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     「特別な夜」 

 冷たいアスファルトを踏みながら、
街灯の光りは、ずっと続いていく。
 津田は歩きながら、こんな事を思い出していた。
 昔、2人乗りのバイクで走っていると、自販機が見えた。
『ここいらでコーヒーブレイクかな』
彼女は、理解して、
『何買うの?』
と、聞く。
私は、缶コーヒーを2つ買い、
『飲んでみな』
と、1つ手に取り、飲んでみると、
『美味しい・・・』
『寒い夜に、バイクで走った後、缶コーヒーって異常にうまいんだ』
と、そんな事を・・・。
 彼女とは別れたが、そんな事もいい思い出だ。

ヨコハマ買い出し紀行から、
ちょっと拝借。


1/21/2024, 11:26:17 AM