yukopi

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満天に輝く星空を見ていると、抱え事など小さなものに思えてしまう。今まで躊躇いを感じる弱さが、とてもとても、小さきものにも見えてくる。
あのとき、、あと一歩踏み出せなかった迷いの心。

この輝きで意思を持つ強さに、変わるような気がした。


無数の綺羅星の中に、溶けるような速さで横切る一筋の光が見えた。

…ねぇ、何をお願いしたの?

なんだと思う?



そして訪れる静寂の時、同時に2つの心が変化した。

辺りは暗く、互いの表情は見えない。でも紡ぐ言葉はもう要らなかった。ただ抱きしめ合う温度は、更なる幸福で満たされるのには充分だった。この空間が堪らなく好きだと思った。



平常心よりも少し高い…微熱
それが、魔法にかかる温度だ。



お題: 言葉はいらない、ただ…

8/29/2024, 10:21:03 PM