『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉はいらない、ただ…
言葉はいらない、ただあなたに抱きしめてほしいの。
あなたに抱きしめられるとどんなに辛いことや悲しいことがあっても笑顔になれるから。
どんな言葉よりもあなたに抱きしめられることが私を元気にしてくれる。
だからどうかお願いします。
神様、私の世界一大切な人を救ってください。
リアルで欲しいのは、何気ない挨拶とお互いを労う言葉。
誰と誰が結婚したとか、誰の子供が進学したとか、何とか言うアイドルが好きでとか、そういう言葉は全部耳と頭をただ通り抜けていく。
それは『〇〇所属の××という仕事をしている私』に対しての言葉じゃなくて、相手がただ一方的にまくし立てて話したいだけにしか見えないから。
そんな言葉はいらない。
リアルでいらない言葉の数々は、ネットで欲しい言葉の数々でもある。
好きな作家の話、好きなゲームの話。そういう言葉なら一字一句逃さず頭に刻もうと思う。
それは『〇〇というゲームが好きな私』を相手が知っているからだ。相手の言葉に返す言葉を私がしっかり持ってるからだ。
リアルとネットの違いは多分、「今ここにいるのはどんな自分か」という認識の違いだろう。
ネットの方が心地いいのは、言葉が通じて、視点が近い人とだけ繋がっていられるからだ。
言葉はいらない、ただ私という人間を見て欲しい。
リアルで私に関係ない話をする人達も、自分という人間を知って欲しいという気持ちがあるのだろうか?
END
「言葉はいらない、ただ·····」
言葉はいらない、ただ…
忘れないで欲しい。
誰かが覚えていて欲しい。自分がこの世にいた事を。
やれやれ、こんな時浮かぶなんて随分ビビってるな。
片道切符を持ったたくさんの人が感慨深げにタラップの上で時折立ち止まり、見送りの人達を見て、意を決して扉をくぐる。
俺は操縦席に座り点検を始める。
機長が黙って機長席に座った。
オールクリア スタンバイOK ウェイティング
機長は俺を見た。この人は中継地で降りる。
また戻って機体を動かす為に。俺より見ているだろう、光景が浮かぶ。
搭乗終了次第出発する。航路の確認はいいか?
はい。準備完了してます。
では、頼む。
中継地まではあっという間で何かを考える余裕はなかった。
この先はコールドスリープに入るが俺が一番最後になる。そして一番最初に目覚める。責任重大だ。
機長は降りる前に黙って握手を求めた。握った手はきつくきつく握りしめられた。
機長は振り返らず降りて行く。その背を俺は見る。
行って来ます。お父さん。お元気で。
言葉はいらない…ただ…
ーーー
「あの…。」
『ん?』
「初めてだから…優しくして…?」
『あ…あぁ…。』
手を絡ませられて見つめられてる…私は目を逸らした。
『どうしたんだ?』
「いや…。だって恥ずかし…」
初めて舌を絡めるキスをされた…。全部が初めてで怖かった…。
「…あの…。」
『ん?』
「…あ…あ…」
『ばぁか…言葉はいらないよ。』
口に吸い込まれるみたいに消え入る声で初めてなら尚更なって聞こえた気がした。
「ボス!冷蔵庫に置いてあったプリン、知らないですか!」
「あぁ、あのプリンか、普通に賞味期限切れそうだったから俺が食べたぞ」
「えっ、食べちゃったんですか」
「食べちゃまずかったか?」
「だめですよ!!あれは……」
「………」
「オレのボスへのプレゼントなんですから!!」
「え、それならいいんじゃねぇのか?」
「ダメですよ、ボス!オレから手渡ししなきゃプレゼントになりませんよ」
自分の計画が上手くいかなかったと、襟尾はしょげていた。
「そうなのか?……ごめんな、エリオ」
「ごめんの言葉はいりません。ただ、」
「ただ?」
「オレを抱きしめてください」
「心得た」
津詰はその大きな体で襟尾を包み込んだ。
「大好きですよ、ボス」
言葉はいらない、ただ…
そっと手を伸ばす。けれど触れるのは怖くて手前で止まる。椅子の冷たさが伝わってくる。
臆病者め。そう自分を詰ってると、指先に触れる温かさ。
ぱっと顔を上げるとそっぽ向きながらこちらに手を伸ばす姿。
驚かせてはいけないと捕まえたいのを堪えて、待つ。
そっと手の甲まで来た手に、耐えきれず指を絡める。
びくりとあちらが動いたのが分かったが、それでも手を引っ込めずにいてくれる。
その温かさだけで充分だった。
貴方がそう言うなら言葉はなくて良い
それでは私は寂しいと思ってしまうけど。
言葉はいらないなら
行動で示してくれないと。
─────『言葉はいらない、ただ・・・』
言葉はいらない、ただ・・・
そばにいて。
私を置いて、行かないで。
言葉はいらない、ただ…
言葉はいらない、ただ…
どこか寂しいように感じる。
私のなかで遠く感じる。
言葉はいらない、ただ……
「言葉はいらない、ただ……お互いを見つめ合うだけで、君たちは愛を確認できるんだねっ!!」
緑くんは叫んだ。
叫ぶのはいつものことだが、内容が問題である。
「緑くん、僕らは愛を確認してたんじゃなくて、目を逸らしたら負けゲームをしてただけだ」
「そういうのネットでよく見る。やっぱり君たちは付き合ってるんだ!」
僕の後ろで片桐が縮こまっている。
「付き合ってないって。僕の恋愛対象は女性だよ」
緑くんは男どうしの恋愛をこよなく愛し、僕と片桐は付き合っていると思っている。妄想するのは自由だけど、口に出す、それも大声で叫ぶのはやめて頂きたい。僕ら以外にも多くのクラスメートが緑くんの頭の中でカップルにされている。
「ほら、片桐もなんとか言ったらどうだい」
片桐の肩に手を置く。片桐は自己主張が弱いタイプ。こんなんだから、緑くんに妄想されるんだよ。
「お、おれも……おれも、女の子しか」
緑くんはばっ、と耳を塞いだ。
「やめて、やめて!現実なんて大嫌いだよ!俺は妄想の世界で生きるって決めたんだ!」
それなら声に出すな。
緑くんは今にも泣きそうな表情で片桐の顔をのぞきこんだ。
「ねぇ片桐くん、そんなこと言われたら俺、泣いてしまうよ。片桐くんは足立くんが好き。そうなんでしょ?泣くよ?」
「う、ぅう……うん。」
「『うん。』じゃないだろ!」
僕は必死に、もうあらゆる言葉を使って片桐との関係を否定したが、緑くんは聞いちゃいなかった。
「ふふ……どっちが攻めかな。やっぱり片桐くん?へたれは攻めって、相場は決まってるし……でも足片も捨て難い……」
はあ。緑くんは妄想を垂れ流したまま、ふらふらとした足取りで帰って行った。大丈夫だろうか……。
「ごめん足立……おれ……」
「大丈夫大丈夫。どうせ来週には別の二人に興奮してるからさ」
しかしそんなことはなく、大学に入っても緑くんは僕らのBL小説を書き続けた。
打ちつけるような雨が、私をゆっくりと濡らしていく。
「やっと、だな…。」
そう呟いた言葉は、雨に溶けて消えた。
春の日差しみたいな、あたたかい人。それが、先輩の第一印象だった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「あーもう、最悪…。」
なぜ高校の校舎は、こんなにも広いのだろう。
次の化学の授業まで、あと5分もない。
雨のせいで偏頭痛もする。
思わずしゃがみこんでしまった。
「どうしたの?」
ふと、上から声がした。
内履きの色からして、上級生だろう。
顔を上げると、心配そうにこちらを見ている先輩がいた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その後、化学室まで連れて行ってくれて。
雨のことを、「桜流し」って言ってたっけ…。
その日から事ある毎に話しかけてくれる先輩を好きになるのにはそう時間はかからなくて。
告白して、OKされた時は嬉しかった。
「なのに、すれ違っちゃうもんな…。」
きっかけは、多分些細なことだった。
そのせいで二人の距離はどんどん離れていって、自分から別れ話を切り出して。
言葉はいらない。ただ、先輩に愛されたかっただけ…。
この雨は、しばらく止みそうにない。
𝑒𝑛𝑑
信じることが
息苦しいと感じる日がある
記憶を探す旅は
苦しいことだけを巡らせる
受話器から聴こえる
あなたの声にそっと溺れる
手をつないで
落ちていく深海でキスをしよう
何もかも忘れて……
『言葉はいらない、ただ…』
言葉はいらないなんて私は思わない。
気持ちは言葉に出さないと伝わらないよ。
言葉にするのが恥ずかしい時もある。
でもそういう時こそ言葉にすると、とても喜ばれるんだよ
言葉はいらない、ただ、、、
言葉は好きだ
自分は言葉を大切にしている人間だと思うし
言葉を良くも悪くも重く受け止める
ただ
言葉を話さなくても伝わるのがあることも
言葉がいらない時があるのも知ってる
そんな時
何が変わりに伝わるのか
私は、知ってる
言葉はいらない、ただ・・・
「ごめん」なんて、いらない
謝られても困る
君を悪者にしようとしてたのに、謝られたらそんなことできなくなっちゃう
「ありがとう」なんて、いらない
私何もできてないのに、そんな言葉受け取れない
「またね」なんて、知らない
私達、これから離れ離れになるのに、またねなんて、あるの?
またねがあるから、これからもずっと一緒がいいよ
言葉なんて、いらない
ただ…ただ、隣にいて欲しいだけなのに
満天に輝く星空を見ていると、抱え事など小さなものに思えてしまう。今まで躊躇いを感じる弱さが、とてもとても、小さきものにも見えてくる。
あのとき、、あと一歩踏み出せなかった迷いの心。
この輝きで意思を持つ強さに、変わるような気がした。
無数の綺羅星の中に、溶けるような速さで横切る一筋の光が見えた。
…ねぇ、何をお願いしたの?
なんだと思う?
そして訪れる静寂の時、同時に2つの心が変化した。
辺りは暗く、互いの表情は見えない。でも紡ぐ言葉はもう要らなかった。ただ抱きしめ合う温度は、更なる幸福で満たされるのには充分だった。この空間が堪らなく好きだと思った。
平常心よりも少し高い…微熱
それが、魔法にかかる温度だ。
お題: 言葉はいらない、ただ…
言葉はいらない、ただ・・・となる読者は、何を考えるだろう。言葉の前とただ・・・の後の内容で、決まってくるけど1つではないような気がします。私は、本が苦手ななので、どうしても動画を見てしまう。文字から理解することが不得意なのだろう。でもそれは脳の問題で、15歳までに訓練すればできるようになることでしょう。40代になってからだとかなりの努力がいると思います。電子書籍で、繰り返し同じ文章を読むことで理解すると言うパターンもあるのではないだろうか。理解する時に頭の中で、小説だと映像化してることもあるので、必ず作者と同じ映像が頭の中に出てきているとは限らないです。読者によって変わると言うことになるから十人十色だと思う。だから本は、想像力や理解力を伸ばすから15歳までの間にたくさん本を読むと良いのです。語い力も増えていき賢い人間なります。本って良いから読もうと無理ぜず電子書籍や動画など自分にあったのを選んで、語い力だけでも増やしていくと良いです。人間、学問より知恵で、読み書き計算ができれば生きていけると思います。
夜が更けて辺りは厳かなる静寂に包まれていた。
リビングにあるダイニングテーブル。そこで少女が椅子に座っていて、その机上には沢山のテキストが所狭しと山積みになっている。そして恐らく夜食だろうか、温かいお粥とほんのり湯気を立てているお茶が小さな盆の上に乗せられていて、机の端っこに少し居心地悪そうに置かれていた。
手元だけがぼんやり光るようにスタンドライトを一つ付けて、ただひたすらノートにペンを走らせている少女。
目の前の課題に集中していたつもりだ。いや、集中していたからこそ気付いてしまったのかもしれない。
静かな部屋でカサカサカサと耳慣れぬ音が聞こえた。ギョッとして音の方を振り返ると、皆さんお馴染みの茶色いアイツがどこからが現れてこちらを見ているではないか。
少女は無益な戦いを避けるべくわざと足音を立てたり、机を叩いたりして脅かそうとした。元いた所にお戻り。それでもそいつは寧ろジリジリと距離を縮めてきた。
何で、どうして。私達争わなくても各々でやっていけるじゃない。言葉なんてなくったって分かり合えたはずじゃない。
少女の願い虚しく、ヨロヨロとこちらの領域にまで侵攻しようとするそれ。こうなると流石に身の危険を感じるわけで。殺虫剤を手に取り、遠慮なく思いっきりそいつ目掛けて噴射した。
余談だが、ホウ酸ダンゴには喉の渇きを発生させて弱らせ、且つ明るい所に引き摺り出すという性質があるらしい。
願わくば人知れずひっそりとその生涯を終わらせてほしいものだ。
【言葉はいらない、ただ……】
書けていない日が続いているけど、これもすぐに書けそうにないので、時間がある時に。
言葉はいらない、ただ… 認めて欲しかったのかも?
何度も靴を脱いで街を見下ろして、
もう、終わりかと思うと飛ぶのを躊躇って、
誰かが私を認めてくれる時が来ると信じてまた靴を履く
何度も繰り返していると屋上に誰かが立ってて、
私の先を越そうとする。
ふざけんな。
そんなことくらいで私の先を越そうだなんて。
それでもここからは消えてよ。
君を観ていると苦しいんだ。 ❧
私のアールより