『特別な存在』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
貴方にとって特別な存在とは何ですか?
家族、友達、推し。特別な存在とは人それぞれ違います。特別な存在がない人も少なくはないのかもしれません。
でも無理して特別なんて作らなくていいんです。
特別な才能なんて要らないんです。
自分が自分らしく生きる事が出来るのが、また一つの才能なんです。
だから自分を、自分の考えを大切にして生きてみてください。
それだけで、人生は大きく変わります。
特別な存在
君は21gだけ僕に嘘をついていた。
それを知ったのは君がいなくなる前日だった。
机の上に置いたままにしてあった日記。勝手に見るのはいけないとはわかっていながら、好奇心には勝てなかった。そこに綴られていたのは僕の知らない君の姿だった。
心から愛している人がいたこと、彼は交際中に病気で亡くなったこと、僕はその彼によく似ていること…
「今の彼も愛しているけどやっぱりあの人のことが忘れられない。あの人は特別。」
日記の中でそう言い切った君は悪魔なのだろう。
けれど君を責めることはできない。君の21gはもうこの世にはいないから。
…今ごろ愛する彼と地獄でよろしくやってるんだろうか。僕は行き場のない怒りをどこかにぶつけることさえできず、ただ君だった物体を撫でることしかできなかった。
特別な存在。
それは恋でもありえるし、友情でもありえる。
もちろん家族でもありえる。
あなたの1番特別な存在は、
恋?友情?それとも家族に対して?
#『特別な存在』
No.76
君は僕のこと特別な存在と思ってほしいのに
残念ながら君は僕のこと特別どころか眼中にないようだ
特別な存在として思ってもらうには
まずこの悲しい温度差を縮めるところから始めないといけない
特別な存在
ずっと、誰かにとっての特別な存在になりたかった。
誰かの人生に関われるって、とても素敵なことだと思うから。
誰かの、貴方の、その物語のメインキャストになりたくて。
気を引く方法なら知っているから。
気付いた時にはもう遅かった。
その視線が、私の利用価値にしか向いていないことに。
「頭良い」「可愛い」「優しい」……って。
全部、そうやって口ずさむ自分自身を褒めているんだね?
でも、それでもいいよ。
特別な存在になれなくても、
誰かの人生に関われるって、とても素敵なことだと思うから。
……あれ。
私の人生は、結局誰のものなんだっけ。
特別な存在
誰かなのか
何かなのか
特別な存在?
浮かばない
無いことは
無いと思うが
記憶の引き出しに
眠ってるのだろう
特別だから
特別に仕舞われているのだ
きっと
「俺は、君の事が大好きなんだ」
そう言われた時、僕は救われた気がした。
僕の名前は叶斗。自分でつけた名前だ。
僕は皆に嫌われていた。
ある人は、「人とは思えない。」だとか
ある人は、「人殺しだ。」だとか
そんなことを言われた。
【貴方が生まれた時にあの子は亡くなったのよ。】
と、祖母が言っていた。
僕の母は相当愛されていたらしい。
母のことは聞いたことがないため、どんな人かは知らない。
でも、皆と同じように、母を愛するのだろうと思った。
「趣味が悪いな。」
一目惚れ。なんて、本当にあるんだと知った。
俺は望晴。読み方は、 みはる だ。
俺が一目惚れをした日。
それは天気が悪い日だった。
空は雲で覆われていて、今にも雨が降りそうだった。
そんな時に、何故か公園で遊びたくなったんだ。
猫がよく捨てられる場所。
だから猫公園なんて読んでいた。
なんとなく、ブランコが思い浮かんで、靴はどこまで飛ぶかな、とか、自分ごと飛んだら危ないかな、とか考えていた。
猫公園についた時、やはり天気が良くないからか、人は見かけなかった。
やっぱりやめたほうがいいかなと、思った矢先、
誰かがブランコで座っていた。
俯いていたし、体調が悪いと思ってすぐに声をかけた。
「大丈夫?何処か体調が悪いの?」
と、声をかければ、相手は反応して顔を上げた。
瞳は黒く染まっていて光がなかった。
何処か、 助けて 、と言っているように感じた。
あ、好きだ。
そう思った。
別にそういう趣味があるわけじゃない。
本当に全てが好きなのだ。
おかしい、今さっき知った人なのに。
心臓がうるさい。
「…いえ、大丈夫です。心配をおかけしてすみません。」
今更ながら、子供にしては敬語ってやばいなぁ、と思う。
この声も当然ながら好きだと感じた。
流石に自分を心配した。
まぁ、今の俺には関係ないだろう。
例のその子とは今、幸せ絶好調な日々を送っている。
弟二人には最初心配されたが、最終的に幸せを祈ってくれた。
救い出せて良かった。
そして、愛してくれてありがとう。
世界一、愛してる。
特別な存在
特別な存在
君は僕にとって特別な存在だよ
僕は君にとって特別な存在になりたかった
でもやっぱり君の隣を歩くのは可愛くてお洒落でふわふわな女の子
特別な存在になりたかったでも、この想いを伝えたら君にとって僕は、友達ですらなくなってしまう。
「なあ2組の田中さん可愛くねぇ!?」
「あー残念だったね、田中さん好きな人いるよ。」
「えぇまじかーほんとお前どっからその情報仕入れてくるんだか」
「ひーみつー」
こんな想い消えてしまえばつらくないのに苦しくないのに
「僕はさ君の特別な存在なりたかった」
「???急にどうしたんだよ」
「ていうか俺にとってお前は特別だぞ?」
「……そう?」
「そお!!」
あぁそうだねわがままだけど僕はその特別じゃなくて……
はぁ、まぁいっか、
違う形でも君の隣に居れるなら
違う形でも特別な存在ならば
「ほんと僕、お前のそういうところ大好きだ」
「はっ!で、デレたー!こいっ、こいつぅ」
「俺だって大好きだぜ!!!!!」
(あ、ちょっと照れてるかわいw)
両片思い
どんなに憎くても
嫌いでも
外出先で恥ずかしくても
ストレスが溜まっても
結局僕の親だから、
だから放っておけないし
困ってたら助けなきゃ、
ってなるんすよね
【特別な存在】
─────
店員に文句を言う父が嫌いでした
まさに今日の出来事でした
祖父と似てるな、と思いました
私は心から笑顔でいられなかった
でも
何だかんだ
父が一人でいたら
そこに居てあげた方が
いいのかなとか思ったんです。
時々、思い出すことがあります。
お元気ですか
なんて声をかけたくなるけれど、
もうこの声は届かないとわかりきっているから、
特別な存在だと感じます。
また一緒にバスに乗って。
君の後ろの席に座って。
くだらない、どうでもいい話がしたいな。
顔近づけて笑い合いたいな。
君の笑顔も、優しいにおいも。
全部愛おしく感じるの。
もう叶わないのに、
そんなこと考えちゃうのは
君がトクベツだからだよ。
#12
特別な存在
ちょっと思い出したくなってしまって、笑
たまには、いいかな。
長かったけど、ようやく会えた。
君の声を聞いた時は感動して泣いてしまった。
これからどんな子になるのかな。
どんな未来を歩むのかな。
十月十日は長かったよ。
ずっと彼と2人で待ってたんだから。
私と彼にとって、特別な存在。
どんなことがあっても、君を守るから。
私もまだ未熟だけど、一緒に成長していこうね。
大好きな娘へ。
「特別な存在」
誰かの一番になりたかった。
人付き合いには得手不得手があると思っていて、私はそもそも向いていない気がしている。
自分だけが違うことが怖くて、ずっと周りを気にして生きてきてしまったから、
なんとなく同調して、知ったかぶることだけが上手くなった。
昨日のドラマも、新作のフラペチーノも、最近噂のコスメのことも、何にも知らないくせに。
上っ面でいるのに、それでいて私の事理解して欲しいし必要とされたいなんて、自分勝手にも程がある。
でもさ、私のことを理解しようと歩み寄ってくれないと、開く扉も開かないのよ。
だから、上っ面でも、あなたと仲良くなりたい気持ちは本物なの。
最近できた話題のカフェとか、高校の同級生の近況とか本当に興味ないから、もしも私が護廷十三隊だったらの話に付き合ってくれる友達といる時間の方がよっぽど楽なんだよな〜といった0:05
【特別な存在】
特別な存在。
2人にとっては
特別な存在に
なれるかな?
明日も逢いたい。
特別な存在
僕は空っぽな人間。
そう呼ばれていた。
「そういや、お前って好きな人おるん?」
教室の端の方でその言葉を聞いた。
好きな人。
イコール、特別な人。
もちろん、僕には特別なんてない。
そんなのいらない。
特別があるだけで、人は崩れやすくなる。
だから僕は、特別を作らない。
だけど、ある日、特別な存在に出会ってしまった。
とても、僕の視線を奪われる。
そんな存在だった。
『特別な存在』
君はいつの日か私にとっての特別になっていた
君を思うと胸がドキドキするとか苦しくなるとかそういうわけではなく友人として
他の友人に対しては離れていても幸せならそれでいいと思うのに
君だけは私の手で幸せにしたいと思う
でもきっとそれは大きすぎる願いだから
せめて君がこれからも幸せであれるように
君が笑って過ごせる日々が続くように祈ろう
願わくば私の隣で
特別ってなんなんだろう、そう考えていた。でも失って初めて分かった。
「ユリ、嘘だよね?死んだフリ?ねぇ…」
私には君しか居なかった。布団に横たえられた彼女は、もう笑顔を浮かべることはなかった。
笑うと弾ける明るさ。私の傍にいてくれた。ずっとずっと。だから。だからか。
「気がつけなかったね。」
ありがとう。なんて言葉ももう届かないけど、私にとって君は。特別なんだ。
どれほど素敵な相手なのだろう。
まだ見ぬ“あなた”に、私はいつ出会えるのかな?
自分でもちょっぴり惚れがち寄りな体質かなとも思うけれど、ふわふわと心惹かれる「想い」が昔から変わらないのも事実。
だからこそ、たった一度の時を逃さないためにも、私は今の私自身の手で出来ることを怠らずに磨いておきたいのよ。
その日を焦がれ、ずっと夢を見ている。
意外とそれすらもね、私にとっては楽しい時間なの。
【特別な存在】
一緒に笑ったり、泣いたり、恋い焦がれたり。
はたまた怒ったり、どうしようもなく憎しんだり。
自分の感情を揺さぶる
そんな対象全てが
特別な存在なのだと思う。
当たり前に、大切にしたい存在よりも
少し気にした方が良いのは
見て見ぬふりをしたくなるような
そういうやっかいな「特別な存在」。
気に障るような人でも
きっと一つくらいは学ぶべきことがあって
それを学びきらないうちは
そういう存在は居なくならない。
あの時は拒絶でしかなかった誰かのことを
「ああ、あの時あの人はこんな気持ちだったんだな」
と理解できたら、
また少し生きるのが楽になれるんだと思う。
今、憎しんでいる人のことは好きにならなくていい。
過去を振り返って、誰かに優しくすることは出来る。
共感でなくて良い。そっと布団をかけてあげるように。
おやすみなさい、そしておはよう。
ちょっと長いですが悪しからず。
私の特別な人は、世界史の佐藤先生。
動物に例えると……ペンギン?
50代くらいの男性で、声がおっきい。
今日は佐藤先生について話したいと思う。
小学校、中学校と、私は社会が苦手だった。
最低点数は、確か44点?(なお、数学よりは高い。)
ずっと苦手科目だと思っていたが、高校生になるとそれは一変した。
歴史総合、そして公共の授業……。
楽しくって仕方がなかった。
迷わず文系を選んだ。世界史を選んだ。
憂鬱な月曜日も、世界史があったから楽しめた。
大学に行きたい理由なんか無かった。
今は、社会学を学びたい。
目標があるから、勉強も頑張れる。
先日高校2年生を終えた私は、来年度の世界史のクラスを心から楽しみにしていた。
3年生になると、世界史の授業が週4回になるのだ。
(今年は週2〜3回しか無かった。)
友達とも楽しみだね、と話してた。
誰かが言った。
「先生、今年離任するんじゃないかな。」
最初にそれを聞いたときは、まさかね、と思った。
そして突然不安になった。
私の通う高校は先生の母校であり、先生は赴任して8年目になる。
そして先生は今年、私のひとつ上の学年である、3年生の学年主任を務めた。
条件は、十分すぎる程に揃っている。
世界史を受けている友達は、みんな佐藤先生が好きだった。
親しみやすいわけではないが(ちょっと怖い)、授業が分かりやすくてタメになるし、話も上手い。
講義室の大スクリーンを使って行う先生の授業が、何よりも好きだった。
口々に、いなくなったらどうしよう、と言った。
私もそう思った。
もし先生がいなくなるって分かってたら、最後の授業をもっと惜しんで受けれたのに……。
半分諦めつつも、どこか期待をしながら、遂に離任式の日を迎えた。
職員移動の記事が出る前だったので、最後まで先生がいなくなるかは分からなかった。
体育館に集まると、友達と一緒に辺りを見渡した。
ここに先生がいれば、離任式が始まったときに先生は入場して来ない。
「佐藤先生、いる?」
「いや、いない。」
動悸が止まらなかった。
どうしよう、どうしよう。
いなくなったら、どうしよう。
離任式が始まった。
不安は……もちろん的中した。
鳴り響く拍手の中、先生は3番目に入場してきた。
私は途端に崩れ落ち、盛大なため息が盛れた。
先生ステージ似合わないな、なんて関係がないことが頭に浮かんだ。(先生は教室も似合わない)
先生のスピーチは、正直ほとんど覚えていない。
ただ、8年間の思い出と感謝の気持ちを、誇らしそうに述べていた。
私はというと、先生が壇上に立った途端涙が溢れ、式が終わるまでずっと泣いていた。ずっと。
積極的ではない性格な私は、学年も違う、仲がいいわけでもない先生に話しかけに行くことは出来なかった。
やっぱり行けばよかったな、といまは思う。
でもあの日は先生の顔を見るだけで涙が止まらなかったから、やっぱり無理だったかもしれない。
私は、今年受験生になる。
きっと志望校に受かってみせる。
そしたら次は私が、先生を目指して見ようかな。