『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ミドル世代は、結局勉強ができるだけで、彼らの勉強の成果は「上の世代を傀儡にし、横領すれば良い」というだけの知識しか身に付けることができなかった。
バカ丸出しだった。
大体寿命が80〜100歳というからみんな勘違いしてしまう。
人によっては3億歳から5億歳も生きているらしい。
『窓から見える景色』
窓の向こうには、清々しいくらいの青空が広がっている。外に出たかったけど、僕は外に出ることが出来ない。
窓のそばには向日葵の花束が置いてある。僕の好きな花だ。太陽の光をめいっぱいに浴びて咲き誇る向日葵を格好良いと思っていた。だからお母さんに「何か欲しいものある?」聞かれた時、真っ先に「ひまわりがいい!」と答えていた。
でも、お母さんが持ってきた向日葵は、僕が欲しかったものとは少し違っていた。根元を切られ、紙で巻かれ、なんだかくたっとしていた。
鉢植えは病院のお見舞いには持って行っては行けないらしいということを、僕はその時初めて知った。でも僕は、やっぱり向日葵には立っていて欲しかった。
窓辺で横になる向日葵はなんだか元気が無くて、鉢植えに植えてあるよりも縁起が悪いような気がした。
それでも、山吹色の向日葵は、窓の向こうに広がる、夏の青空によく映えた。
僕の小さな世界を少しだけ明るくするのには十分だった。
花火の音がした。
何度も、何度も。
どうやらどこかで花火大会が開かれているらしい。
慌てて窓からキョロキョロ探す。
海が見える高台のアパートの一室に越したのは、前年の末。日当たりと風通し、あと家賃の兼ね合いで決めた部屋だった。
東側に面した窓からは、海から昇る初日の出を拝むこともできた。多少難はあれども良い部屋を借りた、そう思っていた。
部屋から花火が見えるなら、なんと素敵だろう!
そしてまたひとつ、花火の音がした。
視界の端で空がパアッと明るくなる。南東側だ。間違いない。
期待に胸を踊らせながら窓をのぞき、次の音を待つ。
ドーン!!!
なんということか。
待ちわびた光の華は、先月に完成したばかりの高層マンションの影にすっかり隠れ、私の目には一欠片もうつらなかった。
音と空を染める光の余韻だけ。
そうそう上手くはいかないか。
風に乗る火薬の匂いを肴に、一人苦笑したのだった。
窓から見える景色。今は隣でなにか工事をやっているのが見える。家から見える理想の景色ってのはどんなものなんだろう。
すぐ近くに海が見えたら最高だな。時間があったら散歩がてら海で泳いだりしてね。
耳をすませば貝殻を耳に当てた時のような海の音が静かに聞こえる、なんてのはいいな。
でも海の近くに家を建てると色々問題があると聞いたことがあるな。どっかの漫画家が塩害かなにかで家が売れなくなったとか。それ以外にも海水浴の人たちがきてうるさそうだしな。
じゃあ山はどうかといったら虫に獣と問題しか思い付かない。避暑地に軽井沢の別荘なんて昔はよく聞いたけど実際はどうなんだろ。
結局高層マンションからの景色が一番いいのかな。そういえば海外だと高層マンションは貧乏人が住むものとどっかで見たけどほんとかね。
しかし昨日今日と地味に暑いな。夜はちょっと寒いくらいだけど昼はエアコンで除湿をつけたいくらいだ。実際昨日は除湿をつけちゃった。
でも今日は窓を開けてればなんとかなりそうだ。嫌になるほど暑い夏だったけどようやく終わった気がするな。
仕事が休みの火曜日の朝、いつものカフェ。窓ぎわの席に座って、読みかけの本を開く。窓から見える景色は丸テーブルがいくつか置いてあるテラス席と、車が行き交う交差点。ときどき目線をあげて車が流れていくのを眺める。あ、あのトラック、見たことあるな、なんて思ったりして、読んでいた小説の世界から少し離れ、また戻る、というのを繰り返していると、いつの間にか気持ちが緩んでいて、仕事のストレスが和らいでいるのに気づく。必要な時間だ、と思う。自分に戻るために。一週間に一度、同じカフェの同じ席で、コーヒーを飲む。家で飲めば一杯30円だけど、これは自分にとって必要経費なのだ。
もうすぐ、いつもの派手なシャツの紳士が来て、あのテラス席に座るだろう。
なんとなく窓から見える景色を写真に撮って、君に送った。ちょうどスマホ見てたのかな?即きた返信。
『なにこれ?』
「仕事場からの風景です」
『そりゃわかるけど…なんで』
「なんとなく」
やっと秋になって空がきれいだったからとか、俺には行き慣れた仕事場からの景色だけど急に君と見たくなったからとか、ここに君がいない寂しさとか色々理由は浮かんだけど口から出る言葉はなんとなく。
だけど君は、画面の向こうでしばらく考えて、そしてニヤリと笑って言った。
『今日、行ってやるよ』
まったく君って人は勘が鋭い。
この写真に題名をつけるとしたらね、
〝切ないから抱きしめて〟
▼窓から見える景色
「窓から見える景色」
流れていく雑味をおびたいろんな家の屋根
その下にいろんな人の暮らしがあるんだね
窓に目を向けたままそう言った彼女
そのひとつになろうよ、とは言えない僕
【窓から見える景色】
塔の窓から見える景色だけが、僕の世界。どこまでも高く青い空、地平に広がる美しく整然とした街並み、それらは全て硝子を隔てた向こう側の出来事だった……はずだった。
ガシャンとけたたましい音を立てて、目の前の窓が割れる。目元を仮面で隠し、真っ黒いマントを風に靡かせるその姿は絵物語に描かれた怪盗そのもの。だけど白昼堂々と青空を背負い微笑む怪盗がどこの世界にいるものか。呆気に取られて固まった僕へと、器用にも窓枠に立った彼は優雅に一礼してみせた。
「お迎えにあがりました、殿下。我らが偉大なる先王の正当なる後継者よ」
重用していた臣下に裏切られた父は、国家を危機に陥れた悪王として民衆の喝采の中で処刑された。幼かった僕は助命され、恩赦の形でこの牢獄塔へと幽閉された。一生をこの塔の中で罪人の子として過ごすものと、そう思っていたのに。
「さあ、お手を。不肖この私が、必ずや殿下をお守りいたします」
差し出された手を取れば、国に混乱を招くだろう。父は決して悪人ではなかったが、人が良すぎて他国に付け入る隙を与えていたのは事実だ。今はこの国の王となったあの人が、国の未来を憂いて行動に出たことは理解している。あの人が導く国ならば、国民は幸せになれるだろう。僕の存在は平穏な国家のノイズにしかならない。ああ、だけど。
気がつけば目の前の手に自分の手を重ねていた。こんな場所で一人きりで死んでいくなんて嫌だ。外の世界へ行きたい。太陽の日差しを浴びて、自分の足で地面を歩きたい。
怪盗姿の青年が、僕の手をグッと引いた。気がつけば彼の腕の中、僕は空を飛んでいた。――僕は今、窓から見ていた景色のただなかに生きている。
心臓が踊る。歓喜が湧き上がる。生まれて初めて手にした自由の味が、僕のてっぺんから爪先までを甘く支配していた。
席替えの時、窓側になると宝くじの高額当選をしたのかという程、喜んだ。
私は進学クラスで他のクラスよりも授業が1コマが多く、7時間目は大学の受験勉強に勤しんでいた。集中力なんて続くわけもなく、授業中は窓の外を眺めていることが多かった。
あの子が居たから。
サッカー部員のあの子。
教室の窓から見える景色は、ドキドキでいっぱい。
耳を澄ませば声まで聞こえる。
あの子は部活を頑張っている。
私も勉強を頑張らなければ。
そう思いながら、集中するのは窓の外。
人が恋しくなる季節のほのかな恋。
ただ遠くで見ているだけで満足していた
うぶな恋だった。
大学には無事に合格し、あの子とは別々の道を歩むことになったけれど、今でも窓から外の景色を眺めると、あの子がボールを追い掛けている。
「この窓から見える景色も、随分変わったね」
そう君が言うから、僕も外を眺めてみる
確かに、変わった。
いつの間にか更地になってる場所は、以前は何だったのか思い出せない
あの家の屋根は、あんな色だっただろうか
「これからも、変わっていくのかな」
とつぶやく、そんな君が隣にいるこの景色は
できればずっと、変わらないでいてほしい
(窓から見える景色)
窓から見える景色は
季節ごとに変わっていて
見ていて楽しい
私は体が弱いから
外にはあんまり出ることがないから
窓から見える景色が私の全てだった。
たまに歌を歌いながら通る男の子が私は好きだった。
良く通る声でうまかった。
いつか彼に話しかけられたらいいな
─────『窓から見える景色』
眠ー
ほら、やらな
分かってるって
はあ、俺寝るで?
待って待って、あと5分
って言うてもう1時間経ってるやん
ガキ使の動画が面白すぎるのが悪いわ、ほんまおもろいってこれ、マリーアントワネットて笑笑 ほら見てや
見ぃひん、書く
はーあ、頭硬…
寝るで
嘘やんー寝んといてやー
…ほなボールペンでここを
あ、まってボールペン下やわ。ボールペンある?
お前に貸したよな
そうやった?
ピンクの
あーそうやった…かも
無くしたな
や、無くしたとは言うてへんやん!見つかれへんだけやし、探したらあるし!えーっと…
今はもうええ、なんでもええからボールペン持ってこい
はーい
ほんで、「以上のことから〜」同じこと繰り返したらええ
あー、ほんま、なんで今時アナログ?デジタルにしろやー
…
遅れてるやんな?就職のエントリーシートも手書きやし、っちゅうかメモもiPhoneでええやろ??
出来たか?
今書いてる!まじで、くそ、手書き風に書いてくれるロボットやら出えへんかなぁ
宛名は印刷したから書くとこないで
そういう事やないねん!あ〜もう!!終わらんー!!!クソ!大学吹っ飛べや!!ホンマにーーー!
…書き終わったか?
終わった!!
ほな俺は寝る
いつも思うけど、お前感情ってもんがないよな!?
なんやねん
もうええ!!おやすみ!!
おやすみー
『窓から見える景色』
電車に揺られながら感じるのは秋の空気。徐々に減速し、ホーム側のドアが開くと、金木犀の香りが鼻腔を満たす。行き違いの電車を待つらしく、暫くこの駅に停まるようだ。葵は背負ったバッグから一眼レフを取り出す。
この時間に電車を利用する人は少ない。平日の活動時間が曖昧な写真部だからこそ、人のいない電車に乗ることができるのだ。葵はカメラを構える。
レンズの向こうにあるのは、人のいないプラットホーム。金網フェンスの隙間から金木犀がこちらに顔を覗かせている。カメラを構え、1ミリも動かずに周囲と一体化して、葵はその瞬間を待つ。秋を感じさせる肌寒い風が止んだその時、シャッターを切る。西陽を受けて咲き誇る金木犀が、風に揺られる様子をしっかり画角に収め、葵はまた車内の席に座る。良い写真が撮れた、という達成感が心地好い。
電車がまた動きだす。車内の窓から秋空を眺めながら葵は思う。秋という季節は短い。来年の今頃は受験勉強に追われているだろう。一度きりの高二の秋、沢山写真に収めたいな。雲一つない空の青に吸い込まれるような気持ちになった。
電車から降りた葵は、秋の夕暮れに呟いた。明日の部活で皆に写真を見せよう、颯斗君は何て言ってくれるかな。
この部屋はいつでも暗い。だが、暗さにも色々あるから、日が出ているかいないかくらいは分かる。今は夜だ。
私は常軌を逸した殺人狂らしい。おのが欲望のために数千の命を奪ったと。だがそれを知ったのは、お粗末な裁判が終わったあとの話だ。本当かどうかは私には分からない。思い出せない。気がついたらこの部屋にいて、鎧を着た屈強な男たちが、食事や日々必要なものを怯えながら運んでくる日々だった。この部屋の中で、絶対の孤独が守られるかぎりは私は自由だ。いつ起きてもいい。いつ食べても、いつ歌っても、いつ本を読んでもいい。それだけのものは揃っていた。
窓には木の板がきっちりと打ちつけられているが、わずかな隙間から光が差し込むし、注意を凝らせば板のむこう側もかろうじて見える。ただしそこには城壁が控えていた。だから板などなくてもあまり意味がない。これも「裁判」の結果だ。
さて――とベッドから立ちあがる。そのタイミングで扉がそっと叩かれる。食事だろうか。どうぞ、と応えると、あからさまに怯えた目をした若い兵士が、食事と、そのあとに抱えるほどの荷物を手に入ってくる。
そこまで怯えることはないでしょう、そんなことを言っても、兵士は応えない。最小限のやりとりしか認められていないのもあるが、私と言葉をわすのも怖いのだろう。適当なものを求めると、お伝えします、マダム。とだけ彼は応え、ちょっと考える素振りを見せると、他になにかございますか、と若い声がわずかに柔らかくなった。いいえ、もういいの。ありがとう――そう返すと、兵士は顔を引き締め、かちりと礼をして部屋を辞した。
翌月、この青年兵士と囚人とがこの部屋で遺体になっているのが見つかる。彼女たちの間でどんなことが起こったのかを知るもの、語るものなどいなかったし、このあと大きな展開をみせることはなかったが、この事件は司法の世界では少々問題になった。囚人と看守とが親しくなっていた、かもしれなかったからだ。といって、彼らにできることもない。これを防ぐ方法は、看守が人間でないもの、たとえば完全に自律する機械のようなものか、あるいは囚人を“壊して”おくかしなければ、ならないからだ。前者は夢物語だし、後者を採るには社会がまだ“人間的”すぎたのだ。かくして、真相も解決法も見いだせないまま、囚人の名と、その悪行だけを残して、この事件は忘れ去られることとなる。
いつかこのおぞましい問いに解が見いだされることがくるのだろうか。
窓から見える景色
見えない。わからない。
見えてるけど何かが違う。
あなたがこの世から消えた瞬間、
それまで見てた風景が
一瞬にして変わってしまった。
この窓から見える景色が
あなたがいた頃と全く同じように見えるのは
難しいのかもしれないけど
これから出会っていく人から少しずつ影響を受けて、
違った美しさを見つけられるのかもしれない。
だから顔を上げて何度でも
この窓から見える景色を
#窓から見える景色
#写真
#空
#夕焼け色に染まる雲
#窓枠の向こうの景色
#カーテンを開けてみたら
カーテンの隙間から差し込んでいた光が、その輝かしいほどに真白だった色味をじわりじわりと変えていく、澄んだ空気が触れられそうなほどハッキリとした赤色に近付いていく、そんな時間経過を目の当たりにしまして。午後から日差しがまぶしくなる部屋なのでカーテンを閉めていたんですが、思い切って開けてみました。
なんだかダシたっぷりの親子丼みたい笑 もう少し日が沈めば、雲も虹色になったのかな。
窓開けるの忘れたので少し室内が映り込んでいますが見なかったことにしてください笑 窓を開けないと、まるで表面をニスで塗りたくった絵画みたいになって、これはこれでいいなって思ったんです。
この綺麗な景色がみなさんに伝わりますように。
雑居ビルの2階のカフェで待ち合わせをする事が多かった
窓の外の行き交う人々の中から彼の姿をさがして
ドキドキしてた。彼が来るのをいつも待ってた。
月日が過ぎて、デートに行くのも乗り気に
ならなくなった頃、窓の外の景色はひどく退屈で
彼の姿も退屈な景色の一つになり、恋は終わった。
穂先が黄金色に変わり始めた稲穂。
秋が近づいていますね。
送迎の車に乗るときはいつも窓の外を見ている。
遠くを見て、車酔いにならないようにするため
ではなく、ビルからビルへ飛び移っていく忍者たちを目で追うためである。
これが結構面白い。
彼らは車に付かず離れずついてくる。
忍者たちの正体、それは自分のボディガードたちだ
学校生活を心配した親バカの父親に無理やりつけられた奴らなのだが、どうやら本物の忍者らしい。
つまりフィジカルエリートなのだが、一人どんくさいやつがいるのだ。
そいつの観察が最近の趣味である。
例えばよく足を踏み外しそうになったりして、ハラハラする。
流石に本当に落ちたときは、肝を冷やした。
仲間に助けてもらって無事で安堵したのを覚えている。
違うビルに飛び移って、どんどん離れていく様子には思わず笑った。
隣のビルが思ったより遠くて怖気づくが、仲間の応援で飛べたときは、感動で涙したものだ。
ボディガードなんて、と思っていたがなかなか楽しめている。
やはり思い込みは良くない。
そんな忍者を観察していると、学校に到着した。
どうやら今回、ミスは特になく無事に着いたようだ。
喜ばしいことなのだが、物足りなくも思う。
まあこんな日もあるか、と思っていると、あの忍者が近づいてくる。
何事と思っていると、お弁当を忘れていますよと言う。
礼を言うと、彼は身につけていた風呂敷を開けて中身を広げ、少し考えたあとこちらを見た。
「申し訳ありません。お弁当持ってくるの忘れました」
窓から見える景色
私は本当につまらない女だ
特に日本に帰って来てからは特に思う
周りは子どもの話しや彼氏や旦那、義家族の愚痴
芸能人や周りの本当かどうか分からない噂や妬みそれで会話が成立する中
私が興味あるのは、自分が住んでる所や日本と言う国がどうなれば良くなるか、生きやすくするにはどうすれば良いか
そう言う世間が全くどうでも良いと言う事にしか興味がない
こんな会話ができる人が皆無で困る
海外にいると当たり前のこの会話が、日本では全く通じないから困ったものだ
世界から見ればアジアのトップと言えば日本だったのは昔の話しで、今じゃ日本なんて金ヅル以外の何でもないとりあえずアジアの先進国で扱いやすい国の1つね
ぐらいの感覚だ
日本人以外の人間は知ってるのに、何で日本人だけはいまだにアジアのトップだと思ってるんだろう?
日本って何の価値もないのに…
なぁんて窓から見える変わりまくる景色を見ながら思う
2023年なのに自分たちの時代はそうじゃなかった
スマホなんかで色んな登録をしなかった、書いて来た、だから私たちは無理!できない!しない!と言う割に、ラインや電話やカメラ、ネット通販をスマホで使いこなすジジババの矛盾した、2023年式の愚痴を聞くのもうんざりだ
窓から見える景色くらい、本当に分かって欲しいものだ
時代は変わる
分かるかな?じぃさんばぁさん。