『胸が高鳴る』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人は待ち望んでいたものが訪れるときに、胸が高鳴る。胸が高鳴るのは、その体験が自分にとって初めてのものだったり、珍しいものだったりするからで、ある意味「非現実」を味わうのを私達が期待するからである。人間は何より刺激を求める生き物だ。
しかし一度それが日常化してしまうと、私たちはその状態に慣れ、胸が高鳴るどころか、些細なことにもがっかりするようになってしまう。それは強欲という以前の問題で、とても不愉快なことである。あの胸がいい意味で締め付けられるような感覚は本当に堪らない。
一瞬一瞬が最後だと思うようにして、その「思いがけない日常」に日々胸を高鳴らせたいものだ。
『何も始まらないのに』
不意に触れた手
耳が熱くなるの感じて
私バカみたい
#胸が高鳴る
初めて足を踏み入れる世界
一歩踏み出そうか
やはり、ここに留まろうか
それとも初めに戻ってリセットするか…
静かに脈打つ胸の鼓動
これも 胸の高まり なのだろうか
フィル
あの人を見ると、胸が高鳴るの。
彼女は頬に手を添え、にこやかに微笑んだ。
結局のところ、それは恋じゃなくて病気のはじまりを告げる鐘、動悸であったワケだけれど。
彼女は一瞬の熱に浮かされて、少しでも幸せだったのだろうか。
恋愛脳の彼女だから、どこかで違いは悟っていたと思う。
それでも気づかないふりをしたくて、「胸が高鳴る」なんて普段は言わないような言葉を吐いたのかな。
植物状態になった今も、胸の高鳴りは覚えてくれるといいな。
ひっそりと薄暗い病室で、彼女の胸に手を当てる。
どくん、どくん、どくん。
まだ、動いてるみたいだ。
「よかった」
どうせなら、心臓を取り替えっこできたら良いのにね。
僕の心臓をあげるよ、と口をついて出そうなくらい、太陽みたいに笑う君を見たいんだ。
ああ、僕じゃない誰かに向ける君の笑顔でさえ、もう恋しくなっている。
〜胸が高鳴る〜
その笑顔が
その声が
その指が
…
好きだった。
胸が高鳴る
ねぇ、ホントは気づいてるんでしょ?
私のこと考えてる時、ワクワクしてるよね
胸の高鳴りは無視できないもの
平凡な人生はつまらないから 険しい道でも
こっちにおいで
胸が高鳴る
春風は 吸い込まれた 空気の 中で
弾けた サイダー みたいに
心に トルマリンの ように 染み込んで
心の 中を 純粋に 変えていく
君が 新学期に 買った
香水の 匂いに 僕は まだ なれなくて
もう少し 君の センスが わかるまで
時間が かかりそう
踏切の 遮断器が 音もなく 聞こえるのは
どことなく 胸が高鳴る 心臓の 音に
かき消されて いるようだ
サイレンスの中で 静かに 桜の 花が
僕たちの 見えないところで 咲いている
雨が 降るまで
その 新しい 命を 輝かせてる みたいに
純情は 春の 季節が 過ぎる頃には
着慣れた シャツみたいになって
慣れてくれば 少しだけ 形が 崩れて しまうけど
それでも きっと 君の 丁寧に 結った
長い フィッシュボーンの リボンと
胸元に キュッと しばられた ネクタイが
まだ 綺麗な 形を している
このまま 夏が くる前に
トルマリンの ような 柔らかな
呼吸に 透過しやすい 季節を 迎える 前に
君と 二人で 坂道を 走り出しては
自転車道を 朝方の 太陽を 追い越して
見えない 未来に キスを そっと しよう
貴方をひと目見るだけで一日を頑張る力が湧いた。
貴方と会話を交わすだけで一日中笑顔でいられた。
貴方に触れられるだけで、胸が高鳴った。
貴方が話しかけてくれたら、少しだけ可愛子ぶってしまう。
貴方の隣を歩けば、少しだけ歩くスピードが遅くなってしまう。
貴方が他の子に笑顔を向けていたら、嫉妬してしまう。
貴方の周りに人が集まっていたら、拗ねてしまう。
貴方の気だるげな瞳も、爽やかな香りも、甘い声も、細い体も、長い前髪も、可愛いくしゃみも、鼻歌でさえも。全てが愛おしく、愛らしい。
貴方を見るだけで頑張れるのも、話すだけで一日中笑っていられるのも、気づけば貴方のことばかり考えてしまっているのも。
この胸の高鳴りに名前を付けるとしたら、それは
きっと___
逢えると高鳴り始めて
笑顔を見て さらに高鳴り
夢の中でも高鳴り
朝起きても高鳴る
お弁当食べて高鳴り
似た人見ても高鳴る…
知らん誰かに嫉妬して高鳴り
口実のチケット予約して高鳴る
同じ柄見ても高鳴りだす
もしやこれは…
これ…👇️かなぁ
動悸息切れ眩暈には救?…(笑)
………
あなたの部屋の前…
座りこんだら…
なんて…
静かなの…
恋の入り口みたい…
ただ泣きたくなるの 中山美穂
思い返せば、生きてきたなかで「胸が高鳴る」という状況になったことがない。
「期待」や「希望」は「不安」に変換される。
私の人生には「不安」しかない。
新生活も不安。
恋人ができても不安。
例えば、靴を買ったとして。
その靴を履いてどこへ行こう?
ではなく、天気が悪くなったらどうしよう。
こういう具合。
だから、自分の人生にはこの先、胸が高鳴るということはないんじゃないか。
と、また不安になった。
ピッチャーのこうたいを
お知らせします
ピッチャー槇原に
かわりまして
江川!
ピッチャーは江川!
背番号30!
ワー!ワー!
ドオオオ!!
あなたが好きだと気がついた
胸が高鳴る
鼓動が早まる
付き合うことになった
胸が高鳴る
頬が熱い
他の人と親しげにしているのを見た
胸が高鳴る
鼓動がうるさい
あの人あなたのお姉さんだったのね
胸が高鳴る
恥ずかしくて顔を隠した
プロポーズされた
胸が高鳴る
幸せだ
マリッジ・ブルーみたい
胸が高鳴る
不安なの
結婚した
胸が高鳴る
どんな未来が待ってるのかな
胸が高鳴る
胸が高鳴る
胸が高鳴る
浮気されてた
胸が高鳴る
血の気が下がる
言い訳
逆ギレ
嘘つき
裏切り
お別れした
胸は静かで
晴れやかだった
「胸が高鳴る」
あまりこういう風には使わない言葉だけど、プラスじゃない胸の高鳴りを書いてみたかったので
思い出した
18歳で家を出て台湾に来たことを
コロナ鍋の中1人空港に降り立った時の胸の高鳴りを
これから始まる生活にワクワクして
新しい土地で新しい自分と暮らすと決めたあの初夏の日を
もう4年も経ったのか
あの時より少しだけ現実を知って少しだけ経験を得た
短いようで長かった
振り返ればちゃんと足跡がある
毎日が週末のような四年の日々
3ヶ月後荷物をまとめて空港を発つ日私はきっと
涙と鼻水が止まらないかもしれない
新しい出発に、乾杯。
-胸の高鳴り-
胸が高鳴る
「———いろんな経験をしたいのです」
皺一つない高そうな服を服を全身に身に纏った少年は、両親にそう口にする。
父と母は顔を見合わせると、僕の幼い手を取ってありとあらゆる知識や経験を与えてくれた。
家は裕福で学びを得る上で困窮することは一度もなかったし、俺が食って寝る生活をしても何不自由なく暮らしていけるだろう。
けれど私にとって「退屈」とは何ものにも代え難い苦痛で、四六時中机にへばりつくのは必然のことだった。
本は分厚ければ分厚いほど嬉しいし、物事は突き当たるほど笑みが溢れる。
そんな僕を変態だなんていう人もいたけれど、毎日同じようなことを繰り返す日々を送る人はなぜ正気を保っていられるのか、不思議で仕方なかったんだ。
全身が凍るように寒い冬の日。
僕は路上の片隅に椅子に腰掛けチェスをする、ヨレヨレの服を着た男性を見つめる。
テーブルの上には硬貨が置かれており、彼等はチェスの駒をせわしなく動かしていた。
「かあさま、あの人は何をしているのですか?」
数秒沈黙したあと、母は小さく答えた。
「あの人達はホームレスと言って住居を持たずに生活するんです」
まだ背が小さなかった僕にはその表情を読み取ることはできなかったが、あの時の母の声は少し震えていたような気がする。
どうやって生きていくのですか?と質問を投げかけると、ホームレスとはなんなのか淡々と話し出した。
正直、その頃の記憶はおぼろげで母の言葉を右から左に聞き流してしまっていたが、あの光景が今でも忘れられない。
「恋の病とはよく言ったもんだ」
赤面して俯く私に対して君は酷くぶっきらぼうにそう言ってのけた。
大して興味も無さそうに。
私にとって覚悟に近かったのに、あっさりとそう言われてあからさまに落ち込んでしまう。
貴方を目で追いかけるようになって、性格はあまり良くなかったけど輝いて見えてしまったのだから恋は盲目なんて考えた人は凄いと思う。
ごめんねと無理矢理笑う、声はきっと震えていた。
そんな私の言葉に無言で腕を引っ張り引き寄せる。
意地悪なその笑顔は私の好きだったもので。
きっと揶揄われ続けるんだ、弄られてしまうんだと目を瞑る。
瞼に感じた優しい温もりに、彼の香りに、一瞬で脳が覚醒する。
「恋の病なんて、そんな可愛いもん俺には似合わないだろ」
瞼に、額に、頬に……柔い感触がじわりと広がる。
揶揄われてるのか分からない。
顔を上げると夕陽灯に照らされて綺麗な顔が視界に入ってくる。
胸が、痛い。
痛いよ。
どうしようもなく、やっぱりどうしようもなく君が好きだ。
頬を撫でる手は優しすぎて辛い。
「俺のビョーキも、お前のビョーキも、一緒に治していくか」
無邪気に見せた照れ隠しの笑顔は、どんな表情よりも好きで締め付けられる痛みに胸を抑えた。
再度瞳を閉じて彼を待つとその痛みはすうっと引いていく。
私と君の処方箋はここに存在する。
キラキラ輝くような恋なんかじゃない、誰かの幸せの裏にひっそりと潜むような目立つ事の無い恋だけれど。
貴方のその優しげな瞳を独り占め出来るのだと思うと、我儘な高鳴りはやめられない。
隠れて再び重なった唇はお互いを溶かすような、そんな淡くて甘いものでした。
変容の時を迎えて、
胸が高まる感覚に包まれる。
地球に愛と感謝を捧げながら、
この誕生の日、宇宙元旦に感謝を送る。
そして地中深く根を伸ばし、釜の錬金術を使って湯気を伝い、私たちを光の黄金で満たす。
その時、私たちは多くのエネルギーと
やる気に満ち、
新たな可能性と情報を受け取るのだ。
今、この瞬間から
胸が高鳴る。(五日目)
注意 こちらはBL表現をするものが出てきます。
この様な表現が良い方のみお進み下さい。嫌な思いをするのは貴方ですから。
「嗚呼……今日もッ!!!今日もっ!胸が高鳴る…どうか…どうかお許しください。このご無礼を……」
一人の男性がいつも通りの時間にまた教会に入り浸っている。
「嗚呼!!!なんてそなたは美しいんだ!!!わたくしの神様……」
といつものように神様にそう告げる。
普通ならば……神様は微笑む銅像なだけで…何もしないと思うんだが……ほら、神様にも色んな種類があるだろう?例えば……人間を神に例えるとか……?
正直に言って……彼は…少し…嫌…めっぽう狂っている…
何故このようなことを知ってるのだって?だって…
『俺がその神様やねん…』
「嗚呼!!!!神様!ここにいらしたのですか!!!!」
『…ハァ…"ヴェーラ"!!!!俺は人間だ!神などでは無い!!ただの神父だと言ってるだろう!?この神父は叔父さんに任されただけで!神になるつもりなどないって言うてんねん!!』
「嗚呼…その訛りも美しい…今日もいつもと変わらず美しいですね…"ボーフ"様。」
『………』
(まぁ…?褒められていい気になれへん人はそうそう居らへんからな)
『…今日はなんの用やねん…』
「?いつも通りに拝みに…」
『……ここの神に祈れよ』
「ええ!私はここの神様を信仰していますので!」
『そうか……その神の名は?』
「ボーフ様です!!!」
『そんなキラキラな目で見るんとちゃうど!?ここの神は人間ちゃう!俺はここの神ちゃうねん!』
「?」
『「?」みたいな顔するなって言うてんねん!!!』
「……まぁよく分かりませんがまた明日も来ますね。私の神様。」
『………明日は何時に来るんや』
「?…同じ時刻に来ますよ」
『そうか…またココに来いよ茶ぁでも用意しとく…』
「!?か、かかかかか神様!?」
バタン!!!
と大きな音で教会の扉を閉めた神父は扉に腰を下ろし
『……////』
(ずっとおるせいか仲良ぅなってもうてる……)
顔を赤くした。
その彼の名は『リュボーウニク・ボーフ』
そして信者の名は『リュボーフィ・ヴェーラ』である
後にこの二人は永遠と平和な暮らしや貴方の望む生活をするかも……知れませんね。
(最後の言葉)
なんか思ってるのと違う感じになってしまいました…
なんかもっと……ドキメキ!青春!私の恋は実のぉ〜?!♡を想像してました……が!やっぱり頭が腐ってると必然的に腐ってることしか書けないんてすよね…ナンデヤッ!
🍐
ちなみに誰も見てないと思うから書くねんけど
二人の名前はロシア語でちゃんとした意味とかあるから
是非見て見てな(決して意味忘れたとかそんなんちゃうで)
独白 2024/3/20
なんか今日、朝からダメだな。
って日が度々ある。
でも逆に、今日さいこう!!
って日は中々ない。
だから無意味に、朝起きた時、
今日も起きれてさいきょう!!
って思ってみようと思う。
朝一番からポジティブになったほうが
その日いちにち元気になれるから。
いつも雛鳥のように俺の後ろを付いて歩いたあの子。
隣できみは凄いなぁと目を輝かせていたあの子。
目が合ってはニコッと笑ってくれるあの子。
俺の事を無条件に信じては、くだらない嘘に引っかかり泣いていたあの子。
かわいいかわいい俺の雛。
幼い頃からの刷り込みのせいで、未だにお前は俺の事を凄いと思っているし、何度裏切っても無条件に俺の事を信じる。
水分量の多い銀河のような瞳から、星屑がキラキラと溢れ落ちてもそれでもお前は従順で。
そんなお前に対して俺は、俺だけがお前を好きに扱える優越感と独占欲にいつの間にか支配されるようになった。
他の人間をお前が賞賛するとドス黒い感情が湧き上がる。
その度に俺はお前に無理難題を突きつけては困らせる。
今だって、困った顔をして、ああ、目が潤んでいる。
泣きそうだな、目が零れてしまいそうだ。
でもお前はきっとーー
『胸が高鳴る』
かわいいかわいい俺だけの雛
作者の自我コーナー
いつもの(定期)
胸が高鳴るって期待や希望で興奮する様子を表す言葉なんですけど、それでこんな仄暗い期待の話を書いた自分に引いています。
彼は自分だけが雛鳥を好き勝手していいと思ってるし、
どこまで自分に従順かを定期的に試していると思います。
それで一線越えちゃってそうですよね。
彼らのことを好きな人間から見ても引くことがある関係性。
久しぶりに開くこのアプリ。
今回のテーマは何かな?
私のいいねは増えてるかしら。
みんなの投稿もたくさん読みたい。
あまりに久々すぎて、
書きたい気持ちと読みたい欲で、
今まさに、すっっっごく胸が高鳴ってるよ〜!