束の間の休息』の作文集

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束の間の休息』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/8/2024, 3:42:23 PM

「束」は長さを表す単位だそうです。てのひらの幅、つまり指4本分が目安。わたしのてのひらは、友人らと比べても大きいので、その分、多めに休息をとっても許される、ということにします。

 ハロウィンが近いので、レトロでポップでちょっとダーク、みたいな音楽を部屋に流しています。ふわっとした言葉と概念でも、なんとなく検索できるのが良いですね。昔のラジオの音源を今の媒体で再生したときのような、ざらざらバリバリしたノイズ混じりの音が好きです。

 コーヒーの豆の香り、どうしてあんなに魅力的なのかしら。うっとりしちゃう。でも道具は無いので、ドリップコーヒーの封を切ったら、鼻を突っ込まん勢いで中の空気を全部吸います。一粒ひとつぶから放たれる匂い全部。最高。鼻腔がキマる。職場のひとたちには見せられない姿だな。

 仕事終わり、わざと乗り過ごしてひと駅分歩いて帰ることがあります。そういうときは、適当なカフェの甘い飲み物を片手に、いつもより大またで、背筋を伸ばしてゆったりと歩きます。そしてお洒落ドリンクはときどき、串にささったつくねや、スパイシーなチキンになります。そろそろおでんになるかもしれません。

 冷蔵庫にパウンドケーキが2本。生ハムも2種類。強い。衣食住どれも大切ですが、やはり食は本能で別格という気がします。食べる・寝るができていればとりあえず大丈夫。指標です。出勤のために1分1秒を争う朝や、職場で他人とコミュニケーションを取りながら食べる昼と違い、夜は本当に自分のためだけのごはん。一汁三菜揃えてもいいし、パックごはんに生ハムと温玉乗せて食べてもいいし。自分を幸せにして、ちゃんと寝ます。

 指4本分の休息の話をしました。
 面白いアプリを見つけられて嬉しい。ここでアウトプットの練習をします。



「束の間の休息」

10/8/2024, 3:40:48 PM

思春期真っ只中の息子。

少し反抗的になってきた。

だけど思いっきり反抗もできない模様。

私が小言を言うと「はぁ〜」と
イラついたような大きなため息で地味に反抗。

あえてどうしたの?と聞くと、「ホッと一息」との事。

この言葉の中には反抗したい。
だけど反抗しちゃダメだって
考えて出た言葉。

そんな優しい心が嬉しい。

でも大丈夫!心の準備はできてるからかかってこい!

束の間の休息はこれで終いじゃ!

10/8/2024, 3:39:16 PM

ペパーミントのハーブティーを透き通ったガラスのシンプルなカップへ。
黄金色のその液体がトポトポと、カップと同じようなガラスのポットから注がれる。
周りに良い香りが広がり、柔らかな湯気が立つ。
ふわふわのブランケットを膝の上へ。
りんごのように赤く少し光沢がある面と、白猫の長い毛足のような面のリバーシブル仕様。
素晴らしい手触りを堪能しながら赤い面を表に向ける。
お行儀よく並べられているカラフルなぬいぐるみたちから大きめのを一匹、今日のお茶のお供へ。
両腕でぎゅっと抱きしめたら、その柔らかい頭に自分の顔を埋める。
『やることはまだいっぱい残っているのに、こんな時間ばかり妙に大切にしてしまう』

10/8/2024, 3:36:01 PM

『故人図書館に、ご来館ありがとうございました。』
「相談乗ってくれて、ありがとう。司書さん。」
『いえ。貴方様の為になる事が、至上の喜びですので。』
「そうだ。これ、どうぞ。」
『こちらは…?』
「紅茶だよ。最近のマイムーブなんだ。だから司書さんにもお裾分け。」
『それはそれは、ありがとうございます。』
「それじゃあ、また縁があったら。」
『貴方様の物語、お待ちしております。』

テーブルの上に、小さな紅茶の紙袋を置いた。自然と出る溜め息。最近の子は、どうやら死にたがりが多いらしい。
『死ぬなら、勝手に死んで欲しいですねー。』
壁にかかった鏡に目をやる。そこには、無愛想な顔が映る。慌てて、笑顔を作る。しかし、気力は沸かない。それ程までに、疲れが溜まっているのだ。

故人図書館。ここは、犯罪者の私に神様がくれたものだ。ここでは、色々な人間の過去が覗ける、不思議な本が置いてある。私はその本を管理し、人間の悩みを解決へと導いていく。…まぁ、死へと誘っているだけだが。それでも、半数は生き延びようとしている。そしてまた悩む。それのループだ。馬鹿馬鹿しい。疲れた。面倒くさい。
『でもまぁ、神様には抗えないんですけどね。』

あるだけの力を振り絞って、紅茶を淹れる。すぐに香りが鼻につく。私は、カップに紅茶を注ぎ、少し飲む。そして、シュガーポットから角砂糖を三つ取り出し、紅茶に投げ入れた。また少し飲む。
『やっと、飲める味になりましたよ。』
周りを見ると、本しか目に映らない。見慣れた風景。でも、何だか今日は、嫌いじゃない。時計が、一時を告げる。束の間の休息も、もう終わり。すぐに悩める人間がやって来る。私は、頬を少し叩いた。よし、今日も頑張りますかね。

『ようこそ。故人図書館へ。本日はどういったご要件でしょうか?』

10/8/2024, 3:34:10 PM

『束の間の休息』

おっ、どしたー?
そっちから連絡くれるなんて珍しいじゃん

最近ずっと忙しそうだったもんなー
こっちから連絡しても返してくれなかったし…
もう俺のこと忘れてるのかと思ってた…

冗談だって!
ごめんって!

そうなんだ
じゃあ、束の間の休息って感じ?

ということは…
またしばらく連絡くれないのかぁ
そっかぁ…

そりゃ、寂しいよ?
早く会いたい
…君もそう思ってくれてる?
へへっ、嬉しい

次、休み取れたらさ、2人でどこか行こっか

会えなかった分、2人で色々な所に行きたい
いっぱい抱きしめたい

好きだよ

頑張れよ、応援してる

じゃあな

10/8/2024, 3:33:22 PM

今は、老若男女、待合室などで、休憩しているときは、スマホ見つめて時間を過ごしている。昔は、本、新聞などをよんでいた。スマホは、生スタイルを

10/8/2024, 3:31:49 PM

大勢の人間が遠くからかけてくる音がした。母はその音を聞くや否や娘の私に言った。「ついてきなさい」と。つかつかと書斎に入ると本棚の前に立ち何やら呟いた。すると本棚が二つに開いた。そこには薄暗い空間が広がっていた。中に私と入るとまた母は何やら呟いた。すると出口が塞がった。そのまま母は私に言った。「今から悪い人たちがこの家を荒らしにくるわ。目的は私とあなたを火炙りにすることよ。あなたはこの家に人が入ってこなくなるまで、ここに隠れていなさい。」「いやだよ。ママはどうするつもりなの」私は必死に駄々をこねた。母は私の目線の高さまでしゃがみ込み、私の頭を撫でた。「もうすぐ人が来るからあまり時間がないの。ママは悪い人たちを懲らしめに行くわ。だからそれまで悪い人に見つからないようにお利口にしてて」母の優しげでどこか堪えたような表情を見て、私は泣かないようにした。「うん。わかった。絶対戻ってきてね」「ええ約束よ。それじゃあここを出る方法を教えるわね。それから・・・」その会話が私と母の最初で最後の束の間の休息となった。

10/8/2024, 3:28:51 PM

「禁止する旅」


何もかも放り出したくなることって、あるでしょう?
でも、それを実行する人はそれほど多くない。

もぎ取った有給は一日。
貴重な一日だ。どう過ごすかが、問題。

一日中家に閉じ籠もってゴロゴロするのも悪くはないが、ネットで動画見たりSNSをダラダラ眺めて終わってしまう気がしないでもない。
それはもったい無いような気がした。
それに、最近思うところがあり、デジタルデトックスというものをしてみるのもいいかな、と思ったのだ。

有給前日。
退勤後、会社の最寄り駅のロッカーに預けた荷物を取り出し、新宿駅へ向かう。
構内で焼酎ハイボールとじゃがりこを買って、予約していた特急に乗り込んだ。

スマホの電源を落とす。
本当は置いて行きたいけど、万が一のこともあるので持参するけど使わない。

この旅が終わったら、また怒涛の日々だ。
だけど、今からお家に帰るまでは、明後日以降のことは考えない。

スマホ禁止。
仕事のことを考えるの禁止。
あの人との将来に関することも、考えるの禁止。

縛りは多いけど、何も考えない一日を過ごしたいだけ。

ゆっくりと走り出した電車が揺れる。
窓ガラスに映る自分は、疲れと期待が混ざっている顔をしていた。


────束の間の休息

10/8/2024, 3:28:19 PM

雨は日暮れに降りだした。

もう秋だと云うのに空気は湿めっていて、
私の体をベタつかせている。

最近、気を張り詰めていたのではないか。
ふと、そんな気がしてせっかくなので、
公園で雨宿りをすることにした。

深い意味はなかった。
少し洒落た喫茶店でも良かったし、
油で汚れた中華店でも良かった。

たまたま近くに公園があって、
たまたま懐かしい気持ちになった。
ただ、それだけだった。

束の間の休息。

雨の音も、雨を弾く傘の音も。
水溜まりを走る、車の水しぶきも。

なんだか、久しぶりに聞いたような気がする。

また、明日がやってくる。

私は、どこか涼しげに。
されど強かに、公園を後にした。

10/8/2024, 3:24:11 PM

題 束の間の休息

束の間、
ちょっとだけだから・・・

私は大きな木の下の涼しそうな木陰にチラッと目を向けるとそこへ吸い寄せられるように向かっていった。

午後の日差しが柔らかい。
まだ夏には早い、ちょうど涼しいひととき。

木陰で座っていると、不思議の国のアリスのことがふと頭をよぎった。

なんだろう

クスッと笑みがこぼれる。

木陰に座ってまどろむ私の前をうさぎが今チョッキを着て走っていったらびっくりして目が覚めるんだろうな・・・

そんなことを考えている間も、やさしい風の誘惑に抗えるわけもなく、私の瞼はどんどん下がっていく。

気持ちよいと何か思考を挟むヒマもないくらいあっという間に意識が夢の国に飛んでいってしまうんだろうな。

そう考えたのを最後に、私は意識を手放した。


ハッ

不意に目を覚ます。

「いけない!!」

辺りが暗いのが一番最初に見て取れて、私は覚醒直後勢いよく立っていた。

ああ、やってしまった・・・私のカバンに入っている図書館の本にチラと目をやる。
今日返そうと思ってたのに・・・。

仕方ない、また次に返そうか。

そう思いながらスカートをはたいて起き上がる。
今何時かな?

時計をみると、もう夜の七時だった。

なんてこと!!

時間を見て驚愕する。
束の間の休息のはずだったのに

それなのに、何時間もこんこんと眠りにふけってしまった。

それでも・・・
わたしは傍らにそびえ立つ心地よい日陰を作ってくれた木に軽く手を当てた。

それでも、とても有意義な時間だったと思う。
凄く疲れもとれたし、どうしようもなく気分もいいから。

「ありがとう」

優しい気持ちで木にお礼をいうと、私はカバンを手に持って足取りも軽く家へとハミングしながら帰宅したのだった。

10/8/2024, 3:21:01 PM

束の間の休息

 タイムマネジメントこそ、地方改革の礎となる。
 その力強い言葉に感銘を受けたのは、僕だけではなかった。若者世代を中心に大多数の票を集めた新知事は、満を持して「あと五分だけ」条例の採択に踏み切った。これで束の間の休息が確約されたのだ。僕は歓喜の涙を流した。その感動を同期たちと共有することも忘れなかった。
 「あと五分だけ」条例は、朝の7:00から五分間、時計が進まない無の時間が与えられるというもの。その代わり、深夜23:55からの五分間が無くなる。無の時間は何をしてもいいが、休息が優先される。
 当然、僕はその五分間を二度寝にあてることにした。それはあまりにも豊かな五分間だった。本来、存在しないはずの時間なのだ。忙しい朝とはいえ、目を閉じるのに罪悪感を覚えることもない。たかが五分、されど五分だ。噛み締めるように味わうことで幸福感は倍増。日中のパフォーマンスが向上したのは言うまでもない。僕は仕事にも精を出し、メキメキと成果を上げた。
「時計とか面倒臭くない?」
 飲みの場で、他県の友人が言った。
「それは大丈夫。システムが調整してて、朝7時以降は他県と合うようになってる」
 どうだ、羨ましいだろ、と満面の笑みで言うと、友人は大きく息をついた。
「そういうの、なんて言うか知ってる?」
「え、なになに?」
「朝三暮四」
「……」
 どういうわけか、僕は急に疲れてきた。

10/8/2024, 3:20:47 PM

束の間の休息

あーもう疲れたな
短かった旅路もとりあえず終わろうかな
ふぁ…眠いや
おやすみ
また会う日まで

10/8/2024, 3:17:31 PM

束の間の月陰、というのがあって、これを公式にガチインと読ませているらしく、珍しく言葉のセンスがいい。
(ときどき「てにをは」がおかしいだけに)

10/8/2024, 3:15:56 PM

風が入る部屋でさ

掃除してたりしてさ

ちょっと一息つくとさ

タイミングよく風が吹いてさ

あぁ、いい休日だなって思うんだ

そんで夜にはさ

友達と飲みにいって

楽しく過ごすわけ

いいよね、こういうの

10/8/2024, 3:12:25 PM

五線譜の上に並ぶ黒色と白色の楕円を追いかける日々が私の青春だった。
音楽の中でも、特に歌というものは非常に原始的な表現方法だと思う。言葉を発する延長に、節があり、メロディーがつき、歌となっていく。
私は物心ついた頃からシンガーソングライターだった。例えば、「今日の夕飯はたらこスパゲッティがいいなあ」というこれだけの文章にメロディーをつけて、歌うことができた。あなたにもきっとできただろう。
それだけ、歌は原始的で、感覚的なものなのだ。
それをこの楽譜という形で、紙面に残し、誰が見ても再現できるようにしたイタリアの修道士に、ノーベルわたし賞を授与したい。ノーベルに許可を貰えるかは分からないが。

「ここで休まない!この八分休符で次のメロディーへの勢いをつけるんだよ!」
声楽科出身の顧問の溌剌とした怒声が響き、私たちは演奏を中断した。
どこか心地よい怒声だ。
私はシャープペンシルで、小枝のような記号にグルグルと丸をつけた。
休符を休みだと思うと音楽の流れが止まってしまう。休符は次のフレーズへの助走であり、跳び箱の手前に置かれているロイター板でもある。
何度も言われて耳にタコができそうだが、顧問の指摘を意識して再度同じところを演奏する。
「そう!」
満足気な顧問の反応。
今度は怒声によって演奏をストップすることはなく、川が流れるように音楽が溢れていく。

昨日の雨で少し勢いを増した川を横目に見ながら、10代の頃のそんなワンシーンを思い出した。
今日は美術館に行き、本屋で資格勉強のための書籍を購入し、喫茶店でホットケーキを食べて、帰路についている。
私は先週、仕事を辞めた。
辞めた理由は色々あるし、限界だった。
生活に不安がないと言ったら嘘になる。
けれど、今は休符を演奏しているだけなのだ。この時間が、未来の私を形作ると信じている。
休符があったって、五線譜は続いているのだから。

19.束の間の休息

10/8/2024, 3:10:45 PM

束の間の休息って言い訳してバイトや学校が休みの日だらけてる自分、そろそろ変えなくちゃ!

10/8/2024, 3:09:45 PM

初めてここに投稿します。
お題:束の間の休息

バイトをしながら、また、休日でも共通で、
空いた時間でする事は、読書と映画鑑賞。

読書では、自分の好きな分野でもある
生き物(猫科の生き物)、恐竜、宇宙関連の本を、
探しては、読む事が多いです。
小説みたいな文字を、読むよりも、
写真等、文章等を、読む、見る時間が好きです。

映画鑑賞は、
上記の、自分の好きな分野でもあれば、
お父さんお母さんが好きな映画のジャンルを、
鑑賞して、新たな好きなジャンルを見つけたり。
また、自分がうまれた平成よりも前にあった
実際の出来事を、元にした映画を観たりして、
考え方と、知識を増やすひとつの機会。
それが、私にとっての、
束の間の休息で得る知識と思い出です。

10/8/2024, 3:03:47 PM

ああ。本当に、お疲れさまでした。
 今日貴女は、ご伴侶の前で泣き始めてしまいました。
 けれどそこから、きちんと二人で落ち着いて話ができました。

 ご伴侶も驚き、落ち込んだ様子でしたね。
 それでも、貴女のことを大切に思い、貴女と共に生きたいと強く願っているから、きちんと努力しようと思う、と言ってくれました。貴女はそれを嬉しく思う一方で、それでもだめな可能性もある、とはっきり伝えることができました。

 彼は、実際のところ、貴女に相当執着しているようです。
 ご伴侶自身も気づかなかったほど、彼の奥底に隠されていたその欲求が、貴女の心に少し響きました。
 貴女は、強く強く、求められたいのです。それを叶えてくれる人なのかもしれないと思い直せたのは、素晴らしいことでした。

 これは、嵐の間の、束の間の休息に過ぎないのかもしれません。 
 それでもきっと、貴女はご自分の本当の幸福のために、進んでいくことを諦めないでしょう。それが、貴女の強さですから。

10/8/2024, 3:03:09 PM

#束の間の休息

 その部屋は、建物の奥まった場所にある。
そっと扉を開けると、先客達の意識が一斉にこちらへ向くのが分かる。
私と入れ違いに、男が一人足早に外へ出て行く。
 部屋は狭く薄暗く、空調の音だけが大きく響いていて、性別も年齢も雰囲気もバラバラの者が四人、小さなテーブルを囲んで立っている。
 皆それぞれ宙を見つめ、決して目を合わさず、言葉も交わさない。
 我々は見知らぬ、背徳の同志なのだ。
私を含めここにいる全員が、たった一つの同じ目的のために集っている。
 社会においては嫌悪され、健全な人々を見れば後ろめたさに襲われる、我々は…。

 「おーい、まだ?」
外で待たせていた友人が、扉の隙間から顔を覗かせた。
腕時計を指してるから、もう時間がないらしい。
「ごめんごめん」
 私は慌てて二本目の煙草をもみ消し、愛煙家にとって束の間のオアシスである喫煙ルームを出た。

10/8/2024, 3:02:05 PM

束の間の休息


『〇〇、時代一覧の順番難しくね?』


『安土桃山時代の次は、明治時代か…』


テストでカンニングをしたら0点になる為、
事前に時代の順番を男子たちと予習していたのだ


『〇〇』

〇〇『どうした?芽衣子?』

芽衣子『採点テスト持っててくれない〜?』


私は、男子達と別れて
テストを取りに行く途中に、階段から滑り落ちた  








〇〇『………ッ…』


人々の声

『安土桃山の餅美味しいわ』

『えぇ』

『最近できたばかりの江戸時代の餅も美味しいらしいわよ』




江戸時代?聞いたことがない
安土桃山時代は、1568〜1868年までだ。


そう、私がタイムスリップしたことを
まだ知らない



〇〇『痛いィ………』

どうやら私は、どこかに落ちたそうだ。
そして、1人の男が私と共に倒れていた。


??『………おい、お前、オレの刀に足を乗っけるなよ』


〇〇『え?あっ!ゴメンなさい…』

??『……………』

〇〇『あの…何ですか?』

着物のような服装している男性が私のことをジロジロと見ている。


??『お前、見かけない服装しているな』

〇〇『え?これは、制服で………』

??『制服?とにかく、お前来い』



見かけない服装?えっ………じゃあ………此処は、
令和時代ではないの?

〇〇『あの…』

??『なんだ?』

〇〇『此処はどこ?』

??『この場所、知らないのか?』

〇〇『はい…サッパリと分かりません…』

男性は、私の方へと振り向き[えどだ]と言い切った


〇〇『えど??』

??『そうだよ。江戸だよ。安土桃山時代を江戸に変えたいんだ』と、彼は瞳をキラキラさせながら宣言した。

(イマイチ会話が弾んでいない………会話しずらい…)

男は私の手を強引に引っ張りながら歩き出していく


そして

『岡田以蔵を見つけたぞーー!』

『クソ!バレたか!』

『岡田以蔵を捕まえろーーーー!!!!!』

と、私と男の近くに隠れていた男が何者かに見つかり
素早く私の横を走り去って行った。

〇〇『岡田以蔵?』

??『あぁ、あの男か。彼は、偽名で岡田以蔵と名乗っている。彼の他の偽名は、死柄木弔、河上彦斎だ。
本名は志村転孤だ。』

〇〇『あの人、忙しそうですね…』

のちに、私は、彼を死柄木弔と呼ぶようになる。


??『ところで、お前の名前を教えてくれよ。』

〇〇『〇〇です…』

怯えたまま彼に伝えた。そして、

『俺は、土方歳三だ。宜しくな』と、
微笑んだ顔で伝えてきたのだ。

『土方さん………』





束の間の休息だった

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