『特別な夜』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日見たいな 特別な夜は
あなたの素敵な笑顔で
ときめこう
犀川のほとりで 誰かが
顔を覆うように手のひらをみつめていました
不意に立ち上がった彼の人は
月光を浴びて 細くて美しいのです
若緑の着物を着ています
首は青白くて折れそうです
手のひらを月に透かす彼の人は
白い幸せの中 ばったり倒れそうです
くずおれてしまった彼の人が
それでもなお食い入るようにみつめなさる手は
抑えようもなく小刻みに震えています
私はそっと近づいて顔をみたいのです
けれど月が睨んで 私がゆくのを拒むのです
心狂い躍る
特別な夜のことです
「特別な夜」
パート①
出会いはとても偶然で
それはまるで燈火のように
辺りいっぺんに灯を灯す
やさしい燈胸にうけ
凍えた心を溶かしてく
暖まったこの身を纏い
今日この日を無事終える
詠歌
パート②
1人1人特別な夜は違う。人か ものか はたまた別の何かか。あなたが思う特別な夜になりますように
詠歌
まだ君の事をあまり知らない日があった。
買い物に付き合うと言って、君からの連絡を待っていると、風邪をひいて熱があると連絡があった。
僕は初めて行く君の部屋で、一晩中君の看病をした。
朝まで一睡もせず看病をした。
何とか熱がひいたのを見届けると、僕は君の部屋を出た。
朝の太陽が眩しかった。
ただ一生懸命看病しただけだったけど、あの夜僕と君にとって『特別な夜』になった。
そんな夜も今では懐かしい。
特別の夜
闇夜に姿を消して…
あなたに逢いに行く…
やさしい嘘
とろけてしまうの…
特別の夜…
あなたに酔いしれて
夢心地…
小さい頃おばあちゃんの家にお泊まりするのが大好きだった。
といっても私が住んでいる家から祖母宅までは徒歩3分、同じ町内。特別な景色や体験ができる訳ではなかったのだけど。
ある日のお泊まりで私はもうお風呂にも入ったし、夕ご飯も済ませたし、もう寝る準備でパジャマにも着替えてた。
夜9時頃だったと思う。
急にチャルメラが聞こえてきた。珍しく近くにラーメンの屋台が来てた。
なんとなしにチャルメラを聞いてるとばあちゃんがニヤリとそれはいい顔で笑って聞いてきた
「ねえ屋台のラーメンって食べたことある?」
そこからばあちゃんは屋台にラーメン買いに行ってくれて、(屋台は本当に家の前にいた)多分冬だったからかばあちゃんの家の中でラーメン食べた。
めっちゃくちゃおいしかったなぁ…
醤油ラーメンでワカメ入ってるやつ。
ばあちゃんと2人でニコニコして食べてすっごい楽しかった。
ばあちゃんありがと。
四十路になってもあの特別な夜のラーメンとばあちゃんの笑顔を時々思い出すよ。
「特別な夜」
冷たいアスファルトを踏みながら、
街灯の光りは、ずっと続いていく。
津田は歩きながら、こんな事を思い出していた。
昔、2人乗りのバイクで走っていると、自販機が見えた。
『ここいらでコーヒーブレイクかな』
彼女は、理解して、
『何買うの?』
と、聞く。
私は、缶コーヒーを2つ買い、
『飲んでみな』
と、1つ手に取り、飲んでみると、
『美味しい・・・』
『寒い夜に、バイクで走った後、缶コーヒーって異常にうまいんだ』
と、そんな事を・・・。
彼女とは別れたが、そんな事もいい思い出だ。
ヨコハマ買い出し紀行から、
ちょっと拝借。
ふふっ ついつい頬が緩みそう
ら〜ら〜 鼻歌まで出ちゃう
もうすぐ約束の22時
はぁー、あと3.2.1
(きたー、きたー!電話)
私:「こっこんばんは」(げっ、噛んじゃった)
先輩:「ハハッ こんばんはー」
(嬉しすぎて倒れそう!
生声だよ、ナマゴエ!
心地良く響くバリトンボイス、
うわーっ、たったまらない!!)
母∶「お風呂できたよー、早く入って!お湯冷めるから」
(げげっ!
聞こえちやうじゃん、先輩に…
あぁーー母よ!特別な夜を返せーーー!)
先輩∶「また今度にしよっか(笑)」
私∶「はっはいぃぃー↗」
(Oh, My Gad!
やすこみたいな返事しちゃったよ…
あぁ、終わった… 恥ずかしすぎて 母恨む!)
今度なんて いつくるのーー?
今夜は最高に 特別な夜 ってなるはずだったのにーー!
もう、お風呂なんて お風呂なんて…入るもんかー!
って、あっ!お父さんが先に入りそう…
絶対 嫌だ! 一番風呂先越されるの!
んーー!
せめて せめてもの救いに夢で逢えますように…
予定の無い休みの前の日の夜は幸せだ。
そんな日に限って早く眠くなる。
今寝たら勿体ないと思いながら
眠気を我慢するけど、襲ってくる眠気。
頼むから、もう少し夜更かしさせてくれ。
そんな事を思いながらも
寝落ちする瞬間は本当に幸せだ。
5年前に死んだ私の彼氏が帰ってくるらしい。
笑える。
本当にこんなことがあっていいのか不思議で仕方がないけれど、帰ってくるならそれはそれで嬉しい。
でも、今夜の夜中の12時までしかここにいれないらしい。
シンデレラかよ、とツッコミたいとこだけどそれはさておき。
今、私の隣には5年前に交通事故で亡くなった彼氏が。
と、言ってもやっぱり不自然すぎる。
一緒にやりたいことは沢山あるはずなのに。会話も続かないし目も合わせられやしない。
「ねえ、私の事まだ好き?」
「ああ」
なんとなく投げかけた質問に天からさっき帰ってきた彼氏は真顔で答える。
5年ぶりの再開。
嬉しいはずなのに。くだらない愛の答え合わせなんかして何をやっているのだろうと思う。
12時まであと30分。
無言が続く。
それでも嬉しかった。彼氏は真顔だし、私も別に何をするわけでもなかったけれど一緒にこうして居られるのがまた嬉しかった。
でも、突然頭が急激に痛くなる。
ああ、あと30分しかないのに。
頭を思い切り殴られるかのような強い痛み。
その痛さと同時に彼氏が他界した日の記憶が頭を駆け巡る。
―
「なあ、お前誰だ?」
「わたしは、あなたの彼女でしょ…?なおくん?」
「っ…。だからそのなおってのがお前の彼氏だろ。俺はお前みたいなやつ知らねえよ」
夜の公園での言い争い。私の手にはナイフ。
なおくん。ねえ、なおくん。なおくん。なおくん。
「私はなおくんの彼女だよ?ねえ、だから前みたいに好きって言ってよ」
その言葉と同時に私はなおくんの首元にナイフを当てる。
本当はこんなことしたくない。だけど、好きって言ってくれないと不安で。毎日毎日怖くて。どうしようもない。
「おい、離せよ」
「やだ」
その瞬間、なおくんの首元から血が流れる。こんなの、こんなの間違ってる。でも後には引き返せない。
「ねえ、お願いだから、お願いだから好きって言って、それだけでいいから。お願い。なおくん」
ナイフを持つ手に力が入る。
なおくんが口を開く。
「っ、好きだよ、な、?それでいいだろ。いい加減俺から離れてくれよ」
ちがう。これじゃない。なおくんはもっと優しくてあったかくて…
「ちがう!この好きじゃない」
夜の公園に私の声が響く。
「じゃあどれだよ。こんなストーカー女知らねえよ」
「もっと、あったかくて優しい好きだよ」
手に持った包丁がなおくんの血でいっぱいになる。
「痛…。好きだ。好きだよ」
最後、そう言ってなおくんは首にナイフが刺さったまま死んだ。
―
そう、あれは交通事故なんかじゃなかった。
なおくんでもなかった。
あれは、ただの知らない男だった。
知らない男を私は殺した。
なおくんは、なおくんはとっくに死んでた。
頭痛が引くと同時に私の中の記憶が正しいものへと変わっていく。
きっと私は今まで全部の記憶を都合のいいように塗り替えてた。なおくんが死んだことも。偽りのなおくんが死んだことも。
好きがないと不安だったから。
ふと、顔を上げる。
そこにはさっきまで一緒にいた゛偽り゛のなおくんはもういなかった。
部屋の中の時計を探す。
12時3分。
あの男帰ったんだ。
間違えて呼んだな、と不意に思う。
本物のなおくんだったら良かったのに。
でも、あの男のおかげで゛好き゛よりももっと大切なことを見つけられた気がした。
それは、私が5年前に公園で殺した、シンデレラボーイがくれた特別な夜のおかげなのかもしれない。
お題『特別な夜』より
ふ、と思いたち、窓のそばに立つ。顔を近づける。ここで今夜が特別かどうかが決まる。見えるか?星は。月はどうだ?………残念。今夜は曇りらしい。特別な夜にはベランダに出て、空を眺める。冷たい空気に体を浸して、光を浴びる。それだけで、「ああ、今日は頑張った。明日も頑張ろう。」と前向きになれるのだ。そうでもない──例えば今日のような夜は、暖かい室内で、好きなだけ絵を描く。どっちにしたって素晴らしく一日を終えられる。特別な夜は、実は存在しないのかも知れない。
すみません、頭ピンクなんでいやらしいことしか想像出来ません
特別に仕立てた夜をまとわせた
愛ほどうつろなものはないのだ
/お題「特別な夜」より
酔い醒ましにと窓を開け放つ
街灯を二人ぼんやり眺める
言葉を吐くたびに交差する吐息
光に照らされた琥珀色の瞳に捕まる
思わず逸らした視線をどうしたらいいか分からない
長い指で髪を梳き 静かに笑う貴方
熱い掌が頬を包み 引き寄せられる
特別な夜 貴方がここにいる
特別な夜。
今日は君と出会えて一年記念日。
心ウキウキさせながら、遠距離恋愛中の彼女の家へと。
そこで出迎えてくれたのは、彼女の弟くんという男だった。
彼女に兄弟はいない、一人っ子って前に言っていた。
それを言うと、あ、義理の弟なの。って焦った彼女。
少し待ってて、と玄関の前で待つものの、一向に扉を開けてこない。
…まぁそうだろうな、とは思いつつも、一時間、二時間と、待ち続けた。
でも一向に、開けてこなかった。
家の中から音も聞こえなくなった。
逃げたのだろう、勝手な自己解釈。
帰ろうと、その場を立つ。
そしたら、警官に捕まった。
ふたりで無理心中したらしい。
でも一応事件かもしれないとの可能性を見立てて、自分を連行したらしい。
全て話したら解放してくれた、寒かっただろうとカイロと天丼もくれた。
カツ丼じゃないんだね、とは思ったけど。
あったかいふたつの防寒具が、寒さで冷えた体に沁みる。
そしてひとり、寒くて冷たい自分の部屋に帰る。
天井を見て、ため息をつく。
今回は一年も続かなかったな…次の子は何日続くだろう。
139テーマ【特別な夜】
クズか真面目かはご自由にお取りください。
自分はわかっていません。
お前と出会ってから
お前と出会ってから全てが狂ってしまったんだ。
お前と出会ってしまったから、俺の存在は消えかかってしまったんだ。
「ははっ笑 変な顔笑 そんな顔すんなって〜笑」
そう言って俺の頬を優しくつねって俺に笑いかけるお前。
「…、今回もお前にテストの点数負けた…。」
お前は人気者だし、運動神経もめっちゃ良いし、
なんならどの科目でも点数高いから、
俺は勝てるわけが無い。
「まぁまぁ!!今回はたまたまっしょ!!」
たまたまって言うけど、たまたまな訳は無い。
「…お前、…嫌い…。」
お前なんて嫌い。
嫌いや。
「…俺もお前と出会ってから何もかも上手く行かなかったわ。」
俺がお前に言うと、笑ってた顔は一瞬にして消えた。
怒ったような顔もしてるわ。
でも…、何で…何で…!!!!!。
「何でっ…!!!」
俺が机を手で思いっきり叩いて、座ってた椅子さえも少し飛んでしまうような勢いで立って、
お前に聞いた。
そしてらお前は、俺の腕を強く握りながらこう言った。
「…、お前が居たせいで、俺の存在は消えかかってたんだよ…!!!」
特別な夜
意味合いは違うだろうけど
完全にデジャヴな夜があった
そのまま数十分くらい
見た事ある夢のような夜
そこには初めて行ったんだけど
そこからの帰る理由から帰宅まで
そのまんまだなっと
帰りながら思っていた
瞬間なデジャヴなら
それなりにはある
それでさえも稀ではある
なんだったんだろうかと思った
これまでもそれまでも
デジャヴの意味はわからない
ただあるべくとしてあるんだろうね
ふと思い立ってショートケーキとかドーナツとか甘いものを買って帰る。
たくさん頑張った自分へのご褒美。
甘いものを食べる日、それが特別な夜。
【特別な夜】
生暖かい熱風が豪華絢爛な部屋の中にぬるりと入ってくる。
此処はルラビア国。
熱帯の気候を有するこの国には、大変優れた容姿を持つ王子がいた。
彼の名はルルス。
褐色気味の肌に、白い頭髪。
情熱が灯った赤い瞳に、尖った八重歯。
彼を好く女は数多くおり、それは家柄に関係なく彼は魅了的だったからである。
ーー
『うん!綺麗だ!』
彼の名はルルス。
改めて紹介すると、この国、ルラビア国の第一王子。
彼は今、、城から抜け出し海を見ていた。
熱帯地域であるルラビア国は水が必須。
海は西の海岸にしかなく、そこではいろいろな海産物がとれる。
『よっと、、そろそろ城に戻らないと、怒られるかな。』
彼が恐れているのは、おそらく執事長のルカエスのことだ。
彼は厳粛かつ王に忠実な人間で、ルールは絶対に守るのだ。
『よし。謁見だと嘘を吐けばいいか。』
立ち上がり、戻ろうと足を向けたら、、
バシャンッ!
後方で水音が聞こえた。
『ん?』
振り返ると色白で青い髪をした綺麗な青年が、浅い浜辺をパシャパシャと歩いていた。
『、、、』
王子は、友達を見つけたとでもいうような顔をし、ニッコリ笑いながら青年に近づいた。
『よ!俺ルルス!お前の名は?』
青年は凛とした態度で答えた。
『、、ブラオ。』
これが、青年ブラオと王子ルルスの出会いだった。
ルルスはしばしば城から抜け出し、足蹴よくブラオの元へ通った。
ブラオは無表情で何も考えてなさそうな目をしているが、王子という立場であるルルスにとって、それは心地よかった。
『俺、よく言われる。役立たずって。』
いつしか、人生相談もする仲になった。
『そうか?そんなことねえと思うよ?だってほら!ブラオはとっても綺麗な目の色をしてる。俺の心を楽しくしてくれる色だ!役に立ってるぞ!』
ルルスはパーソナルスペースが狭い。
今だってブラオの頬に手を滑らせ、目の周りに指を這わせている。
くすぐったいのか、ブラオは目を細めた。
ブラオの目は、とても鮮やかなオレンジだ。
夕日の色で、自然の色より綺麗なオレンジ。
ルルスはブラオの目の色が好きだった。
『ブラオ。俺、お前のこと好きみてえだ!』
『は、、?そう、なの?』
珍しくブラオは表情を崩した。
『ああ!好きだ!』
ブラオはルルスの笑みにつられ、少し微笑んだ。
『、、俺も。』
2人の思いは、通じ合った。
ーー
ルルスは今日もブラオの元へ行くが、ブラオは来ていなかった。
ずっとルルスは待った。
夕日が沈むまで。
でも、ブラオは来なかった。
ーー
ヒュウゥ、、
風が吹く。
今日は一段と蒸し暑い。
ルルスは眠れず、寝返りを打つ。
ブラオに会えなかったからか、それともこの暑さのせいか。
『はー、、眠れねぇ。』
とはいっても、三日月がちょうど真上に来た時にはルルスは深い眠りについていた。
カタン、
物音にルルスは目を開く。
微睡の中、1人の影がルルスに馬乗りになっている。
『は、、?誰?』
その影はビクッと驚き、ルルスの口を塞いだ。
革手袋の特有の匂いがし、ルルスは顔を顰める。
月明かりが部屋を照らす。
影の顔も現れる。
(え、、?ブラオ?)
ルルスは目を見張った。
暗闇の中、武装した影はブラオだったのだから。
『、、ごめん。ルルス。あの日、お前の前に現れたのも、わざと。家族が3人いて、妹がいるのも、嘘。ルルス。俺もお前が好きだと言ったのも、本当は嘘だ。みんなから役立たずだと言われるのも、嘘。全部全部、嘘だ。』
月明かりに照らされたブラオの瞳は、濁ったオレンジだった。
『今夜は、特別な夜だな。一国の王子であるお前の死を、俺は悲しむよ。これからも。』
ブラオはルルスから手を離し、唖然としているルルスに口付けをした。
『おやすみ。ルルス。お前にとって、特別な夜になったな。俺にとっても。』
ブラオはルルスの胸を貫いた。
特別な夜
足跡で汚れた道は雨で綺麗に洗い流され
住宅街は人っ子ひとり歩いていない
自宅までの道のりを歩くこの数分間は
貸し切りの時間だ
蛍光灯の光
家からもれる光
信号機の点滅が
アスファルトに反射し
ネオンの光のように私を包み出迎える
注文は何にしようか
道端でメニューの光るボタンに指を這わせ悩む
たまにはちょっと高いものを頼もうか
ガコン
普段なら人目を気にして
はしたないとためらってしまうけど
今日は貸し切りだから
そう自分に言い聞かせて
盛大に甘やかしてしまおう
羞恥心が吹っ切れたと感じられた頃には
それは既に喉を通り空きっ腹を満たしていた