相合傘』の作文集

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相合傘』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/19/2023, 1:19:23 PM

相合傘、私結構好き。相手を濡らすまいとびしょびしょになる私の肩偉くて可愛い

6/19/2023, 1:13:31 PM

相合傘をしたことはある。小学生の頃だったと思う、その人に好意なんてちっともなかった。ただ雨の中傘もささずに帰る姿を見て心配になったから入れてあげた。

6/19/2023, 1:12:40 PM

居間のガラス戸が白くなっていた。
 私はそこにハートを描いて、続けて相合傘を描いた。
 相合傘の中に自分の名前を書いて、隣には、あの人の名前――――は恥ずかしくて書けなくて、ペットの名前で誤魔化してしまう。
 一人暮らしの自分の家でも恥ずかしいものは恥ずかしい。
 いつか、堂々と書ける日は、来るのかな。

6/19/2023, 1:11:19 PM

◆落下《6月18日更新のお題》

落ちているのだか周りが浮揚しているのだか。
雲の中では何もかもがふわふわと曖昧で素敵。

空が遠ざかって丘の緑が鮮明になってやっと、
ははん、これは私が落ちているのだと分かる。

緑の中に白い羊がぽつぽつ見えてきたころに、
さて、これは夢ではなかろうかと気がついた。

怖くもないロマンティックな速度に身を任せ、
ひゅうひゅう風切る音に全身を包まれたまま
どこまでも落ちていきたいような、さっぱり
目覚めてとっととがっかりしたいような。


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◆相合傘《6月19日更新のお題》

あの人も私も用心深い質だったからね、天気予報で40%以上の数字をみかけたら折り畳み傘を鞄に入れるのが、揃って習慣のようなものでした。

だから、相合傘なんて一度もしませんでしたよ。

揃って真面目で不器用で、傘を忘れたふりなんて、そんなの端から思い付きもしなかったのよ。

娘時分に戻れるなら耳打ちして教えてあげたいわ。

今はね、こうしてお墓に傘を差し掛けてあげたりね。
ちょっとは喜んでくれてたら嬉しいのだけれど。


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落下
相合傘

************
所感:
なんとなく、ふわふわした話ぶりの方々。

6/19/2023, 1:11:09 PM

相合傘


「え、雨降ってんじゃん」
下駄箱で靴を履き替えながら、彼女はそう言った。傘をささずに走っていけるほど、家も駅も近くないし、それなりに降っているためびしょ濡れになることは想像に難くない。
「ねぇねぇ、傘持ってる? 駅まででいいから、入れてってー」
泣きつくように甘えるその様子に仕方ないなぁ、なんて思いを全面に出しながらいいよ、と笑う。
あまり大きくない長傘を開いて、傘の下へと二人して入り込んだ。お互いの肩が少しはみ出ているが、気にすることなく歩き始める。
何気ない会話をしながら、心臓の音が彼女に聞こえないように平静を保ちつつ、それでもいつも以上にこぼれてしまう笑みを隠せないまま、一本の傘の下で肩を寄せ合って歩いた。
本当は折り畳み傘も持っているけれど、その事実は鞄の奥底に仕舞い込んで、ほんの少しの幸せなひとときを味わう。
ああ、きっとこの想いは彼女を困らせるだけだから。
わかっているからこそ、その気持ちに蓋をして、今日も彼女の親友として隣を歩くんだ。

6/19/2023, 1:07:06 PM

あの子と相合傘で歩くのは、緊張したけど、すごくうれしかった

でも現実問題として、どしゃ降りのときはコンビニでビニール傘を買うか、カフェで雨宿りするのが正解だと思うよ

駅に着いたときには、僕の左半身びしょびしょになってたもん

6/19/2023, 1:06:38 PM

『先輩』


昔は良く、好きな人がバレたら
黒板に傘と名前を書かれていじられたものだ。

私と隣の傘に入るなんて相手に迷惑だろうに。
なんて思っていた小学生時代。
そんな時代は乗り越えて今は高校生。

何故か分からない。ほんとは分かる。
私は今、好きな人と相合傘をしている。


なんで?いや、私が勇気を出したからだけど。


遡ること数十分。
下校の時間になり昇降口へ行くと雨が降っていた。
元気の良い人間なら傘もささずに走って帰れるだろう、くらいの雨だ。

私はいつも準備万端なので折り畳み傘も手持ち傘も持っている。

そんなとき、私が思いを寄せている大人しくて優しい、笑った顔がとても可愛らしい先輩が困った顔をしていた。

これはチャンスだ。一緒の傘に入ることは出来ずとも傘さえ渡すことが出来たら!

そう思ってからの行動は早かった。

「あ、あの!!!こ、こ、これ!」

「……え、あ……ありがとうございます。
傘無くて困り果ててたとこでした。でも、君は?」

「私は折り畳み傘あるので!!」

「…せっかくだから、一緒に帰りません?」

「…へ?!」

「僕、いつか君と話してみたかったから。
狭くなっちゃうけど君さえ良ければ」

「も、もちろんです!!!!」

で、今に至るわけだ。
私と話してみたかったってなに。
私のこと知ってたってこと?
いやいやいや!こんな冴えない女のことを?

隣に居る先輩の体温が触れていないのに伝わる。
心臓がばくばく言い過ぎて確実に寿命は縮まっていると思う。
なんて思いながら先輩の方を見ると目があってしまった。

「ぴゃ」

情けなくも声が出てしまい焦る。
なんの反応もないのでもう一度見てみると、先輩の顔はりんごみたいに赤かった。

え、なんで??

「せ、先輩?」

「………あ、いや、………ごめん。
目があっちゃったからちょっとうれしくて」

「……………へ」

「あー!!!いや!うそ!じゃないけど!
いや、あの、えっと…………」

「そ、その反応は勘違い、しちゃいますけど…」

私がそう言うと先輩は、はー、と息を吐いてまた吸った。

「僕、ずっと君のことが気になってたんだ。
中学一緒だったんだよ。知ってた?」

「え、そうだったんですか?!」

中学はまだ先輩の存在を確認してなかった。

「うん。中学のときから気になってて、入学式で君を見たとき運命かと思ったんだ。」

先輩は傘をおろした。
いつの間にか雨は止んでいて、
空には綺麗な虹が掛かっていた。


お題:《相合傘》

6/19/2023, 1:05:28 PM

「相合傘」


音を
時間を
切り取って

君と
世界に
ふたりきり

遠回りでもしましょうか

6/19/2023, 1:04:05 PM

ひとつの傘で君と2人ぼっち。
ひとつの傘で2人はいるのだから、自然と距離は近くなるわけで、僕の胸は高鳴った。

周りには人1人いなくて、僕は今にも告白をしてしまいそうだった。

だが、僕には、勇気がなくて、言おうとして開けた口を固く閉じた。

僕の隣にいる君は、僕の事を警戒しながらも、僕のいる反対の方向を見ながら歩いていた。
それが酷く悲しかった。

昨日まで、笑顔で話しかけてくれた‪君‪はもう居ない。もう僕を思い出すこともないのだろう。
僕が君を殺してしまったのだから。

嗚呼、そういえば君がいなくなった日も、雨の中、こんな風に並んで歩いていた。

もう、そのように過ごせないと思うと、僕は大変淋しくなった。

これは僕の懺悔。




お題【 相合傘 】

6/19/2023, 1:03:56 PM

ちょっぴり小さい傘だったりするのが幸せだったりね

✳︎相合傘✳︎

6/19/2023, 1:03:30 PM

『 相合傘 』

私達が旅行に出掛ける時
雨が降ることが多い
雨女と言われて『えー』と返すけど
実の所まんざらでもない

毎年京都に出掛ける用事がある
路地は人通りが多く
傘の扱いがなんだか上手くいかない

「こっち」と言われた
傘を畳んで隣に並ぶ
足並みを揃える
雨音も同じに聞こえてるであろう傘の中

心の中で思う 「肩濡れてるよ」
相合傘の響きの様に甘い感じでもないけれど
雨の心地よさをこんな所で感じたりする

あとで肩拭いてあげるからね

6/19/2023, 12:57:52 PM

パクられた。

何が、と言えば傘である。なんの変哲もない、一本だけ骨の折れたビニール傘である。思い入れは特にないが、駅から自宅までの15分を思うと頭が痛い。
ほんの一瞬、ドア横の持ち手に引っかけただけなのに、都会って怖いものだ。治安が悪すぎる。
かたたん、と車両の揺れに合わせて隣の友人に体重をかける。

「…おもい。」
「こんな美人に何を言うか。」
「美人なら美人らしく慎ましくしろ。」
「あ、認めた?美人って?」
「やかましい。」

ようやく、眼鏡越しの瞳がこちらを向いた。
さらりと流れる前髪を本人は鬱陶しいと言っていたけれど、癖毛からするとその直毛は譲って欲しいまである。

「ねぇねぇ、駅からいれて?」
「何に?」
「傘。」
「さっきまで持ってなかった?」
「パクられました〜!」
「…もっと危機感持てよ。」
「それで、入れてくれる?」
「パピコ一個な。」
ため息を吐いても、呆れた目をしても、ずっとずっと優しいのを知っている。
綺麗で優しいお嫁さんと、家を出ていくなくことも知っている。
だから、甘えられるうちに甘えようと、そう思うのだ。

「半分ちょうだいね、お兄ちゃん。」
「…しょうがないな。」

6/19/2023, 12:57:01 PM

チャンス



柄を握る手には信念

肩にかかる雨には覚悟

日常に潜む戦場で

雨に降られるか

虹が結ばれるのか



※相合傘

6/19/2023, 12:53:58 PM

【相合傘】

空を見上げると大雨が降っていた。
傘をさしても濡れるだろうな…
そんなことを考えながら鞄の中から折りたたみ傘を探す。

なんとなく横を見ると、空を見上げている横顔が見えた。
その横顔はとてもキレイで、まるで時が止まったかのように見惚れてしまった。
ふと手元を見ると傘を持っていないようだった。

周りの人が傘をさして、大雨の中を歩き去っていく。
急いで鞄を探り、折りたたみ傘を取り出す。

「もしよければ、傘、お貸ししましょうか」
勇気をだして声をかけてみる。

「いえ、そんな…」
それはそうだ。こんな雨の中、傘を貸すなんて意味のわからないことを言われると誰でも戸惑うだろう。
2人の間に気まずい空気が流れる。
だけど直感的に、この出会いを大事にしたい。そう思った。

「あの!もしよろしければ駅までご一緒しませんか?大雨ですし、結構濡れると思うんです。そこの駅に行くので、もしあなたも駅に行くのであれば。」

そこまで言って、自分の必死さに気づく。

「すいません、いきなり。知らない人にそんなこと言われても気持ち悪いですよね。失礼しました。」

気持ち悪がられただろうか。と申し訳なく思い、謝罪する。

「すいません…では」
気まずい雰囲気に耐えきれず、急いでこの場を立ち去ろうと思った。なのに久しぶりに使った折りたたみ傘を開くのに手間取ってしまう。

「…あの!…もし差し支えなければ、その、駅まで、傘に入れて頂けませんか?」

振り返ると、キレイな瞳と目が合う。すぐに目を逸らされたが、顔がほんの少しだけ赤く染まってるように見えた。

「…ぜひ。」

ようやく開いた傘に入り、雨の中を2人で歩き出した。

6/19/2023, 12:51:47 PM

「おめーマジでバカじゃん。今日雪降るってニュースで言ってたよ」
「誰が?」
「もりちゃんが」
「はいはいバカはあんたね」
横で幼馴染が、「もりちゃんは歴代お天気のお姉さんの中でもダントツで可愛いんだよ!」と騒いでいる。
ちくりとする胸と、沈んでしまう表情を隠すようにマフラーに顔を埋めた。彼は、お天気のお姉さんを可愛いと言っても、それ以上に近くにいる私のことは可愛いと言ってくれない。言ってもらっても苦しいだけだが。
彼はそういった"線引き"をさり気なくしてしまう人だ。だから私がたとえ勇気を出しても、もう既に「違うよ」と示されているから報われない。彼女もいないのに。
なのに時々、こうやって優しくしてくるから辛い。"線引き"をされるからこそ、彼からの優しさはただの情けだと感じる。
もう我慢できなかった私は、彼が持っている傘をはたき落とした。
「おい!何すんだよ!」
「ばっかじゃないの!私ら幼馴染なんだよ!何で相合傘なんかしてんのよ!」
「何でって、お前が傘忘れたからだろ?」
「気色悪い!ほんとばっかじゃないの!」
そのまま私は一人で走って帰った。
頭にかかる雪が冷たくて冷たくて、何度も頭を振った。
涙は頬で凍るなんてこともなく、重力にしたがって流れていった。

6/19/2023, 12:45:35 PM

つかず離れずを歩くいつもの帰り道。

あなたと手を繋ぎたい。その一言が言えなくてもうどのくらい経っただろう。

ポツポツと無言の二人を破る雨が降り出す。
お母さんと喧嘩したせいで今朝は傘を持ってこなかった。
どうしよう、困ったなぁ。

パラパラと雨の音が変わる。
見上げるといつの間にか黒くて大きい傘を広げた君。
ちょっと狭いかも、なんて言いながら鼻をかいている。
ありがとう、と答えてわたしは前髪をそっと直す。
右側を歩いているのに右手で傘を差す仕草がじれったい。
その空いてる左手は何のためにあるの。
どうしても言えないたった一言。

つかず離れずの距離。不意にわたしの右腕が君の左腕に触れる。思わぬ熱さにわたしまで溶けてしまう、そんな気がして。
うわずった声をごまかして笑う君。
あ、君もわたしの右手に触れたかったんだね。
言ってくれなきゃわからない。
でも、言わなくてもわかる。
ドキドキを隠すようにわたしも笑う。


「傘忘れちゃった。入れてくれない?」
「…おー、いいよ。」
その素直さがまぶしくて、ちょっと苦くて。
もう二度と戻れない日を思い出しながら。

「気をつけて帰ってね。また明日」
「はーい、先生さよなら。」

6/19/2023, 12:42:18 PM

「半か丁か、傘を差すか差さないか。うーん」

どしゃ降りの雨の中、学校の下駄箱で一人うんうんと唸る。
朝の天気予報は見た。だから傘は持っている。
なら何をそんなに悩んでいるのかと言うと、自分が傘を持っていないふりをしたいからだ。

「なにひとりでぶつぶつ呟いてるの?」
「ああ、ちょうどいいところにきた。雨がな、降ってるんだ」
「まぁ、見れば分かるわね」
「ああ、見ての通りどしゃ降りだ」
「まさか天気予報見なかったの?」

無言の笑み。
そうだ俺はこいつの傘に入りたいんだ。だからこんな小芝居を。

「……いいわ。折りたたみ傘しかないから貴方半分濡れるけどいいわよね」

ああ、夢心地のようだ。触れ合う肩と肩、ほのかに感じる体温。
俺は今、こいつと相合傘を。

「……あの、俺濡れてるんだけど」
「だから言ったじゃない。貴方半分濡れるって」
「いや半分以上じゃね? 信じられないくらい服が冷たいんだけど」
「仕方ないでしょうどしゃ降りなんだから。傘に入れてもらえるだけ有難いと思いなさいよ」

尋常じゃないほどの雨。憧れの相合傘も、少女漫画のようにはいかないな。

「ああもういいや、俺も差す!」
「は? え、貴方、傘持ってたの?」
「誰が傘持ってないって言ったよ、ばーかばーか!」
「……は、はあああ?!」



#35 相合傘

6/19/2023, 12:41:41 PM

《相合傘》

しばらく傘を使ってないな

今度使ってやってみよ

6/19/2023, 12:39:21 PM

貴方となら

辛いことも

忘れられて

貴方となら

苦しい事も

耐えられて

貴方となら

涙で濡れる

雨の日も

笑顔に...

胸の温かさ

手の温もり

貴方との

相愛傘は

一番の幸せ

6/19/2023, 12:37:49 PM

僕が高校生の頃、
授業が終わり、
シューズから靴に履き替えながら外を見た。
土砂降りだったが、
天気予報を見ていなかった僕は
傘を持っていなかった。
これはもう濡れて帰るしかないかと諦め、
校舎を出た。
でも、何故か雨が当たらず濡れていない。
隣を見ると僕の親友が隣で笑っていた。
その近さに時々触れる肩に意識を持ってかれて
僕は顔を赤くした。
バレないようにそっぽを向く。
ドキドキが止まらなかった。
君に聞こえていないだろうかと思うと
更にドキドキが増した。
僕はその親友に恋をしていた。
親友も男だったから、
このことは墓まで持ってくはず…だった。
あまりにもそっぽ向き過ぎると
不自然に思われるかもしれない。
そう思った僕は前を向き、
恐る恐る隣をちらっと見た。
僕は顔が熱くなるくらい赤面した。
なぜなら、ノンケのはずの親友は
耳まで真っ赤にして顔を隠している。
僕が濡れないために入れてくれただけではない?!
まさか、僕のこと好き?と
期待をしていた。
その期待を親友は裏切ることなく、
付き合うことになった。

僕はあの時の相合傘が忘れられず、
今でも傘を〝わざと〟持ち歩かない。
なぜなら、
今も君とこうして相合傘を楽しんでいるから。

僕と君が付き合うきっかけになってくれた
相合傘。
これからも、雨の日が楽しみだ。

【相合傘】


#55

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