「突然の君の訪問」
彼は、寛ぎの時間を堪能していた。久しぶりの休日に身も心も緩みきっている。見るともなくつけっぱなしのテレビからは、観光地を巡るバラエティ番組が垂れ流され、自堕落な空間づくりを助長する。机の上には無秩序につまみが並ぶ。
悠久と勘違いしそうな部屋に、インターホンの音が鳴り響いた。まどろんでいた彼にとっては立ち上がるのも億劫だ。居留守という手段が頭をよぎる。しかしここで彼は、思いを巡らせた。
自分は、今日一日、何を成し遂げたというのか。休日が始まってから、豆菓子をつまみ、酒を煽り、照明や空調機器で電気を消費しただけである。来訪者は時間を割いてここまで来たと考えると、その思いを踏み躙ることは道理に反する。せめてここで労いを込めて来訪者を出迎えることで、自分の怠惰な1日も少しはマシになるだろうと重い腰をあげた。
扉を開けると、宅配便のスタッフが立っていた。何か、ネットで注文していたか。今日一日思いきり寝かせていた脳では、注文履歴を思い出すことさえ難儀だった。流れ作業でサインし荷物を受け取る。発泡スチロールの箱には「食品」の記載があり、箱自体も冷たい。
めんどくさくなっちゃったのでもう書くのやめます🤣
「カニだった!ヤッタァ!宴はこれからだっ!!」
っていう流れにする予定でした。「突然の君の訪問」の「君」は思いがけず届いたカニにする予定でした。が、力が尽きました。
もはや、玄関まで取りに行くことを決めた時点で終わった方がキリがいい気もしていました笑 いろいろと蛇足になってすみません💦💦
8/28/2023, 2:04:59 PM