもある
その時1番大事なのが因果応報
人に優しくしたら自分も優しくされるし
人にきつく当たったら自分もきつく当られる
必ず見ている人がいるから
あきらめず芯を持ち続けて
時には優しくなれない時だってある
その時はそれでいいんだ
必ず自分にかえってくるから
そして自分にやった事は人に与えられる
だからまずは自分を愛そう
自分に優しくしよう