おかしいなあ、しっかり隠したはずなのになあ、
いったいなんでだろうかなあ。
君の服は全部捨てた。
君の香水も、大事にしていたアクセサリーも。
君がいつも身につけていた赤色だけはヤケクソで撒き散らした。
少しだけ名残惜しいけれどサヨナラした。
部屋の温度がひんやりと下がったのを感じた。
僕はこんなだけれど、今でも君を愛してるよ??
カーテンは赤い光でチカチカと光っていた。
ふと、チャイムに気づいて扉を開ければ
ぼくは大勢の大人に囲まれていた。
あーあ、どうせこうなるならぼくの赤色も混ぜればよかった
8/28/2023, 2:30:12 PM