『澄んだ瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「澄んだ瞳」
子ども達の瞳を見ると、きらきらと輝いていて美しい。私達は、いつから子どもの様な澄んだ瞳を失ってしまうのだろう。大人になると、子どもの様な好奇心は徐々に失われて、物の見え方が、見たまま感じたままになっていく様に感じる。
冲方丁の『天地明察』を読んだ時、主人公の渋沢春海(1639年〜1715年)が、暦の完成に苦悩しながら、月の軌道が楕円であることに気がつく。いまならケプラーの法則があるので難しいことではないけれど、考えてみて欲しい。江戸時代である。鎖国しているので海外から入ってくる天文の知識も限られている。このくだりで、体が震えるほどの感動を覚えた。
おそらく渋沢春海の澄んだ瞳は美しく輝いていたであろう。満月が、スーパームーンであったり、小さい月であったりするのは楕円軌道だからだ。満月を見上げる時、渋沢春海のことをふと思い出すことがある。
何かを見るときは、見えるままでなく、心の目で捉える必要がある。そのものの中に思いもしない何かが在る時がある。より深く考えることで、真理への入り口が隠されているかもしれない。
そして、子どもの頃の澄んだ瞳が、年齢を重ねても美しく澄んだままでいられる様に、好奇心を失わないでいて欲しい。この世界はあなたと共に無限に広がっているのだから。
澄んだ瞳に映る私が気持ち悪くて、自分だというのに何故か胃から酸っぱいものが上がってくるほどに気持ち悪くて耐えられなかった。貴方の瞳に映るのは嬉しかったけれどその私が大嫌い。
~澄んだ瞳~
はたして猫の目は澄みきっていたのか
その横顔からわかる
まるでガラス玉のような目が
あまりにきれいで
見とれてしまうのでした
「アキラです。」
よく間違えられるんです。
1976年7月から人名としてつけられるようになった漢字で、僕の名前。『瞳』
まず、読み間違えられる事は確実。
書類だけだと性別の男性の所にグルグル太く印をつけていないと女性だと思われる。
今の時代の子供にキラキラネームが多いみたいだけど、僕はその先駆者だと思う。名前付けたのは親だけど。
おじさんと呼ばれる年齢になってもこの名前。
おじいさんになってもこの名前。
苦労が多いでしょうと思われがちだが、意外にも役に立っている。僕の場合は。
職業が、小学校教諭。
僕の目の前にはかわいい童たちが澄んだ瞳をむけてくれている。
中には、ヤンチャな子や、おとなしすぎちゃう子。
モンスターペアレントな親を持つ子。
裕福な家の子。施設の子。
子供達の背景は色々あるけど、教室の中ではみんな平等に。
僕は色眼鏡で子供達を見ないようにと気をつける。
もちろん変わった名前の子も読みやすい名前の子も。
子供の名前は親からの一方的な贈り物。
親からつけられた名前には並々ならぬ願いや由来もあるけれど、自分の名前になったからには自分なりに納得できる解釈に変えちゃっていいんじゃないかと思ってる。
だから、僕の『瞳』って名前はいつまでも、この目の前の澄んだ瞳を濁らせないように手助けするための名前なんだと思っている。
君の澄んだ瞳はいつも美しく輝いてる。きれいな心をもっているからそんな澄んだ瞳をもっていて、君の瞳に映るものはキラキラ輝いているのかな。どうすればその瞳を守れるかな。美しいものだけをみせようか、明るい話をたくさんしようか、楽しい場所へつれていこうか。そんなこと私にできるかな。不安なことも辛いことも私にまかせて。汚れたものを見ないで。
そんな顔しないで。
"大丈夫、君の瞳に映る私は美しい"
私は君の瞳越しに美しさを感じるんだ。
2023/7/30 テーマ「澄んだ瞳」
" "のところの意味
①「私」を心配する「君」を安心させたい
②「君」の瞳に「私」が美しく映れているか確認
③汚れを背負う自分を安心させたい
洗面所で手を洗った時
何気なく見た鏡
まじまじと見る自分の顔
あれ、私こんなだったっけ?
こんな顔つきだった?
というか、、私の後ろにあるのは何だ?
振り返っても、もちろん何もない
もう一度鏡の中を見る
一歩引いて全体を見てみようとする
ほんとのところ、怖くて足は震えそう
だけど、すました顔して立っている
鏡の中に見えるのは
服
古い子供服、流行遅れの若者の服の塊
シェパードの子犬のぼやけた姿
父のカメラと黒い革のカメラケース
色褪せた大量の文庫本、ぬいぐるみ
何百本も絡まり合った点滴のチューブ
古い靴が詰まったビニール袋
破れたエプロン
子どもが作った数々の古い工作
あらゆる酒の空瓶、空き缶
使い古された化粧品の残骸
スクラップされてきれいに立方体に整型された見覚えのある自転車たち
ぼんやりと、でも生々しく浮かぶこれらの影で、鏡に映る私の背後はギッシリ埋め尽くされていた
私は身震いしながら目を閉じた
自問自答
Q.あなたこのまま行きたい?
A.行きたくない。こんなの背負ってたなんて知らなかった。
Q.全部切り離して別の線路に乗り換える?
A.乗り換える!今すぐ!
目を閉じたまま、乗っている車両を切り離したあと外に出て、イメージの中の線路の分岐器を切り替えた
ガシャン!
ゆっくり目を開ける…
背後のものたちはすっかり消えていた
暮れかけた西陽がちょうど目に差し込んで、思わず目を細めた
鏡に映っているのは
白い壁
棚の中の白いタオル
化粧品の瓶
掛け時計
それから
見覚えのある人
懐かしい瞳
やあ久しぶり
ここから楽しくやっていきましょう
"澄んだ瞳"
お互いが休日の今日、2人で近くの水族館に来て少し見て回った後、水族館に常設されているカフェで一休みしていた。アイスコーヒーを口にしながら大我を見る。大我もアイスコーヒーを飲んでいて、自分とほぼ同じタイミングでグラスをテーブルに置く。
ふと大我の目を見る。大我の目は大きくどの角度から見ても光が宿っていてキラキラと瞬いていて、その奥の瞳も澄んでいて、瞳からも「何事も見逃さない」という強い意志の光を放っている。まるで光を一心に浴び吸い込んで、自身の美しさに揺らがず輝く宝石の様。そんな目で射抜かれると、あまりの輝きに見蕩れるのと同時に全てを見通してしまいそうな澄んだ瞳の眼光に物理的に目を逸らす事が出来ない。
そんな目を持った本人は今、透き通った淡い青色の光を宿した穏やかな目で、セットで頼んだティラミスを上品にフォークで切って掬い、口に運んで咀嚼している。
「…んだよ、人の顔ジロジロ見て。俺の顔に何か付いてんのか?」
こちらの視線に気付いて、目をこちらに向けてきた。恥ずかしそうに細められた目の奥の瞳は抗議の色を放っていた。
「いや、…美味しいか?」
「はぐらかそうとしやがって。…まぁ、悪かねぇよ。テメェが勧めてきたとこだし。」
「そうか。」
そういうと再びアイスコーヒーを啜り、再びフォークを手に持ってティラミスを頬張る。その瞳は「美味しい」と語っていた。彼の瞳の唯一の欠点と言えば、澄んでいるが故に口にせずとも目をよく見れば感情がある程度分かってしまう事。
──全く、いつになっても素直じゃないな。
そう思いながら、自身もセットで頼んだティラミスを頬張った。
噂話が好きなお姉様方に囲まれると、段々と自分自身も濁ってくるような気がする。
人の人生を面白おかしく揶揄できるような権利を、果たしてこの人たちは持ち合わせているのだろうか。
そんなことを思いながら笑って話を合わせる自分だって、結局そのような権利は持っていないのだが。
ふと、件の同僚と会話をする機会があった。
知的で、周りへの気遣いを忘れない人。
陰でコソコソと歪んだ笑みを浮かべている先輩方よりも、よっぽど人間ができていると思う。
話の隙間にそっと相手の目を見やると、澄んだ瞳がそこにあった。
臆病で卑怯な自分を見透かしているような、けれどもそんな自分すら受け入れてくれるような瞳。
あぁ、わたしもあなたのような人間になりたかったな。
そう思いながら、今日も同じように顔を歪ませる。
書く習慣/117日目。
「 澄んだ瞳 」…
オタちゃん「ウホ…五条だ!」
オタクくん「撮りに行くです!」
お友「行くでござる」
私「ござる?!…まぁいいや」
オタちゃん「すみません、写真いいですか?」
五条(コスプレ)「いいよ〜」
オタクくん「僕も僕も」
お友「拙者もお願いでヤンス」
私「ヤンス?!……はぁ…
本当に大丈夫かなぁ…」
五条(コスプレ) 「大丈夫…僕、最強だから」
私「撮るぞ〜、ハイ↑(DIO)チルノ…」
全員「え?」
〈カシャ〉っと写真を撮る📸
オタクくん「あの、目隠しも外せますか?」
五条(コスプレ) 「いいよ」
3人は、澄んだ瞳を…
……この後…我々は多分、
五条 違いをしていた。
五条勝(コスプレ)「ヘェア」
3人の澄んだ瞳は消えた…
オタクくん「特級呪物だ…」
お友「うわァァ…無為転変だ」
オタちゃん「獄門彊で封印しなくてわ…」
私「五条 勝 やないかい」
五条勝(コスプレ)「なんで分かるんだよ」
(頭のカツラを外しながら)
私「・・・」
五条勝(コスプレ)「M・ゴジョーもあるよ」
この後、何やかんや盛り上がったとさ…
(私以外な)
・・・人ゴミ多い所苦手。
澄んだ瞳か、
汚れや邪念がない…そんな目の表現…
ふむ…確かお願い事にそんな目をして
キラキラってする描写あったな…
( ✨ω✨ )ほら、澄んだ瞳だよ
こんな純粋(仮)な私に、100$を…
( ^ω^)何?100$は高いし無理って?
(円)より$(ドル)の方がそりゃ高いからね…
澄んだ瞳…目の色が青とか綺麗な色で産まれてみたいかもな〜…
一重で目ちっさく糸目だけど…(泣)。
では、また明日…
君の瞳はとても澄んでいて美しい
まるで…サラマンダー (♪) の様だ。
「澄んだ瞳と聞いて、君は何を思う。」
教授が僕にそう問いかけた。
「人の瞳でしょうか。何かを頑張った人とか、慈愛の視線を思いつきました。」
「…そうだったな。」
教授は物静かで、少し会話が歪な人だったから話はそこで途切れてしまった。僕には教授の質問の意図が読めなかったけど、きっと凡人にはわからない何かを深く考えているのだろう、そんなことは察せた。
次の日も僕は研究室へと向かった。
「頼まれていた資料、ここにおいておきますね。」
「……」
カタカタとキーボードを打つ音がする。
昼過ぎ、閉めているはずの窓から春の妙な暖かさがこちらを覗き見をしている。少しうざったい。
「教授、もう一年になりますね。」
僕が死んでから。
教授は生物の細胞研究の最先端の研究をしている人だった。
僕はその助手として努めながら自身の研究も進めるという、学生ならではの忙がしさをその身で感じつつ、日々を過ごしていた。
僕の研究は教授の研究とは正反対で真っ向から対立するような意見の証明だった。世間一般に広く認められた教授の論理を覆そうとする異端児の僕にも手を伸ばして不器用ながら支えてくれたのは他ならない、教授だった。
「君の研究が証明され、世に出れば今以上にたくさんの人が救われるだろう。」
そういい、自分の人脈をこれでもかとふんだんに使って支援してくれる人を探してくれた。
教授のおかけでようやく研究が軌道に乗ってきたとき、俺は刺された。
犯人は同じ研究室にいた奴だった。
友人だった。忙しい研究の合間に飲みに行ったり、互いの研究内容に指摘し合ったり、夜ふかししながらビール片手に論文を読み明かした夜もあった。次の日は教授の授業サポートなのに、結局一睡もせずに遅刻しそうになりながら会場に走った。教授は不愉快そうに片眉を上げていつもの無表情に戻ったあと、ため息を付いた。どうやらお咎めはないようだ。
ふと現実に戻された。
お前はたまに変に怯えた顔をする。
その瞳は何を見つめているかわからないほどに濁っていた。
「…死んで、幽霊になって。
それでもお前は…なんで笑うんだ。」
「幽霊は驚かすものじゃないのか?」
「いや、違う。違うよ。違うんだ。本当にすまなかった……殺すつもりはなかったんだ…ごめんな…ごめんなさい。」
「またか。そんなに思い詰めるのならばやらなければいいことを。」
そう言い、警官の服装をした男がこちらに近づいてくる。
一瞬誰のかわからなかった。
警官バッチには澄んだ瞳をした気弱そうな男がこちらを見つめていた。
■澄んだ瞳
それは貴方の生き様を映す鏡。誠実に、手抜かりなく、惜しみなく。そして、子どものような好奇心のひとさじと。
そんな瞳に、いつだって一瞬で心を持っていかれてる。
夏休みになるとどこに行ってもいる。大変申し訳無いがそれがとても憂鬱で、夏休みなんて早く過ぎ去ってくれと思ってしまう。
デパート、スーパー、コンビニ、カフェ、レストラン。どこに行っても逃げ場はない。勘弁してくれと降参気味にイヤホンを耳に突っ込んで、聞こえないように防ぐことしかできない自分が厭らしく思える。
前はこんなにも子供が苦手じゃなかったのだ。恐怖の対象ではなく愛情を抱く対象だったはず、なのに。
いや、原因はわかっている。どんなに忘れたくても心が、脳が、体が覚えていた。
僕はあの日、澄んだ瞳に殺された。
純粋な気持ちが当時怯えきって何もかもが敵だと思いこんでいた僕の心を無残に殺したのだ。
愛らしく悪を知らぬ小さな手の群れと、その笑い声が。
僕だって同じだった。子供の頃があった。
だから心の中で謝る事しかできないのだ。
16.『澄んだ瞳』
Nの話をしよう。
Nは私の彼女で、かれこれ付き合いは長く、10年以上は
一緒に居る為か、彼女の奇行や、よく言えば天然、悪く言えば何も考えていない発言には慣れているのだが、
唯一慣れない物がある。
Nの澄んだ瞳だ。
私を見る時、Nは何時も新しい何かを望む様な、
私の反応を楽しむ様な、脅迫とも言える様な瞳を向ける。
私は人より身長が高く、女性にしては高めの170㎝以上
あるのだが、Nは150㎝くらいと小さめで、立っていると
確実にNが上目遣いという形になる。
私が人の頼みというか、Nの頼みに弱い事を知っている
かの様に、Nは私の腕に体を押し付けて可愛く控えめな
上目遣いを向けておねだりをする。
お前それ誰にでもやってんのか?
そう思う時もあった。
最初は鬱陶しいとしか思わなかったが、
今となってはNは私以外におねだりをしない事に
少しの優越感がある程には落ち着いた。
私はプライベートではカラコンを入れたりウィッグを
被ったり、その日その日で装いを変えるのが
好きなタイプだ。化粧も服装によってコロコロ変えている
ため、日によって雰囲気が違う。
対照的に、Nは普段から服の雰囲気も化粧も変えない。
髪型は私が担当しているのでコロコロ変わるが、
N自身、自分が気に入っている物をずっと使い続けるタイプ
の人間なので、一度決めたスタンスは基本崩さない。
カラコンを入れる事も怖がったり、つけまつ毛も
苦手意識を出す。だからNの目元は基本いつも変わらない。
変えないのか一度聞いてみたら、
「だって〇〇が見つけてくれなくなっちゃうでしょ?」
と、カラッと笑った。
飽きるほど見てるんだから見失うわけ無いのにね。
Nの目元を気に入っていた私は特に何も言う事なく、
「ふーん」
と話を流した。しかしNは食いついて来た。
「え、似合ってない?」
「いや、そーゆー訳じゃない」
「何々?」
興味津々な子供の様に澄んでいて、明るい瞳が私を覗く。
思ってみれば、私はNの瞳から逃れられた記憶がない。
「あ、いや別に…」
この瞳を向けられると、私は忽ちタジタジになってしまう。
脅迫とも思える瞳が逃してくれない雰囲気を発する。
冷たい瞳でない事が、私をより不安にさせる。
この優しい瞳をみんなに向けてると思うと、
何とももどかしい。
いっそその瞳をくり抜こうか。
何度思ったんだろう。
歪むことの無い瞳はいつもNの感情を示している。
不安ならば揺れ、涙を流し、嬉しくても揺れ、涙を流す。
その瞳が欲しい。その瞳が憎い。その瞳が惜しい。
仕舞い込んでしまいたい。
そんな瞳で、私を見ないで欲しい。
私を見離さないで欲しい。
相対した気持ちをグッと堪えて、
私はNに微笑みかけると、
今日もNは満足そうにその目を細くして笑った。
うん。その顔が良い。それが一番可愛い。
澄んだ瞳には何が写ってる?
輝かしい瞳の奥には
希望が満ち溢れ、
純粋な心に囲まれている。
私はまだ大人にはなりたくなかった
この目で汚れ切っているこの世の中を
まだ知り得たくなかった。
いつからだろう
このようになってしまったのは。
お題:澄んだ瞳
「おねーちゃんはどこから来たの?」
唐突に、小さな男の子に言われた
───────
誰も私を見てくれない
一人で悩んで、傷ついて、傷つけて、嫌われて
それでも愛されたくて
そんな葛藤に悩んでいた15の夏──
私は自ら命を絶った
目が覚めた先はいつもの世界と変わらなかった
ただ、周りの目に私が映らないだけ。
私を嘲笑う同級生も街ゆくサラリーマンも
コンビニの店員も
私のことは見えていなかった
死んでも尚愛されなくて孤独な私の世界
「おねーちゃんはどこから来たの?」
私の世界を照らした声の主は小さな男の子だった。
海のような瞳で僕を見ないで
何もかも見透かされていそうで
こわくなる。
今にも羽ばたいていきそうで
僕のそばから離れていきそうで
きらきら星降る瞳に溺れそうで
きらきらと
純粋で
透明な
何色でも染まれる瞳
そんな瞳を持つ者は
明日も変わらず生きれるだろう
未だ見ぬ未来に夢を見て
でも、無理は禁物
染まり過ぎるのも疲れるのだから
お題 澄んだ瞳
貴方のその
真夏の雲一つない空のような澄んだ瞳で
まるで全てを許すかのように見つめられると
どうにも自分の不甲斐なさに嫌気がさしてしまって
貴方のその深い海さえも
枯らしてしまいそうなる。
だからどうか許してほしい
今夜全てここに残して君の前から姿を消すことを。
それでも覚えていてほしい
時に我儘で時に無害な
私という雲を。
キラキラと輝く君の黒い瞳。茶色の瞳の私より綺麗な瞳だ。君の背に乗って何処までも行きたいかったな。私は暫し青い空を寂しげに見つめながら、思い出に浸っていた。
人混みの中でも目立つ君の澄んだ目を
奪って、染めてしまうのは星々と打ち上げ花火。
夏休みにしか会えない君に、もっと僕を見てほしいって思ったけどやっぱり言えないや。
星も花火も無くなってしまえば僕を見てくれるかな?
でも、無くなってしまったら君が涙を流すから
今年も僕は君の澄んだ目を眺めている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつも私のことを見てくれる貴方が好き。
星空に上がる打ち上げ花火を見ないで
私を見ている貴方が好き。
夏休みにしか会えない君に、もっと私を見て欲しいって思ったけど言えないや。
もっと色んなものに釘付けになればもっと私を見てくれるかな?でも釘付けになればなるほど、貴方が寂しげに私を見てくるから
今年も私は星空に浮かぶ打ち上げ花火を見ている。