『突然の君の訪問。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「突然の君の訪問」
じつは1日中ずっと
君のことを考えていたし
会えればいいなと
心から願っていたから、
「ビックリした?」
という君の笑顔も
突然の君の訪問も
じつは驚かなかったよ。
そのドアを開ける君の笑顔を
何度も何度もずっと
想像していたんだから。
でもね、嬉しさを隠しながら
「びっくりしたぁー」
そういって僕も顔をほころばせる。
「突然の君の訪問」
飽きの訪れが早い私には、、
到底叶わない
私は小動物をこよなく愛している
家族のように身近に 共にすごしたいと、、
どれほど夢見たことか、、
されど叶えることは出来ない
、、私は飽きを迎えることが早い、、
〜突然の君の訪問。〜
毎朝通る散歩道 そこに癒しは舞い降りる
、、野良猫、、飼えずとも,
飽きるとしても,
野良猫なら気軽に振る舞える
責任のともあわない癒しは素晴らしい
、、筈であったのに、、何故、、
何度も会う度に
より近くにいて欲しいと考えてしまう、、
「突然の君(猫)の訪問。」、、未だ決断に悩んでいる
この辺りで話を閉じよう
〜完結〜
雨に佇む
あぁ、もう行ってしまう。行かなきゃ、追わなきゃ。次いつ雨が降るのか分からない。
突然の君の訪問。
百合注意、前回の『雨に佇む』と繋がっている
今日は久しぶりに雨が降った。
私には、雨が降ると必ず行く場所がある。
習慣のように聞こえるかもしれないが、これは習慣とは全く違う別物。
そう、これは''呪い''だ。
私のせいで君に掛けた呪い。
そして君が私に掛けた呪い。
まるで<呪い愛>だ。
つくづくこの世界の創造者樣であるここの神樣は皮肉だと思う。
あの子の姿を神隠しの様に消す癖に、あの子と一緒に過ごした記憶は一切消さないでおいとく。
私たちに''普通''に愛し合って生活出来る同性愛は許さないのに、
呪いのような愛し合いは許すどころか強行する。
神樣は自己中心的にも程がある。
雨が降っている中、彼女が消えた場所に行き、花を添え、【あの子がどうか帰ってきますように】と、叶うはずも無い願いを神樣に祈る。
永遠の制裁なのだから、戻ってくるはずもない。だけど、祈らずには居られなかった。
今日は雨の量も多く、長い時間降っているのでもしかしたら会えるかもと思った。でも会えることが出来るのは聖霊のみ。精霊の彼女とは会えない。
家に帰り、晩ご飯と風呂と課題その他もろもろを終え、部屋でぼーっとしていると、何故か窓の外から気配を感じた。私の部屋は2階、もちろん常人が届くような高さじゃない。
不審者かもしれない、害のある生き物かもしれない。
でも、体が窓を開けろと言うことを聞かないのだ。
わけも分からないまま、私は窓を開ける。
するとそこに居たのは、あの日、あの場所、この天候で私に好きと伝えてくれた子。神隠しにあって雨の精霊になった彼女だった。
ただ1番最後に見た時と違って、水のように透けていて、触れたら今にも崩れてしまいそうなほど儚く見えた。
これも精霊になったからだろうか。
どうして、
と聞こえるかも分からないような小さく掠れた声で呟く。
すると彼女は、あの日と変わらない柔らかく優しい笑顔で
わかんない、笑
と答えた。
【雨が強かったからかもしれない】
【もしかしたら聖霊になれたのかもしれない】
きっと私も彼女も同じことを思っている、それだけで嬉しく思ってしまう私は、かなり重症。
でも、そんな分かりきった答えも否定して、今目の前の少女は今私が1番欲しい言葉を言ってくれた。
<常日頃から思っているあなたに会いたい、触れたい、話したいという気持ちがこの日の強い雨と重なって、こうやって移動してここへ来れたのかもしれない笑>
そう言って彼女は自分の手を私の手と絡ませて遊ぶ。
【もし聖霊になれたら、またこうやって来るね。】
約束だよ。と言って指切りの約束をした。
すると彼女は満足そうに笑いながら、水のように夜の闇の中へ馴染んで消えていった。
指切りの約束を交わした少女達の小指には赤い糸
薬指には彼女達にしか見えない指輪がついていました。
透明な宝石がひとつついただけの、シンプルな指輪。
でもその透明な宝石は抜けるような青から、茜色へと変化し、星空を散りばめたように煌めいたあと、虹色の光を放ち、それを繰り返し続けた。
少女達の薬指には、今でもその指輪が輝き続けている。
おかしいなあ、しっかり隠したはずなのになあ、
いったいなんでだろうかなあ。
君の服は全部捨てた。
君の香水も、大事にしていたアクセサリーも。
君がいつも身につけていた赤色だけはヤケクソで撒き散らした。
少しだけ名残惜しいけれどサヨナラした。
部屋の温度がひんやりと下がったのを感じた。
僕はこんなだけれど、今でも君を愛してるよ??
カーテンは赤い光でチカチカと光っていた。
ふと、チャイムに気づいて扉を開ければ
ぼくは大勢の大人に囲まれていた。
あーあ、どうせこうなるならぼくの赤色も混ぜればよかった
【突然の君の訪問。】
突然、君がやってきた。もちろん、部屋の掃除はしていない。
「相変わらず、汚いね~」
レオナが言う。彼女がこの部屋に来るのは、かなり久しぶりだ。
「なぁに、幽霊でも見たような顔してる」
自信に満ち満ちたような表情はあの頃と変わらない。
「だって。そりゃ、驚くでしょ。ずっと部屋から出てないって聞いてたから。」
ユウキは声を絞り出すようにして、答えた。
「焦るとメガネ直す癖も変わってないね。」
ユウキの言葉は無視して、レオナが指さしてくる。ユウキは少しムッとして、
「なに?急に来て。」
せっかく引きこもってた幼馴染が来てくれたんだから、ほんとは嬉しい気持ちでいっぱいなのに、レオナの横柄な態度につい応戦してしまう。
「別に。元気かな、と思っただけ。」
レオナは悠然とユウキの机のへりに腰かけ、ユウキのヘッドホンを耳に着けた。
「最近は何やってんの?」
優雅な仕草でパソコンを覗き込む。
「ゲームだよ。」
ユウキはドキドキしながら、最近やっているゲームの画面を開いた。
実を言うと、内緒でレオナのSNSのアカウントをフォローしている。というか、フォローするだけに留まらず、素性を隠して仲良くなり、一緒に楽曲制作をしているのだ。そして、それが今バレるのは良くない。
ユウキはSNSをログアウトできているかハラハラしながら、少しだけそのゲームをプレイして見せた。
「やば。めっちゃ強いじゃん。」
ヘッドホンはレオナがつけてるので無音で操作せざるを得ない。
ドサッ。
画面上の敵が倒れた。
「ふーん。」
レオナはヘッドホンを外して、今度はベッドでくつろぎ始めた。艶のある黒髪ストレートのボブに、いつの間に入れたのかブルーのメッシュが入っている。小さい頃はモデルをやっていただけあって、その長い脚を組むだけで妖艶な雰囲気さえ漂う。
(中学生とは思えないな・・・)
昔から、レオナは女王様だった。いつどこにいても、あっという間にその場を支配してしまうオーラがある。
「ねぇ、学校、行かないの?」
「うーん。どうだろうね。」
「レオナなら今から勉強しても間に合うだろ?」
彼女はユウキとは違うお嬢様中学校に通っている。高校はエスカレーターで上がれるはずだ。
「まぁね・・・。」
煮え切らない返事をしながら、ベッドに投げ出してあった音楽系の雑誌をめくっている。主にピアノ曲の雑誌だ。
「まだピアノやってるんだね。」
「うん・・・。」
何か突っ込んだことを聞かれるんじゃないかと、ついそっけない返しになってしまう。
「ん。帰るかな!また遊びに来るね。」
来た時同様、突然レオナは立ち上がった。
彼女がさっさと出て行ってしまったので、なんとなく立ち上がるタイミングを逃してしまった。階下の玄関の方から、母がレオナを見送っている声が聞こえてくる。
不思議な感じがした。
さっきまで、この部屋にレオナがいた。彼女の妖しげな微笑を思い出す。ユウキはベッドの方に目をやった。さっきまで、そこにレオナが座っていた。
なんとなく、見続けてはいけないような気がして、ユウキは慌ててヘッドホンをつけ、ゲームで無心で敵を倒し続けた。
子供の頃からの夢だった。
きまぐれで、しなやかで、どこか気品漂うきみ。
生きている間に、1度は一緒に暮らしたい。
ああ、その小さな手に出来るくぼみに触ってみたい。
成人した私もその夢を抱えたまま、日々を過ごした。
家族にも、いつか。と物語のようにうっとり語っていた。
そんな、ある日。
職場の先輩から連絡があった。
近くのスーパーマーケットの駐車場にいた、きみを保護たと。
先輩の家には沢山の、大きく優雅な家族がいた。12以上の家族に加わるにはあまりに小さく、虫に栄養を取られてやせ細ったきみ。
写真を見て私は、一目で恋に落ちた。
きみを、しあわせにしたい。
迎え入れる為に3日で環境を整えた。初めてあったきみは、3ヶ月にも関わらず1.2kgだった。
それでも懸命に生きようと、好奇心いっぱいで。
一緒に迎えた子供たちは、きみが可愛くて、私のように一目で恋をした。
わたしの、かわいい末の息子。何より大切な、私の子供。
突然の出会いで家族になったきみは、あっという間に我が家のアイドルになった。
それでも何故だか帰宅した私に甘えるきみに、しあわせを感じる。
大丈夫。もう、怖いものはないよ。私がきみを守るよ。
今日も家を守ってくれてありがとう。
絶対に、私はきみのところへ帰ってくるよ。
かわいいこ、世界で一番、愛してるよ。
「突然の君の訪問」
程よく冷えた部屋、ホットアイマスク、イヤホン、充電器、抱き枕、少し針が進んでいる目覚まし時計、完璧だ。
ここのところずっと働き詰めで疲れていた私にとって今日は待ちに待った日だった。そう、明日は休日。朝早く起きる必要もなければ面倒な上司と顔を合わせる必要もない。なんて素晴らしい日なのだろうか。
「今日は早めに布団に入って翌日の昼まで…いや目が覚めるまでとことん寝てやる!」
そんな独り言を発しながら布団に片足を突っ込んだ瞬間、部屋中にインターホンが鳴り響く。カメラに映っているのは付き合って2年ほどの彼氏で、渋々ドアを開けると両手いっぱいに袋を下げてマスク越しでもわかるくらいにこにこしていた。
「…来るなら連絡してって前に言ったよね?私今から寝るところなんですけど。」
「うわーー本当にごめん…!でも急に に会いたくなって。あと流しそうめんの機械買ってきたから明日一緒に食べよ!明日休みよな?」
泊まる気満々なところとか突拍子もなく押しかけてくるところとか、色々突っ込みたい気持ちはあったけど、偽ってない私をいつもまっすぐに受け止めて好きでいてくれる彼のことが私も大好きで、気を使わずくだらない事で笑い合える関係がすごく嬉しくて、自然と上がってしまう口角に私は小さな幸せを感じた。
あーあ、せっかくの休みの日がそうめんで終わっちゃいそう。だけど不思議と嫌な気はしなかった。
私の疲れに何より効くのは他の誰でもない彼だけだから。
家のチャイムが鳴って、出てみたら友達が興奮した様子で立っていた。普段家に来ることないから驚いた。
どうしたの?と私が聞くと、スマートフォンゲットした!って友達が嬉しそうに言った。私も、これでやっと連絡が取り合えるって舞い上がった。この突然の訪問が印象深い。
突然の君の訪問
心穏やかになる時もあれば、落ち着かない程ソワソワする時もある。
もっとおしゃれしてればよかった、髪型変じゃないかな、部屋の匂い大丈夫かな、
ひとりでいろいろぐるぐる考えちゃうね
突然の君の訪問
あの日から、どのくらいの月日が過ぎたろう…昭和から平成、令和となり、頭も随分と白くなった…冴えない人生だったな、と振り返る日々が、突然の君との再会で、大きく変わった…平穏な日々が、思いもしない方向性となりつつ…揺れる気持ちが、どうしょうもなく…
桜が綺麗に咲いている春。
そんな、何の変哲も無い日々だった........と言えたらなと何度思ったことやら。
現在僕の齢は十八。
一般的な高校3年生と言いたいところだがちょっと.....いや、だいぶ違う。
殺し屋として働くことになってしまった。
事の始まりは、今のように桜が綺麗に咲いていた三年前だった。
入学式が終わり家に帰っていると、誰かにつけられている感じがした。
猛ダッシュで家に帰った。
親はいないため一人暮らしをしていた僕にとってこういう時は恐怖に襲われるが其れとは裏腹に少しの好奇心もあった。
ドアをまた開けようとするとインターホンが鳴った。
最初は開けるのに躊躇ったが鳴り止まない為、仕方無く開けた。
背の高い人だった。
髪は深い青色、目は空色、けど服は黒色だった。
「誰ですか?」
「こんにちは。私は早蕨隼翔と申します。突然の訪問で申し訳ありません」
見た目に反して根は良い人そうな人だった。
「あぁ、構いませんよ。此処ではなんですから、中へ」
「では、失礼します」
早蕨さんを中のリビングへ連れていき椅子に座らせた。
僕はお茶を入れるために台所へ行った。
お茶を入れ、早蕨さんの元へと戻った。
「すみません、家に何もなくてお茶しか出せなくて」
「云え、構いませんよ」
笑って答えてくれたので、内心、安心した。
「君は、迚も礼儀正しいですね。誰かに教えてもらったんですか?」
「亡き祖母に、客人には礼儀正しく接しなさいと昔言われまして」
「良いお祖母さんでしたんですね」
「はい....そう云えば、僕に何か用でも有りましたか?」
「あぁ、すみません。そろそろ本題に入らせて頂きますね。話に追いつけるように頑張って下さい」
其れから、早蕨さんに色んな話を聞いた。
両親は優秀な殺し屋で本当は交通事故ではなく任務の際に死んでしまった事。早蕨さんも殺し屋だって事。兄や姉も裏で殺し屋として活動している事。
✾
「其れで?僕にも殺し屋になれと?」
「仰る通りです。嫌ならば強要は致しません」
「もし、なったら両親の仇も打てますか?」
この兄弟は揃って似た者同士だな。
皆、同じことを聞いてなっている。面白い。
「嗚呼、保証はできるとは限らない。ですが、ならないならば、今此処で殺させて頂きます」
「選択肢は無い!なるに決まってるだろ!やっと仇討ちができるんだ」
「では、行きましょう」
✾
そんなこんなで僕は今殺し屋になった。
あの、突然訪問してきた人によって、ね。
# 107
突然の君の訪問
机に向かって、ひたすらプリントと向き合う。
どう頑張っても、どう計算しても答えが合わない。そんなこんなで、数字が書かれた紙に向かい合って、もうどのくらい経っただろうか。
今日は全然勉強がはかどらない。この後ワークにも手をつけなきゃいけないし、レポートを作るための情報を集めなきゃいけない。
他にもやる事を思い出しただけで、憂鬱になってくる。
今日は青空いっぱいに広がるいい天気なのに。僕は一体何をしているんだろう。
僕は頭を抱えた。家の中で小さな机の上で、ため息を着く。
すると、突然僕の肩にふわっとした毛の塊が横を過ぎる。
この黒いフサフサした毛並み、狭い場所を器用に通る体。
ーー飼い猫のゴマだ。
ゴマは僕のプリントの上に我が物顔で乗っかってくる。まるで、ここは俺のスペースだとでも言うように。
「ゴマ〜……課題やるからどいてくれよ〜……」
僕はゴマの機嫌をとるように綺麗な毛並みを撫でる。しかし、ゴマはふん、と満足いかない顔をする。
……これは、ゴマなりの甘え方だ。
ゴマは気分屋で、意外と甘えたがりだが、「かまって」というアピールはしない。
代わりに、僕の作業を邪魔してくる。今回もそうだ。
本当は、課題もやらなきゃいけないけど……
「ゴマを優先しないとダメだな。」
僕はふっと笑って、ゴマを机からおろし、僕も椅子から立ちあがった。
突然の君の訪問。宿題をやらなきゃいけない僕にとっては不都合だったけど、君がいなきゃ僕は多分永遠に問題が解けなかったよ。
学校を休んで3日目、突然マンションの前にいるとメッセージが来たときは驚いた
君が僕のことを気にかけてくれるのは、あくまでクラス委員の役目としてだと思っていたから
でも、実は個人的に心配して来てくれたのだと聞いて、とてもうれしかったよ
投げやりだった僕は、あの日を境に変わった
大げさじゃなく、君の存在が僕の人生を変えたんだ
本当にありがとう
そして、これからもよろしく
突然のきみの訪問
休日家でダラダラと過ごす。
本を読んだり、テレビを見たり、
あるいは、スマホをいじってみたり、
ゲームをしたり。
ある意味平和で、ある意味では退屈な時間が過ぎていく。
お昼を食べ終え、
この退屈な時間をどう過ごそうか思案していると
ピンポーンとベルの音に、
嫌な予感がしたが、
それよりも、ようやっとこの退屈から抜け出せると思った。
扉を開け、その先で見た顔に困惑し、
現実逃避から、すぐに扉を閉めてしまった。
勘違いでは無いのか?あるいは見間違い?
よくあるそっくりさん?それとも手の込んだドッキリ?
頭の中が宇宙猫顔って何だっけ?と思い始めた時
またピンポーンとベルがなる。
その音に現実に戻り、いつもより重く感じる扉を開ける
少し苦笑気味の君の顔を見て、
「突然どうしたの?」と訪問理由を聞く前に響いた
「好きだよ」にまたどうしようもなく混乱してしまった
手に届かないような存在の君
いつも君を眺めることで精一杯だった
そんな君が僕に話しかけてくれた
その日は特別な日になった
そんな君が突然僕のところに訪問にきた
両思いだったことが分かって嬉しかったよ。
君に触れることは二度と出来ないけれど
君のこと雲のうえから見守るからね
だから泣かないで欲しいな。素敵な笑顔でいてほしい。
これが僕からの最後の伝言。
君が素敵な笑顔を最後に見れてよかった。
そして来世でまた会おうね。
カオス
何で言ってくれなかったんだ
複雑な感情が混ざり、混沌
見られたいもの見られたくないもの
取り繕うか開き直るか
ところでここは僕の部屋ではない
※突然の君の訪問
115
【突然の君の訪問】
「ごめんね、突然来ちゃって」
夕方の5時、突然の来客があった。ボクが中学生の頃からお世話になっている、命の恩人みたいなセンパイだった。逆はよくあるけど、センパイがボクの家にアポ無しで来るなんて珍しいなあ……なんて、普段のボクなら思えるはずなのに。
「ぜーんぜん!ボクだって、しょっちゅう突然センパイの家に行くんだから、お互い様だよ」
いつもと同じ優しい笑顔。いつもと同じふんわりした声。だけど、瞳の奥が、いつもより揺らいでいる気がした。多分、苦しい思いをたくさん抱えているのかなと思ったけど、あえてそれには触れなかった。
「そういえば、明日ってお休みなんだっけ?」
「うん、」
(この続きは後ほど更新します)
会うのは明日のはずなのに
突然うちにやって来た君
慌てる僕
怪しむ瞳
部屋の奥にはバラと指輪
思い描くプランがある
今はどうか気づかないで
明日こそが勇気を出す日
君の誕生日
~突然の君の訪問~
「突然の君の訪問」
彼は、寛ぎの時間を堪能していた。久しぶりの休日に身も心も緩みきっている。見るともなくつけっぱなしのテレビからは、観光地を巡るバラエティ番組が垂れ流され、自堕落な空間づくりを助長する。机の上には無秩序につまみが並ぶ。
悠久と勘違いしそうな部屋に、インターホンの音が鳴り響いた。まどろんでいた彼にとっては立ち上がるのも億劫だ。居留守という手段が頭をよぎる。しかしここで彼は、思いを巡らせた。
自分は、今日一日、何を成し遂げたというのか。休日が始まってから、豆菓子をつまみ、酒を煽り、照明や空調機器で電気を消費しただけである。来訪者は時間を割いてここまで来たと考えると、その思いを踏み躙ることは道理に反する。せめてここで労いを込めて来訪者を出迎えることで、自分の怠惰な1日も少しはマシになるだろうと重い腰をあげた。
扉を開けると、宅配便のスタッフが立っていた。何か、ネットで注文していたか。今日一日思いきり寝かせていた脳では、注文履歴を思い出すことさえ難儀だった。流れ作業でサインし荷物を受け取る。発泡スチロールの箱には「食品」の記載があり、箱自体も冷たい。
めんどくさくなっちゃったのでもう書くのやめます🤣
「カニだった!ヤッタァ!宴はこれからだっ!!」
っていう流れにする予定でした。「突然の君の訪問」の「君」は思いがけず届いたカニにする予定でした。が、力が尽きました。
もはや、玄関まで取りに行くことを決めた時点で終わった方がキリがいい気もしていました笑 いろいろと蛇足になってすみません💦💦
突然の君の訪問。
「え、おかえり…?どうしたの急に。」
私が問いかけてもあなたはただ微笑むだけ。
「もう帰ってこないと思ってた。服も私物も全部整理しちゃったよ…どうしよう、今から買いに行く?」
そう言って出かけた先で、いかにもあなた好みの青いシャツを手に取り鏡で合わせるあなたを見つめながら
会いたかった
会いたくなかった
話したいことたくさんあるよ
文句の一つでも言ってやらねば
などとぐるぐる考える。
「あのね、」
と話しかけたところで目が覚めた。
もちろん、あなたは隣にいない。
いるのは小さな寝息をたてて眠る我が子。
「おかえり。」
そう言って私は仏壇で微笑むあなたに手を合わせた。
暑い夏の日。