瞳野愛太郎

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ペパーミントのハーブティーを透き通ったガラスのシンプルなカップへ。
黄金色のその液体がトポトポと、カップと同じようなガラスのポットから注がれる。
周りに良い香りが広がり、柔らかな湯気が立つ。
ふわふわのブランケットを膝の上へ。
りんごのように赤く少し光沢がある面と、白猫の長い毛足のような面のリバーシブル仕様。
素晴らしい手触りを堪能しながら赤い面を表に向ける。
お行儀よく並べられているカラフルなぬいぐるみたちから大きめのを一匹、今日のお茶のお供へ。
両腕でぎゅっと抱きしめたら、その柔らかい頭に自分の顔を埋める。
『やることはまだいっぱい残っているのに、こんな時間ばかり妙に大切にしてしまう』

10/8/2024, 3:39:16 PM