お前と出会ってから
お前と出会ってから全てが狂ってしまったんだ。
お前と出会ってしまったから、俺の存在は消えかかってしまったんだ。
「ははっ笑 変な顔笑 そんな顔すんなって〜笑」
そう言って俺の頬を優しくつねって俺に笑いかけるお前。
「…、今回もお前にテストの点数負けた…。」
お前は人気者だし、運動神経もめっちゃ良いし、
なんならどの科目でも点数高いから、
俺は勝てるわけが無い。
「まぁまぁ!!今回はたまたまっしょ!!」
たまたまって言うけど、たまたまな訳は無い。
「…お前、…嫌い…。」
お前なんて嫌い。
嫌いや。
「…俺もお前と出会ってから何もかも上手く行かなかったわ。」
俺がお前に言うと、笑ってた顔は一瞬にして消えた。
怒ったような顔もしてるわ。
でも…、何で…何で…!!!!!。
「何でっ…!!!」
俺が机を手で思いっきり叩いて、座ってた椅子さえも少し飛んでしまうような勢いで立って、
お前に聞いた。
そしてらお前は、俺の腕を強く握りながらこう言った。
「…、お前が居たせいで、俺の存在は消えかかってたんだよ…!!!」
1/21/2024, 11:04:36 AM