『暗がりの中で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これから生きる人生の
残された時間が絶対的に短くなると
今までの長い時間の中で、まさに…
「暗がりの中で」と言うドン底を
何度か味わった…
走る車の中で泣きながら子供のように
どうしようもない感情と戦った日…
美容師の見習い時代…
いじめられて雑巾を顔にぶつけられても
歯を食いしばって、トイレに駆け込んで
声を押し殺し隠れて泣いた日…
「もう嫌だ…無理…終わった」
人生の難題が目の前にあると、こうやって
一回はドン底に落ちる…けれど…
落ちきったら、地を蹴って上に上がる
しかないとやっとその後に気付く
暗闇から光を見つけ、上に上にと
這い上がって、今日も私は無理難題を
何とか片付けながら今これを書いている
小説を読んでると思う。なんでそんな綺麗に作者の気持ちや行動を想像させることができるの。
キャラの表情や見た目、店の内装や雰囲気も全て短い文章で分かりやすく表現されているのを見るとやっぱり小説家ってすごい!って思う。私には一生無理だろうな。
本読もうっと。本って面白いなぁ。
何で寝る前のスマホってやめられないんだろう
逆に眠れなくなってしまうことは分かっているのに
スクロールする手が止まらない
あ、ほら、もう朝日が
『暗がりの中で』
相手の性格を決めつけて
人と接してはいけない。
人は想いを全て言葉にしていない
つまり、言葉にされてない想いがある
そのことを頭の片隅に置きながら
相手の話を聞かなければいけない。
これら2つのことを片時も忘れてはいけない。
それを忘れて会話をすると、
存在しない人物像を生み出すことになり、
互いに苦しむことになるから。
例えば「プライドが高く、見下している」と
性格を決めつけて相手と会話をする。
不思議とどんな発言もそう聞こえてくる。
思い遣りからくる言動も、反対の意として受け取られる。
(原理はちょうど、私が10月に投稿した「奇跡を起こすのなんて簡単だ」の原理と一緒だ)
自身の発言を勘違いされて受け取られた者は
どんなに説明しても
相手に真意を理解されることはない。
相手に捏造された人物像を取り壊せる者など
普通の人間にはそうそういない。
取り壊そうと怒ったり、必死になったり
口論になった時点で、
「プライドが高く、見下している」の一部となる。
そしてそれが、繰り返されていく。
最後に、人それぞれ性格はある。
それに基づいて言動も起こる。
けれど、全ての言動がその性格に基づいて起きているわけではない。
時には厳格に、時には優しく、時には慈愛に溢れ。
実は一貫性があるのではなく、その時々で起こっている。
これまでの自身の性格と整合性を取ろうとする人もいるけれど、私と接する時は整合性を気にしなくていいと理解すると本当にのびのびとしだす。感謝をしないと言われる人も感謝してくれる。
人を決めつけず、言葉にされてない想いがあるかもと念頭に置いておく。
それだけで、暗がりの中でもがいている人を浮上させられるかもしれない。
暗がりの中で
玄関の人感センサーライトが
光った…
え?
誰も通っていないのに…
私はリビングで1人
冷や汗をかいた
✴️194✴️暗がりの中で
「停電」
「だ、大丈夫かっ?」
「うん、大丈夫っ!」
「いてっ!」
彼女の声が聞こえたと同時に、思いっきり頬を叩かれた。
「あああ、ごめんね、ごめんね!」
思わずうずくまる。
いや、こういう状況の時ってさぁ……
ラブコメとかだと「きゃっ!」とか言って女の子が縋り付いてきたり、つまずいた拍子に互いの体が密着したりするもんじゃねぇの?
俺は叩かれた頬をさすりながら周囲を見渡した。
文化祭前日。
我が文芸部は、明日頒布するコピー本の製本作業が終わらず、こっそりと部室で作業をしていた。
下校時刻も日没時刻も過ぎ、数時間。
お互い言葉を発せず、夢中で作業に取り組んでいた。
すると、突然、電気が消えたのだ。
「やっぱり、これ停電してるよな」
目を凝らしても、何も見えない。
「ああああどうしよー」
「お、落ち着け」
不安そうな声をあげている彼女を抱き寄せ安心させてやりたいが、さっきのように無意識に攻撃されては敵わん。
とりあえず、何か明かりを……
そうだ!
「絶対動くなよ。じっとしてろ」
スマホが置いてあるはずの方向に向かって手を伸ばす。
かつん!
「うおわっ!」
ゴトッ!
どうやら手を滑らせ、机の上から床にスマホを落としてしまったようだ。詰んだ。
「大丈夫?すごい音がしたけど」
「ああ、気にするな。スマホ落としただけだ」
「スマホ……あ!」
暗闇の中、彼女の顔が浮かび上がった。
「ポケットに入れといて良かった〜」
彼女がスマホで周囲を照らす。
俺は自分のスマホを拾い、画面を確認。大丈夫、壊れてないようだ。
「どうする?」
「懐中電灯あったっけ?」
「わかんない」
「とりあえず、片方のスマホで照らして、もう片方のスマホの電源を落としてから探そう」
あーあ。
間に合うのかな、これ……
あと、こんな状況でふたりきりって……
「こういうのって、ワクワクするね!」
さっきまで不安そうにしていたというのに。
明かりを手にした途端、妙に楽しそうになっている彼女に思わず笑ってしまう。
無邪気な笑顔に、邪なことを考えていた自分を恥じる。負けだ、負け。俺の負け。
あぁ、こういうところが好きなんだよなぁ……
────暗がりの中で
「暗がりの中で」
トンネルの先。
海だったらいいのになぁ。
暗がり中で
見えない 寒い ここはどこ?
ぐるぐる浮かぶ 暗いモンスター
飛び出す?いやだよ いやだよ このままがいい
ここも外もきっと怖いから
殻に閉じこもる
フェイスに彩りのキャンパス塗るまでは
私じゃない? 本当の私に
さようなら
もがきながら 見つける 光
先が見えない暗がりの中。
希望の光をさがしながら、私はさまよう。
“暗がりの中で”
ある年の年末、友人と映画を観に行った。マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画で、わたしはここで初めて彼はこういう人だったんだ、こういう歌も歌っていたんだと知った。
ふと映像から目を落とすと、寝息のような音が聞こえてきた。左隣を見ると友人が寝てしまっている。年末だしよっぽど疲れていたんだな。右隣にもちらと目をやると、右隣の人も眠っていた。師走はみんな忙しかったのだろう。
再び映像に目を戻し、もう会うことができない彼の姿を目に焼き付けた。
ふと、疲れてしまう時がある。
たぶんそれは、普段目を逸らしている『疲れ』というものを認識してしまった瞬間なのだと思う。
吐いた息が溜息になってしまうこと。視線が下を向いてしまうこと。朝起きるのが億劫になってしまうこと。食事すらも抜きたくなってしまうこと。
日々を丁寧に一歩づつ歩んではいても、どうしたって、どうしようもなく、蹲って殻にこもってしまいたくなる。そんな瞬間がある。
(呼吸ってどうやってしたっけ)
無意識に前を向いて。無意識に努力して頑張って。無意識に限界を視界外へ追いやる。
その、無意識だって、労力は必要なこと。それは変えられようのない事実で。でも気づいてしまえば動けなくて。そんな瞬間に自分が今何をしたいのかが理解できなくなる。
やらなくちゃいけないこと。するべきこと。片付けるべきもの。したほうがいいこと。etc....... それらはわかる。動け、と 脳は指示を出してくる。
でも、やりたいこと、目標、夢......そんなものを見失って。自分の立ち位置がわからなくなる。
(そもそも、なんで、息、しなきゃいけないの)
Should,
Must,
Need,
主語すらない。理由も知らない。望みもない。なのに何故……
(……わからない、や)
答えは未だ知りもしない。
それでも、盲目の目で眩いばかりの朝日を認識した。今日がまた始まる。
□■□■□■□■
テーマ; 暗がりの中で
「暗がりの中」
私は夢が(寝てるとき)、暗がりの中を永遠歩いている。
そして、見えないから穴に落ちたら、近いうちに
地震が起きる。だからこれは、予知夢になる。
最近は寝れない。ヤバイのか?これは?
どうしたらいいか、わからない。天変地異が、おきすぎて。
能力が出そう。大きな地震が近いうちに来るような........
もうさよなら
何も言わないで
それを望む君
私はさよなら。
テーマ「暗がりの中で」
暗がりの中で1人。
あどけない湿った空気に
ここで諦めたらと立ち止まる
どれだけ楽になりたくても
厄介な生き物に生まれてしまった限り
その先の自分を未来を見たいから
止まり続ける訳には行かない。
『暗がりの中で』
街道の灯籠を巡っていけば次の宿場に辿り着けると教わったのだが灯籠に化けた獣のせいで道に迷わされ、気がつけばあたりは暗闇に包まれていた。しかし日の暮れまではもう少し猶予があったはずだし、伸ばした手のひらすらもわからないほどの闇とは少し出来すぎている。これも獣の仕業だなと当たりをつけるがどうしたものか。うかうかしているといつの間にか胃の中に収まっているということにもなりかねない。
思案の末に大きな声で独り言をつぶやく。
「あぁ、腹が減ってきたし寒くなってきたな。ここらで火を起こして闇をやり過ごすとするか」
荷物から火打ち石を取り出すと辺りの闇ににわかに緊張が走った。燃やすものなどないだろうと高を括っているようだが、誰を相手にそんなことを思っているのか。
鳥の形の形代に息を吹き当て、石を打った火花を載せる。轟々と燃え盛る鳥と化した形代が羽ばたくと火は闇に次々に燃え移り、ついに獣が正体を現して散り散りに逃げていこうとした。その一匹をむんずと捕まえる。
「たぬき鍋にちょうどよいな」
ドスを効かせた声でにやりと笑うと小さな獣は震え上がって泡を吹き、気を失った。散り散りに逃げたはずの獣たちは焦げながらも戻ってきて嘆願するかのように震えながら揃って鳴き出した。
「人を食わぬと約束すれば、鍋にするのはよしてやろう」
何度か頷くように頭を振るのを是とみて解放すると、獣たちは今度こそ散り散りになって逃げていった。
あたりはすでにとっぷりと日が暮れていたが空には月も星もあり、遠くには灯籠のぼんやりとした明かりが街道沿いに続いている。
「……鍋は惜しかったかな」
腹の虫が鳴くのを聞きながら、気を取り直して歩き始めることにした。
明日晴れたらいいなって、暗がりの中で思ってた。
ここは雨も風もなければ、雷なんて騒がしいものもない。静かで暗くて居心地がいい。手足はとっくに闇色に溶けて、どこにいるかもわからない。
布団の中だったような、部屋の隅だったような。路地裏の地面かな、森の不法投棄場かも。どこでもいい。暗がりはわたしの居場所なの。
眩しいネオンも華やかな服ももういらない。多すぎる噂話、誰かの意地悪な笑み、もう見たくもない。でも。
飛び立つ白い鳩が映えるような、透き通る青い空の朝を……
実はずっと待っている。
――来るはずなんか、ないのにね。
『暗がりの中で』
暗がりの中で息を潜め目を凝らしていると、獣にでもなったような気になる。
きっと仲間たちも、同じように感じていることだろう。
俺は気配を殺し、辺りを窺い、手にしていた物をさっと放り投げた。
それから5分……10分……
「よし、もういいぞ」
仲間の合図で、詰めていた息を吐く。
それと同時に、誰かが部屋の明かりを点けた。
「うわ、なんだこれ!」
「誰だよ、チョコレートなんて入れたヤツー」
「道理で甘い匂いがすると思った」
先程までの緊張感が一気に消え失せ賑やかになる。
意外なモノが混入されているのも、闇鍋の楽しさだ。
俺は甘い匂いのする手を、みんなに気づかれないようそっと隠した。
「キノコは、暗がりの中で栽培する場合もある」
食い物に関してはよく頭の回る、某所在住物書きである。今回のお題に対し、まずキノコの暗所栽培とホワイトアスパラ、それからモヤシを挙げた。
「自然の中で原木栽培、って手もあるさ。暗がりの中でも明かりの中でも、まぁ、まぁ」
ちょっと幻想的な森の中で、不思議なキノコに霧吹きかけて世話云々、なんてハナシは書けそうよな。
物書きはエモ系をひとつ閃いて、しかし書かず、他を考える――エモは少々不得意なのだ。
「暗がりの中で丸い目がキラリ、ってのは?」
それはギャグと思われる。
「暗がりの中から変質者は?」
それは完全に防犯の啓発である。
他に「暗がり」は何があるだろう?
――――――
最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。某稲荷神社敷地内の一軒家に、人に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしており、
そのうち末っ子の子狐は、食いしん坊の食べざかり。美味しいものは何でも大好き。
近頃は魔女のおばあちゃんがひとりで――もちろん、店員さんやコックさんは複数人居ますが、それらはすべて、おばあちゃんの使い魔なのでした。ともかく「人間」としてはひとりで――切り盛りしている喫茶店の、パンプキンスープがお気に入りです。
ところで、この喫茶店の店主であるところの魔女。去年の春か夏のあたり、海の向こうから東京へ、はるばる引っ越してきたのでした。
そして去年、稲荷の末っ子子狐に、ハロウィンを教えてやったのでした。
おばあちゃんの故郷では、おみくじケーキを楽しんだり、暗がりの中で焚き火をしたりするのだと。
「おばちゃん、おばちゃん!」
コンコン子狐、今年も魔女のおばあちゃんに、ハロウィンのおはなしを聞きに行きました。
「はろいんは、ハロウィンは、なにするの」
「あなたたち子供は、オバケの格好をするのよ」
使い魔猫のジンジャーとウルシに魔術師ローブの飾りを付けて、魔女のおばあちゃん、言いました。
「カゴを持って、お友達同士で、近くの家を回るの。そして『おもてなししなさい、さもなければイタズラするぞ!』っておどして、大人から美味しいクッキーやキャンディーなんかを貰うの」
日本では、「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」で定着しているわね。魔女のおばあちゃんは補足して、穏やかに、にっこり笑いました。
それを妙な方向に学習したのが子狐です。
『オバケの格好して人間を怖がらせれば、お供え物が貰えるのだ!そうに違いない!』
『暗がりの中から飛び出し「おそなえしなきゃ、祟るぞ」と言って、お供え物とお賽銭を貰おう!』
「キツネ、はろうぃん、する!」
食いしん坊のコンコン子狐。まずはお母さん狐の茶っ葉屋さんのお得意様であるところの、藤森という雪国出身者のアパートへ行って、コンコン。
「おそなえしなきゃ、たたるぞ!」
「子狐。それを言うなら『菓子を寄越さないとイタズラするぞ』だし、日付が違う」
子狐の背景を全然知らない雪の人は、それでもハロウィンのことだと察した様子。
「ハロウィンに、出たいのか。仮装がしたいのか」
子狐にお揚げさんも、お稲荷さんもお賽銭もくれないで、どこかに電話を始めました。
「こうはい。急にすまない。頼みがある」
あれ(お揚げさん貰えない)
おかしいな(お供えもお賽銭も貰えない)
電話が終わって数十分。
雪の人藤森のアパートに、藤森の職場の後輩、高葉井という女性がすっ飛んできました。
「コンちゃんデコって良いってホント?!」
手には100均の狐のお面、魔術師ローブ、それから数分〜十数分の突貫工事で自作したとは思えない、ハイクオリティで少し和風な魔法の杖。
コンコン子狐、高葉井に「おそなえしなきゃ、たたるぞ」と言うまでもなく、あれよあれよ、これよこれよ。和風な魔法使い妖狐に早変わり。
そうか!オバケの格好だ!
これで人間がお供え物をくれるようになるんだ!
尻尾ぶんぶんビタンビタン。子狐は目を輝かせ、
外に飛び出す前に、藤森に体を掴まれて、
最後の仕上げにハーネスとリードを付けられ、
記念撮影スマホでパシャリ。
気が付けば、東京の少し明るい暗がりの中で、数日早めのハロウィンお散歩をしておったのでした。
「……あれ?」
ちがう。ちがうそうじゃない。
キツネ、お供え物が欲しいの。お揚げさん食べたいのであって、お散歩したいんじゃないの。
コンコン子狐、どうしてこうなったかポカン顔。
そのまま藤森と高葉井と、2人1匹して、暗がりの中でお散歩を続けましたとさ。 おしまい。
昔から魔法少女は私の憧れだ。
魔法のステッキを片手にふわふわのスカートとリボンたっぷりの装飾のワンピースで決めポーズをする姿が大好きだ。
敵を倒すシーンや他のストーリーには目もくれず、オシャレに変身してからの決めポーズまでしか記憶にない。たぶん魔法少女よりオシャレな変身が好きなんだと思う。
自分がそうなりたいとは思わないし、画面の中でしか観られないところに憧れが詰まっている。夢は夢のまま綺麗なままでいてほしいという私のこだわりなのだ。
真っ暗な部屋に帰ってくると沈んだ気分が少し和らぐ。明かりをつけて引き出しに隠したノートとペンを机の上に並べたらもう最高だ。ページをめくるたび架空の魔法少女と私好みの衣装が現れてワクワクする。映像をつくれるほどの技術はないけど絵を描くのは割と得意だ。ネットや本で服飾の情報を集めて、人体の描き方も勉強して、憧れの魔法少女を描く。
なんの楽しみもない人生に花を添えてくれる可愛くて素敵な魔法をつかう特別な存在。いつか映像もつくってみたいな。
【題:暗がりの中で】
暗がりは怖い
先が見えないから
何に襲われるかわからないから
出口のようで、奥深くへと迷い込んでしまうから
だから道導をするんだ
迷った時に、確かな指標になるもの
縋るものが欲しいから